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★24抑えきれぬ熱情
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私は思わず、リチャード様にしがみついた。
彼の唇はそのまま首筋を這い、食らいつくように喉元に吸い付いく。
「ひぁっ?!」
野獣に捕食された草食動物のように、恐れにも似た、けれど甘い疼きが身体をせりあがり、私は何度も声を漏らした。
彼は唇を離すと、両手でドレスの襟元を掴んで一気に引き下ろし、露わになった胸の頂に吸い付く。
「やっ、いやぁっ・・・!」
恥ずかしさのあまり、私は思わず顔を背けるけれど、彼に強引に引き戻される。
「僕を見て」
熱っぽく、まっすぐ私を見つめている。深い緑の瞳には情念の火が揺れていて、私は魅入られたように、彼を引き寄せ口付けする。
「グレイスっ・・・!」
熱く名を呼ばれ、応えるように薄く唇を開くと、舌が侵入してきた。瞬く間に口内を蹂躙され、口から注がれる彼の熱に、身体中が侵される。
「ふ、ふああっ」
責めはますます激しくなり、彼は胸の膨らみを鷲掴みにしたかと思うと、噛み付くように吸い付いた。執拗なほどの責めに、身体の奥から何度も、甘い稲妻が駆け抜ける。
彼の手が下に伸び、秘部の突起に触れた。
「や、やんっ!」
「すごい、グレイス、もうこんなに」
恥ずかしくて身を捩るけれど、彼は構わず指で責め続ける。彼は片手を私の首の下に差し込み、秘部を指で貪りながら、激しく唇に吸い付いてきた。彼の舌はときに耳たぶを甘噛みし、首筋を蹂躙する。
「はあっ・・・あぁんっ!」
甘い、熱い疼きが、秘部から、胸の頂から、首筋から、彼の触れるところ全てから生まれ、身体中を貫く。
「グレイス・・・今日はもう耐えられそうにない」
彼は腕を引き抜くと、シャツを脱ぎ去り、一糸纏わぬ姿になった。
引き締まった体躯、厚い胸、逞しい腕・・・。まるで野生の獣のように美しくて、官能的な身体。肌は熱く蒸気して、唇は微かに開いて吐息を漏らす。緑の瞳には熱射のような炎が揺れていて、私は、焼き尽くされたいと願ってしまった。
「リチャード様・・・私を、あなたとひとつに・・・」
私が息も絶え絶えにそう言うと、リチャード様は、うっと短い声を漏らし、私の身体の間に割って入る。
そして両脚を抱え上げたかと思うと、一気に彼自身を押し入れた。
「ああぁっ!」
彼の熱さに、甘い痛みに、私は思わずのけぞり声を上げる。彼は私の両脇に手をつき、覆い被さるようにして腰を動かし始めた。
「グレイス・・・グレイス!」
何度も私の名を呼びながら、時に深く、時に浅く、私を突き上げる。
彼の動きが速くなった。身体を起こして私の両脚を肩まで抱え上げると、激しく腰を打ちつけ始める。
「ああっんっ、んんっ!」
熱い・・・!激しい・・・この前よりも!
彼の熱が、呼吸が、私を貫き、喰らい、焼き尽くす。
ああ私、ずっとこうして欲しかった・・・!
リチャード様、リチャードさまぁっ・・・。
彼の肩にしがみつき、指を食い込ませ、何度も何度も彼の名を叫ぶ。
彼の動きがいっそう激しさを増した。汗がしたたり、肌は燃えるように熱く、呼吸は限界まで荒くなる。
「グレイス、グレイス、うあぁっっ!」
彼が獣のような雄叫びを上げた瞬間、私の中で激しい光が弾け、甘い稲妻に身体を貫抜かれた・・・。
はぁっ、はぁ・・・。
意識の深遠に落ちていく刹那、彼から熱いものが私の中に注がれるのを感じた。
彼は二、三度身体を痙攣させると、力尽きたように私に覆い被さる。
私たちはそのまま折り重なって、何時間も互いの鼓動を感じながら、深海の底で眠ったのだった。
彼の唇はそのまま首筋を這い、食らいつくように喉元に吸い付いく。
「ひぁっ?!」
野獣に捕食された草食動物のように、恐れにも似た、けれど甘い疼きが身体をせりあがり、私は何度も声を漏らした。
彼は唇を離すと、両手でドレスの襟元を掴んで一気に引き下ろし、露わになった胸の頂に吸い付く。
「やっ、いやぁっ・・・!」
恥ずかしさのあまり、私は思わず顔を背けるけれど、彼に強引に引き戻される。
「僕を見て」
熱っぽく、まっすぐ私を見つめている。深い緑の瞳には情念の火が揺れていて、私は魅入られたように、彼を引き寄せ口付けする。
「グレイスっ・・・!」
熱く名を呼ばれ、応えるように薄く唇を開くと、舌が侵入してきた。瞬く間に口内を蹂躙され、口から注がれる彼の熱に、身体中が侵される。
「ふ、ふああっ」
責めはますます激しくなり、彼は胸の膨らみを鷲掴みにしたかと思うと、噛み付くように吸い付いた。執拗なほどの責めに、身体の奥から何度も、甘い稲妻が駆け抜ける。
彼の手が下に伸び、秘部の突起に触れた。
「や、やんっ!」
「すごい、グレイス、もうこんなに」
恥ずかしくて身を捩るけれど、彼は構わず指で責め続ける。彼は片手を私の首の下に差し込み、秘部を指で貪りながら、激しく唇に吸い付いてきた。彼の舌はときに耳たぶを甘噛みし、首筋を蹂躙する。
「はあっ・・・あぁんっ!」
甘い、熱い疼きが、秘部から、胸の頂から、首筋から、彼の触れるところ全てから生まれ、身体中を貫く。
「グレイス・・・今日はもう耐えられそうにない」
彼は腕を引き抜くと、シャツを脱ぎ去り、一糸纏わぬ姿になった。
引き締まった体躯、厚い胸、逞しい腕・・・。まるで野生の獣のように美しくて、官能的な身体。肌は熱く蒸気して、唇は微かに開いて吐息を漏らす。緑の瞳には熱射のような炎が揺れていて、私は、焼き尽くされたいと願ってしまった。
「リチャード様・・・私を、あなたとひとつに・・・」
私が息も絶え絶えにそう言うと、リチャード様は、うっと短い声を漏らし、私の身体の間に割って入る。
そして両脚を抱え上げたかと思うと、一気に彼自身を押し入れた。
「ああぁっ!」
彼の熱さに、甘い痛みに、私は思わずのけぞり声を上げる。彼は私の両脇に手をつき、覆い被さるようにして腰を動かし始めた。
「グレイス・・・グレイス!」
何度も私の名を呼びながら、時に深く、時に浅く、私を突き上げる。
彼の動きが速くなった。身体を起こして私の両脚を肩まで抱え上げると、激しく腰を打ちつけ始める。
「ああっんっ、んんっ!」
熱い・・・!激しい・・・この前よりも!
彼の熱が、呼吸が、私を貫き、喰らい、焼き尽くす。
ああ私、ずっとこうして欲しかった・・・!
リチャード様、リチャードさまぁっ・・・。
彼の肩にしがみつき、指を食い込ませ、何度も何度も彼の名を叫ぶ。
彼の動きがいっそう激しさを増した。汗がしたたり、肌は燃えるように熱く、呼吸は限界まで荒くなる。
「グレイス、グレイス、うあぁっっ!」
彼が獣のような雄叫びを上げた瞬間、私の中で激しい光が弾け、甘い稲妻に身体を貫抜かれた・・・。
はぁっ、はぁ・・・。
意識の深遠に落ちていく刹那、彼から熱いものが私の中に注がれるのを感じた。
彼は二、三度身体を痙攣させると、力尽きたように私に覆い被さる。
私たちはそのまま折り重なって、何時間も互いの鼓動を感じながら、深海の底で眠ったのだった。
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