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第二章「VS生徒会執行部編」
第24話「絆の双星剣」
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光が止むと倒れていたはずの光輝が堂々と立っていた。
「どこに行くんだよ?」
既に勝利を確信して帰ろうとしていた優希は、ゆっくり止まった。そして、恐る恐る振り向くと光輝は、しっかりと目線を優希に向けていた。
「な、何で……」
「まだまだ、終わってねぇーぞ!!」
勢いよく叫ぶ光輝に不愉快を感じた優希は、振り向くと再びアブソシールドとアブソリュートを構えた。
「どうして立ち上がれるんだ?不愉快ですよ……師匠!!」
そう叫びながら突っ込んでくる優希のブレスを躱す。魔力が回復しても武装をしては、先ほどの二の前になってしまう。
__やはり、アイツを使うしかないのか!?
光輝は、そう考えながら優希の攻撃を全て躱すとファイヤーボールを連射して光輝の足を止めた。
「全ての闇を払い、正義の名の元に、その姿を示せ!いでよ!エクスカリバー!!」
光輝は、そのあいだに詠唱を終えてエクスカリバーを魔法陣を通じて召喚させた。
「エクスカリバー……やはり、師匠にはその剣が良く似合う。」
「そうかもな……」
そう答えると光輝は、鞘からゆっくりとエクスカリバーを抜き出して鞘をフィールドの端に放り投げた。しかし、光輝がエクスカリバーを召喚したということが本当にどういう意味なのか、この時の優希は、全く考えていなかった。
「__さぁ、第2ラウンドと行こうか!」
光輝は、そう力強く言うと次の瞬間優希との距離を詰めると左斜め上から振り下ろす形で攻撃を再開した。
「ひと振りでこの威力かよ……」
優希のアブソシールドは、エクスカリバーに触れると弾き飛ばされそうになった勢いで優希の態勢が崩れた。光輝は、ここと言うようにエクスカリバーを振り回した。
「ま、間違いありません!あの威力、あのパワーは正しく聖剣と呼ばれた伝説の武器、エクスカリバーです!三年前、仮面の騎士が、それを使っていたのを確認されて以来姿を見せませんでしたが……これは一体どういうことでしょうか?」
場内アナウンスは、そう告げると殆どの人が驚いていた。何故なら、仮面の騎士はオルティメス・バルグーンだったと言う嘘の事実を知っているからだ。そんな周囲の目を気にせずに光輝は、エクスカリバーを構えた。激しい攻撃を受けていた優希もフラフラっと立ち上がる。
「やはり、こいつだけじゃあ火力不足か……」
光輝は、そう呟くと既に詠唱を終えていた煙幕魔法をフィールドに発動させるとその場から姿を消した。
「光輝選手、姿を消した!!逃げたのでしょうか???」
誰もが逃げたと思ったが次の瞬間、上空から飛来してきた光輝は、優希に向けてエクスカリバーを振り下ろした当然、それは受け止められるが光輝は左手に隠していたものを使い優希の脇腹を斬った。
「__な、何なんだ……その剣は!!」
光輝は、再び優希から距離を置くと二本の剣を払ってからもう一度構えた。エクスカリバーとは違って刀身が、細い細剣だった。
「コイツは、ある人物から借りてきた。」
「血迷ったか?他人の武器がそう簡単に使えるわけ……」
剣に魔力を注ぎ込んで放つ技もあるので魔力量が違う人の武器を使用するとすぐに壊れてしまったり、技がうまく発動されないという事が起こる。
「最初に言っておくが、俺と殺り合う時はそういうのを決めつけない方がいいぜ!」
光輝は、そう言うと細剣を手前まで近づけると念じるように瞳を閉じた。
__頼む、力を貸してくれ……アルティナフルーレ!!
すると、アリスの武器であったアルティナフルーレが眩い光を放ちながら光輝の念じた思いに答えた。
「ば、馬鹿な……人の思いに武器が答えてる??」
光輝は、両手をギュッと握りしめて離さないようにそれぞれの剣を握ると態勢を低くして構えた。
「お前に見せてやるよ……、ありとあらゆる法則を無視してできる人の可能性を!!」
光輝は、そう言うと再び優希に近づくと二本の剣を振り回していく……そのスピードは、本来彼の魔法である加速に筆頭するくらいの素早さが、ギリギリの所で優希に反応されて防がれてしまうが彼のアブソリュートを使う隙を与えずにいた。
「物凄い攻撃だ!!魔力切れと思われていた光輝選手、ここに来て凄まじいスピードで攻めまくる!!」
光輝の猛攻により殆どの人が何も言わずにただ、見るだけだった。
「一撃でダメージが弱いなら……こっちは、連撃だ!!」
先程より光輝の攻撃スピードは早くなっていく……彼のそのスピードについて行かなくなった優希は、光輝の攻撃を防げなくなった。
「ここだ!!」
左手に持っていたアルティナフルーレを振り優希の地面を凍らせた。
「何!?」
「無敵の盾?そんなの盾以外の所を攻撃すれば身動き取れないだろ?」
光輝は、そう言うと次にエクスカリバーに魔力を込め始めた。
「それにこいつを発動させるには、少し時間がかかるしその間、そこでじっとしててもらうぜ!」
「どこに行くんだよ?」
既に勝利を確信して帰ろうとしていた優希は、ゆっくり止まった。そして、恐る恐る振り向くと光輝は、しっかりと目線を優希に向けていた。
「な、何で……」
「まだまだ、終わってねぇーぞ!!」
勢いよく叫ぶ光輝に不愉快を感じた優希は、振り向くと再びアブソシールドとアブソリュートを構えた。
「どうして立ち上がれるんだ?不愉快ですよ……師匠!!」
そう叫びながら突っ込んでくる優希のブレスを躱す。魔力が回復しても武装をしては、先ほどの二の前になってしまう。
__やはり、アイツを使うしかないのか!?
光輝は、そう考えながら優希の攻撃を全て躱すとファイヤーボールを連射して光輝の足を止めた。
「全ての闇を払い、正義の名の元に、その姿を示せ!いでよ!エクスカリバー!!」
光輝は、そのあいだに詠唱を終えてエクスカリバーを魔法陣を通じて召喚させた。
「エクスカリバー……やはり、師匠にはその剣が良く似合う。」
「そうかもな……」
そう答えると光輝は、鞘からゆっくりとエクスカリバーを抜き出して鞘をフィールドの端に放り投げた。しかし、光輝がエクスカリバーを召喚したということが本当にどういう意味なのか、この時の優希は、全く考えていなかった。
「__さぁ、第2ラウンドと行こうか!」
光輝は、そう力強く言うと次の瞬間優希との距離を詰めると左斜め上から振り下ろす形で攻撃を再開した。
「ひと振りでこの威力かよ……」
優希のアブソシールドは、エクスカリバーに触れると弾き飛ばされそうになった勢いで優希の態勢が崩れた。光輝は、ここと言うようにエクスカリバーを振り回した。
「ま、間違いありません!あの威力、あのパワーは正しく聖剣と呼ばれた伝説の武器、エクスカリバーです!三年前、仮面の騎士が、それを使っていたのを確認されて以来姿を見せませんでしたが……これは一体どういうことでしょうか?」
場内アナウンスは、そう告げると殆どの人が驚いていた。何故なら、仮面の騎士はオルティメス・バルグーンだったと言う嘘の事実を知っているからだ。そんな周囲の目を気にせずに光輝は、エクスカリバーを構えた。激しい攻撃を受けていた優希もフラフラっと立ち上がる。
「やはり、こいつだけじゃあ火力不足か……」
光輝は、そう呟くと既に詠唱を終えていた煙幕魔法をフィールドに発動させるとその場から姿を消した。
「光輝選手、姿を消した!!逃げたのでしょうか???」
誰もが逃げたと思ったが次の瞬間、上空から飛来してきた光輝は、優希に向けてエクスカリバーを振り下ろした当然、それは受け止められるが光輝は左手に隠していたものを使い優希の脇腹を斬った。
「__な、何なんだ……その剣は!!」
光輝は、再び優希から距離を置くと二本の剣を払ってからもう一度構えた。エクスカリバーとは違って刀身が、細い細剣だった。
「コイツは、ある人物から借りてきた。」
「血迷ったか?他人の武器がそう簡単に使えるわけ……」
剣に魔力を注ぎ込んで放つ技もあるので魔力量が違う人の武器を使用するとすぐに壊れてしまったり、技がうまく発動されないという事が起こる。
「最初に言っておくが、俺と殺り合う時はそういうのを決めつけない方がいいぜ!」
光輝は、そう言うと細剣を手前まで近づけると念じるように瞳を閉じた。
__頼む、力を貸してくれ……アルティナフルーレ!!
すると、アリスの武器であったアルティナフルーレが眩い光を放ちながら光輝の念じた思いに答えた。
「ば、馬鹿な……人の思いに武器が答えてる??」
光輝は、両手をギュッと握りしめて離さないようにそれぞれの剣を握ると態勢を低くして構えた。
「お前に見せてやるよ……、ありとあらゆる法則を無視してできる人の可能性を!!」
光輝は、そう言うと再び優希に近づくと二本の剣を振り回していく……そのスピードは、本来彼の魔法である加速に筆頭するくらいの素早さが、ギリギリの所で優希に反応されて防がれてしまうが彼のアブソリュートを使う隙を与えずにいた。
「物凄い攻撃だ!!魔力切れと思われていた光輝選手、ここに来て凄まじいスピードで攻めまくる!!」
光輝の猛攻により殆どの人が何も言わずにただ、見るだけだった。
「一撃でダメージが弱いなら……こっちは、連撃だ!!」
先程より光輝の攻撃スピードは早くなっていく……彼のそのスピードについて行かなくなった優希は、光輝の攻撃を防げなくなった。
「ここだ!!」
左手に持っていたアルティナフルーレを振り優希の地面を凍らせた。
「何!?」
「無敵の盾?そんなの盾以外の所を攻撃すれば身動き取れないだろ?」
光輝は、そう言うと次にエクスカリバーに魔力を込め始めた。
「それにこいつを発動させるには、少し時間がかかるしその間、そこでじっとしててもらうぜ!」
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