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救出
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ダンジョン内において思念の輪での感知精度がいくぶん下がるようでハッキリと映像化出来ないうえに、範囲はその階のみで下階まで調べる事が出来ないようだ。調べるが、さすがに地下1階にドワーフの気配は感じられない。
魔物も出てこないし地下2階からが本番なようだ。
地下2階に降りても暫くは襲われる事はなかったが気配は有る。近くに潜んでいるのは間違いない。少し前に有る大きな岩の陰あたりか?
通り過ぎようとした時、襲って来たのは岩自身だった。なるほど、これがバイターワームって奴だ。
むかし見た子供向けアニメに出てくるモンスターで、岩タイプみたいな奴。
念動力スキルを使いアダマンタイトの撒菱で頭部を砕いて行くと、直ぐに動かなくなった。時間にして1分ぐらいだろうか、黒い霧となって消えた。この辺は他のダンジョンと変わらない。
アイテムはドロップしなかった。俺の運も大した事はないらしい。
地下5階まで行くが、出て来る魔物の種類はあまり変わらない。地中から出てくるケイブワームが加わり頭数が増えるだけでアイテムは1つも無し。どうやらハズレの日の様だ。
地下6階、思念の輪を広げる。奥の方で4っの何かが動いている、魔物の動きではないように思えるので行ってみる事にした。
気配がするのはこの奥だが道は無い。目の前には岩壁があるだけなのだが……隠し部屋か?岩壁を触ると手がすり抜けてつんのめる。
ホログラムか?手を出し入れして確認するが本物の壁ではない。映像だけだ、魔道具を使っているのだろうな、どう考えても人為的だ。
中を進んで行く。岩肌を見ると最近新しく掘った感じだ。気配が濃くなり人影が見えて来た。
「そこで何をしている?」
俺の声にギョッとしてふり向いたのは4人のドワーフだ。
「あんた誰だ。なぜ判った?」
「鍛冶屋のオコライの弟、ドコライに頼まれて行方不明のドワーフを探しに来た者だ」
「オコライ……そうか心配してくれたのだな」
「というとあんた達だな。8人と聞いているが他の者は?」
「……」「人質になってる」
「どういう事だ?」
「俺達は騙されたんだ」
「カオリナイトのたくさん有る場所を知ってると言うので、ついて行ったらこのザマだ。べらぼうに強い奴で言う事を聞くしかなかった」
「4人ずつ交代で掘らされているのさ」
「なんの為に?」
「何やら隕石とか言う石を探しているらしい」
「隕石だと?……やっぱりか、話が読めた。そいつ吸血鬼だ」
「はっ?吸血鬼」
「そうだ。よし、仲間を助けに行くぞ」
「助けに行くったって、俺らじゃ歯が立たないし仲間が心配だ」
「大丈夫、任せろ。戻る時にこっそり一緒に行く」
「奴は勘が鋭いんだ、直ぐにバレるぜ」
「まあ、見てろ」
認識阻害ステルスを使い透明の指輪をはめる。
「き、消えた」「気配が全く無い」
『どうだ?』
「恐れ入ったぜ、ドコライの奴は凄い男をよこしたようだな」
ーーーー
いつもの時間にドワーフ達は作業を終え、男のいるアジトへ向かう。
ダンジョンを出て北側に回り込んだ洞穴がそうらしい。目的地に着くとドワーフ達は躊躇せずに何もない岩壁に入って行く。
これもホログラムか。便利だな、この魔導具は後でもらっていこう。
「戻って来ましたか。収穫はどうです?」
「駄目だ、本当にあの辺なのか?」
「間違い有りません。お館様が言うのですから、本当はダンジョンコアになった隕石が欲しい所ですが、さすがにそうは行きません。割れてしまった小さい方を探して回収せよとの仰せですもの」
「よく解らねえが、皆は無事だろうな?」
「約束は守りますよ、隣で食事してます」
「そうか」
ダンジョンコアになったのか?そういう事もあるのだな。面白い。
「ここの隕石を持って帰れば、お館様の覚えもよく出世できますものね。楽しみ」
『君はここで死ぬから、それは無理だな。済まん』
「だ、誰よ!」
『隕石は俺が貰って行く』
「何を言ってんの?げふっ……」
「凄えな、一突きかよ」
「助かった」「早くレッツラ達を出してやれ」
「「おうよ」」
ーー
「消えちまったあのオカマ野郎は吸血鬼なんだってな?」
「そういう話だ」
「そこら中で暗躍してるんだと」
「ほうほう」
「兄さん本当に助かったぜ、カオリナイトの事は任せてくんな」
「ありがとう。それと1つ頼みが有るんだが?」
「なんだい?言ってみな、出来る限りの事はするぜ」
「隕石を探して欲しい。吸血鬼の手に渡っては不味いんだ。もちろん手当は払う」
「どうだ皆は?」
「俺はやるぜ」「俺もやる吸血鬼は許せねぇ」
「その通りだ」「異議なし」
「だとよ」
「ありがとう、助かる」
ーー
ドワーフ達と宿に戻る。
「おや、あんたら生きてたのかい?」
「勝手に殺すんじゃねえよ」
翌日からドワーフ達はオカマの吸血鬼に指示された所を掘りに出かけてくれた。
俺はというとナンシーに魔法を教えている。男と女だ、肌を合わせて一緒に過ごせば情も移る。
「何でこんなによくしてくれるの?」
「ナンシーの才能がもったいないから」
「私に才能なんてあるの?」
「そうさ。ナンシーには諜報、幻視のスキルがあって、魔法属性は光属性だ。スキル教本と魔法書をやるから、人に利用され死にたくなかったら、死ぬ気で覚えて物にしろ」
「……分かった、ありがとう」
ーーーー
ドワーフ達を救出して4日が過ぎた時に、隕石は見つかった。
「あったぜクロス、これだろ?」
コンサバは3cm位の三角錐の石を出した。
「ああ、間違いない」
「吸血鬼の野郎が言うだけの事は有る。確かに何かを感じるぜ」
「本体はダンジョンコアになった位だからな」
「ふぅ~、次はカオリナイトだな」
「そうですね」
カオリナイトの鉱脈は西のダンジョンの地下9階に発見することが出来た。ミスリルなどのドロップアイテムは手に入らなかったが、比較的浅い階層で見つかったので、こっちの方はついていた。
カオリナイトの鉱石は翠色で微かに粘土の様な匂いがする。これをある方法で加工すると、ラゴナイラの嫌う匂いになるらしい。
「世話になったな」
「こちらこそ」
「またな」
「はい」
思わぬ展開になったが、今回の依頼も無事に終了した。魔法書を読み、疲れて眠ってしまったナンシーに別れを告げて俺は宿を後にする。
魔物も出てこないし地下2階からが本番なようだ。
地下2階に降りても暫くは襲われる事はなかったが気配は有る。近くに潜んでいるのは間違いない。少し前に有る大きな岩の陰あたりか?
通り過ぎようとした時、襲って来たのは岩自身だった。なるほど、これがバイターワームって奴だ。
むかし見た子供向けアニメに出てくるモンスターで、岩タイプみたいな奴。
念動力スキルを使いアダマンタイトの撒菱で頭部を砕いて行くと、直ぐに動かなくなった。時間にして1分ぐらいだろうか、黒い霧となって消えた。この辺は他のダンジョンと変わらない。
アイテムはドロップしなかった。俺の運も大した事はないらしい。
地下5階まで行くが、出て来る魔物の種類はあまり変わらない。地中から出てくるケイブワームが加わり頭数が増えるだけでアイテムは1つも無し。どうやらハズレの日の様だ。
地下6階、思念の輪を広げる。奥の方で4っの何かが動いている、魔物の動きではないように思えるので行ってみる事にした。
気配がするのはこの奥だが道は無い。目の前には岩壁があるだけなのだが……隠し部屋か?岩壁を触ると手がすり抜けてつんのめる。
ホログラムか?手を出し入れして確認するが本物の壁ではない。映像だけだ、魔道具を使っているのだろうな、どう考えても人為的だ。
中を進んで行く。岩肌を見ると最近新しく掘った感じだ。気配が濃くなり人影が見えて来た。
「そこで何をしている?」
俺の声にギョッとしてふり向いたのは4人のドワーフだ。
「あんた誰だ。なぜ判った?」
「鍛冶屋のオコライの弟、ドコライに頼まれて行方不明のドワーフを探しに来た者だ」
「オコライ……そうか心配してくれたのだな」
「というとあんた達だな。8人と聞いているが他の者は?」
「……」「人質になってる」
「どういう事だ?」
「俺達は騙されたんだ」
「カオリナイトのたくさん有る場所を知ってると言うので、ついて行ったらこのザマだ。べらぼうに強い奴で言う事を聞くしかなかった」
「4人ずつ交代で掘らされているのさ」
「なんの為に?」
「何やら隕石とか言う石を探しているらしい」
「隕石だと?……やっぱりか、話が読めた。そいつ吸血鬼だ」
「はっ?吸血鬼」
「そうだ。よし、仲間を助けに行くぞ」
「助けに行くったって、俺らじゃ歯が立たないし仲間が心配だ」
「大丈夫、任せろ。戻る時にこっそり一緒に行く」
「奴は勘が鋭いんだ、直ぐにバレるぜ」
「まあ、見てろ」
認識阻害ステルスを使い透明の指輪をはめる。
「き、消えた」「気配が全く無い」
『どうだ?』
「恐れ入ったぜ、ドコライの奴は凄い男をよこしたようだな」
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いつもの時間にドワーフ達は作業を終え、男のいるアジトへ向かう。
ダンジョンを出て北側に回り込んだ洞穴がそうらしい。目的地に着くとドワーフ達は躊躇せずに何もない岩壁に入って行く。
これもホログラムか。便利だな、この魔導具は後でもらっていこう。
「戻って来ましたか。収穫はどうです?」
「駄目だ、本当にあの辺なのか?」
「間違い有りません。お館様が言うのですから、本当はダンジョンコアになった隕石が欲しい所ですが、さすがにそうは行きません。割れてしまった小さい方を探して回収せよとの仰せですもの」
「よく解らねえが、皆は無事だろうな?」
「約束は守りますよ、隣で食事してます」
「そうか」
ダンジョンコアになったのか?そういう事もあるのだな。面白い。
「ここの隕石を持って帰れば、お館様の覚えもよく出世できますものね。楽しみ」
『君はここで死ぬから、それは無理だな。済まん』
「だ、誰よ!」
『隕石は俺が貰って行く』
「何を言ってんの?げふっ……」
「凄えな、一突きかよ」
「助かった」「早くレッツラ達を出してやれ」
「「おうよ」」
ーー
「消えちまったあのオカマ野郎は吸血鬼なんだってな?」
「そういう話だ」
「そこら中で暗躍してるんだと」
「ほうほう」
「兄さん本当に助かったぜ、カオリナイトの事は任せてくんな」
「ありがとう。それと1つ頼みが有るんだが?」
「なんだい?言ってみな、出来る限りの事はするぜ」
「隕石を探して欲しい。吸血鬼の手に渡っては不味いんだ。もちろん手当は払う」
「どうだ皆は?」
「俺はやるぜ」「俺もやる吸血鬼は許せねぇ」
「その通りだ」「異議なし」
「だとよ」
「ありがとう、助かる」
ーー
ドワーフ達と宿に戻る。
「おや、あんたら生きてたのかい?」
「勝手に殺すんじゃねえよ」
翌日からドワーフ達はオカマの吸血鬼に指示された所を掘りに出かけてくれた。
俺はというとナンシーに魔法を教えている。男と女だ、肌を合わせて一緒に過ごせば情も移る。
「何でこんなによくしてくれるの?」
「ナンシーの才能がもったいないから」
「私に才能なんてあるの?」
「そうさ。ナンシーには諜報、幻視のスキルがあって、魔法属性は光属性だ。スキル教本と魔法書をやるから、人に利用され死にたくなかったら、死ぬ気で覚えて物にしろ」
「……分かった、ありがとう」
ーーーー
ドワーフ達を救出して4日が過ぎた時に、隕石は見つかった。
「あったぜクロス、これだろ?」
コンサバは3cm位の三角錐の石を出した。
「ああ、間違いない」
「吸血鬼の野郎が言うだけの事は有る。確かに何かを感じるぜ」
「本体はダンジョンコアになった位だからな」
「ふぅ~、次はカオリナイトだな」
「そうですね」
カオリナイトの鉱脈は西のダンジョンの地下9階に発見することが出来た。ミスリルなどのドロップアイテムは手に入らなかったが、比較的浅い階層で見つかったので、こっちの方はついていた。
カオリナイトの鉱石は翠色で微かに粘土の様な匂いがする。これをある方法で加工すると、ラゴナイラの嫌う匂いになるらしい。
「世話になったな」
「こちらこそ」
「またな」
「はい」
思わぬ展開になったが、今回の依頼も無事に終了した。魔法書を読み、疲れて眠ってしまったナンシーに別れを告げて俺は宿を後にする。
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