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20 ■ Comfort 02 ■
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「……プラムと出ていくのかよ」
「……ああ。ひょっとして聞いてたのか? 今の話」
コクリとうなずく。
「……」
「ロベリオ?」
「……オレ、プラムが好きだっだ」
ロベリオがまっすぐオレを見て言う。
……過去形?
「ああ、知ってたよ」
「知られてたの知ってた。オレのことさりげなく邪魔してたろ」
ロベリオはむくれた。
オレは笑った。
「まあな。邪魔って言っても実際は、悪戯止めてただけだけどな」
「うるせー。邪魔だったよ、ホント。その余裕そうなとこもムカついてた」
口が尖ってる。
「そっか」
余計なことはいわない。ただ聞くのみだ。
「ブラウニーは、大抵のことなんでもできるよな。もっと前に出てった兄ちゃんたちも頼りになるなって思ってたけど、ブラウニーは、なんていうか……もっとすごいっていうか」
「ん?」
目が点になった。
てめーなんて大嫌いだと言い出すかな、と思ってたら、一点して褒められた。
「……褒められるのは嬉しいが、なんだか、恥ずかしいな……サンキュ」
ロベリオの頭を撫でた。
「かっ……勘違いするなよ! 別に褒めてない、じじじ事実を言っているだけだオレわ……」
手を振り払って、ばばば、と距離をとられた。
まるで人馴れしてない野生の猫みたいなロベリオに、オレは苦笑しながら言った。
「……まあ、ダメなやつにはならないようには生きてるつもりだけどな」
「すかしてんじゃねえよ……ったく」
「まったく、ほんとに……まだまだ、一緒にいられるって思って……た」
「……オレもだよ。ほら、鼻水拭け」
「うっせー!」
ハンカチを出してやったが、突っぱねられた。素直じゃないな。
そんなところが微笑ましいが。
「あと、ごめん。神父さ……神父と話してるの立ち聞きしてた」
「……ドアの外にいたのか」
神父に全集中していて気づかなかった。
おそらく神父は気づいてただろう。気まぐれにロベリオを殺されなくてよかった。
「うん、ほとんど意味がわからなかったけど。ただ事じゃなさそうなのはわかった。……そしたらあの後、あんな事になって」
「オレが神父を刺激したせいで、ごめんな、巻き込んで」
「そ、そんな事はない。結局ブラウニーがやっつけたし。オレたちみんなアイツに騙されてたんだろ……」
「オレがやっつけた、とは言い難いが、まあ、そうだな……」
実質、追い払っただけになったしな。
ただ、もう教会には戻ってこない気はする。
アイツは多分もうここに用はないはずだ。プラムが出ていくから。
「そ、それでな。オレはつまり、その……だな。ブラウニーは、自分が余計なことしなきゃ、オレたちが神父失わずにすんだ、とか思ってんじゃないかと思ってさ。……ちがう?」
「――」
少し図星だった。と同時に、このチビはいつの間にそんな事を考えるようになったのかと、その成長に驚いた。
「……えっと」
ロベリオがオレの瞳を覗き込んで微笑んだ。
オレはびっくりした。こいつがこんな顔で笑ったのは初めて見た気がする。
「悪いやつ、やっつけてくれて、ありがとうな。……にーちゃん」
やばい、ちょっと泣きそうになった。
「ロベリ……」
オレとした事が声が詰まった。
「そうか、お前もオレが出てったら一番兄貴だもんな……」
正直、まだ出ていくのはチビどもが心配だった。
けど、ロベリオを見て大丈夫なんだな、と思えた。
オレがいないとこいつらは、みたいな自意識過剰があったかもしれない。反省しよう。
「何ウルウルしてるの!? やっべ、なんか恥ずかし。そういう話すんな! セクハラだぞ! オレ、そろそろ行くわ。じゃあ、また後でな、にーちゃん!」
いや、セクハラとは違う、間違って覚えてるぞと正したかったが、驚いた猫のようなスピードでロベリオは走り去った。
「……」
オレはその後、時間外ではあるが、鶏に餌をやることにした。
しばらく誰かに顔を見られたくなくて。
年下のチビどもの面倒を見るのはいつも当たり前で。
いつもありがとう、とか言われて慕ってくれて、みんな可愛かった。
守るべき奴らだと思ってたのに、まさか救いの手がそっちから伸びてくるとは思わなかった。
この日オレは生まれて初めて嬉し泣きを経験した。
※※※
次の日、朝の支度をしている時、プラムが目を覚ました。
「ん……」
「プラム」
オレはプラムのベッドに駆け寄った。
「…あれ。あ、おはよう、ブラウニー」
いつもの笑顔だった。ホッとした。
「ねぇね、起きたー!」
「おはよぉ!」
チビたちも群がってくる。
「みんなもおはよう! ……んー!」
伸びをする。元気そうだ。
「やっと起きたのかよ。おい、チビども、食堂いくぞー。昨日話しただろ」
ロベリオが、チビ達に声をかける。
「あっそうだったー!」
「せやった!」
「チビいうなーお前もチビだろー」
「あとはおわかいふたりにまかせましょうだったー」
「な……」
チビ達はバタバタと出て言ってしまい、オレとプラムは子ども部屋に二人きりになった。
そうか……。
「……え、なに。一体なに」
「オレたちに気を使ってくれたんだろ…おはようプラム」
せっかく気を使ってもらったことだし、とオレはプラムの頬にキスをして抱き寄せた。
「ふぁ……ち、チビたちが?」
真っ赤になって困惑した顔をしている。
「みんな成長してるってことだ。……それより、心配した。お前三日くらい寝てたんだぞ」
「……そっか、私達がいなくなってももう平気そうだね。……。ごめんね、心配かけて」
「いや、オレのためにしてくれた事だし。謝らないでくれ。むしろずっとオレを気遣ってただろ。……ありがとう」
オレはプラムの髪をくしゃくしゃした。
猫の子みたいに柔らかくてふわふわしてずっと触れていたい。
「しばらくこうしてたいのは山々なんだけどな。今日中に教会を出よう。荷造りは寝てる間にオレがほとんどやっといたから、確認だけしてくれ」
「え……? 急すぎない?」
オレはアドルフさんにされた話をした。
「ああああ……観測所、そんなものがあるんだ。てっきり報告されなければ大丈夫みたいに思ってた。
そうなんだあ。仕方ないね……」
プラムは頭を抱えた。
「王都からは遠く離れてるから、ベッキーの送別の時に使った力くらいまでは大丈夫みたいだけどな。
さすがにこないだのヤツぐらいになるとバッチリ捕捉されるらしい」
「そっかーバレちゃうんだ。……でもいいや、正直もうあの力使いたくないし」
「オレもそう思う。意見が同じでよかった」
プラムはやっぱそう思うよねってクスっと笑った後、少し真面目な顔になって
「でもね、ブラウニー」
「……あいつ、寝てる間に私の夢に来たの」
「……なんだって」
油断も隙もない。
それに夢の中と言われたらオレにできる事がないのが悔しい。
「またねって言われたから、また来るかも。そしたら……」
「その時はその時だ」
オレはプラムの手を握って目を合わせた。
「アドルフさんに前言われたことを覚えてる。使えるものは使って、頼れるものは頼ることにするから。
これからはもっとお前に頼るようにするから、オレのこと助けてくれるか?」
プラムは心底嬉しそうな顔をして微笑んだ。
「うん、そう言ってくれて嬉しい。実はずっと私もそう思ってたの。ブラウニーは色々テキパキできるから、私がモタモタして助けられないとか、そういうのいっぱいありそうだけど! がんばるね」
「ああ」
そしてキスを――と思って唇を近づけたら。
「みっ……」
懐にいれてたまんじゅうが、急にとびでて、オレたちの唇の間に挟まった。
じたじたしている。
「ふぁ!? なにこれ! か…かわいいいいい」
プラムの気持ちを100%持っていかれた。
「………」
プラムはまんじゅうに頬ずりしながら
「ブラウニー! この子なに? すっごい可愛い! なんていうどうぶ………
……どうしたの? か、顔がこわいよ? ブラウニー…」
「……いや…」
このまんじゅう、しつけないとな………。
「…み…?」(こっち見た……)
しつけ……
「みっ?」(頭? をかしげた)
……。
……。
……いや、……うん、まあいいか……。
「……ああ。ひょっとして聞いてたのか? 今の話」
コクリとうなずく。
「……」
「ロベリオ?」
「……オレ、プラムが好きだっだ」
ロベリオがまっすぐオレを見て言う。
……過去形?
「ああ、知ってたよ」
「知られてたの知ってた。オレのことさりげなく邪魔してたろ」
ロベリオはむくれた。
オレは笑った。
「まあな。邪魔って言っても実際は、悪戯止めてただけだけどな」
「うるせー。邪魔だったよ、ホント。その余裕そうなとこもムカついてた」
口が尖ってる。
「そっか」
余計なことはいわない。ただ聞くのみだ。
「ブラウニーは、大抵のことなんでもできるよな。もっと前に出てった兄ちゃんたちも頼りになるなって思ってたけど、ブラウニーは、なんていうか……もっとすごいっていうか」
「ん?」
目が点になった。
てめーなんて大嫌いだと言い出すかな、と思ってたら、一点して褒められた。
「……褒められるのは嬉しいが、なんだか、恥ずかしいな……サンキュ」
ロベリオの頭を撫でた。
「かっ……勘違いするなよ! 別に褒めてない、じじじ事実を言っているだけだオレわ……」
手を振り払って、ばばば、と距離をとられた。
まるで人馴れしてない野生の猫みたいなロベリオに、オレは苦笑しながら言った。
「……まあ、ダメなやつにはならないようには生きてるつもりだけどな」
「すかしてんじゃねえよ……ったく」
「まったく、ほんとに……まだまだ、一緒にいられるって思って……た」
「……オレもだよ。ほら、鼻水拭け」
「うっせー!」
ハンカチを出してやったが、突っぱねられた。素直じゃないな。
そんなところが微笑ましいが。
「あと、ごめん。神父さ……神父と話してるの立ち聞きしてた」
「……ドアの外にいたのか」
神父に全集中していて気づかなかった。
おそらく神父は気づいてただろう。気まぐれにロベリオを殺されなくてよかった。
「うん、ほとんど意味がわからなかったけど。ただ事じゃなさそうなのはわかった。……そしたらあの後、あんな事になって」
「オレが神父を刺激したせいで、ごめんな、巻き込んで」
「そ、そんな事はない。結局ブラウニーがやっつけたし。オレたちみんなアイツに騙されてたんだろ……」
「オレがやっつけた、とは言い難いが、まあ、そうだな……」
実質、追い払っただけになったしな。
ただ、もう教会には戻ってこない気はする。
アイツは多分もうここに用はないはずだ。プラムが出ていくから。
「そ、それでな。オレはつまり、その……だな。ブラウニーは、自分が余計なことしなきゃ、オレたちが神父失わずにすんだ、とか思ってんじゃないかと思ってさ。……ちがう?」
「――」
少し図星だった。と同時に、このチビはいつの間にそんな事を考えるようになったのかと、その成長に驚いた。
「……えっと」
ロベリオがオレの瞳を覗き込んで微笑んだ。
オレはびっくりした。こいつがこんな顔で笑ったのは初めて見た気がする。
「悪いやつ、やっつけてくれて、ありがとうな。……にーちゃん」
やばい、ちょっと泣きそうになった。
「ロベリ……」
オレとした事が声が詰まった。
「そうか、お前もオレが出てったら一番兄貴だもんな……」
正直、まだ出ていくのはチビどもが心配だった。
けど、ロベリオを見て大丈夫なんだな、と思えた。
オレがいないとこいつらは、みたいな自意識過剰があったかもしれない。反省しよう。
「何ウルウルしてるの!? やっべ、なんか恥ずかし。そういう話すんな! セクハラだぞ! オレ、そろそろ行くわ。じゃあ、また後でな、にーちゃん!」
いや、セクハラとは違う、間違って覚えてるぞと正したかったが、驚いた猫のようなスピードでロベリオは走り去った。
「……」
オレはその後、時間外ではあるが、鶏に餌をやることにした。
しばらく誰かに顔を見られたくなくて。
年下のチビどもの面倒を見るのはいつも当たり前で。
いつもありがとう、とか言われて慕ってくれて、みんな可愛かった。
守るべき奴らだと思ってたのに、まさか救いの手がそっちから伸びてくるとは思わなかった。
この日オレは生まれて初めて嬉し泣きを経験した。
※※※
次の日、朝の支度をしている時、プラムが目を覚ました。
「ん……」
「プラム」
オレはプラムのベッドに駆け寄った。
「…あれ。あ、おはよう、ブラウニー」
いつもの笑顔だった。ホッとした。
「ねぇね、起きたー!」
「おはよぉ!」
チビたちも群がってくる。
「みんなもおはよう! ……んー!」
伸びをする。元気そうだ。
「やっと起きたのかよ。おい、チビども、食堂いくぞー。昨日話しただろ」
ロベリオが、チビ達に声をかける。
「あっそうだったー!」
「せやった!」
「チビいうなーお前もチビだろー」
「あとはおわかいふたりにまかせましょうだったー」
「な……」
チビ達はバタバタと出て言ってしまい、オレとプラムは子ども部屋に二人きりになった。
そうか……。
「……え、なに。一体なに」
「オレたちに気を使ってくれたんだろ…おはようプラム」
せっかく気を使ってもらったことだし、とオレはプラムの頬にキスをして抱き寄せた。
「ふぁ……ち、チビたちが?」
真っ赤になって困惑した顔をしている。
「みんな成長してるってことだ。……それより、心配した。お前三日くらい寝てたんだぞ」
「……そっか、私達がいなくなってももう平気そうだね。……。ごめんね、心配かけて」
「いや、オレのためにしてくれた事だし。謝らないでくれ。むしろずっとオレを気遣ってただろ。……ありがとう」
オレはプラムの髪をくしゃくしゃした。
猫の子みたいに柔らかくてふわふわしてずっと触れていたい。
「しばらくこうしてたいのは山々なんだけどな。今日中に教会を出よう。荷造りは寝てる間にオレがほとんどやっといたから、確認だけしてくれ」
「え……? 急すぎない?」
オレはアドルフさんにされた話をした。
「ああああ……観測所、そんなものがあるんだ。てっきり報告されなければ大丈夫みたいに思ってた。
そうなんだあ。仕方ないね……」
プラムは頭を抱えた。
「王都からは遠く離れてるから、ベッキーの送別の時に使った力くらいまでは大丈夫みたいだけどな。
さすがにこないだのヤツぐらいになるとバッチリ捕捉されるらしい」
「そっかーバレちゃうんだ。……でもいいや、正直もうあの力使いたくないし」
「オレもそう思う。意見が同じでよかった」
プラムはやっぱそう思うよねってクスっと笑った後、少し真面目な顔になって
「でもね、ブラウニー」
「……あいつ、寝てる間に私の夢に来たの」
「……なんだって」
油断も隙もない。
それに夢の中と言われたらオレにできる事がないのが悔しい。
「またねって言われたから、また来るかも。そしたら……」
「その時はその時だ」
オレはプラムの手を握って目を合わせた。
「アドルフさんに前言われたことを覚えてる。使えるものは使って、頼れるものは頼ることにするから。
これからはもっとお前に頼るようにするから、オレのこと助けてくれるか?」
プラムは心底嬉しそうな顔をして微笑んだ。
「うん、そう言ってくれて嬉しい。実はずっと私もそう思ってたの。ブラウニーは色々テキパキできるから、私がモタモタして助けられないとか、そういうのいっぱいありそうだけど! がんばるね」
「ああ」
そしてキスを――と思って唇を近づけたら。
「みっ……」
懐にいれてたまんじゅうが、急にとびでて、オレたちの唇の間に挟まった。
じたじたしている。
「ふぁ!? なにこれ! か…かわいいいいい」
プラムの気持ちを100%持っていかれた。
「………」
プラムはまんじゅうに頬ずりしながら
「ブラウニー! この子なに? すっごい可愛い! なんていうどうぶ………
……どうしたの? か、顔がこわいよ? ブラウニー…」
「……いや…」
このまんじゅう、しつけないとな………。
「…み…?」(こっち見た……)
しつけ……
「みっ?」(頭? をかしげた)
……。
……。
……いや、……うん、まあいいか……。
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