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檻からの逃亡

ヴィクトリアンメイド番外編 ケイトリンの悲劇 2

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逃げるか隠れるか。
ケイトリンは逃げる方を選んだ。
ここに来てまだ日が浅い自分よりも、彼らはこの敷地を熟知しているだろうと思ったのだ。

町へ向かう道よりも、森の中の方が逃げ切れるかもしれない。
咄嗟にそう判断し、枝に服を取られつつ木々の間を走る。鞄は既に捨てた。
しかし見つかるのは早かった。

「見つけたぜ、ケイトリン。こら待ちやがれっ」
心臓が跳ね上がる。
死に物狂いで足を動かしたが、男達の方が早かった。
「いやあぁっ」

初めに追いついた男が外套の裾を掴み、逃げ惑う身体を地面に引きずり倒した。

「やったぜ、俺が一番乗りだ!」

ケイトリンから外套を強引に剥ぎ取り、豊満な胸のためにはち切れんばかりだったブラウスのボタンを引き千切る。
闇の中に現れた白い乳房を鷲掴み、乱暴に揉みしだいた。

「すげえな、このデカさ。いいオッパイだわ、伯爵様がお前を脱がせて楽しんでるの指くわえて見てたけどよぉ、お前はこれから俺達の共同便所になんだぜ」
「いや…そんなの絶対イヤ、あたしはあんた達の思い通りになんかならない!やめてえっ」

首を振って拒絶しても組み敷かれた身体はびくともせず、スカートをたくし上げた手は下着を引きずり下ろし、夜の冷たい空気に晒された下半身にいきりたった男性器が宛がわれる。

「伯爵様に選ばれたってことは、あんたこんなカラダで処女なんだろ? 悪いなあ、大事な処女を俺みたいなのがもらっちまってよ。恨むならここから逃げようと思った自分を恨めよ。こんなプルンプルンのデカいオッパイしてるのも悪いんだぜ。クソッ、たまんねえなこのとんでもねえデカパイは」
興奮しきってハアハア息を荒げながら男はケイトリンの乳房を乱暴に揉みまくった。

「ふざけるな…ッ! あ、うそ止めて…やめて!イヤあっ」
言い返そうと暴れる身体に激痛が走る。
「ひうっ、痛い…誰か……誰か助けてぇ、いやあぁ」

熱い塊がめりめりと身体の中に押し入ってくる。
男はケイトリンの大きすぎる乳房の感触を楽しむようにねっとり揉みながら腰を進め、満足げに声を漏らした。

「はあ…キツキツだな。こんないやらしい身体で本当に処女だったのか! 悦すぎてすぐ出ちまいそうだぜ。俺がたっぷり出して妊娠させてやるからな、ケイトリン」
「そんなの絶対イヤッ、あんたみたいな汚い男の赤ちゃんなんか産みたくない! 嫌あっ」

身体を引き裂かれるような痛みと、犯される絶望で涙があふれ出た。


ケイトリンの泣き顔に興奮したのか、腰が更に早まった。
「おらっ、処女喪失して妊娠しろ!」
ケイトリンの中で男が射精した。

「処女のキツさはたまんねえなあ、悦かったぜ。これもお前が逃げてくれたおかげだな、ありがとよケイトリン」
「うぅっ、酷い……こんなの酷いよぉっ。やだぁっ」
犯され、中出しされたショックで泣きじゃくるケイトリンの耳に、複数の声が飛びこんできた。

「こっちか?」
「おい、見つけたんなら呼べよなぁ」
「悪いなぁ、初物はいただいたぜ。イイ身体してるわ、あっこいつ!」
ケイトリンの中に入ったまま膣内の締め付けを堪能している男の後でガサガサ茂みが揺れ、別の男が現れた。
そちらに気を取られた男を突き飛ばし、足の間を男の精液で濡らしたままガクガク震える腕で這うように男の下から逃げようとする。
「待ちやがれっ」
「おいおい、まだ逃げる気か? 諦めの悪い女だなぁ」
「バックで犯してほしいってことだろ」

嘲笑うようにケイトリンの裸の肩を押さえつけて覆い被さってきた別の男が、今度は後ろから貫いた。

「ひッ、やめて…もうやめてぇッ、ああッ」
「おっ、捕まったみたいだな」
「次は誰だぁ? 我慢できねえ! こっち使うか」
「でっかいオッパイ揺らしやがって……本当にやらしい身体してやがるよなぁ。これから毎日楽しみだぜ」
「ふぁっ、らめ…やぁ……ッ」

一瞬解放されて逃げようとしても、すぐまた捕まって犯される。
男達はわざとケイトリンから一度退き、這うように逃げるケイトリンを易々と組み敷いてまた犯すのだった。

「ひぃっ、もうらめ…死んじゃう…死んじゃうよぉっ…もう入れないで…いやあッ」

何度も射精されたケイトリンの女性器にはすぐに別の男が入り込み、物のように犯されながら口にも性器を突っ込まれ、両手にもぬるつく性器を一本ずつ握らされた。胸は精液をかけられて揉まれる度ににちゃにちゃ卑猥な音を立てる。

「あ…あぅぅ、あひぃっ、ふあぁ……」
逃げる意思を捨て去り、地面に身体を投げ出したケイトリンの口の端からは飲み込めなかった精液が垂れ、意味のない喘ぎ声しか漏れない。

もはや全身が男達の性の捌け口―――性欲処理の道具であり、木々の間から光が差し込むまで、ケイトリンの身体が解放されることはなかった。
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