貴方を救いたい、ただそれだけ。

 死んだ姉が話してくれた【独りぼっちの世界】を求めて離れた街の神社に来た涼だったが、そこで彼は、誰にも認識されない少女、千里と出会う。彼にだけ彼女が認識できた理由、そして、彼女の正体とは一体。
 千里を育てた行方不明の男は、彼女に言った。「後はお前が誰かを救ってあげること。親父からお前に託す、最後の使命だ」
 涼に大きな影響を及ぼすその真相は、絡まっていた何本もの紐をほどき、纏めて一本の糸となって、ストーリーを縫い綴る。
 驚きのラストを、是非あなたに届けたい。届け、この想い。
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