上 下
7 / 210

第7話 さてと、人材が欲しいですね。

しおりを挟む
 さてと、父上(実感がないけど、一応そういう関係)から許可をもらったので、これからトリニトの住民の生活向上に向けて頑張るとしますか。


 やることは山積みではあるが、何と言っても人が足りない!! いや、ほぼ最底辺のここであれば私とマーブル達だけでも2年もあれば楽勝で達成できるが、それでも一緒に行動してくれる人は必要だ。というわけで、昼までは散策、昼以降は狩りと採集をしばらく続けていった。


 いい人材はまず大都市に行ってしまう。また、素質があったとしてもトリニトでは教育ができずにそのまま埋もれてしまう者も大勢いるだろう。そうでなくてもいい人材というものはそうそう見つかるものではないからねえ。っと思っていたら早速1人目が見つかった。灯台下暗しとは言ったもので、私に協力的な一部の屋敷の守備兵だった。彼らは戦闘訓練でいい結果が出せずに落ちこぼれとして扱われていたが、密かに鑑定してみると、落ちこぼれどころか一国の親衛隊も務まるほどの能力を持っていた。


 では、なぜここでは落ちこぼれだったかというと、彼らは剣術スキルが低いか、そもそも剣術スキルを持っていない者達だった。その代わりに騎乗スキルを持っていたのだ。その中で騎乗スキルMAXを持っていた人物がいたので、彼をまずスカウトしたのだ。残りの者達は後日スカウトすることにした。彼の名はウルヴといった。話をすると思いの外馬が合ったのも彼をスカウトする要因だった。


 ちなみに騎乗スキルは初期の鑑定では見つからない上、トリニトは貧しいのでそもそも馬などの騎乗できる存在がない、というか用意できない。先手を打って、他に持って行かれないように真っ先にこちらに引き込んでおいた。


 2人目も案外あっさりと見つかった。彼は教会に所属していたが、教会の方針を無視して安い値段で治療を行っていたところ、司教から破門を言い渡された人物で、アインという名だった。私が目を見張ったのは、その恐ろしいまでのパワーを持っていたところだ。教会を追い出された後でも、彼は治療を続けていただけでなく、持ち運ぶのに大変な重さがあるものでも平気で運んでいた。私も重量軽減でそういったことは可能だが、彼の場合はそういったものは一切使わず自分の腕力だけでそれをこなしていた。実際声をかけて話してみるとやはり馬が合った。パワーがもの凄いので脳筋かと思ったが、そういったことはなく逆に理屈っぽい場合も多々あった。こちらの目的を話すと彼は喜んでスカウトに応じてくれた。


 いい感じで続けていくと、3人目が見つかった。彼は大通りを外れるかどうかの場所で魔導具を売っていたのだが、自作らしく、その魔導具も魔力を通すと自動的に痒いところを掻くものだったり変なものが多かった。住民達も変な魔導具屋という認識でしかなかった。しかし、鑑定してみるとランクがやばかった。レア度がハンパなく高かった。面白そうなものや便利そうなものもいくつかあったので購入してみたが、一番ヤバかったのが値段だった。とにかく安いのだ。本人曰く、材料費が値段の9割だそうだ。これなら商業ギルドで登録しても十分儲けがでそうなのに、それをしていなかった。聞いたら足下を見て判断していてむかつくとのことだった。やはり馬が合ったので事情を説明してスカウトしたら、あっさり応じてくれた。彼の名はラヒラスという名だ。


 私も懐に余裕があるわけではないので、とりあえずこの3人をスカウトしたところで一旦終了することにした。彼らには私の離れ小屋で生活してもらうことにしたが、いかんせん手狭なので父上に話をして小屋の拡張許可をもらい拡張することにした。とはいえ、材料や費用は自分で負担することが条件だったが。まあ、材料や費用については十分用意できる状態だったので問題はなかった。連日持ち込んだ肉類や野菜類が好評で食事関係の人達について財政面で余裕が出てきたそうだし、冒険者ギルドでも、持ち込んだ素材がかなり良質だったため、いい値段で即完売したどころか、品不足で催促がやたらと来るようになったそうだ。そのため、最初に持ち込んだ分の不足額は数日で回収できた。


 時間も時間だったので、離れ小屋に彼らを連れて戻り、夕食にする。ラヒラスはともかく、ウルヴもアインもほぼ歩き通しで腹ぺこだろう。幸いにも全員が座れる分の広さはあったので、全員で一緒に食べることにした。もちろん、マーブル達も一緒だよ。夕食は歓迎の意味も込めてオーク肉のステーキとモツ鍋にした。3人は驚きつつも喜んで食べてくれた。マーブル達もご満悦だった。彼らは信用できると判断してねぐらにも招待した。もちろん、汗臭い状態をどうにかしたかった、というのが主目的だけど。水術で風呂の用意と洗濯をし、洗濯物はその場で乾燥させていると、彼らは驚きのあまり放心していた。驚いている彼らを余所に、離れ小屋に戻る。戻った後に今後の予定を伝え、確認する。


「では、みんな聞いて欲しい。私は父上である伯爵に許可をもらい、商業ギルドを潰してから2年以内にここの税収を2倍以上にする約束をしたのは先程話したけど、正直商業ギルドを潰さなくても2年でお釣りが来るとは思っているが、私の狙いは税収よりもここの商業ギルドを始めとしたゴミを掃除してトリニトの住民の生活を良くしていこうというものだ。」


 3人は頷いたが、ラヒラスが意見を言ってきた。


「アイス様、商業ギルドを始めとしたゴミ掃除についてはしばらく放っておいても大丈夫だと思う。」


「ほう、ラヒラスの意見を聞こうか。」


「アイス様によって、屋台に文句を付けてきたゴミが掃除され、商業ギルドとグルになっていた話はトリニトどころか周辺地域でも噂になってきているから、この辺りの商業ギルドはそれをどうにかしようと躍起になっている。恐らくこちらに対して報復措置を執ってくるのは間違いないけど、それでもかなり時間がかかるよ。だから、商業ギルドの身動きが取れないうちにできるだけ、住民達の生活向上を図るべきだと思う。」


「俺もラヒラスの意見に賛成だ。」


 アインもラヒラスの意見に同意する。


「なるほど、確かにそれもそうだね。では、先にやっておきたいことがあるから、そっちを行いますか。」


「先にやっておきたいこととは?」


 アインが興味深そうに聞いてきた。


「まずは、ここの増築だ。流石に今日はいいとしても、むさい野郎4人では狭い。というわけで、君達の個室といくつかの部屋を増築したい。父上からは材料も費用も自己負担でという条件付だが許可はもらってあるから、その木材などを集めようと思う。」


「なるほど。俺らの部屋を作ってくれるのはありがたい。ただ、材木集めだとラヒラスとウルヴでは重すぎて厳しいのでは?」


「うん、それは承知しているから、ウルヴとラヒラスには別の仕事を頼もうと思っている。」


「まず、ラヒラス。君は騎乗用の馬みたいな魔導具は作れるかな?」


「その程度なら作れるよ。ただ、ゴブリン程度でいいから魔石は必要だね。あとは木材も欲しい所だね。」


「それでいいなら大丈夫だ。では、それは用意するからよろしく。」


「アイス様、私は?」


「ウルヴは私達と一緒に来てもらうが、君には植物を採集してもらいたい。君は茶菓子に造詣ががあったはずだ。」


「私のことをそこまでご存じだったとは。承知しました。」


「で、俺は木材を伐ったり運んだりすればいいんだな?」


「うん、アインはそれで頼むよ。で、私とマーブルとライムでみんなの護衛というか、魔物を倒していくよ。ジェミニは伐採班で頼むね。」


「ニャッ!」


「キュウ(了解です!)!」


「ピー!」


 マーブル達はいつものように敬礼で応える。うん、可愛すぎてたまらん。3人もマーブル達の仕草に目尻が下がる。


「あ、ラヒラスはもう一つ、大工に話をつけてほしい。材料はこちらで用意するから必要なものとかかる金額を話し合って欲しい。」


「了解したよ。材料来ないと作成できないしね。」


「そういうこと。では頼むね。」


「それで、その後はどうするつもり? ある程度流れを知っておきたいのだけど。」


 ラヒラスが聞いてきた。うん、彼は先程の発言といい、魔導具作成もそうだけど、それ以上に知略がもの凄いのではと感じたので、予定を話しておけばそれに対する対策も取っておいてくれそうだ。途中で変更することもありそうだけど、とりあえず話しておく必要はあるだろう。それに他のみんなにもある程度知ってもらった方が良さそうだ。


「ここの拡張が終わったら、最優先はゴミ掃除だ。ゴミ掃除を済ませないといくら経済が回っても住民の生活につながらない。ゴミ掃除を念頭に置いて、トリニトの経済を良くしていく。具体的には狩りや採集で手に入れたものを積極的にここに卸していく。もちろん、商業ギルドには一切卸さない。トリニトの整備にも手を付けたいところだけど、残念ながらその体力はないと思っている。経済を回しつつ、農業事業にも手を付けていく感じかな。流れでなくて申し訳ないけど、2年でできることってこの程度が精一杯かな。」


「なるほど、確かにアイス様の言うとおりだね。じゃあ、ゴミ掃除に対しての手を打っておこうと思うけどそれでいいかな?」


「ああ、対策はラヒラスに任せる。ただ、こっちにも報告は頼むよ。」


「それは大丈夫だよ。」


 よし、人材は確保できた。しかも恐らくこの3人は求めたくても簡単に手に入れられない程の素質があるはずだ。今は一冒険者ではなく領主の息子だ。父上達がどう考えているのかはわからないし、正直どうでもいいけど、少なくとも私は住民の生活向上を意識して行動していこう。とはいえ、マーブル達との楽しい生活が何よりも優先だけどね。


 そろそろ寝る時間になったが、もう一度言います。狭いです。今日は3人は食堂で寝てもらい、私はいつもの部屋で寝ることにした。彼ら曰く、気さくに接してもらっているが雇われていることに変わりはないのでここでいいとのこと。一応敷物としてフォレストウルフの毛皮を敷いたが、彼ら曰く、これでも今までよりも快適に寝られるそうだ。流石はトリニトといったところかな(泣)。


 部屋割も終わったので、私達はいつもの部屋に戻ると、マーブル達が話してくる。


「アイスさん、彼らもの凄い人物ですね! これだけ凄い人達滅多にいませんよ!!」


「ニャア!」


「あるじすごいー。」


「そうなんだ。ジェミニの話を聞いてホッとしたよ。さあ、明日も頑張ろうね。」


「ニャア!!」


「頑張って木をたくさん伐るです!!」


「ボク頑張ってみんなをまもるー!!」


 うん、マーブル達もやる気だ。私は嬉しいよ。


「では、私達も寝ますか。お休み、マーブル、ジェミニ、ライム。」


「ニャア。」


「アイスさん、お休みです。」


「あるじー、おやすみー。」


 明日もいい一日になってくれるといいなあ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

〖完結〗私が死ねばいいのですね。

藍川みいな
恋愛
侯爵令嬢に生まれた、クレア・コール。 両親が亡くなり、叔父の養子になった。叔父のカーターは、クレアを使用人のように使い、気に入らないと殴りつける。 それでも懸命に生きていたが、ある日濡れ衣を着せられ連行される。 冤罪で地下牢に入れられたクレアを、この国を影で牛耳るデリード公爵が訪ねて来て愛人になれと言って来た。 クレアは愛するホルス王子をずっと待っていた。彼以外のものになる気はない。愛人にはならないと断ったが、デリード公爵は諦めるつもりはなかった。処刑される前日にまた来ると言い残し、デリード公爵は去って行く。 そのことを知ったカーターは、クレアに毒を渡し、死んでくれと頼んで来た。 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 全21話で完結になります。

旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉

Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」  華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。  彼女の名はサブリーナ。  エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。  そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。  然もである。  公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。    一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。  趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。  そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。 「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。  ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。  拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。    

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな

カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界 魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた 「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね? それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」 小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く 塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう 一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが…… ◇◇◇ 親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります (『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です) ◇◇◇ ようやく一区切りへの目処がついてきました 拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。 全力でお母さんと幸せを手に入れます ーーー カムイイムカです 今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします 少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^ 最後まで行かないシリーズですのでご了承ください 23話でおしまいになります

処理中です...