彼女の隣に俺は似合わない

うさみ

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4月

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一瞬焦りを少し見せたが、上手く誤魔化される。
 

素直に聞き入れてみると、逆に驚く。



無表情だと思ったがそうじゃないらしい。


表情を作るのも隠すのも上手なのだ。



「俺、矢上恭介。よろしくな。」


「宮下鈴乃です、よろしくね。」




 
宮下とよろしくしなければよかったと思うのはもう少し後の話。
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