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僕(入院中)×トキ(入院中) Part2

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昨日と同じ場所で、彼…トキは待っていた。
「トーキー!」
僕が手を振りながら呼ぶとトキは、手を振り返してくれた。
「ごめん!お待たせ~。」
「ううん。僕もさっき来たところ。」
トキは、笑顔でそう言った。

僕らは今日も、色々な話をした。昨日の続きだったり、テレビの内容だったり、過去や今、そして、未来の話をした。
トキと話している時間は短いけど幸せだった。
“こんな時間がいつまでも続けばいいのに…”
そんな淡い期待を抱いていた。しかし、…運命は僕が思っている以上に残酷だった。


ある日、トキが消えた…


いつもの待ち合わせ場所に着くと、トキがいなかった。
“トキが遅れるなんて…珍しいな…”
僕は、あまり深く考えずにトキを待った。
何分待っても、何時間待っても、トキは来なかった。
“なんで…なんで来てくれないの…?…トキ。僕がなにかした?そうじゃなかったら…なんで…!!”
今にも泣き出しそうになりながら、必死に考えた。しかし、心当たりが何もなかった…
“きっと体調が悪いのかもしれない…また明日…明日来よう。”
そう思い、僕は自分の病室に戻った。


次の日も、トキは来なかった。
だから僕は、病院中を探し回ったり、看護師さんに聞いたりした。でも、誰もトキのことを知らなかった…


“僕は、幻でも見ていたのだろうか…”
そう思っていた頃、僕の主治医が教えてくれた。


「君が探している男の子はね……3年前…死んだんだよ。」


“そうか…そうだったんだ……”


「お墓って、何処にありますか?」


あれから数日後...僕は、墓参りに来た。
「トキ…。来たよ…。」

トキの声は聞こえなかったが、きっと…喜んでくれるかな?
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