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★★本編★★元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

【6-3】この楽園で僕らは踊る(尿道・肉体改造・ピアッシング)

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※ 【飛んで愛して僕らいこうよ】の続き
(後天性男ふたなり・肉体改造・ピアッシング・尿道)


【この楽園で僕らは踊る】

▽▽ KUKi side ▽▽

どうやらボクはまたしてもバッチリ“トん”でしまったらしい。
下でボクと繋がりながら噎せている左千夫くんが皮肉げに「おかえり」と言った。
先程“おかえり”と言われたとこまでは確かに覚えているんだけど。
それにしても、“トんで”いたボクはかなりお楽しみだったようだ。
左千夫くんの腹は精液でカパカパになっていて、お尻の穴はボクの萎えたチンコを咥えこみながら赤く充血して襞が捲れている。
そしてボクは頭突きされたデコは痛いけど、かなりスッキリしているときた。

左千夫くんがまたイったのか、キュキュっとお尻の穴を痙攣させて萎えたペニスを締め上げてくる。
湧き上がる痛みに自然に呼吸が引き攣った。
左千夫くんが腰を引こうとしたので反射的に腰を掴み…まぁ、イき過ぎて痛いがボクにとっては痛いのも気持ちいいので気にせず性器ピアスで前立腺を擦ってやった。

「───────ぁあっ!!」


あ、これ、まだいけそう。
左千夫くんはぶっ飛んだボクに攻められ過ぎたせいでめちゃくちゃ敏感になっているのだろう、普段なら聞けない掠れた嬌声が喉を震わせていた。
ブルリと体の奥底から乾いた欲が戻ってくる。
身体は満足しているけど精神的には全く満足していないボクは、舌なめずりし、萎えたペニスの根本を手で支えると、指で押すようにして血流を流しながら中へ中へと押し込んでいく。

「─────ッんあ!?
く、き、…なに、やって……、も、《霊ヤラレ》 は治ったはず…」

「ん?《霊ヤラレ》 は収まったヨ?だから、普通の“コイビト”のセックスしよっか♪」

「……ッ、僕はもう、満足してまッ…………っく!」

左千夫くんは初めての感覚に弱い。
胎内でゴムを破いて突出しているピアスの感覚がまだ慣れないのだろう、快楽を逃がせていない。
にしても、初ピアスで前立腺を擦られて善がり狂っている左千夫くんを脳裏に刻めなかったのが残念で仕方ない。
そもそもボクは自分の管理外で左千夫くんがどうにかなるのは嫌でたまらないのに。
自分自身に嫌悪を抱くという妙な感覚に自然と表情が冷たくなる。
基本的にボクは思考と身体は別なイキモノなので、既に左千夫くんの中で性器は硬さを取り戻していった。

左千夫くんはキリキリとボクの腰に添えた手に爪を立てながら、必死に快楽を逃がそうとしている。
感じ過ぎたのか体中の痙攣は収まっておらず、視線を背けていたが中のイチモツが大きくなり始めると焦燥に駆られた表情をボクに向けた。

「なっ……も、何十回も、イってたの、……に、なんで勃つ……ッ」

「ん?そんなにイってた?
でもさ、左千夫くんよーく考えてみてヨ。
一日さ、…ッ、2回射精するとするでしょ?
じゃあ、1ヶ月お預けくらったらどうなるか……ナ?」

面白いほど左千夫くんの顔から血の気が引いていく。
そんな単純計算ではないと言われてるかのように瞳は揺れているが、まぁ、そこは愛嬌だ。

「流石に60回はイってないよネ…?」

悪戯に笑ってやると流石に警戒心を全開に剥き出しにして、左千夫くんは藻掻き始めた。
だが爪を立てられている時も思ったが動きがおかしい。
今もそうだ少し体を抑えるだけで動きが鈍る。
表情に出さないのは流石としか言いようがないが、じっと観察するような視線を向けると肩に違和感があることはすぐにわかった。

「左千夫くん、トランスしてるボクに肩抜かれちゃった?」

「そうですね…誰かさんは、トんだ後は…ッ動きを封じるのが好きなようですよ?」

「そっか、流石ボクだね~」

この辺、彼は変わっていない。
デロデロに精神を犯すとこまでいかないと絶対屈服はしないんだ。
この挑発的な口調は堪らなくボクの支配欲を掻き立てる。
分かってやってるなら大したものだが、元からの性格のせいであることが強いだろう。
本当にボク好みで仕方がない。

「せめて、肩…入れさせて下さいッ…、このままじゃ…」

「うるさいナ……奴隷は奴隷らしく言うこと聞けヨ」

久々に彼の精神諸共犯すことにした。
甘いセックスだけでも充分満足はしてるけど、できる事なら彼をボクというもので支配したい。

殺気と冷たさを含んだボクの物言いにほんの一瞬彼の瞳が揺らいだ。
懐かせるのには割と苦労したんだけどな。
崩すのってホント一瞬だなと思考の隅でだけ思った。

「場所変えよっか。…“転送”!」

僕達が一瞬輝くと、空間移動が始まる。
はるるが造ってくれたこの装置はホントに便利だ。

転送先の部屋はボク達が暮らしている最上階の一つ下の部屋である。
赤を貴重とし、居住スペースと同じ広さを有したSMルームである。
SMルームには色んなものが置かれている。
SMチェアをはじめにX字の磔台、三角木馬、マルダムール等の様々なエキサイティングチェア、コンセプトプレイを楽しめるように部屋を区切ったりもしていて、産婦人科にあるような検診台をおいている部屋もある。
天井からは至るところに拘束用の鎖が垂れていて、異様な雰囲気を醸し出している。
ボクの能力で作ることも可能なんだけど、やっぱり視覚的にも犯して上げたくて全て造らせた。
もちろん、左千夫くん専用なので簡単に壊れたりしないものを。
先程とは違う黒い防水のマッサージベッドの上に、結合されたまま転送された。
能力を使って、ベッドと左千夫くんの手と足を結合するように拘束してしまう。
下から珍しく睨みつけてくる左千夫くんはきっとちょっと怒ってる。
ゆるゆると腰を揺らし、彼の犯された体躯を視線で堪能しながら頭の中は何をしようかと思考を巡らす。
沢山あるやりたい事の中から今日することをチョイスすると、一度ペニスを引き抜いた。
ドロリと、結合部から溢れる精液を見ると更に自分が欲情していくのがわかった。

「そんな怒らないでヨ、昔とは違ってちゃんと愛のあるプレイにしてあげるカラ♪」

「…………………………………。」

「おしっこの穴も久々にイジってあげたいけど、今日はオマンコの穴、使えるようにしよっか。」

「…………!!ソコは、もう、ずっと使ってない…ッ」

「うん、知ってるよ。ボクが塞いじゃってるしネ。
ばい菌入っちゃ困るし、先に洗ってあげるね~。」

ボクはベッドから降りると、上から垂れている鎖を手に取り、足の拘束する場所を変えていく。
膝裏にチェーンが回るようにしてベッドよりも高い腰が少し浮く位置で、開いた状態で固定する。
足の付け根はベッド側に受けるような出っ張りを作り、足を閉じられないようにそこに布で巻くようにして固定する。
両手は床から鎖を伸ばして下に垂れるような形で拘束するが肩を脱臼しているので時折左千夫くんは息を詰める。
昔なら確実に暴れていたのだが、左千夫くんは我慢強くなったと言えばいいのか…。
睨みつけてくると言うより、見下すように顎を上げたまま視線だけで此方をうかがうように向けてくるのでボクの股間は疼きっぱなしだ。
最後にベッドにタッチしてまた形状を変えてしまう。
かなり小さいものにしたので、上は左千夫くんの背中の肩甲骨くらい、下は太ももくらいでボクが入り込めるようにU字に窪みがあるものに変えた。

近くの壁にあるシャワーヘッドを取ると、水を出して温まるまで待つ。
その間に器械台に必要な道具を並べて、左千夫くんの元まで押して行く。
左千夫くんの足の間に入り込むとシャワーを適当なところにかけて身を乗り出す。
肩と腕に触ると一瞬相手の体が強張るが、視線は相変わらず見定めるようにボクを見つめたまま、彼は何も言わなかった。

壊れると思った。
彼を奴隷だと表現することでまた嫌われたり、好きという感情に対して疑心暗鬼になるのだろうと思っていた。
でも、左千夫くんは違った。
ボクが時間をかけて築いた左千夫くんとの関係を、思っていた以上に彼は大切にしてくれるようだ。
下に繋いでいる鎖の長さを少し長くすると、腕を回すようにして関節をハメ直してやる。

「大人しくできたからご褒美ネ。」

左千夫くんは不思議そうに視線を眇めたが何も言ってくることはなく、反対も同じように整復するとチェーンをもとの短さに戻し自由を奪う。
彼を覆うように身を乗り出したまま、シャワーを取るとゆっくりと胸の辺りから温かい湯をかけて汚れを拭っていく。
左千夫くんは浴びるという行為が元から好きなので自然と少し体の力を抜く。

「あたたかい………。奴隷に対して行う行動ではないように、…思えますが?」

恍惚な声が左千夫くんから漏れる。
熱を持った体躯にはシャワーすらも刺激になるようで彼は小さく息を引き攣らせている。
それでも、言葉と視線は皮肉を込めて放ってくるので、ボクはその生意気な唇の端に口付ける。
そのまま肉厚な舌を覗かせて、ボクが殴ったため青く内出血している肌を舐め上げる。
唾液を起点に能力を発動して、切れている毛細血管を能力で塞いで鬱血を無くしていく。
殴った傷を全て治し終わったら、左千夫くんのすぐ側でボクは抜くようにフッと笑みを浮かべた。

「左千夫くんなにか勘違いしてない?
ボクはキミのご主人様、…支配者なんだヨ?
だから、ボクはキミを壊さないように気をつけはするけど、ボクの嗜好や攻撃性は全部受け入れて貰う。
ボクが、こうやって優しく洗いたいなぁって思ったら洗ってあげる。逆にキミを酷く傷つけたくなったら容赦なく傷付けてあげるカラね。

あ、後、朱華〈ヂュファ〉はボクだけの奴隷だから他のヒトに心開いちゃダメだからネ。
……普段のキミを支配するのは我慢するから、セックス中くらいボクに支配させて…?」

ボクが彼の為に考えてつけた名前、朱華〈ヂュファ〉と表現する。
本当は彼の全てを支配してずっと側に置いといてやりたい。
人権なんてもんは剥ぎ取ってボクだけのものにしたい。
でもそうするなら彼を壊してしまう必要があるだろう。
もしかしたら壊してもボクのモノにはなってくれないかもしれない。
そして、残念なことにボクは本当に左千夫くんのことを愛してしまっているので壊すこともできないんだ。
昔であれば、欲しいなら壊していた。
ゆっくり体躯〈からだ〉から犯して、最後は精神まで侵食出来れば最高だ。
ボクから離れられない体躯〈からだ〉にしたい。
そうすればどこに逃がしても戻ってくるようになるから。

左千夫くんは何も言わない。
相変わらずいつもの表情でボクを見上げているだけだ。
軽く触れるようなキスを落とし首筋、鎖骨へとキスマークを作っていく。
キスマークは刻むが、くっきり付いた僕の指の形は舌を這わせて消していく。
絞め殺すどころかへし折る勢いでついている指の型に少し笑ってしまった。

「左千夫くん、もうちょっとウエイト上げないとボクに殺されちゃうよ?」

「そうですね……。こんなに至近距離で貴方の相手をすることは想定してなかったので…。
毒でも仕込んでおくことにします。」

「死なない程度にしといとネー。」

素直に体重を増やしてくれないところはやっぱり左千夫くんであるとしか言いようがなくて。
喋ることで震える喉に歯を立ててやる。
胸にもキスマークを作りたいところだが見えるところに作ってもどうせ幻術で消されてしまうので彼の仕事着で隠されている場所に続けて刻んでいく。
同時にペニスを洗い、緩んだ窄まりに指をいれると、なるべく刺激しないように中の精液を掻き出してやる。

「…………ん、……………ん……」

左千夫くんの体の感度はもう狂っているようで、必死に声を殺す様子が堪らなく愛くるしい。
指で開き、媚肉を剥き出しにしながら湯を注ぎ、丁寧に中を洗い終わるとシャワーヘッドについているボタンで湯を止めて近くにかける。
リモコンで空調を整え、拘束してあるので全ては難しいがきれいに拭いてやってから医療用のワゴンに手を伸ばす。
ワゴンの上に必要なものを用意し、全て消毒や必要な処理を行ってから自分の手と相手の陰部全体に消毒液かける。
滅菌された手術に使われるメスを手にすると、床に膝を付き、左千夫くんの陰部に視線を合わせる。
半分ほどしか勃起していないペニスと陰嚢を上に持ち上げるようにして蟻の戸渡の部分を露出させた。

「イクよ?」

陰嚢の付け根ギリギリから後孔の括約筋のすぐ側まで真っ直ぐに皮一枚をメスで切り裂いていく。
赤い筋が入りゆっくりと滲み出て来る血液に欲情を隠せるはずも無く舌なめずりした。
左千夫くんは体を強張らせながらも、苦痛の悲鳴を上げることはしなかった。
ホントここ数年で痛みには更に強くなったと思う。

「ほら、出てきたヨ?ボクが造った左千夫くんのオマンコ。」

「んっ、舐めるのはッ……………ッ!」

切開した傷口を塞ぐ為にねっとりと舌を這わすと、流石に左千夫くんは鎖をカシャカシャと揺らした。
元から左千夫くんはめちゃくちゃ気持ちよさそうにする癖に、陰部を舐められることには抵抗があるようだ。
舐めることには抵抗が無いくせに。
血液の味を堪能しながら傷口を塞いでしまう。
本当に便利な能力を授かった。

そうするとぱっくりと開いた割れ目がそこには存在するようになる。
細いスティック状の洗浄ゼリーを膣口に当てると、洗浄液を内部に流し込む。
久々の柔襞を広げるようにしてヴァギナの中を覗いた。
ゼリーのヌメリをかりて、指を二本挿入すると入口の辺りだけ掻き回し、感触を確かめる。

「んー。ちゃんと機能してそうだね。
流石左千夫くん。“ある”ってことは意識してくれてたんだネ。」

「……………ッん………………仕方なく…です…ッ」

まぁ、当たり前だ。
彼は自分の体の事を熟知している。
そうじゃないと彼の戦闘スタイル全てに影響が出るからだ。
ボクが造った臓器だから大切にしてくれた訳ではないと分かってはいるんだけど。
吸い付くように収縮されてしまうと勘違いしそうになる。

「よし、じゃあ、ソロソロ本番行くヨ~。」



▲▲ sachio side ▲▲


こんなモノ忘れられる訳がない。
そもそも九鬼がボクの体内に造ったものを忘れられる筈もない。
結論だけ言うと、女性のかわりに抱かれてもいい。
彼が長く僕に興味を持ってくれるならそれに超したことはない。

“本番”と言う言葉に僕は勝手に膣に挿入されるものだと思ったので、視線を逸らせてきつく唇を結んだ。
正直声を耐えるのはもう無理だと思う。
それでも自分の甘ったるい声を聞くのは出来るだけ避けたい。

「──────ンッ!………?…く、き?」

しかし思っていたところと違うところに刺激が走る。
グッと敏感な部分を摘みだされている感覚に視線を下げると、九鬼の手にはピアスを開ける用のニードルが握られていた。
まさかと思った瞬間、痺れるような激痛が頭の先まで駆け抜けた。


「──────────────ッ!!」

「左千夫くん、ホント痛みには強いネ。」

摘まれているのは間違いなく陰核で、その根本の神経が集合している部分にニードルの鋭利な先が刺さっている。
ガシャリと激しく鎖を揺らして上半身を少し起こすと、ニードルが半分まで刺さっているのが見えた。
同時に九鬼の支配欲丸出しの視線が僕の朱い瞳に絡む。
痛みよりその視線に僕は慄いた。

「左千夫くん、痛くないの?」

「…痛くないわけ……ッ、ない」

「じゃあ、ちゃんと、痛いって言って?」

「ッ!!!??」

「ほら、ちゃんと、ご主人様に今の状況を説明して?」

事もあろうに九鬼は途中までしか刺さっていないニードルをぐるりと回す。
感じたことの無い場所の痛みに目を見開き背中を撓らせようとするが拘束のせいで動けない。
奥歯を噛み締め、悲鳴を殺す。
汗だけが額から滲み出て、小さく身体が震える。

「流石だね~、もっと痛いほうがいい?」

「九鬼……」

「なぁに?」

「ッ………見返りは?」

「ん?」

「僕が、貴方に下る見返りは?」

これ以上は我慢できない。
暴れて反抗するか、彼の言うとおりにするからどちらか選択しなければいけない。
自分の思いをそのままいうのは好きではない。
言葉に乗せられて我慢が効かなくなるからだ。

僕の脚の間から見える九鬼は少し驚いているように見えた。
それからゆったりと残虐な笑みを愉しそうに湛える。

「流石だね。キミのこと奴隷にするって言ってるのに取り引きを持ちかけてくるトカ。
イイヨ、取引しよっか…そうだなァ。ボクが死ぬまで一生飼ってあげる。
朱華〈ヂュファ〉ヒトリだけを一生ネ。
奴隷は、キミだけしか飼わないってのはどお?」

想像以上の返答に心が締め付けられる。
彼は僕だけを、一生飼ってくれると言うのだ、この言葉だけで僕の自由を簡単に奪ってしまう。


「では、その約束を……ッ、破ったら、僕は貴方の前にはもう、姿を現さないことにします……。
安心して下さい、貴方の見えないところでちゃんと貴方の傍にいますから。

九鬼……痛いと泣き叫ぶ僕を見て幻滅しても、知りませんからね……。」

「我慢する左千夫くんも、泣き叫ぶ左千夫くんもどっちもすきだから大丈夫だヨ。」

僕の返答に九鬼は静かに頷いた。
その後はすぐにいつものように食えぬ笑みを浮かべて反対側に当てたコルク片のようなものに向かって、殊更ゆっくりとニードルを進めていく。
一気に貫通させてくれたらいいものの、本当に彼は意地悪だ。
ギュッと眉が寄り、表情が険しくなる。
吹き出す汗が止まらない。
そう、痛いんだ。
叫びたいほど痛い。
我慢できなくはないけど、九鬼は現状を伝えろと言う。

「九鬼……痛いッ」

「ヨク、言えました。でも、もうちょっと我慢……ネ!

「─────ッッッん、は、ヤ、だ……いたっ、ぐ………ん、ん、ヒィッ!」

「よし、貫通したヨ~」

僕は痛いと口にする。
けれど、痛いといったからと言って止めてもらえる訳ではない。
僕が痛いと言うことを精神的に認めさせられるだけ認めさせて行為は続いていく。
視線を下に下げると、その辺にある鏡でクリトリスにニードルが刺さっている暴力的なビジュアルが見て取れた。
ピンッと九鬼がニードルを弾いたため頭の中を殴られるような痛みが体全体に響き渡る。
腕の鎖を握るようにして、体を動かせる範囲でばたつかせる。

「ここの傷は塞がないから暫くは付けてることを堪能してネ!
あ、普段はちゃんとオマンコは見えないように幻術で塞いどいてねー。
じゃあ、これつけるね。これで左千夫くんもピアスデビューだね♪」

リング状で止める丸い珠の部分に赤い宝石が入っているピアスを目の前まで持ってこられる。
ピアスデビューなんてしたくない。
一言もしたいっていってないのに。

「んっ、…………ぁ、ぅ…………ッ、く、…っん!!ん゛!!」

ニードルがまた滑り出すと僕は首を横に振る。
針が最後まで抜けきると同時にリング状のファーストピアスが通されて、取れないように珠を能力で接着してしまっているようだ。
ピアスで飾られた瞬間、そのピアスをピンッと弾かれてしまい陰核から激痛が走った。
九鬼の一挙一動に反応を返さないことが不可能になってきて、大きく僕の体躯が跳ねた。
痛い。
元から九鬼は傷口を治せるけれど痛みは取ってくれない。
ただ、陰核に関しては傷口も治してくれないようだ。
頭に響くような痛みがずっと襲ってくる。
久々に痛みに思考が奪われて正常に判断できそうもない。

不意に腕の拘束が外され上からの鎖に繋ぎ直される。
寝転がっている背中を起こすようにと僕の背中に九鬼が割り込んでくる。
脚を開脚し上部に拘束されたまま、後ろに座った九鬼にもたれ掛かるように抱き締められると、肌が密着する気持ち良さに体が震えた。
そして上体を起こされた目の前にはしっかりと姿見が置いてあった。
後ろで愉しそうに笑う彼がペニスを手で支えているため、クリトリスに貫通したピアスも丸見えで自然と眉に皺を刻んでしまう。

「手の拘束解いてあげてもイイんだけどネ~。
もうちょっと待ってネ、ほら、可愛いデショ?」

「………貴方の神経を疑います。」

「ヒドイ、傷付いたから慰めてヨ。」

「どこがっ、あ、も、挿れる、なッ………ンァ!!」

そのまま襞を見せつけるように開かれ、事もあろうか緩んだ後襞を割るようにしてアナルに挿入されてしまう。
自重で自然と奥まで咥えこむと、僕のペニスもまた熱を持ち始める。
まだ頭の中は痛いのに、気持ちいいが混ざってくると混乱する。

「ヨシ!じゃあ、今日のメイン行くよ~」

次こそ挿入されて終わると思った。
しかし、全くそんなことはなくて僕の視界の鏡には僕の後ろで先程よりもかなり長いニードルに九鬼が唾液を絡めている様が映った。
肩越しに目を見開きながら視線を向けるといつもの表情をしている九鬼と目があった。

「オマンコの尿道って途中までしかできてないと思うから、使えるようにするヨ。
泣き叫んでも許してあげるから、存分に啼いてネ。」

片方の手で僕の陰嚢とペニスを支えながら、襞を大きく開かれる。
陰核の直ぐ下にある女性器の尿道口に、先が尖ったニードルの先端が当たる。
ギュウッと体に力が入ると無意識にアナルの括約筋まで締め上げてしまう。

「ッ………あん、ま、締めると手元狂っちゃうヨ?」

「ぁっ!……九鬼、止めてくだっ………ッん!!……ッ、ッ…………ッ」


結合している腰を1度大きくグラインドされてしまうと体に力が入ったあと少し抜ける。
その瞬間を九鬼は見逃さず、女性器の尿道へとニードルを挿入させていく。
僕は大きく首を横に振る、次に来る痛みに耐える自信は全く無くて双眸を眇めた。



▽▽ KUKi side ▽▽


ヤバイ、かなり興奮してきた。
今から繊細な事をしないといけないのに結合してしまったのは間違いだったかもしれない。
本来ニードルは真っ直ぐだがボクは自分の能力を使いその形状にカーブを加えていく。
途中までは出来ているので元からある穴に沿うように能力で曲げた
「─────ッッッん、は、ヤ、だ……いたっ、ぐ………ん、ん、ヒィッ!」
ニードルを進ませていくと肉壁にぶち当たった。

「─────────ッあ゛!!!ぃ、い、たっ、い、くきっ、くきぃっ!く、ん、ん゛、ン゛、っん────!!!」

そのまま穴を開ける原理で肉を裂くようにニードルを進めていく、傷つける事が目的でない為“創造”と“治癒(細胞分裂)”の能力を同時に発動させ、先程ニードルに付着させた唾液で裂いた肉の表面を尿道として使用できる形へと変えていく。
ただ、ボクの治癒能力は万全なものでなくて、痛みは取れない。
傷は治るけど痛みはそのままだ。
叫び始めた左千夫くんを後ろからグッと抱き締める。
左千夫くんのアナルに埋まったイチモツを食いちぎりそうな勢いで締め上げられて深く息を抜く。
左千夫くんの体の中は、解剖させてもらったこともあるので全て覚えている。
ボクの治癒能力は相手の中身まできちんと覚えてないと正しく作動しないからだ。
寸での狂いもなく、ペニスの尿道に添わすように女性器の尿道を形成していく。
途中おしっこを、止めれるようにきちんと尿道用の括約筋も造った。

「ィ゛……ッ、抜いて…抜いッ……ひィッ!!九鬼ッ、ッもう、もう、君の、せいで、耐えれないッ、ッん゛!!」

「もうちょっとカナ。あ、ここ、括約筋作ったからネ、ちゃんとチンコの尿道とおまんこの尿道を別々に締めたり開いたりしないとおしっこのとき大変だから気をつけてネ。」

左千夫くんは汗を滲ませ、上で拘束されている手は鎖に爪を立て、背を撓らせながら叫んでいる。
一度痛いと言ってしまってから声を抑えられなくなったのは間違いなくボクのせいだ。
強靭な彼の能力の源でもある“精神”をボクが犯してやったからだ。
痛いくらいに後孔はボクの肉棒を締め上げ、更に快楽を感じていく。
痛いのもキモチガイイ。

ニードルを婉曲させていくとやっと目的地まで辿り着いた。
体内の肉を裂き膀胱まで辿り着くと、ニードルの先端を更に押し込んで穴を開いてしまう。

「ッ……………………ヒッ!!ァ、あ、な、に?…ぇ?……っっっッ!?」

「ん?何って…おしっこだヨ?ちゃんと膀胱まで行ったみたいだね。」

「ぁ、あ、あ…止めてッ、…ぅ……ふぁッ」

「そうそう上手ー!ちゃんと、女の子のおしっこの穴力入れれてるネ。
残念だけど、ニードル入ってるから止まらないケド。」

「ぅう………、さいあ、く…です……」

ニードルを持っている手に振動が来る。
それは左千夫くんが、ボクが造った尿道を既に動かし始めた証で高揚に体が震えた。
この感覚神経への順応の速さは流石としか言いようが無い。
排尿しているというよりは無意識にジョボショボと流れ出てくる小水に、左千夫くんは顔を真っ赤にして目尻を潤ませていた。
その眦に後ろから乗り出すようにしてキスを落とし、ニードルの唾液を媒体に細胞を分裂させ傷口を塞ぎ、ちゃんと膀胱に繋がった尿道を作り上げてしまう。
初めこそ血尿であったが傷口はきれいに塞げているようで、尿の色は通常へと戻っていく。

前の排尿から時間も経っているだろうし、《霊ヤラレ》 のボクにも散々揺すぶられて膀胱を刺激されているので排尿は直ぐに収まらず、膀胱に蓄積されていた小水はタイルを伝い排水口へと流れて行く。
ニードルの先から小水が出るのが止まると、左千夫くんは長く息を吐いた。
色んな刺激を与え過ぎた体は小さく震えていて、ボクの頬に自分の頬を当てるように左千夫くんはこちらに体重を掛けてくる。
その体をギュッと抱きしめたままかなり奥まで入ったニードルをゆっくりと引き抜いていく。

「ッ!!あっ、い、痛いッ!!ぅ゛………!!」

「んー…、痛いはおかしいよネ?もう傷口は塞いだから。」

折角収まった刺激が再開すると左千夫くんは目を見開く。
もう羞恥やら痛みやら快楽でごちゃごちゃなのだろう。
でも、今作った尿道が傷むのは困るので、引き抜いていたニードルの形状を先端が丸まった尿道を犯す玩具、ブジーへと変えてしまう。
左千夫くんに見せつけるようにギリギリまで引き抜いてからブジーに消毒用のゼリーを足して、またゆっくりと沈めていく。

「────────ッんんんんッ!!無理ッ、痛いッ、九鬼、気持ちよくないッ、イタ…イッ」

「ちょっと我慢ネ…ッ。」

「あ゛!ぁ!……やめ、やめ…ッ…………んんぁッ!!」

気持ちよくないと言われることすらボクは快感で仕方ない。
これをキモチイイに変えていくのが堪らない。
ちゃんと女性器の尿道でも快楽を感じるように左千夫くんのペニスを扱き、挿入したままの腰を打ち付ける。
中のブジーごと前立腺に押し付けるようにアナルの中のボクのピアスで腸壁を押し上げてやった。
左千夫くんはもう上体を維持できないようで体を強張らせたまま背を撓らせ、こちらに体重を預けてくる。
ペニスを扱きながら尿道を弄ってやると、苦痛しか感じていなかった声に艶が戻ってくる。
ホント左千夫くんは痛覚を快楽に置換するのが早い。
コレだけ飲み込みが早いと教えがいがある。

「気持ちよく、ッ、なってきた?」

「わから、ッない……ん、ッ!………ィっ!」

「解らないなら、…このまま終わらないけど?」

「ッ!!!??…ぅう…………くっ、ぁ、きも、ちぃ、も、きもちぃ…だから、やめ………ぅ!やぁ、ゆっくり、…焼けッ…そ、ぁ、ィく、いっ、ぁああああっ!!」

初めはゆるく首を降っていたが、終わらないと言った瞬間、見開かれた涙に濡れた左千夫くんの緋色の瞳と目があった。
眉を下げ、それからゆっくりと眦を細め、懇願するように気持ちを綴り始める。
嗜虐心が満たされるとそのまま絶頂へと誘ってやる。
まぁ、左千夫くんは止めてほしいんだろうけど。
ブジーで直接角度をつけ、尿道から前立腺を擦ってやる。
同時にいつもと同じ快楽を引き出す様に、ギュウギュウに締め付けてくる腸壁を荒らしてやると、一際大きく左千夫くんの体が痙攣した。
ボクはまだ射精したくなかったので、ペニスが搾り取られる前にアナルから引き抜き、痙攣する左千夫くんの拘束を全て外すと、お姫さま抱っこのように横に向けて唇を重ねる。
喘ぎ乾いた唇を潤すように何度も啄んでいると左千夫くんが反射的に舌を伸ばしてくる。
ペニスを扱いていた手に白濁液が垂れてくると、それを伸ばすようにゆっくりと優しく指を動かして快楽を長引かせてやった。
伸ばしてきた舌に自分の舌を絡め、咥内に誘いながら唇で食み柔く吸い上げてやる。

「ん、………は、く、きぃ………ん、ん…ッ!!」

甘い声が左千夫くんから上がる。
自然な動作でボクの首に腕を回す左千夫くんはきっとキスが好きなんだと思う。
付き合ってから嫌がられたことはない。
体は滅茶苦茶エロいのに、こんな少しの快楽しか得られない行為が好きだなんてホントに変態だと思う。
少し時間を掛けて舌先の触れ合いを楽しんでから、グッとまたブジーを奥まで挿入してしまう。
大きく跳ねた左千夫くんをそのまま抱きかかえると近くにある赤を貴重としたベッドへと彼を降ろす。
もう余り力が入らないのだろう、スルリと滑るように腕がベッドへと落ち、結んでいた三つ編みは完全に解けてしまい艶めいた髪がシーツに広がった。
痙攣が収まらない脚を広げるように抱え直すと左千夫くんが小さく震えた。

「白翼〈バイイー〉 ……も、ぁ…挿れないで……口で、ッふ……口でするから、も、無理です…」

啜り泣くようにボクの真名を呼び、落とされる言葉に流石に心が震えた。
久々にこんな左千夫くんを見た。
身体を乗り出すようにして、震える唇を何度も喋んでやる。
呼応するように健気にキスを返してくる相手がホントに愛おしくて堪らない。

「ゴメンね…」

自然と口から落ちた言葉に左千夫くんの瞳が大きく揺れる。
それからギュッと唇を噛み締め、長い睫毛を揺らしながら瞼を閉じてしまうと顔を逸し、彼はシーツをキツく握り締めた。
それから覚悟を決めたように自ら脚を開いた。


▲▲ sachio side ▲▲

彼から落ちる謝罪の言葉に我に返る。
奴隷が主人を困らせてどうするのだと。

膣口に性器の先端が宛てがわれるのが視線を逸していても分かった。
ゆっくり入ってくるのか、それとも奥まで一気に穿たれるのか、自然と強ばりそうになった身体の力を抜いた瞬間。

奥まで彼が侵食してきた。

「────────ァああああああっっっッ
!!!」

「朱華〈ヂュファ〉…、ホラ、コッチ見て…」


キモチがイイ。
剥き出しの心を全て鷲掴みにされている様な錯覚すらする。
紛い物ではなく元から僕の中にあったのでは無いかと勘違いするほどの刺激に声が引き攣る。
充足感もあるがそれより何より今日はもう感じ過ぎて辛すぎる。
九鬼…白翼〈バイイー〉 の手が僕の頬に添えられる。
うっすらと開いた視線の先には僕の知っている彼は居らず、余裕が微塵もなく困ったように表情を崩し、欲情を顕にした僕の恋人が居た。
胸が締め付けられて呼吸が上手くできない息が引き攣る。
いつ失くなってしまうかわからないこの性行為に幸せを感じてしまう。

「ちょっと、血でちゃったカナ…、ん、大丈夫そうだね…。
朱華、ちゃんと覚えるんだヨ。
まずこれが君のチンコの刺激、で、尿道。
今日は中まで触ってあげられないけど…。」

マズイ…。
正直もう快楽には耐えれない。
狂いそうだ。
久々に使ったので膣の膜が破れたのか少し傷みが走った。
それも一瞬で直ぐに快楽の波が押し寄せてきた。
尿道に爪を立てられながらペニスを扱かれる。
身体にキモチイイを刻まれるように教え込まれていくと、湧き上がる愉悦に泣きそうに表情を崩した。
嬌声はもう止まらなかった。

「あ、…あ、あッ…………ァっ!」

「で、コレが、クリトリスね?キモチイイけど、ピアス開けちゃったから痛いネ?」

「ひぅ!?ぃた、ッ………ッ」

「次は今日創り上げた女の子尿道ネ?ここから、前立腺も擦れるカラ………うん、気持ちよくなってるみたいだネ。」

「ぅあああ、あっ!あっ!!ッ!!」

「で、コッチがいっつも使ってるお尻の穴ね、指入れるよー。ッ、オマンコにチンコはいってるから、狭ッ…い、はっ…」

「ッ!!?!?──────────ッ!」

「で、最後。今ボクのが入ってるのは?」

「ぅ……ぅ、…。」

「朱華〈ヂュファ〉?ココはナニ?」

「ぁああんッ、あ、言うっ、言いますから、おしっこの、穴、も、イジらないでッ!!
ボクの、…ボ…クの、おまんこ…おまんこで…すっ………ひぅ!ぁ、ああああああああああっっっッ!!!」

「はい、良くできまし……ッた」


白翼〈バイイー〉 は全ての快楽を順番に僕に教えこんでいった。
彼の欲に塗れた視線と僕の視線を絡めたまま犯されていく。
ペニス、尿道、クリトリス、もう一つの尿道、アナル、そして、膣。
もう、自分がどんな表情をしているかもわからない。
一つずつ犯されるたびに反応を返し、心を差し出して支配されてしまう。
羞恥に顔を染めながら望みどおりの言葉を落とすと、尿道のブジーが抜き取られた。
焼けるような痛みと一緒に快楽が脳裏に宿る。
既にシナプスが許容量を超え、快楽に気が狂いそうになるのを留めるように唇を血が滲むほど噛みしめては嬌声を耐えれず離す。
白翼が腰をグラインドさせ始めると体の痙攣が止まらなかった。
もう、ホントに狂ってしまいそうでシーツをキツく握り締めた。

「ヂュファ…、ッだめだよ、狂っちゃ…ボクより先にキミが死んだら、死ぬまでボクは独りだって、さっき、約束、したよね?」

「ぁ、あ、………ぅあ、あんっ、ひぅっ!ぁっッ、───っッあ?…んんんんッ」

朧気な意識で初めて彼が言った言葉の真意を理解した。
彼は“彼が死ぬまで”僕一人しか奴隷にしないと言った。
それは、僕は“僕が死ぬまで彼の傍に置いてくれる”と同義だと思ったのだ、がどうやら違ったようだ。
白翼は僕が死んでも、自分が死ぬまで誰も奴隷を作らないつもりのようだ。

「バイ、イー、っ、ボクが、死んだらっッほかの…っあ」

「さっき約束したデショ、ッ…ボクが、死ぬまで…、君だけだヨ…ホラ、無駄口叩いてると、舌噛む、から、……ッね」

「ッひ、ぅ──や、だ、バ、イイー、バッ─────ぁ、あ♡…ッあああ♡!!」

肉がぶつかる音が艶かしく響いた。
膣肉を掻き分けるように暴力的な肉棒が抜き差しされ、無理矢理作った狭い臓器の中を犯される。
色んな快楽が上がる慣れない膣内の刺激に、処理スピードが追いつかない。
中の熟肉を大きく擦られると、頭の中が真っ白になった。
ゴリゴリと白翼のペニスの先のピアスでいいところを擦られて、体を上へと逃がそうとするが、白翼が腰を離してくれない。
過ぎた快楽で愉悦に表情が歪み、恍惚とした眼差しを揺らす。
頭の中が真っ白になり、その中がチカチカし始めるとほんとにもう狂ってしまいたいくらい気持ちいい。

「アイシテルヨ…ヂュファ……ッ、く」

「イくっ、も、イって、……イく、い、ぁ、ん、ァああああああッッッッッ♡」


腰に脚を絡め、シーツを握っていた手を相手の首に絡める。
達する瞬間に白翼は深く腰を打ち付け、クリトリスのピアスまでも密着して押しつぶす。
それも快楽でしかなく、大きく僕の体が震えた。
内襞が絡め取るように肉棒に纏わり付き、体液を中に誘い込む。
胎内で爆ぜたペニスを更に奥へと誘い込むように膣壁は動き、彼に抱きついたまま意識が遠のいていく。

「白翼 ………あい、してま、す…」

「朱華、ボクも、あいしてる…よ。
と……無理させすぎたみたいだネ…。
あー…ヤバイ、すごい時間だヨ……何時間セックスしてたんだか。」

どこか遠くに声を聞きながら僕はそのまま意識を手放した。


▽▽ KUKi side ▽▽

無理をさせ過ぎた朱華〈ヂュファ〉は僕の腕の中で意識を手放した。
彼の背中を支えながらゆっくりとベッドへと沈めてやる。
そもそも《霊ヤラレ》 のボクとも彼は行為をしていたので体感よりもかなり時計の針は進んでいた。
酷使し過ぎて蒼白な彼の頬をそっと撫でる。
まだ結合しているので軽く腰を揺すって意識が無くとも痙攣する膣内を愉しむ。
結合部から体液が漏れ出てくるがボクもイきすぎているためそんなに量はなかった。

「勿体無いケド、洗ってあげないとネ…」

残念ながら後数時間後に彼は喫茶【シロフクロウ】のモーニングの準備に取り掛かるだろう。
何も無ければこのままナカを犯して無理矢理目覚めさせて、もう一ラウンドくらいはいけるのだが、そこは我慢しておく。
コレだけ心を開かせてもまだ足りないことに笑ってしまう。
抵抗も反応もない唇を口付け、彼を起こさないようにゆっくりと性器を引き抜く。
無遠慮に広がる髪をすくい上げるとそこにもキスを落とした。
きっと数時間後にはいつも通りの彼が意識を取り戻す。
メンタルも肉体もこんなに強い個体は中々居ない。
かなりの充足感と、ほんの少しのもどかしさを感じながらボクは左千夫くんをもう一度抱きしめた。

「一生かけて愛すからネ。
覚悟しといてね、朱華〈ヂュファ〉。」



End
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