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32. 育んだあらゆるもの
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衝動のまま駆け落ちするには歳を取りすぎたか。僕が二十歳やそこらの若者だったら、こんな風に未来を憂慮することもないだろうしな……
かすかな疲労を覚えながら、エドガールは寂しい気持ちになる。
駆け落ちとその先にある幻滅まで見越しているという、老成しすぎたこの自分に。
「ミレーユ、寒くないか? 大丈夫か?」
彼女の肩に腕を回して抱き寄せ、その冷えきった手を握る。
とっくに夜が明けている時刻だが、分厚い雪雲が日光をさえぎり、辺りはまるでたそがれどきのように薄暗かった。
「ええ、大丈夫。今、すごくワクワクしてるの。これぐらいの寒さ、どうってことない」
ミレーユの声には張りがあり、にっこりと優しい笑顔を見せてくれる。
朝とも夜ともつかぬ、不確かな鈍い世界の中で目にした彼女は、非常に美しかった。
透きとおるような肌は輝かんばかりに白く、可憐な花のような微笑は儚さと、少しの哀しさもあり、無性に惹きつけられる。
ああ、ミレーユ……
グッと胸に迫るものがあり、エドガールは堪らず彼女の白い頬に口づけをした。
すると、彼女は「ダメダメ」と嫌がる素振りを見せ、目を伏せて言う。
「あの、外でこういうことは……。公衆の面前になりますから、いけませんよ」
恥ずかしそうに頬を染める彼女が可愛くて仕方なく、今すぐ押し倒したくなった。
ぐぅ……。いけませんよなんて言われたら、余計いけないことをしたくなる……
内心悶え転がりながらどうにか衝動を抑え、もう一度頬に口づけするだけに留める。
「あとね、エドガール。人狼一族は寒さにとても強いの。だから、ぜんぜん大丈夫だよ」
イタズラっぽく微笑む彼女が可愛く、エドガールも思わず笑顔になった。
「それはいい情報だ。さっそく先祖のレポートに書き加えておかないとな」
そう言うと、彼女がおかしそうに笑う。
大丈夫だと確信した。いつどこで見ても彼女は変わらず美しく、彼女への恋心は自分の中で生き生きと息づいている。
果たして人狼という異種族を愛せるのか、という疑念もあるかもしれない。しかし、彼女は心も体も人間とまったく同じだった。一点、尾てい骨の辺りに小さな尻尾がついている以外は。
なんだか子犬みたいですごく可愛かった。なんで人間には尻尾がないんだろうな……
ふわふわの小さな尻尾と、うっとりするような曲線を描く美尻が、ありありとまぶたの裏に浮かんだ。
彼女の中に押し入ったときの、少し硬く、窮屈な感触が思い出される。未熟な彼女はそれでも、根元までしっかり呑み込み、とろとろの粘膜でキュッと締めつけてきた……
ああ、ミレーユ……。めちゃめちゃ可愛かったなぁ……
堪らない快感がよみがえり、密かに腰がゾクリと粟立ち、股間がもったりと熱くなる。
彼女の小さな体を抱きしめ、深く繋がったときの甘やかな一体感に、かつてない幸福を感じた。
……っと。今、それどころじゃない! まずいぞ、こんなときに……
この寒さだというのに、すっかりそんな気分が高まり、焦って必死で煩悩を振り払う。
大丈夫だ。すっかりミレーユに惚れ抜いてしまったことに疑念の余地は一切ない。
人狼だろうが、ヴァンパイアだろうが関係ない。ミレーユはミレーユであるというただそれだけで、自分を魅了していた。肉体的にも、精神的にも。
無駄に老成している自分だからこそ、時に兄のように、時に父親のように彼女を大切に守り、その成長を見守っていけるだろう。
いや、違う。大切に守りたい。成長を見守りたい。そうしたいと願って止まないのだ。
「ここ……痛そうね。大丈夫?」
ミレーユはエドガールの唇の端にそっと手を遣った。そこは、切れて血がにじんでいる。
「大丈夫だよ。男の名誉の勲章って奴だ。……ピエールには感謝してるよ」
そう言うと、ミレーユはうれしそうだった。
キツい殴られかたをしたけど、ピエールを恨んではいない。これは本心だった。
妹がいるわけじゃないが、ピエールの気持ちは痛いほどわかる。それに、あんな一族の中心にいながらも、どこか自由に振る舞うピエールに一目置いていた。恐らく、エドガールが黒煙騎士団の一員であることは把握しているはずなのに、彼はそういった差別の目を向けてこなかった。あらゆる属性を無視し、純粋に一人の兄として「ミレーユを頼む」と任せられた気がした。
あと正直、ミレーユとよく似た面差しで、同じ紺青色の瞳を持つ彼を憎むのは難しい。
ミレーユを崇め、愛する気持ちが自分の中で大きすぎて、彼女を世に産み落とした両親にも感謝したいぐらいだし、変な話、彼女の中に流れる血筋さえ愛おしく思え、必然的に同じ血が流れるピエールも愛おしく思えてしまう。
ミレーユを世に生み出し、育んだあらゆるものがすべて愛おしく思えるのだ。
これじゃまるでミレーユの狂信者みたいだ。これはかなり重症だぞ……
ミレーユの手を握りながらそんな自分が薄気味悪く、ひとりでに苦笑が漏れた。
東へ進んでいくにつれ標高が下がり、だんだん気温も上がって降雪量も減ってくる。
馬車はかなりの速さで一心不乱に走り続け、ピエールの助言どおり、昼過ぎにはテールブランシェを抜けることができた。
雲間から光が差し、街道はだんだん整備されたものに変わり、ボットフォードと呼ばれる小さな集落を抜けると、人通りが多くなりはじめる。
それから間もなく、二人を乗せた馬車はリプスの町に入った。
かすかな疲労を覚えながら、エドガールは寂しい気持ちになる。
駆け落ちとその先にある幻滅まで見越しているという、老成しすぎたこの自分に。
「ミレーユ、寒くないか? 大丈夫か?」
彼女の肩に腕を回して抱き寄せ、その冷えきった手を握る。
とっくに夜が明けている時刻だが、分厚い雪雲が日光をさえぎり、辺りはまるでたそがれどきのように薄暗かった。
「ええ、大丈夫。今、すごくワクワクしてるの。これぐらいの寒さ、どうってことない」
ミレーユの声には張りがあり、にっこりと優しい笑顔を見せてくれる。
朝とも夜ともつかぬ、不確かな鈍い世界の中で目にした彼女は、非常に美しかった。
透きとおるような肌は輝かんばかりに白く、可憐な花のような微笑は儚さと、少しの哀しさもあり、無性に惹きつけられる。
ああ、ミレーユ……
グッと胸に迫るものがあり、エドガールは堪らず彼女の白い頬に口づけをした。
すると、彼女は「ダメダメ」と嫌がる素振りを見せ、目を伏せて言う。
「あの、外でこういうことは……。公衆の面前になりますから、いけませんよ」
恥ずかしそうに頬を染める彼女が可愛くて仕方なく、今すぐ押し倒したくなった。
ぐぅ……。いけませんよなんて言われたら、余計いけないことをしたくなる……
内心悶え転がりながらどうにか衝動を抑え、もう一度頬に口づけするだけに留める。
「あとね、エドガール。人狼一族は寒さにとても強いの。だから、ぜんぜん大丈夫だよ」
イタズラっぽく微笑む彼女が可愛く、エドガールも思わず笑顔になった。
「それはいい情報だ。さっそく先祖のレポートに書き加えておかないとな」
そう言うと、彼女がおかしそうに笑う。
大丈夫だと確信した。いつどこで見ても彼女は変わらず美しく、彼女への恋心は自分の中で生き生きと息づいている。
果たして人狼という異種族を愛せるのか、という疑念もあるかもしれない。しかし、彼女は心も体も人間とまったく同じだった。一点、尾てい骨の辺りに小さな尻尾がついている以外は。
なんだか子犬みたいですごく可愛かった。なんで人間には尻尾がないんだろうな……
ふわふわの小さな尻尾と、うっとりするような曲線を描く美尻が、ありありとまぶたの裏に浮かんだ。
彼女の中に押し入ったときの、少し硬く、窮屈な感触が思い出される。未熟な彼女はそれでも、根元までしっかり呑み込み、とろとろの粘膜でキュッと締めつけてきた……
ああ、ミレーユ……。めちゃめちゃ可愛かったなぁ……
堪らない快感がよみがえり、密かに腰がゾクリと粟立ち、股間がもったりと熱くなる。
彼女の小さな体を抱きしめ、深く繋がったときの甘やかな一体感に、かつてない幸福を感じた。
……っと。今、それどころじゃない! まずいぞ、こんなときに……
この寒さだというのに、すっかりそんな気分が高まり、焦って必死で煩悩を振り払う。
大丈夫だ。すっかりミレーユに惚れ抜いてしまったことに疑念の余地は一切ない。
人狼だろうが、ヴァンパイアだろうが関係ない。ミレーユはミレーユであるというただそれだけで、自分を魅了していた。肉体的にも、精神的にも。
無駄に老成している自分だからこそ、時に兄のように、時に父親のように彼女を大切に守り、その成長を見守っていけるだろう。
いや、違う。大切に守りたい。成長を見守りたい。そうしたいと願って止まないのだ。
「ここ……痛そうね。大丈夫?」
ミレーユはエドガールの唇の端にそっと手を遣った。そこは、切れて血がにじんでいる。
「大丈夫だよ。男の名誉の勲章って奴だ。……ピエールには感謝してるよ」
そう言うと、ミレーユはうれしそうだった。
キツい殴られかたをしたけど、ピエールを恨んではいない。これは本心だった。
妹がいるわけじゃないが、ピエールの気持ちは痛いほどわかる。それに、あんな一族の中心にいながらも、どこか自由に振る舞うピエールに一目置いていた。恐らく、エドガールが黒煙騎士団の一員であることは把握しているはずなのに、彼はそういった差別の目を向けてこなかった。あらゆる属性を無視し、純粋に一人の兄として「ミレーユを頼む」と任せられた気がした。
あと正直、ミレーユとよく似た面差しで、同じ紺青色の瞳を持つ彼を憎むのは難しい。
ミレーユを崇め、愛する気持ちが自分の中で大きすぎて、彼女を世に産み落とした両親にも感謝したいぐらいだし、変な話、彼女の中に流れる血筋さえ愛おしく思え、必然的に同じ血が流れるピエールも愛おしく思えてしまう。
ミレーユを世に生み出し、育んだあらゆるものがすべて愛おしく思えるのだ。
これじゃまるでミレーユの狂信者みたいだ。これはかなり重症だぞ……
ミレーユの手を握りながらそんな自分が薄気味悪く、ひとりでに苦笑が漏れた。
東へ進んでいくにつれ標高が下がり、だんだん気温も上がって降雪量も減ってくる。
馬車はかなりの速さで一心不乱に走り続け、ピエールの助言どおり、昼過ぎにはテールブランシェを抜けることができた。
雲間から光が差し、街道はだんだん整備されたものに変わり、ボットフォードと呼ばれる小さな集落を抜けると、人通りが多くなりはじめる。
それから間もなく、二人を乗せた馬車はリプスの町に入った。
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