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勇者ヨ、星になれ!
毒を食らわば皿までもってね。
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「ちょっと、ケント、なんでこんなことになったの?」
「す、すみません。マリーお姉たま。これは、ギルフォードの弟を得るための布石なのです。
「本当でしょうね。嘘だったら、あんたを一生飼い殺しにするから」
ちょっとちびった。ヤバイ。
ミラー嬢もこちらをジト眼でみている。あれは、疑っている眼だ。ヤバイ!
その夜、こってりとマリー姉たまにドレインされたボクは涙目で勇者への復讐をあらためて誓うのであった。
その頃勇者パーティーでは
「クソ!どうなってんだ。」
「魔王とできるだけ対決せずにだらだら面白おかしく暮らす作戦が裏目に出たようね。」
「どういうことだ、リリー。」
「多分、女神が業を煮やして新しい勇者を送り込んだのよ。」
「なんだって!じゃ奴は本物だっていうのか。」
「思い起こしてみなさいよ、あなたが、勇者になったのも、前任者が使命を果たせなくなったからでしょ!」
「う、そ、そうだった。じゃ、あいつに直接手をだすのは・・・・・。」
「まずいでしょうね。下手したら、今ある加護すら取り上げられて、その上、死んだら地獄行きよ。」
「となると、一刻も早く俺たちで魔王を倒さないといけないってことか。」
「私にいい考えがある。」
カミラがにやにや笑った。
「あの勇者はともかく、確かあの公女ってSランクのマリーよね。そしてマリーといえば・・・・・」
「そうか、ショタを大勢送り込んで骨抜きに。足止めができるわけか。」
「その間に出立、倒しちゃいましょ!」
次の日、大勢のショタが送り込まれてきて、ボクは涙を流して喜んだ。もう少しで勇者たちをゆるしてしまうところだった。だってもう、サービスしなくていいだもん。
ボクはこの天国が1日も長く続くことを祈ったのだった。
その間に勇者が出立したことも知ったがボクは全然焦っていなかった。だって、ボクには、あのパーティーでは、絶対に善戦はできても魔王は倒せないことを知っていたからだ。まあ、せいぜい、頑張って露払いをしてくれればいいさ。
「す、すみません。マリーお姉たま。これは、ギルフォードの弟を得るための布石なのです。
「本当でしょうね。嘘だったら、あんたを一生飼い殺しにするから」
ちょっとちびった。ヤバイ。
ミラー嬢もこちらをジト眼でみている。あれは、疑っている眼だ。ヤバイ!
その夜、こってりとマリー姉たまにドレインされたボクは涙目で勇者への復讐をあらためて誓うのであった。
その頃勇者パーティーでは
「クソ!どうなってんだ。」
「魔王とできるだけ対決せずにだらだら面白おかしく暮らす作戦が裏目に出たようね。」
「どういうことだ、リリー。」
「多分、女神が業を煮やして新しい勇者を送り込んだのよ。」
「なんだって!じゃ奴は本物だっていうのか。」
「思い起こしてみなさいよ、あなたが、勇者になったのも、前任者が使命を果たせなくなったからでしょ!」
「う、そ、そうだった。じゃ、あいつに直接手をだすのは・・・・・。」
「まずいでしょうね。下手したら、今ある加護すら取り上げられて、その上、死んだら地獄行きよ。」
「となると、一刻も早く俺たちで魔王を倒さないといけないってことか。」
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