50 / 113
連載
183.想定外の出来事(コースタスク視点)
しおりを挟む
「それでこれからどうするの? 色々と想定外の事が起こっているみたいだけど? 悪い方の意味でね」
「ミランダ、口を慎め」
「だって、本当のことじゃない。予定通りだったら今頃もう子供を攫って、ここから離れていたはずなのよ。それでゆっくりと温泉に浸かっていたはずだったのに。もう、ドラゴンとの戦いで、体がかなり汚れちゃって、気持ち悪いったら」
「お前は一体、ここへ何をしに来ていのだ」
「あら、私はここへ、楽しみのために来ているのよ。後はついでよついで。そして後の楽しみのためにも、ここでのことは成功してほしいから、こうして話しをしに来ているのよ。戦う理由は違うけれど、あなた達の最終目的と、私の楽しみが同じ。私がここに居る理由はそれよ」
「何故お前のような者が。はぁ」
「ついでに言わせてもらうけど、互角にドラゴンと戦っていると言っても、正直私達の方がやっぱり押されているのよ。まぁそれは、さすがドラゴンって言ったところだけれど。このままだと不味いんじゃないの?」
「お前達、少し静かにしろ。今、これからの事を考えている」
私がそう言えば、すぐに黙るビルトルートとミランダ。今、私の所に来ているのはこの2人だ。他の幹部は、それぞれの持ち場で待機させている。
私達はドラゴン達との戦いを一時中断し、エセルバードの治めている里から、少し離れて場所まで移動してきていた。それにはいくつか理由があり。私の想定外していなかった事が起こったのだ。いや、それについて考えてはいたが、その考えを上回ったと言った方が正しいだろう。
最初に起きた想定外の出来事。これは少し前にも起こった事については、想定内のことだったが、エンシェントドラゴンが2度目の抵抗を示したのだ。
1回目の抵抗の時、私はすぐにエンシェントドラゴンの抵抗に気づいた。もともと奴隷契約は、もし奴隷が抵抗をすれば分かるようになっている。しかし私の場合は、自分の命を元にして奴隷契約をしているため、普通の奴隷契約よりも、さらに相手のことを感じ取る事ができる。
そんな私の奴隷契約に反抗してきたエンシェントドラゴ。その抵抗は数十分続き、そして反抗したために罰が発動した。
それからすぐにピロートから連絡が入り、詳しい状況を聞いたが、その時の抵抗は、あの時点でのエンシェントドラゴンの力を考えると妥当のもので。最初の抵抗くらいならば何も問題はなかったため、そのまま子供を追わせる事に。
だがそれから数時間後。エンシェントドラゴンが子供に追いついただろう頃に、またエンシェントドラゴンが抵抗を示したのだ。しかもその抵抗は、私の考えを遥かに超える抵抗で。すぐに様子を確認しに行っていた者から連絡が入ったが。
エンシェントドラゴンは、子供とフェンリル、そして鳥を連れて、私の元へ来ることはなく、そのままどこかへ飛び去ったと。
私の考えでは、1回目の抵抗、そして2回目の抵抗ともに、エンシェントドラゴンの力は、そこまで変わらないと。
確かに子供の元へ着く頃には、かなり力が戻っていただろう。ただそこに行くまでにもかなり力は戻っていたため、そう考えていたのだ。
しかしこれだけの抵抗を示すほどの差が出るとは。完全に私の考えが甘かった。そのため少し予定が狂ってしまい。
私は、エンシェントドラゴンが子供を攫ってきたら、ドラゴンの森は部下達に任せ。自分は子供を連れて、すぐ別の場所へ移動しようと考えていた。が、その計画が狂ってしまった。
ただ、どれだけエンシェントドラゴンが抵抗しようとも、これに関しては計画の時間が遅くなるというだけで、重大な問題ではない。
エンシェントドラゴンの抵抗はいつか終わる。そしてその抵抗が長ければ長いほど、私の元へ戻るように、あの奴隷契約には魔法が付与されている。その魔法が発動すれば、エンシェントドラゴンは私の元へ戻ってくるのだ。
命令も、強制的に実行させるための魔法が付与されているため。何故子供を連れ、ここから離れたかは知らないが、結局は強制的に戻ってくる時に、子供も連れてくる事になる。だから時間はかかっても問題はない。
どちらかと言えば、もう1つの想定外の方が問題だ。ピロートが意識のない状態とはいえ、向こうに捕えられた事が。ピロートが向こうに捕えられた事だ。
私はピロートだけではなく、幹部全員に、そしてその幹部の下の者達、そう、使い捨ての者達以外に。敵に捕えられそうになった場合、情報を漏洩させないために、自害するための呪いを覚えさせていた。
その呪いはその辺の弱い呪いではなく、確実に自害するための強力な呪いで。捕えられそうになったピロートは、その呪いを使ったそうなのだが。
まさかエセルバードの妻、アビアンナというドラゴンが、その呪いを消してしまうとは、思いもしなかった。
何故あの強力な呪いを消す事ができたのか。報告では頬を何発か叩き、それで呪いを消してしまったと。そんな事があるのか? これは本当に予想外だった。
これではもし、また捕まる者が出てきた場合、やはり呪いを消され、死なずに捕えられ、私達の情報が漏れれば、面倒な事になりかねない。
「それで、これからどうするの?」
「エンシェントドラゴンと子供の方は、そのうち強制的に戻ってくる」
そう、戻ってくるが、それでも私の想定外の事が起きているからな。気をつけなければ。
「今。ジェルロウを向かわせている。あちらはジェルロウに任せ、こちらはできる限りドラゴンと魔獣を減らすぞ。これからの事を考えればどの道、ここのドラゴン達は邪魔な存在になるからな」
「しかしミランダではありませんが、ここへ来てから、あまりドラゴンも魔獣も減っていませんね」
「ふん、そこはさすがドラゴンとこの森に住む魔獣と言ったところだ。が、これ以上私達の力は、今の段階では上げることはできない。あの方が復活されるまでは。それに向こうには、かなりの力を持った治癒師がいるからな。だが、それでも邪魔な者は消さなければ。お前達はそのまま、自分達の持ち場でドラゴン達を何とか消せ」
「かしこまりました」
「分かったわ。様子を見てまたしかけるわ。それで良いでしょう?」
「ああ」
2人が私の前から消える。そうだ、これからのため、今は少しでもドラゴン達を消しておかなければ。
そしてその合間をぬって、これから連れて来られるピロードの対策をせねば。隙をつきその場で殺せるのであれば殺す。
それにしても、エンシェントドラゴンは、罰を分かっていて、強制的に戻る事を分かっていて、何故子供を連れて行ったのか。あの子供には私が気づいていない、何か秘密があるのか?
「ミランダ、口を慎め」
「だって、本当のことじゃない。予定通りだったら今頃もう子供を攫って、ここから離れていたはずなのよ。それでゆっくりと温泉に浸かっていたはずだったのに。もう、ドラゴンとの戦いで、体がかなり汚れちゃって、気持ち悪いったら」
「お前は一体、ここへ何をしに来ていのだ」
「あら、私はここへ、楽しみのために来ているのよ。後はついでよついで。そして後の楽しみのためにも、ここでのことは成功してほしいから、こうして話しをしに来ているのよ。戦う理由は違うけれど、あなた達の最終目的と、私の楽しみが同じ。私がここに居る理由はそれよ」
「何故お前のような者が。はぁ」
「ついでに言わせてもらうけど、互角にドラゴンと戦っていると言っても、正直私達の方がやっぱり押されているのよ。まぁそれは、さすがドラゴンって言ったところだけれど。このままだと不味いんじゃないの?」
「お前達、少し静かにしろ。今、これからの事を考えている」
私がそう言えば、すぐに黙るビルトルートとミランダ。今、私の所に来ているのはこの2人だ。他の幹部は、それぞれの持ち場で待機させている。
私達はドラゴン達との戦いを一時中断し、エセルバードの治めている里から、少し離れて場所まで移動してきていた。それにはいくつか理由があり。私の想定外していなかった事が起こったのだ。いや、それについて考えてはいたが、その考えを上回ったと言った方が正しいだろう。
最初に起きた想定外の出来事。これは少し前にも起こった事については、想定内のことだったが、エンシェントドラゴンが2度目の抵抗を示したのだ。
1回目の抵抗の時、私はすぐにエンシェントドラゴンの抵抗に気づいた。もともと奴隷契約は、もし奴隷が抵抗をすれば分かるようになっている。しかし私の場合は、自分の命を元にして奴隷契約をしているため、普通の奴隷契約よりも、さらに相手のことを感じ取る事ができる。
そんな私の奴隷契約に反抗してきたエンシェントドラゴ。その抵抗は数十分続き、そして反抗したために罰が発動した。
それからすぐにピロートから連絡が入り、詳しい状況を聞いたが、その時の抵抗は、あの時点でのエンシェントドラゴンの力を考えると妥当のもので。最初の抵抗くらいならば何も問題はなかったため、そのまま子供を追わせる事に。
だがそれから数時間後。エンシェントドラゴンが子供に追いついただろう頃に、またエンシェントドラゴンが抵抗を示したのだ。しかもその抵抗は、私の考えを遥かに超える抵抗で。すぐに様子を確認しに行っていた者から連絡が入ったが。
エンシェントドラゴンは、子供とフェンリル、そして鳥を連れて、私の元へ来ることはなく、そのままどこかへ飛び去ったと。
私の考えでは、1回目の抵抗、そして2回目の抵抗ともに、エンシェントドラゴンの力は、そこまで変わらないと。
確かに子供の元へ着く頃には、かなり力が戻っていただろう。ただそこに行くまでにもかなり力は戻っていたため、そう考えていたのだ。
しかしこれだけの抵抗を示すほどの差が出るとは。完全に私の考えが甘かった。そのため少し予定が狂ってしまい。
私は、エンシェントドラゴンが子供を攫ってきたら、ドラゴンの森は部下達に任せ。自分は子供を連れて、すぐ別の場所へ移動しようと考えていた。が、その計画が狂ってしまった。
ただ、どれだけエンシェントドラゴンが抵抗しようとも、これに関しては計画の時間が遅くなるというだけで、重大な問題ではない。
エンシェントドラゴンの抵抗はいつか終わる。そしてその抵抗が長ければ長いほど、私の元へ戻るように、あの奴隷契約には魔法が付与されている。その魔法が発動すれば、エンシェントドラゴンは私の元へ戻ってくるのだ。
命令も、強制的に実行させるための魔法が付与されているため。何故子供を連れ、ここから離れたかは知らないが、結局は強制的に戻ってくる時に、子供も連れてくる事になる。だから時間はかかっても問題はない。
どちらかと言えば、もう1つの想定外の方が問題だ。ピロートが意識のない状態とはいえ、向こうに捕えられた事が。ピロートが向こうに捕えられた事だ。
私はピロートだけではなく、幹部全員に、そしてその幹部の下の者達、そう、使い捨ての者達以外に。敵に捕えられそうになった場合、情報を漏洩させないために、自害するための呪いを覚えさせていた。
その呪いはその辺の弱い呪いではなく、確実に自害するための強力な呪いで。捕えられそうになったピロートは、その呪いを使ったそうなのだが。
まさかエセルバードの妻、アビアンナというドラゴンが、その呪いを消してしまうとは、思いもしなかった。
何故あの強力な呪いを消す事ができたのか。報告では頬を何発か叩き、それで呪いを消してしまったと。そんな事があるのか? これは本当に予想外だった。
これではもし、また捕まる者が出てきた場合、やはり呪いを消され、死なずに捕えられ、私達の情報が漏れれば、面倒な事になりかねない。
「それで、これからどうするの?」
「エンシェントドラゴンと子供の方は、そのうち強制的に戻ってくる」
そう、戻ってくるが、それでも私の想定外の事が起きているからな。気をつけなければ。
「今。ジェルロウを向かわせている。あちらはジェルロウに任せ、こちらはできる限りドラゴンと魔獣を減らすぞ。これからの事を考えればどの道、ここのドラゴン達は邪魔な存在になるからな」
「しかしミランダではありませんが、ここへ来てから、あまりドラゴンも魔獣も減っていませんね」
「ふん、そこはさすがドラゴンとこの森に住む魔獣と言ったところだ。が、これ以上私達の力は、今の段階では上げることはできない。あの方が復活されるまでは。それに向こうには、かなりの力を持った治癒師がいるからな。だが、それでも邪魔な者は消さなければ。お前達はそのまま、自分達の持ち場でドラゴン達を何とか消せ」
「かしこまりました」
「分かったわ。様子を見てまたしかけるわ。それで良いでしょう?」
「ああ」
2人が私の前から消える。そうだ、これからのため、今は少しでもドラゴン達を消しておかなければ。
そしてその合間をぬって、これから連れて来られるピロードの対策をせねば。隙をつきその場で殺せるのであれば殺す。
それにしても、エンシェントドラゴンは、罰を分かっていて、強制的に戻る事を分かっていて、何故子供を連れて行ったのか。あの子供には私が気づいていない、何か秘密があるのか?
51
お気に入りに追加
4,226
あなたにおすすめの小説
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!
ありぽん
ファンタジー
いつも『もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!』をご愛読いただき、ありがとうございます。
10月21日、『もふもち』コミカライズの配信がスタートしました!!
江戸はち先生に可愛いジョーディ達を描いていただきました。
先生、ありがとうございます。
今後とも小説のジョーディ達、そしてコミカライズのジョーディ達を、よろしくお願いいたします。
*********
小学3年生の如月啓太は、病気により小学校に通えないまま、病院で息を引き取った。
次に気が付いたとき、啓太の前に女神さま現れて、啓太自身の話を聞くことに。
そして啓太は別の世界の、マカリスター侯爵家次男、ジョーディ・マカリスターとして転生することが決まる。
すくすくそだった啓太改めジョーディは1歳に。
そしてジョーディには友達がいっぱい。でも友達は友達でも、人間の友達ではありません。
ダークウルフの子供にホワイトキャットの子供に。何故か魔獣の友達だらけ。
そんなジョーディの毎日は、父(ラディス)母(ルリエット)長男(マイケル)、そしてお友達魔獣達と一緒に、騒がしくも楽しく過ぎていきます。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。