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★★本編★★元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています
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九鬼の洗脳計画は失敗に終わった。
喫茶【シロフクロウ】から出てきたところを拉致するか襲撃する予定だったようだが、僕が喫茶店のシフトから抜けると自動的に九鬼は喫茶店から出れなくなるので外出は無くなる。
変に計画の事を九鬼に言うと自ら出てきてしまいそうなので井上竜司〈いのうえ りゅうじ〉からは伝わらないように画策した。
後は手加減ができる状態ではなかったので、何も痕跡が残らない様に全て焼き払ってしまった。
一人だけ情報を持ってそうな人物の精神を狂わしてから、井上さんに引き渡した。
後は捕まえた彼が洗いざらい、計画の首謀者の事を吐くだろうし、龍鬼頭〈ロングゥイトウ〉内の事なので僕が関与するのはここまでだ。
もう体力があまり残って居なかったので欄干に凭れながら九鬼を待った。
九鬼は懐が広いので別れても今まで通りに接してくれると思う。
《霊ヤラレ》 解消セックスをしなくなるだろうけど、彼は元からそういう相手に不自由しないタイプなのでそこも心配していない。
いつも通りの九鬼が来た。
既に全身雨で濡れてるのに傘を差し出されて苦笑した。
矢張り、彼は優しいな…と。
ただ、彼がくれたものを僕が所有するのは許せなかったのかピンキーリングだけでなく、買ってもらったチェーンも返す事になった。
要らなくはないんだが……。
それからシロフクロウの話をしたかったのだが、彼はいつもの表情のまま手を動かしていて全く僕の話を聞いていないようだった。
ピンキーリングをふたつともチェーンに通すと金具を留める。
そして、何を思ったのか徐に高架下の濁流へと投げ捨ててしまう。
嗚呼、どうしてなんだろう。
どうして、そんなに簡単に手放せてしまうんだろう。
僕が欲してやまない物は、彼にとってそんなに不要なものなのだろうか。
気付いたら欄干を蹴って空中にとびだしていた。
もう殆ど体が動かなかったので着水に失敗して意識がとんだ。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
「──────────ぐ!?……ゲホッ、は、…ぅ、く………き?」
「ナァ?オレの見てないとこでナニ、やってんノ?何様のつもり?」
次に胸から走る激痛で目を覚ますと、何時もとは比にならない殺気を纏った九鬼が目の前にいた。
掛けていた幻術が全て消されている上に、服も引き裂かれていて失態がバレたことに呼吸が引き攣り、逃げられない事へ恐怖を感じた。
しかし、そんな僕にお構いなしに九鬼は僕の傷ついた膣内に指を突っ込んだ。
「い゙!!あ゙ぁあ!!……ッう!」
「ナニコレ?せっかくオレが作ってあげたマンコグチャグチャじゃん?なんで?」
「ゔ………ぐ!!……情報が……欲しくてッ……ヒィッ!」
「情報が欲しくてこーんな愉しいコト、他人にヤらせた訳?そんな、みっともなく喘いでるとこ見せたんダ?」
「違ッ……!?」
「ナニが違うが言ってみろヨ……」
息が詰まる。
傷付き焼け爛れている喉が痛む。
何故か物凄く怒っている。
呆れられることは覚悟していたが怒られるような事はしてない。
ちゃんと計画を潰すという成果を上げているのに。
既にズタズタの膣道が掻き回されて陰部から更に流血し、九鬼の指にガラス片が当たりゴリっと嫌な感触が上がる。
慌てて起き上がると彼の腕を掴んで引き抜きに掛かる。
「やめ……」
「九鬼さん!いくらなんでも…!!神功さんは九鬼さんを守るために…ッ!」
「黙れ、井上」
僕の横で影が動く。
もう一人居ることに完全に気付いていなかったが井上竜司〈いのうえ りゅうじ〉 だった。
こんな所を見られたくないとか、なんでここに居るんだとか色々思いは浮かんだが、井上さんも九鬼の肩を掴んでいた……が、九鬼の一言で全ての空気が凍った。
九鬼が井上竜司に目配せするだけで彼は渋々だが九鬼から手を離し、いつもと異なる姿を人型に戻して一歩引く。
そして、僕が強く腕を掴んだから九鬼は一度止まった。
「は、ぁ゙……ぅ、僕は……間違ってな…い、情報が欲しくて…体を使っただけ……ッ」
「─────誰が守って欲しいって言った?」
「……ッ、それは…僕が勝手に……したくて、してるだけ…です」
「じゃ、キミのミスだよネ?オレのしらないとこでアンアンヨガって愉しかった?」
「……!…ッそんな訳!?」
「あ~、も、イイヤ。じゃあ、選んで?」
何時もとは違った笑みを浮かべる。
全く笑っていない瞳が冷たい。
能力が発動して、九鬼の持っていたダガーがチェーンと二つのピンキーリングに戻った。
それを僕の目の前でチラつかせる。
そして、九鬼はズボンの中から勃起したペニスを引き摺りだすと血に濡れた内腿へと擦り付けた。
常軌を逸っした行動に頭の中が混乱した。
しかも完全に性器が勃起している事に恐怖すら覚えた。
「マンコに挿れてイイ?」
「……は………は?だ、駄目ですッ、ガラスの破片が入っていて挿入できる状態では」
「挿れさせて、くれたら許したげる。指輪も返すヨ」
「………………ッ!!?」
静かな冷たい言葉が僕を誘惑する。
出血量が多くて貧血気味で回らない頭が更に回らなくなる。
赦してもらえると言う甘美な誘惑が僕を犯していくがその為にはこのズタズタの膣に彼が挿入するんだ。
そうすると、必ず彼のペニスは傷付き幾つも裂傷が走るだろう。
もしかしたら再起不能になるかもしれない。
僕が返答できないまま視線を彷徨わせて居ると、更に九鬼がグッと顔を近づけて来た。
「………挿れさせてくれないなら、もう守らせてあげナイ」
「………?ど……う言う……」
「ボクを守れる範囲にキミを入れてあげナイ、……勝手に入ってきたらボクがキミを殺す。モチロン指輪も返さない、捨てる」
「──────!?!?」
狂っている。
いや元から僕達は狂っている。
それでも彼の狂い方は異常だ。
龍鬼頭〈ロングゥイトウ〉の継承リングは無くしていいものではない。
彼はそれを捨てると言うのだ。
意味が解らない、そこまでしてどうして突っ込みたいのかも解らない。
ハァハァ…と肩を大きく上下しながら呼吸を繰り返す、すると彼はとても愉しそうに会話を続けた。
「啊〈アァ〉…でも、キミを殺すのは愉しそうだナ……どこまでも追いかけて、追い詰めて、キミを捕まえて…………ゆっくーり、時間をかけて殺してその感覚をオカズに残りの人生をヒトリで生きるヨ」
「─────ッ!?!?なんで、そうな……る!」
「……朱華〈ヂュファ〉。何度も言ってるケド、ボクはキミしかイラナイ。キミを殺しちゃったらもうボクにそれ以上の愉しみは無いんダ」
九鬼が、白翼〈バイイー〉 が愉悦に顔を歪めた。
ペニスの先端で尻穴から膣の入口を擦られる。
「朱華。どうする?キミはどうしたい?ボクは…キミのナカに入りたい…」
「僕……僕は……」
「拒否してもいいヨ?……どっちにしてもニガサナイから」
九鬼から興奮が収まらないのを伝えるように狂気的な笑みが零れた。
僕は芯から震え上がるような感覚に体は萎縮するが、同時に欲情もした。
挿れてほしい、けど、彼を傷付けたくない。
そう考えた僕は自分の膣の中に手袋をした両手の指を突っ込んだ。
「ゔ………ぅ゙あ゙!!こ、……このまま、この、まま挿れて、くださいっ……!!」
コンクリートの上で足を広げ、膣の入口へ指を奥まで入れたまま広げた。
更にガラスの破片が襞に埋まり、劇痛が走ったが指を突っ込んだまま挿入して貰えれば九鬼のペニスは傷付かないし、条件を満たせる。
スッ…と九鬼の瞳が細くなった。
この回答では満足しなかったのかと眉を顰めた瞬間、体が真っ二つに引き裂かれたような痛みが襲った。
「あ゙!!ぁ゙ッ!!!は、……う、はぁ、ッ!!」
九鬼が遠慮なく奥まで腰をグラインドさせた。
僕の指ごと中に押し込まれたが必死に膣を開き九鬼のペニスにガラスの破片がついた内襞が当たらないようにする。
「キミのその、どちらも選ばずに、欲しいものを全部持っていく解答ができるトコロは尊敬するケド…ね…?」
「そ……れ、は……う、ご、ぁああ゙!!い゛……ぅ……ふーッ、ふ……あ゙!!」
「……そんなに叫んでみっともないネ~、我慢できないノ?……井上、塞いであげたら?」
性器ピアスが指の背に当たる。
膣を大きく指で開きながらも指でペニスに圧を掛ける。
こんな事で気持ちいいかは分からなかったが後戻りはできない。
僕をなじる九鬼の言葉が心を抉った。
九鬼を相手にしているからか、声が抑えられず苦く微笑みを浮かべて井上竜司に視線を移した。
;; inoe side ;;
俺は何を見せられているんだろうか。
どう考えたって九鬼さんがおかしい。
つーか、九鬼さん。探してた赤い目の奴隷見つけてたんだな。
神功さんが九鬼さんがずっと探してた相手だったのか。
どおりで神功さんとつるんでから他に興味が無くなる訳だ。
九鬼さんは探している奴隷のことを“綺麗”と表現していたので俺は勝手に女性だと思い込んでいた。
九鬼さんがこうなった時は基本手を付けられない。
逆らえば逆らうほど被害が増していくので俺は側で見ていたのだけど、矛先が俺に向かった。
神功さんがこちらを見て苦く微笑んだ姿は確かに“綺麗”だった。
神功さんの横に立つと俺はズボンの前を寛げた。
「……失礼しやす」
「いのっち、勃起してんジャン。あ、そっか、グロ系好きだもんね。朱華、良かったネ。興奮してもらえて」
猟奇的な様子と過ぎた性暴力は普通の奴なら萎えるくらいグロテスクなものだったが、俺は九鬼さんに付き合っていたせいでこういうモノでしか勃起しなくなってしまっていた。
性器を取り出すと神功さんは口を開いた。
口の中も、火傷や切り傷を負っていたが誘うように舌が絡みついた。
「ん゙!!んーッ…………は………ぅ゙」
九鬼さんが無遠慮に腰を振っていたので神功さんの体はずっと痙攣していた。
それでも彼は九鬼さんが作った人工的な穴を指で拡げてペニスを傷付けないようにしていた。
つーか、人の体になんつーもんつくってんだ九鬼さん。
九鬼さんがコッチばかりを見ていたので仕方なく奥までペニスを突き入れ、更に腰を回した。
この人は痛覚が無いとかでは無いので痛いと思う。
浅くしたら、ドロリと血液がペニスに纏わりつく様子が視界に入って俺は更に興奮した。
浅くすると神功さんは俺の性器を追いかけるようにしてまた奥まで咥える。
九鬼さんにみっともないと言われたからか必至で声を我慢している様子が窺えた。
口の中が傷付いているにも拘らず神功さんの舌使いは艶めかしかった。
俺の好きなところを熟知しているような舌使いにどうしても腰が小さく揺れる。
ふと、神功さんに腰を打ち付けている九鬼さんと目があったが、こういう奴隷を壊す行為の時でも女の子を抱くときでも、いつも彼は愉しそうに性行為をするのに今日は時折とてもつまらなさそうにしていた。
思い悩んでいるような、哀しそうというか。
そんな事を考えているとジュルッと深くまでペニスを吸い上げられた。
「……ゔ……神功、さ……ッ、九鬼さん、も、俺、…イくっス……」
「早いネ~、イイヨ。……ガンガン奥まで突き上げてからイけよ」
神功さんの喉は割と酷い状態だったが、言われた事をやらないと俺ではなく神功さんが傷付けられるだろう。
はぁ…と、一度溜息を吐いてから神功さんの後頭部を両手で掴むと嘔吐き、苦しそうな様子を見詰めながら遠慮なく腰を振った。
吐きそうになりながらも喉を開く様子は堪らない。
「ん゙!!ん゙ー!!は……ぉあッ゙、あ゙………!!ゲホッ!!は……はぁ!……は」
神功さんの鼻が体に触れるほど深く咥えさせてから俺は体を震わせた。
そのまま喉をチンコで埋めて呼吸を奪いながら射精すると、キュッキュッと抵抗することなく先端を締め上げる様は堪らなかった。
余韻に浸ってからペニスを引きずり出すと、赤く染まった体液が口端から流れ落ちていった。
九鬼さんのもんだって分かってんのにメチャクチャ興奮して俺は息を逃した。
▽▽ KUKi side ▽▽
ムカつく。
朱華〈ヂュファ〉は結局どちらも選ばなかった。
オレは別にチンコが捥げても構わないのに。
指で開かれている性器をメチャクチャに突き上げる。
しっかりと開かれていてペニスは傷付かなかった。
手袋の布の感触がペニスを擦りあげ、朱華〈ヂュファ〉のくぐもった悲鳴が上がる様に直ぐオレは昂るけど、体の興奮程、気持ちが付いていかない。
井上はそんなこと無いようで射精していた。
「あ゙~、ムリ。こんなゆるマンじゃイケナイ。…オレのも咥えろヨ」
「……は……はっ……ゔ………ッ!?………は、………い」
ズルリと朱華の胎内から引き摺り出したペニスは血塗れだった。
地面にタッチするとベッドのように隆起させ、朱華の濡れた髪を掴み引き摺って仰向けに寝かせる。
頭だけ岩のベッドからはみ出させると赤く染まった性器を朱華の口許に近付けた。
なんの抵抗もなく汚れたペニスが頬張られる。
朱華はされるのは嫌な癖に、オレの性器は汚れてようが何してようが特に気にしなかった。
段々思考が落ち着いてくると虚しくなってくる。
こういう感情って遠の昔に無くなってると思ったんだケド。
「ゔッ………ぅ゙………………ッ」
左千夫くんは口の中も傷付いていてグチャグチャだったけど、それは最高にそそった。
ただモヤモヤとした感情だけがボクを支配する。
井上がコッチを見ていたのでグッと眉が寄ってしまった。
「尻の穴にでも突っ込んでやれば?そっちは使えるみたいだし」
「はぁ!?…………いいんスね?」
「イイヨ、イイヨ~。壊したって死なないカ、…ラ!」
「…ぅ゙………う~、は、ッ、ぁあ゙!!あ゙、…がッ」
井上が亀裂の入った尻の穴に突っ込むと劇痛で左千夫くんが震えた。
両手が彷徨うように宙を引っ掻いたので掴みあげると持っていたピンキーリングが左千夫くんに触れて、ボクの腕ごと掴まれた。
こうやってずっと繋いでくれてたらいいのに。
ボクもそろそろ体的には興奮が限界だったので、左千夫くんの両手を掴みながらボクが作った岩のベッドからはみ出ている後頭部を岩に叩きつけられる程深く腰を打ち付けた。
体勢的に左千夫くんの表情は全く見えなかったけど、喉の中をボクのペニスで満たしている様子が上から見下ろせて、最高に興奮した。
けど、損傷してるし貧血気味だからかいつもより喉の締め付けは良くない。
「落としたら、返さないからネ~」
「あ゙!!……ゔ………んーッ!!……!!…………!……ッ……」
左千夫くんの片手にチェーンで繋がったリングを渡すと、黒い手袋で見えにくいが血塗れの損傷した震える指でぎゅっと握り締めた。
そんな物よりボクの方がずっと魅力的だと思うんだけどナ。
グッと喉の奥の方までペニスを突き入れてジッとする。
気道にペニスが埋まって開いている様を、喉の皮越しに見つめた。
井上の打ち付けに合わせて、体が震え喉が何度も閉まるさまを見つめると、左千夫くんが痙攣を始める。
一度酸素を吸わせるために浅くまで引き抜く。
「はッ!!……あ……え゙……ぅ、…………ゲホッ……………あッ!!おえ゙……ん、ん゙!!」
「はぁ、……んと、情けない声聞かせるのボクだけに…しときなヨ……ッ」
左千夫くんは限界が近いようでいつも咽たりしないのに盛大に嘔吐き、血痰を吐き出して居たけど、気にせずまた奥まで突っ込んでやる。
井上もこっちに体がズレるほど激しく突き上げて来たのでボクからも激しく腰を打ち付け、柔らかい抉れた喉肉をピアスで荒らし、更に喉を潰すように首を締めた。
「締り悪いカラ、締めてあげるネ~」
「────!?………!!………ん゙!?……あ゙………ぁ゙」
左千夫くんは抵抗しなかった。
ピンキーリングを握り締めながら岩に爪を立て、足を広げたまま全身を痙攣させていた。
赤く染まった手負いの獣は純粋に美しかった。
首を締め、喉越しに自分の性器を擦りあげ、腰を打ち付けたらメチャクチャ気持ちがいい。
傷ついた左千夫くんを見下ろしながらなんとも言えない背徳感に染まってきてボクは射精した。
「─────は、呑めヨ」
「……………ぐ!?………あ゙………あ゙……ん」
左千夫くんの喉奥に精液を叩き付ける。
胃に直接流し込んでやってからグチャグチャのペニスを引き抜いた。
こんな事普通の相手でやったらトラウマになるだろう行為だけど、ペニスを引き抜いて少し距離を取ると安心したように微笑んだ左千夫くんの表情が視界に入った。
立て続けに井上もイった辺りで左千夫くんの瞳に色が無くなり、瞼が落ちる。
流石に限界なんだろう。
精液を吐き出してスッキリした筈なのに何故か全くスッキリしなかった。
「……坊っちゃん?」
不意に井上が幼少期に呼んでいた呼び方でボクの事を呼ぶ。
急にどうしたのかと思ったらポタポタと左千夫くんの顔を水滴が汚した。
此処は高架下なので雨は入らない筈なのに、どうしたのかと思ったら犯人はボクだった。
視界が少し霞んでやっと気づいた。
ボクが泣いてるんだと。
と、言うかボクってまだ泣けたんだ。
掌の付け根で両目を順番に拭いながら声を荒げた。
「いのっち!!その呼び方!!」
「は、…はい!!すいません、九鬼さん!」
「あー…、もー…なんなの?このボクが好きって言ってんのに……!!全然分かってくれないし……ムカつく」
「……そ、それは、仕方ないかと……」
「それに、ボク、守られる程弱く無いし。キミを見つける為にこんなに強くなっちゃったし……………。
…………。一応、ボクなりに大切に扱ってきたつもりだったんだけど……」
これっぽっちも伝わらない思いにどんな表情をすればいいか分からなかった。
ピンキーリングの鎖を握り締めながら脱力する左千夫くんに触れた。
残っている衣服でキツく縛るようにしてから頬を撫でゆっくりと抱き上げて、そして反応がない体を強く抱き締めた。
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