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クライズロー伯爵家へ
ヴィクトリアンメイド メアリィ調教物語1-3 【R-18】
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「はぁっ、あっ、はっ」
絨毯に伏せたまま息を乱すメアリィを、クライズロー伯爵は無言で見下ろしていた。
静まり返った部屋で、その端正な顔で無表情に見つめられることに恐怖を覚えながらも、メアリィは何とか身体を起こす。
「いやらしい格好だな」
その言葉と視線からハッと気付いて自分の身体を確かめれば、メイド服の裾は大きく乱れて床に脚が投げ出され、先ほど嬲られた胸も服からこぼれ落ちたままだった。
「イヤっ、見ないで・・・・・・」
慌てて前を合わせれば、楽しそうに笑われる。
「滅多にないくらい大きくて揉み応えのあるいい乳なのに、もうしまうのか? 思ってたとおり、楽しめそうな身体じゃないか。退屈していたところだが、これからお前の身体で毎日遊べるな」
予想もしなかった台詞に、メアリィは顔を強張らせた。こんな行為がずっと続くというのか!?
「私……無理です。こんなのイヤです。今日でおいとまさせていただきます」
自分はメイドであって、愛人ではない。
世の中には身体を売って娼婦や貴族の妾として生きる者もいるのだろうが、貧しくて労働に追われる毎日でも決して身体を売ろうとは思わなかった。
周囲からは控えめなおとなしい質と思われるメアリィだが、両親を失ってからも矜持を持って生きてきた芯の強い娘だった。
たとえここより条件の悪い屋敷へ行くとしても、彼の慰み者になるよりはずっといい。
そう決意してキッと伯爵を見上げると、予想に反して彼はおもしろがるような顔を見せた。
「お前、知らなかったのか? 元々お前はメイドじゃなくって私の玩具として雇われたんだ。そう簡単に辞められると思ってるのか!?」
呆然とするメアリィを、更に追い打ちのような言葉が襲う。
「逃げようとしても無駄だ。使用人全員がお前に目を光らせてる。屋敷から出られたとしても、こんな何もない所すぐに掴まるぞ。そうしたらお前は、屋敷の男全員に犯されて性奴隷になるんだ。下働きの馬丁から執事まで、30人はいるな。そいつらに一日中慰み者にされるのと、私の玩具でいるのとどっちがいいか。考えるまでも無いだろう?」
「そんなーーー嘘です。そんな酷いことまさかーー」
震える声に、伯爵は肩を竦めた。
「信じないで逃げるのはお前の勝手だ。その日から屋敷中の性奴隷になるだけだからな。私は使用人達から、伯爵様は気前の良い方だとまた感謝されてしまうな」
『また』と言った。
クライズロー伯爵は、身よりの無いメイドを雇って犯し、場合によっては使用人に与えて愉悦を得る異常者だったのだ。
「まあ安心しろ、私は退屈してるからこれからじっくりそのいやらしい身体を可愛がってやる。今日はこれで許してやるさ」
犯すのはいつでもできるしな、と言い捨てて伯爵は部屋を出ていった。
豊かな胸の上に捲り上げられたシュミーズを下ろして、初めて男に弄ばれた乳房を隠す。
メイド服のボタンを留めようとするが指が震え、なかなかくぐらせることができない。
焦って留めようとする手に、涙が一粒落ちた。
「うっ……」
豪華で立派なお屋敷だと思った城は、逃げ場のない牢獄だった。
一体これからどうすればいいのだろう。
止まらない涙を拭いながら、メアリィは屈辱と恐怖に打ち震えていた。
絨毯に伏せたまま息を乱すメアリィを、クライズロー伯爵は無言で見下ろしていた。
静まり返った部屋で、その端正な顔で無表情に見つめられることに恐怖を覚えながらも、メアリィは何とか身体を起こす。
「いやらしい格好だな」
その言葉と視線からハッと気付いて自分の身体を確かめれば、メイド服の裾は大きく乱れて床に脚が投げ出され、先ほど嬲られた胸も服からこぼれ落ちたままだった。
「イヤっ、見ないで・・・・・・」
慌てて前を合わせれば、楽しそうに笑われる。
「滅多にないくらい大きくて揉み応えのあるいい乳なのに、もうしまうのか? 思ってたとおり、楽しめそうな身体じゃないか。退屈していたところだが、これからお前の身体で毎日遊べるな」
予想もしなかった台詞に、メアリィは顔を強張らせた。こんな行為がずっと続くというのか!?
「私……無理です。こんなのイヤです。今日でおいとまさせていただきます」
自分はメイドであって、愛人ではない。
世の中には身体を売って娼婦や貴族の妾として生きる者もいるのだろうが、貧しくて労働に追われる毎日でも決して身体を売ろうとは思わなかった。
周囲からは控えめなおとなしい質と思われるメアリィだが、両親を失ってからも矜持を持って生きてきた芯の強い娘だった。
たとえここより条件の悪い屋敷へ行くとしても、彼の慰み者になるよりはずっといい。
そう決意してキッと伯爵を見上げると、予想に反して彼はおもしろがるような顔を見せた。
「お前、知らなかったのか? 元々お前はメイドじゃなくって私の玩具として雇われたんだ。そう簡単に辞められると思ってるのか!?」
呆然とするメアリィを、更に追い打ちのような言葉が襲う。
「逃げようとしても無駄だ。使用人全員がお前に目を光らせてる。屋敷から出られたとしても、こんな何もない所すぐに掴まるぞ。そうしたらお前は、屋敷の男全員に犯されて性奴隷になるんだ。下働きの馬丁から執事まで、30人はいるな。そいつらに一日中慰み者にされるのと、私の玩具でいるのとどっちがいいか。考えるまでも無いだろう?」
「そんなーーー嘘です。そんな酷いことまさかーー」
震える声に、伯爵は肩を竦めた。
「信じないで逃げるのはお前の勝手だ。その日から屋敷中の性奴隷になるだけだからな。私は使用人達から、伯爵様は気前の良い方だとまた感謝されてしまうな」
『また』と言った。
クライズロー伯爵は、身よりの無いメイドを雇って犯し、場合によっては使用人に与えて愉悦を得る異常者だったのだ。
「まあ安心しろ、私は退屈してるからこれからじっくりそのいやらしい身体を可愛がってやる。今日はこれで許してやるさ」
犯すのはいつでもできるしな、と言い捨てて伯爵は部屋を出ていった。
豊かな胸の上に捲り上げられたシュミーズを下ろして、初めて男に弄ばれた乳房を隠す。
メイド服のボタンを留めようとするが指が震え、なかなかくぐらせることができない。
焦って留めようとする手に、涙が一粒落ちた。
「うっ……」
豪華で立派なお屋敷だと思った城は、逃げ場のない牢獄だった。
一体これからどうすればいいのだろう。
止まらない涙を拭いながら、メアリィは屈辱と恐怖に打ち震えていた。
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