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二人の終着点
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イキシアの薫る丘で、シエルとベンは草の上に寝転びながら何度も唇を重ね合っていた。
シエルの目は快感にとろけはじめていて、それに気が付いたベンは欲望を剥き出しにしてシエルに覆いかぶさる。
「シエル。もう一回初めからやり直させてくれ」
「ベン…」
「お前を抱きたい。――いいか?」
ベンからの直球のお願いに頬を朱に染めたシエルは、恥ずかしそうに視線を泳がせた後小さく頷いた。
そういう仕草がベンの嗜虐心をくすぐり、彼の理性を失わせていることにシエルは気付かない。
同意を得たベンは遠慮なくシエルの制服に手をかけた。
さっきはパジャマ姿だったが、思念体のシエルは戦いの時と同じ装いをしている。
ベンはリボンタイを引き抜き、ブラウスのボタンを一つ一つ外しながら首筋にキスを落としていく。
くすぐったそうに身を捩るシエルに構わず下着に手を差し込むと、柔らかな乳房の肌触りの先にあるものに気づいて口角を上げた。
「もうこんなにビンビンにして…期待してたのか?」
「ああぁっ…!」
「お前はここをこうされるの好きだよな?」
下着のホックをはずし、敏感な蕾を口に含んで高速な舌使いで転がすと、シエルの体が面白いくらいに跳ねた。
それに気を良くしたベンはもう片方の蕾も指先で摘まみ上げて弄ぶ。
「ふ…あっ…やぁぁ…んっ」
「ん…気持ちいいか?」
「はっ、あ!んっ…」
「感じてる顔してるな。俺の気持ちが同情なんかじゃないってこと、嫌ってほどわからせてやる」
その言葉通り、ベンは執拗にシエルを指と舌で愛撫した。
両方の乳首にむしゃぶりついて何度かイカせた後、陰核を舐めまわして蜜壷の入口に吸い付いた。
強烈な刺激に何度も達してしまったシエルは全身から力が抜けてくたくたになってしまう。
ベンは軟体動物のようになったシエルの体を抱き起こすと、蜜でとろとろになったそこにカチカチになった肉棒を性急に突き入れる。
柔らかくほぐれたシエルの膣内はずぶずぶとベンを呑み込み、一気に根元まで咥え込んだ。
向かい合ってお互いをきつく抱きしめ合いながら、ベンががむしゃらに腰を突き上げる。
シエルは陰核の裏側を刺激され、ベンは狭い肉壁に膨張した竿を絞るように擦られて快感に喘いだ。
「ひっ、あっ、あふ…ぁあ…っあ、ん、んふ…!」
「はっ、っく…、あ…イク…シエル…愛してる…シエルッ……!」
「はふ…ふぁッ、アッ…ああぁぁぁ――!」
我慢がきかない程の射精感に襲われて、ベンの腰の動きが速まる。
理性の糸はとっくに焼き切れていて、二人はぐちゃぐちゃにキスをしながら絶頂を迎えた。
背中をのけ反らせて身悶えるシエルを抱き寄せ、尻を痙攣させながら大量の欲望を子宮の奥まで注ぎ込む。
はあはあと熱い息を吐き出しながら求められるがままにキスを繰り返していたシエルは、打ち寄せる快感の波に溺れそうになりながら思った。
何度でもベンとこうして抱きしめ合いたい。
愛おしいベンと共に生きていきたい―――と。
シエルは眩しさを感じて顔を顰めた。
カーテンの隙間から差し込んだ朝陽がちょうどよくシエルの顔面を照らしている。
時空間に逃げ込んでいた魔力の塊は肉体に戻ったようで、シエルはベッドの上で気怠い体を起こした。
腰に重みを感じて視線を下ろすと、男性の逞しい腕に抱き寄せられていることに気が付く。
ベンの寝顔を眺めていると想いを通じ合えた喜びがじわじわと沸き上がってきて、頭もはっきりしてきた。
「ベン。ベン…起きて」
「んん……」
朝に弱いベンは呼びかけに反応するものの、むずかるようにシエルの体に擦り寄るだけで目を覚まさない。
そんな彼の姿が愛おしすぎて、腕を伸ばして髪に触れた。
こうしてベンのサラサラの髪を撫でるのは幼い頃以来だと思うと自然に顔が綻ぶ。
「ベン大好き…。ずっと、大好きだよ……」
ずっと胸に抱えてきた気持ちを声に出したのは初めてだった。
傷つく度に諦めろと言い聞かせて、傷を塞ぐように蓋をしてきた。
レイチェルのこと、カネルのことが思い起こされて、その時感じた圧し潰されるような苦しさが込み上げてくる。
あの時はこの苦しみの先にこんな喜びが待っているなんて想像もしなかった。
本当はまだ信じるのが怖い。
ベンが目覚めたら「シエルを助けるための建前だった」と言われそうで。
レイチェルのことは何とも思っていないと言っていたが、それも本心なのかどうか疑念を拭いきれない。
悪魔になった時、シエルはベンを信じ切れずに死を選ぼうとした。
周囲から向けられる悪意のこもった視線や言葉を受け流せずに溜め込み続けていたものが溢れ出して、希望が見えなくなってしまった。
またあんな思いをするのは恐い。
劣等感に支配されて、ベンの言葉も届かなくなることが。
何も信じられないと耳を塞いでしまいたくなるようなあの感覚に戻ることが、恐ろしくてたまらない。
「好き…ベンが好き…好き…」
呪文のように唱えたら恐怖が薄れるような気がして、もう一度ベンを心から信じられるようになれる気がして、シエルはうわ言のように口にした。
悲しくもないのに涙があふれて止まらない。
ぽたぽたと雫が落ちて乾いた布に染み込んでいく様をどこか他人事のように眺めながら、声を殺してしゃくり上げる。
シーツの上でぎゅうと強く握り締めた拳に指先が触れた。
「シエル」
泣いているシエルに気付いて起き上がったベンが、その華奢な体を包み込むように抱きしめる。
頬を伝う涙を吸い取るように口付けた。
「俺も好き、シエル…。もう不安にさせたりしない」
「好き…」
「ああ。好きだよ…シエル。シエル。愛してる…」
「ベン…」
「戻ってきてくれて…ありがとう」
その言葉にシエルはもっと涙をあふれさせて、ベンの逞しい体を抱きしめ返した。
シエルの目は快感にとろけはじめていて、それに気が付いたベンは欲望を剥き出しにしてシエルに覆いかぶさる。
「シエル。もう一回初めからやり直させてくれ」
「ベン…」
「お前を抱きたい。――いいか?」
ベンからの直球のお願いに頬を朱に染めたシエルは、恥ずかしそうに視線を泳がせた後小さく頷いた。
そういう仕草がベンの嗜虐心をくすぐり、彼の理性を失わせていることにシエルは気付かない。
同意を得たベンは遠慮なくシエルの制服に手をかけた。
さっきはパジャマ姿だったが、思念体のシエルは戦いの時と同じ装いをしている。
ベンはリボンタイを引き抜き、ブラウスのボタンを一つ一つ外しながら首筋にキスを落としていく。
くすぐったそうに身を捩るシエルに構わず下着に手を差し込むと、柔らかな乳房の肌触りの先にあるものに気づいて口角を上げた。
「もうこんなにビンビンにして…期待してたのか?」
「ああぁっ…!」
「お前はここをこうされるの好きだよな?」
下着のホックをはずし、敏感な蕾を口に含んで高速な舌使いで転がすと、シエルの体が面白いくらいに跳ねた。
それに気を良くしたベンはもう片方の蕾も指先で摘まみ上げて弄ぶ。
「ふ…あっ…やぁぁ…んっ」
「ん…気持ちいいか?」
「はっ、あ!んっ…」
「感じてる顔してるな。俺の気持ちが同情なんかじゃないってこと、嫌ってほどわからせてやる」
その言葉通り、ベンは執拗にシエルを指と舌で愛撫した。
両方の乳首にむしゃぶりついて何度かイカせた後、陰核を舐めまわして蜜壷の入口に吸い付いた。
強烈な刺激に何度も達してしまったシエルは全身から力が抜けてくたくたになってしまう。
ベンは軟体動物のようになったシエルの体を抱き起こすと、蜜でとろとろになったそこにカチカチになった肉棒を性急に突き入れる。
柔らかくほぐれたシエルの膣内はずぶずぶとベンを呑み込み、一気に根元まで咥え込んだ。
向かい合ってお互いをきつく抱きしめ合いながら、ベンががむしゃらに腰を突き上げる。
シエルは陰核の裏側を刺激され、ベンは狭い肉壁に膨張した竿を絞るように擦られて快感に喘いだ。
「ひっ、あっ、あふ…ぁあ…っあ、ん、んふ…!」
「はっ、っく…、あ…イク…シエル…愛してる…シエルッ……!」
「はふ…ふぁッ、アッ…ああぁぁぁ――!」
我慢がきかない程の射精感に襲われて、ベンの腰の動きが速まる。
理性の糸はとっくに焼き切れていて、二人はぐちゃぐちゃにキスをしながら絶頂を迎えた。
背中をのけ反らせて身悶えるシエルを抱き寄せ、尻を痙攣させながら大量の欲望を子宮の奥まで注ぎ込む。
はあはあと熱い息を吐き出しながら求められるがままにキスを繰り返していたシエルは、打ち寄せる快感の波に溺れそうになりながら思った。
何度でもベンとこうして抱きしめ合いたい。
愛おしいベンと共に生きていきたい―――と。
シエルは眩しさを感じて顔を顰めた。
カーテンの隙間から差し込んだ朝陽がちょうどよくシエルの顔面を照らしている。
時空間に逃げ込んでいた魔力の塊は肉体に戻ったようで、シエルはベッドの上で気怠い体を起こした。
腰に重みを感じて視線を下ろすと、男性の逞しい腕に抱き寄せられていることに気が付く。
ベンの寝顔を眺めていると想いを通じ合えた喜びがじわじわと沸き上がってきて、頭もはっきりしてきた。
「ベン。ベン…起きて」
「んん……」
朝に弱いベンは呼びかけに反応するものの、むずかるようにシエルの体に擦り寄るだけで目を覚まさない。
そんな彼の姿が愛おしすぎて、腕を伸ばして髪に触れた。
こうしてベンのサラサラの髪を撫でるのは幼い頃以来だと思うと自然に顔が綻ぶ。
「ベン大好き…。ずっと、大好きだよ……」
ずっと胸に抱えてきた気持ちを声に出したのは初めてだった。
傷つく度に諦めろと言い聞かせて、傷を塞ぐように蓋をしてきた。
レイチェルのこと、カネルのことが思い起こされて、その時感じた圧し潰されるような苦しさが込み上げてくる。
あの時はこの苦しみの先にこんな喜びが待っているなんて想像もしなかった。
本当はまだ信じるのが怖い。
ベンが目覚めたら「シエルを助けるための建前だった」と言われそうで。
レイチェルのことは何とも思っていないと言っていたが、それも本心なのかどうか疑念を拭いきれない。
悪魔になった時、シエルはベンを信じ切れずに死を選ぼうとした。
周囲から向けられる悪意のこもった視線や言葉を受け流せずに溜め込み続けていたものが溢れ出して、希望が見えなくなってしまった。
またあんな思いをするのは恐い。
劣等感に支配されて、ベンの言葉も届かなくなることが。
何も信じられないと耳を塞いでしまいたくなるようなあの感覚に戻ることが、恐ろしくてたまらない。
「好き…ベンが好き…好き…」
呪文のように唱えたら恐怖が薄れるような気がして、もう一度ベンを心から信じられるようになれる気がして、シエルはうわ言のように口にした。
悲しくもないのに涙があふれて止まらない。
ぽたぽたと雫が落ちて乾いた布に染み込んでいく様をどこか他人事のように眺めながら、声を殺してしゃくり上げる。
シーツの上でぎゅうと強く握り締めた拳に指先が触れた。
「シエル」
泣いているシエルに気付いて起き上がったベンが、その華奢な体を包み込むように抱きしめる。
頬を伝う涙を吸い取るように口付けた。
「俺も好き、シエル…。もう不安にさせたりしない」
「好き…」
「ああ。好きだよ…シエル。シエル。愛してる…」
「ベン…」
「戻ってきてくれて…ありがとう」
その言葉にシエルはもっと涙をあふれさせて、ベンの逞しい体を抱きしめ返した。
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