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放課後の秘めごと

第三話 一人だけの特訓

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「「大丈夫? お尻打ったの? 痛かった?」
「あっ、ん! すみません先生、おしり大丈夫です」

直美の手に、ブルマーの上からお尻の丸みに沿って丁寧に撫でられて、絵利子は慌てて立ち上がった。

「はい、じゃあもう1回」

直美の声はいつも通りだった。
お尻を触られたことに反応してしまった絵利子は、逆に恥ずかしくなってしまう。

(先生は心配してくれたのに……次は成功しますように)

踏切板を大きく踏んで飛び上がると、今度は跳び箱の上でくるりと回転できた。
やった! と思ったのは束の間。最後のあたりで姿勢が崩れてしまう。

「きゃぁっ!」
「惜しかったわね……ここでこっちに行っちゃったけど、まっすぐだったら最後まで回れたのよ。分かる? こっちよ」
「は、はい……」

落ちそうになった身体は、直美が絵利子のお尻と足首を掴むことによってしっかり支えられていた。

跳び箱の上で前転をする途中、という身体を折るようなかなり苦しい姿勢で固定されて少し辛い。
それと、直美の手がお尻を優しくさすっているのも気になる。

「あの、先生、下ろして下さいっ」
「まだ駄目。身体で姿勢を覚えるの。脚は広げちゃ駄目。お尻に力入れて、真っ直ぐにして。こうよ、ここに力入れて」
「は、はいっ…」

双球の狭間に直美の手が入ってきて、絵利子は息を呑んだ。
腿の裏を押さえつけて姿勢を固定しているのとは別の手がお尻から移動して足の間に入り込み、股間の小さな膨らみにしっかり触れていく。

(先生の手、おまたに当たってる……)

皆と触りっこする時と同じ感覚が湧き上がり、絵利子は自然とお尻をもじもじさせてしまった。

「こら! 動かない!」
「あっ、すみません…っ」
「集中しなさい。ココにグッと力を込めて、脚を伸ばすの」
「はい…こうですか? んんッ」

くにゅっと揉まれた股間に力を込めると、余計にそこへ感覚が集中してしまう。

「あん……んんっ、はぁ…」

どうしてもお尻を動かしてしまいたくなるのを、これも練習の一環なんだと我慢して堪える内に息が乱れた。
直美の掌は絵利子の股間を包むように押さえていて、指全体を使って大事なところをムニュムニュと刺激する。

「ね、ここが身体の真ん中。ここに力入ってないと傾いちゃうでしょ、わかる?」
「は…いっ、ぁ…ん」

そこを揉まれてるせいで一層力が抜けていくのだが、直美が怖くてなかなか言い出せない。

(でも私、もう……)

真ん中の窪みを確かめるようにスリスリさする指先に、絵利子はとうとう声を張り上げた。

「はぁっ、あんっ……先生っ、もうダメですッ、下ろしてくださいっ」
「仕方ないわね」

くるりと回転してマットへ降りると、膝が抜けてぺったり座り込んでしまった。
はぁっはぁっ、と息を乱す絵利子へ、直美の声が飛ぶ。

「もうへたばったの? まだ2回しか飛んでないじゃない。もう1回!」
「は…はいっ、すみません」

なんとか立ち上がり、ふらつきながら元の位置へ戻る。


(先生にいじられたおまた、何だかジンジンしちゃってる……)

思わず両手で前を押さえると、きゅんっと身体が疼いた。
「はうぅ…っん」

自分の口が漏らした甘い声に驚いてびくっと背中を揺らした絵利子に、「どうしたの、早く!」と直美の叱責が飛んだ。

(わたし、どうしたのかな。なんか変……)

とりあえず今は跳び箱に集中しなければ。
そう自分に言い聞かせて、絵利子は3度目の助走に入った。
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