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大公殿下は妻が怖い
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「おかしいと思ったんだ。オレを愛しているようなふりをして、オレが『好き』と言えば喜ぶふりをするなんて」
淡々と告げられた言葉で、近頃のイシュトヴァーンの変調の理由を知った。彼はレオカディアの行動を怪しんで、疑っていたのだ。
「だが目的が分からなかった。何の得がある行動なのか分からないから、もしかしたら本気なのかもしれないって……そうか、オルドグに来てから愛人を作ったなら離れがたく思うか。媚を売っておけば馬鹿な夫は騙される、このまま逢瀬を続けられる、って」
『おい、イシュト! お前、何か勘違いして――』
『黙れ。ゲーザ、沙汰は追って言い渡す。しばらく待っていろ』
バルトール語を片言程度にしか使えないゲーザにも、今のイシュトヴァーンの様子がおかしいことは分かるのだろう。口を挟んではぴしゃりと退けられていた。
「先に、大公妃に罰を与えなくてはな。レオカディア、来なさい」
ぐいと手首を引かれてよろけたところを無理やりに歩かされる。とっくに知っていたはずなのに、自分とはまるで違う夫の掌の大きさと力の強さ、背の高さを意識して『怖い』と思ってしまった。
無言で引きずり込まれたのは、彼が使っている部屋だった。大公妃の部屋とは違って何の装飾も施されていない無骨な石壁と石床に囲まれた部屋には、簡素な木枠の寝台がぽつりと置かれていた。最低限の睡眠をとるためにしか使えなさそうなそれに向かって突き飛ばされて、上にのしかかられる。二人分の体重がかかった寝台が、悲鳴のように軋む音を立てた。
「大公殿下、あなたは誤解なさっています。わたくしもゲーザも不義など働いておりません!」
「悪いことをした者は最初は皆そう言う。次第に、嘘を吐き通す者と他人に罪を押し付ける者、罪を認める者に分かれるらしいが」
「わたくしは悪いことなどしていません」
「……貴女も嘘つきだとは知りたくなかった」
駄目だ、今の彼はまるで聞く耳を持たない。誤解を解こうと必死に言い募ったぶんだけ『見苦しくごまかそうとしている』と見なされてしまうらしい。黙ったレオカディアを見て、イシュトヴァーンはふっと表情を和らげた。恐ろしくはなくなったが、悲しげな顔だった。
「夫以外の者を愛すること自体は仕方がない。人の気持ちは移ろうものだし、我々はそもそも愛し合って結婚したわけでもない。近くに同族がいれば惹かれるのは自然なことだろう」
「同族……やっぱり、」
「知らなかったか? ゲーザはバルトール人だ」
「確信は無かったけれど。彼が『ディアドラと愛人の子』なのね」
「それも聞いたのか。ああ。オレの異父兄でもある」
薄々そうではないかと思っていた。
奔放だったディアドラの宿した子の父親が一人に特定されたのは、護衛騎士に似た子が生まれたからではないか、生まれたその子はどこに行ったのだろう、と。
ゲーザの、オルドグ人にしては細身で小柄な体格も丸い目も、バルトール人にはありふれた特徴だ。ディアドラへの憎悪も、『身内』のイシュトヴァーンへの愛情も、前大公への深い思慕も、『親なき仔を育てる群れ』の例も、彼がその子だとしたら説明がつく。
自分の推測を裏付けられて納得したレオカディアを見て、イシュトヴァーンは『ゲーザの愛人だから重大な秘密を打ち明けられていた』と誤解を深めたらしい。
「分かるな、レオカディア。バルトール人のゲーザだけはダメなんだ。オルドグの血を引かない子では長として認められない」
「待って! わたくし、ゲーザとも他のひととも不貞なんてする気は無いわ!」
「口では何とでも言える。バルトール人は特にそうだ」
「っ、」
切り捨てられた。レオカディアもゲーザも、ディアドラと同じ、嘘つきのバルトール人だから、その言葉は信用に値しないと。あれだけ妻を愛し、あれだけ異父兄に懐いていたくせに。
「貴女の罰は……そうだな、オレの息子を産んだら許そう。二人産めば、最初の子はゲーザの子でも、次は確実にオレの子だ。産み終わるまで誰も近づけなければ血統の疑いも晴れる」
「は……?」
冗談じゃない。最短で二年間も監禁するというのか。いいや、もしもなかなか孕まなかったら、孕んでも生まれた子が女児なら、もっと長く――。
想像して顔を青ざめさせたレオカディアに、イシュトヴァーンはオルドグ語で呟くように言った。
『大爺さまが『野蛮すぎる』と止めさせた風習に、皆の前で花嫁を強姦して破瓜を皆に見届けさせて、天幕に連れ込んで腹が膨らむまで出さないってやつがあった。運が悪ければ一生この部屋から出られないかもしれないが、まあ、諦めてくれ』
「やめて! 離しっ、いやぁああ――っ!」
何の気遣いも無く突き入れられて、日頃の彼がどれだけ辛抱強く我慢していたかを知った。
恐怖と悲しみに震えるレオカディアを見下ろす夫は、飢えた獣のようにぎらぎらと瞳を輝かせていた。
『叫んでも助けなんか来ない。諦めてオレを受け入れろ』
「助けがほしいわけじゃないっ、こんなやり方はおかしいと言って……いやだっ、痛いぃっ!」
『弱い獣は狩られるしかないんだ。弱い人間もな』
「噛まないで! 噛むなと言っているっ!」
『可愛い耳だが飾りが無いと寂しいな。そうだ、穴を開けて耳環をつけよう。オルドグの女らしくなる』
柔らかい耳たぶを齧られて、レオカディアは瞳に涙を浮かべた。歯型がつくほど強く噛まれた。絶対に自分が言うことの方が正しいのに、体を押さえつけられた状態では逃げることもできず、暴虐に耐えるしかない。非力な自分が悔しかった。
『オルドグでは男は成人した時にまじないの入れ墨を彫り、女は結婚した時に夫の名前の入れ墨を彫るんだ。この綺麗な肌にオレの名前を刻み込んでやろう。そうすれば、二度と他の男に肌を晒せなくなる』
恐ろしいことを口にしたイシュトヴァーンは、レオカディアの両手首を片手でまとめ上げ、彼のものに押し上げられて歪に張った腹をうっとりと見つめた。
『可哀想に。一目でオルドグの女と分かる姿になれば、貴女はバルトールにはもう戻れな――痛だっ!?』
『わたくしの、話を、聞けっ! この駄犬!』
頭を後ろにそらした反動で勢いをつけた渾身の頭突きは、綺麗にイシュトヴァーンの額を直撃した。多大なダメージを与えられて呻く夫を見て、レオカディアはふんと鼻を鳴らす。
『さっきからネチネチネチネチと! 『仕方ない』とか言いながらめちゃくちゃ根に持ってるし、許す気なんて全然無いじゃない! 浮気してないって言っているでしょう! ゲーザとはあなたの話をしていただけよ!』
『えっ、いや……あのっ、レオカディア?』
『だいたいっ、何なの、『あなたの子を産むことが罰になる』とか『これでバルトールに帰れなくなる』とかっ! わたくしは最初からあなたの子を産んでここに骨を埋めるつもりで来たけれどっ? わたくしを侮辱するのもいい加減にしてくださる!?』
こちとら覚悟を持って嫁いだのだ。イシュトヴァーンの母親がどうしようもない女だったことには同情するし、バルトール王女として同族の恥を申し訳なくも思うが、単に『同じバルトールの姫だから』という理由でそれと同類扱いされるのは心外だ。
『わたくしはあなたを愛そうと思ったし、ゲーザだってあなたの幸せを願っている。それを今さら『結局バルトール人だから裏切るんだろう』とか言って土台から全部ひっくり返すな! 愛される覚悟が無いのはあなたよ、他人に心を許す勇気が無いのはあなたの方でしょう!』
バルトール人は自分とは違うから愛せない。レオカディアを自分と同じオルドグの女にしてしまえば、ようやく愛することができる。――イシュトヴァーンが言うのはそういうことだろう。
『臆病者』と罵ると、動揺を露わにした彼はのそりと動いた。レオカディアの中に挿さっていたものを抜き、衣服を整え、足を畳んで座る。やっと落ち着いて話す気になったらしい。
『レオカディア』
『ごめんなさい、言い過ぎたわ』
『そうじゃなくて……オルドグ語が話せるのは知らなかった。どれくらい分かるんだ? もしかしてオレがゲーザと話すところ、聞いてたりした……?』
『日常会話くらいなら分かるし自分でも話せるわ。後の質問の答えは、ええ、まあ、割と高頻度で』
『ああああ!!!』
イシュトヴァーンはとうとう頭を抱えてしまった。
淡々と告げられた言葉で、近頃のイシュトヴァーンの変調の理由を知った。彼はレオカディアの行動を怪しんで、疑っていたのだ。
「だが目的が分からなかった。何の得がある行動なのか分からないから、もしかしたら本気なのかもしれないって……そうか、オルドグに来てから愛人を作ったなら離れがたく思うか。媚を売っておけば馬鹿な夫は騙される、このまま逢瀬を続けられる、って」
『おい、イシュト! お前、何か勘違いして――』
『黙れ。ゲーザ、沙汰は追って言い渡す。しばらく待っていろ』
バルトール語を片言程度にしか使えないゲーザにも、今のイシュトヴァーンの様子がおかしいことは分かるのだろう。口を挟んではぴしゃりと退けられていた。
「先に、大公妃に罰を与えなくてはな。レオカディア、来なさい」
ぐいと手首を引かれてよろけたところを無理やりに歩かされる。とっくに知っていたはずなのに、自分とはまるで違う夫の掌の大きさと力の強さ、背の高さを意識して『怖い』と思ってしまった。
無言で引きずり込まれたのは、彼が使っている部屋だった。大公妃の部屋とは違って何の装飾も施されていない無骨な石壁と石床に囲まれた部屋には、簡素な木枠の寝台がぽつりと置かれていた。最低限の睡眠をとるためにしか使えなさそうなそれに向かって突き飛ばされて、上にのしかかられる。二人分の体重がかかった寝台が、悲鳴のように軋む音を立てた。
「大公殿下、あなたは誤解なさっています。わたくしもゲーザも不義など働いておりません!」
「悪いことをした者は最初は皆そう言う。次第に、嘘を吐き通す者と他人に罪を押し付ける者、罪を認める者に分かれるらしいが」
「わたくしは悪いことなどしていません」
「……貴女も嘘つきだとは知りたくなかった」
駄目だ、今の彼はまるで聞く耳を持たない。誤解を解こうと必死に言い募ったぶんだけ『見苦しくごまかそうとしている』と見なされてしまうらしい。黙ったレオカディアを見て、イシュトヴァーンはふっと表情を和らげた。恐ろしくはなくなったが、悲しげな顔だった。
「夫以外の者を愛すること自体は仕方がない。人の気持ちは移ろうものだし、我々はそもそも愛し合って結婚したわけでもない。近くに同族がいれば惹かれるのは自然なことだろう」
「同族……やっぱり、」
「知らなかったか? ゲーザはバルトール人だ」
「確信は無かったけれど。彼が『ディアドラと愛人の子』なのね」
「それも聞いたのか。ああ。オレの異父兄でもある」
薄々そうではないかと思っていた。
奔放だったディアドラの宿した子の父親が一人に特定されたのは、護衛騎士に似た子が生まれたからではないか、生まれたその子はどこに行ったのだろう、と。
ゲーザの、オルドグ人にしては細身で小柄な体格も丸い目も、バルトール人にはありふれた特徴だ。ディアドラへの憎悪も、『身内』のイシュトヴァーンへの愛情も、前大公への深い思慕も、『親なき仔を育てる群れ』の例も、彼がその子だとしたら説明がつく。
自分の推測を裏付けられて納得したレオカディアを見て、イシュトヴァーンは『ゲーザの愛人だから重大な秘密を打ち明けられていた』と誤解を深めたらしい。
「分かるな、レオカディア。バルトール人のゲーザだけはダメなんだ。オルドグの血を引かない子では長として認められない」
「待って! わたくし、ゲーザとも他のひととも不貞なんてする気は無いわ!」
「口では何とでも言える。バルトール人は特にそうだ」
「っ、」
切り捨てられた。レオカディアもゲーザも、ディアドラと同じ、嘘つきのバルトール人だから、その言葉は信用に値しないと。あれだけ妻を愛し、あれだけ異父兄に懐いていたくせに。
「貴女の罰は……そうだな、オレの息子を産んだら許そう。二人産めば、最初の子はゲーザの子でも、次は確実にオレの子だ。産み終わるまで誰も近づけなければ血統の疑いも晴れる」
「は……?」
冗談じゃない。最短で二年間も監禁するというのか。いいや、もしもなかなか孕まなかったら、孕んでも生まれた子が女児なら、もっと長く――。
想像して顔を青ざめさせたレオカディアに、イシュトヴァーンはオルドグ語で呟くように言った。
『大爺さまが『野蛮すぎる』と止めさせた風習に、皆の前で花嫁を強姦して破瓜を皆に見届けさせて、天幕に連れ込んで腹が膨らむまで出さないってやつがあった。運が悪ければ一生この部屋から出られないかもしれないが、まあ、諦めてくれ』
「やめて! 離しっ、いやぁああ――っ!」
何の気遣いも無く突き入れられて、日頃の彼がどれだけ辛抱強く我慢していたかを知った。
恐怖と悲しみに震えるレオカディアを見下ろす夫は、飢えた獣のようにぎらぎらと瞳を輝かせていた。
『叫んでも助けなんか来ない。諦めてオレを受け入れろ』
「助けがほしいわけじゃないっ、こんなやり方はおかしいと言って……いやだっ、痛いぃっ!」
『弱い獣は狩られるしかないんだ。弱い人間もな』
「噛まないで! 噛むなと言っているっ!」
『可愛い耳だが飾りが無いと寂しいな。そうだ、穴を開けて耳環をつけよう。オルドグの女らしくなる』
柔らかい耳たぶを齧られて、レオカディアは瞳に涙を浮かべた。歯型がつくほど強く噛まれた。絶対に自分が言うことの方が正しいのに、体を押さえつけられた状態では逃げることもできず、暴虐に耐えるしかない。非力な自分が悔しかった。
『オルドグでは男は成人した時にまじないの入れ墨を彫り、女は結婚した時に夫の名前の入れ墨を彫るんだ。この綺麗な肌にオレの名前を刻み込んでやろう。そうすれば、二度と他の男に肌を晒せなくなる』
恐ろしいことを口にしたイシュトヴァーンは、レオカディアの両手首を片手でまとめ上げ、彼のものに押し上げられて歪に張った腹をうっとりと見つめた。
『可哀想に。一目でオルドグの女と分かる姿になれば、貴女はバルトールにはもう戻れな――痛だっ!?』
『わたくしの、話を、聞けっ! この駄犬!』
頭を後ろにそらした反動で勢いをつけた渾身の頭突きは、綺麗にイシュトヴァーンの額を直撃した。多大なダメージを与えられて呻く夫を見て、レオカディアはふんと鼻を鳴らす。
『さっきからネチネチネチネチと! 『仕方ない』とか言いながらめちゃくちゃ根に持ってるし、許す気なんて全然無いじゃない! 浮気してないって言っているでしょう! ゲーザとはあなたの話をしていただけよ!』
『えっ、いや……あのっ、レオカディア?』
『だいたいっ、何なの、『あなたの子を産むことが罰になる』とか『これでバルトールに帰れなくなる』とかっ! わたくしは最初からあなたの子を産んでここに骨を埋めるつもりで来たけれどっ? わたくしを侮辱するのもいい加減にしてくださる!?』
こちとら覚悟を持って嫁いだのだ。イシュトヴァーンの母親がどうしようもない女だったことには同情するし、バルトール王女として同族の恥を申し訳なくも思うが、単に『同じバルトールの姫だから』という理由でそれと同類扱いされるのは心外だ。
『わたくしはあなたを愛そうと思ったし、ゲーザだってあなたの幸せを願っている。それを今さら『結局バルトール人だから裏切るんだろう』とか言って土台から全部ひっくり返すな! 愛される覚悟が無いのはあなたよ、他人に心を許す勇気が無いのはあなたの方でしょう!』
バルトール人は自分とは違うから愛せない。レオカディアを自分と同じオルドグの女にしてしまえば、ようやく愛することができる。――イシュトヴァーンが言うのはそういうことだろう。
『臆病者』と罵ると、動揺を露わにした彼はのそりと動いた。レオカディアの中に挿さっていたものを抜き、衣服を整え、足を畳んで座る。やっと落ち着いて話す気になったらしい。
『レオカディア』
『ごめんなさい、言い過ぎたわ』
『そうじゃなくて……オルドグ語が話せるのは知らなかった。どれくらい分かるんだ? もしかしてオレがゲーザと話すところ、聞いてたりした……?』
『日常会話くらいなら分かるし自分でも話せるわ。後の質問の答えは、ええ、まあ、割と高頻度で』
『ああああ!!!』
イシュトヴァーンはとうとう頭を抱えてしまった。
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