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幕間〜ロクサーヌ
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あの後降り出した雨は夜になっても止むことはなく、激しい雷鳴と続く稲光の後、堰を切ったような大雨が降り注いできた。
「ものすごい雨」
窓から外を見て一人呟いた。
雷鳴が轟きどんよりとした重苦しい黒い空を見ていると、心まで重苦しくなる。
それに何だか不吉な予感がして落ち着かない。
突然の豪雨に、今帰るのは危険だからと私はルブラン公の屋敷に泊めてもらうことになった。
今はこの前私がここに運ばれた時に使わせてもらっていたのと同じ部屋にいる。
「レオポルドはどうしているかしら」
もうすぐ私はペトリ家に戻る。
一度実家に引き籠もった私をレオポルドが迎えに来てくれ、いったんはスタエレンス家に戻った。
けれどお父様がペトリ家から教会に向かうこと望んでいるため、近いうちにペトリ家に戻ることになっている。
一緒に過ごすのも後少しだが、レオポルドは例によって例のごとく忙しくしていて、同じ家に住んでいるのに滅多に顔を会わせる時がない。
ソフィー・クローデルの件の後処理で忙しいのもあるが、一緒にいるとどうしても互いに意識してしまうのもあり、寂しいと思う反面、心の片隅でほっとしている部分もある。
お酒のせいで私がおかした失態についてお父様が課した戒めは、お酒はほどほどにすること。
そして式までの間はけじめとして体の関係を持たないことだった。
私たち二人は充分大人だから、その条件に必ずしも従う必要はなかったかもしれないが、首を縦に振るしかないと思うほどお父様は厳しかった。
妊娠しているオクタヴィア様はとても綺麗だった。もともと綺麗な方だが、すでに母親としての内から滲み出る美しさがあった。
婚約したばかりだが、いずれ私もレオポルドとの間に子どもが出来たらあんな風になることができるのだろうか。
まだ実感がわかないし、想像もできない。
「失礼します。お嬢様、起きていらっしゃいますか?」
「は、はい」
滝のように降り続く雨を眺めていると、声を掛けられた。
「閣下がお呼びです」
「閣下が?」
けっして遅い時間ではないが、閣下に呼ばれるとは思っていなかったので戸惑った。
まだ寝る用意はしていなかったので、すぐに呼びに来た使用人の女性について行き、公爵の待つ執務室へ向かった。
「ペトリ嬢をお連れしました」
「入ってくれ」
中から公爵の声が聞こえて中に入ると、公爵の他にもう一人男性がいた。
雷鳴が轟き、稲光が走る窓を背景に座る公爵の前の男性はたった今辿り着いたばかりなのか泥と雨にまみれていて、足元に水溜りができている。
普通なら公爵に会うなら身なりを整えてからのはずなのに、余程急を要していたのだろうか。
そしてこの場になぜ私が呼ばれたのか。
神妙な顔をした公爵の様子に嫌な予感がする。
「座ってくれ」
公爵が自分の座る机の前に置かれた椅子を示す。
「あの…」
机の脇に立つ人物はいいのだろうかとそちらを伺う。椅子はひとつしかない。
「座ってほしい」
もう一度、今度は命令ではなくお願いされて諦めて座った。
「落ち着いて聞いてほしい」
「あの…」
何やら嫌な予感しかしない。
雨で濡れた人物が私に軽く頭を下げた。
どこかで見たと思ったが、良く見ると先日レオポルドが私を助けた時に居た人だ。
たしかパライン卿と呼んでいた。
「スタエレンスが行方不明になった」
「え」
驚いて立ち上がりかけたのを、ルブラン公が手振りで座るように指示した。血の気が引いて体温が一気に下がる気がした。
胸にあった重苦しさはこのことを指し示していたのか。
「な、なんで…」
動揺して礼儀も忘れて質問する。
「ソフィー・クローデルに…」
ルブラン公が口にした名前を耳にして手足が痺れるような感覚がする。
「彼が尋問すると言うので彼女を幽閉している場所に向かったのだが、そこが何者かに襲撃された」
「しゅ、襲撃!」
行方不明
襲撃
公爵の口から紡ぎ出される言葉は不吉なことばかり。
「ペトリ嬢」
グラリと傾きかけた体を咄嗟に立て直す。
「だ、大丈夫です」
倒れている場合ではない。
何が起こったのか話を聞かなくては。
「だ、誰が…襲撃を…行方不明って…襲われたなら怪我とか…」
つまりは襲撃されてその場で殺されていたのでもないということだろうか。
「僭越ながら私が…」
パライン卿が申し出て、後を引き継いだ。
「先にスタエレンス卿が数人で向い、私が後から向かう予定でした。実はソフィー・クローデルが本当は病気療養ではなく罪を犯して捕らえられていると噂を流しておりましたので、彼女の仲間…我が国での協力者が動くのではないかと考えておりました。敵が油断するように最初は人数を絞って行き、挟み撃ちにするはずでした」
パライン卿の話に集中しようとするが、すぐ近くで話しているのに、水の中で聞くように声が遠い。
「それが、途中の道で荷物を大量に積んだ荷馬車の横転があり、我々の到着が遅れたのです」
彼らが辿り着いたときには、まさしく敵と交戦しているところだった。
「生き残った者の話では、襲撃されてすぐにクローデルとスタエレンス卿はそこから姿を消したとか。恐らくは危機を察して逃したのではと言うことです」
「では…」
でも外は嵐だ。ソフィーとレオポルドが一緒に襲撃者から逃れたとして、この天気ではそれも難しいのではないか。
「我々も周辺を捜索したのですが、この天候ではどうすることも出来ず…申し訳ございません」
無事に脱出したのなら、どうして姿を現さないのか。敵が追っていったかもしれないが、ここに戻ればいいだけなのに。
レオポルドは今もソフィーと一緒にいるのだろうか。
怪我をしたりしていないか、危ない目にあっていないか心配だ。
「スタエレンスなら大丈夫だとは思う。どんな状況でも彼なら無事にやり過ごすはずだ」
「でも…もし怪我をしていたりしたら…」
連絡が取りたくても取れない状況だとしたら…
悪い想像に支配された私に耳には、轟き渡る雷鳴も聞こえなかった。
「ものすごい雨」
窓から外を見て一人呟いた。
雷鳴が轟きどんよりとした重苦しい黒い空を見ていると、心まで重苦しくなる。
それに何だか不吉な予感がして落ち着かない。
突然の豪雨に、今帰るのは危険だからと私はルブラン公の屋敷に泊めてもらうことになった。
今はこの前私がここに運ばれた時に使わせてもらっていたのと同じ部屋にいる。
「レオポルドはどうしているかしら」
もうすぐ私はペトリ家に戻る。
一度実家に引き籠もった私をレオポルドが迎えに来てくれ、いったんはスタエレンス家に戻った。
けれどお父様がペトリ家から教会に向かうこと望んでいるため、近いうちにペトリ家に戻ることになっている。
一緒に過ごすのも後少しだが、レオポルドは例によって例のごとく忙しくしていて、同じ家に住んでいるのに滅多に顔を会わせる時がない。
ソフィー・クローデルの件の後処理で忙しいのもあるが、一緒にいるとどうしても互いに意識してしまうのもあり、寂しいと思う反面、心の片隅でほっとしている部分もある。
お酒のせいで私がおかした失態についてお父様が課した戒めは、お酒はほどほどにすること。
そして式までの間はけじめとして体の関係を持たないことだった。
私たち二人は充分大人だから、その条件に必ずしも従う必要はなかったかもしれないが、首を縦に振るしかないと思うほどお父様は厳しかった。
妊娠しているオクタヴィア様はとても綺麗だった。もともと綺麗な方だが、すでに母親としての内から滲み出る美しさがあった。
婚約したばかりだが、いずれ私もレオポルドとの間に子どもが出来たらあんな風になることができるのだろうか。
まだ実感がわかないし、想像もできない。
「失礼します。お嬢様、起きていらっしゃいますか?」
「は、はい」
滝のように降り続く雨を眺めていると、声を掛けられた。
「閣下がお呼びです」
「閣下が?」
けっして遅い時間ではないが、閣下に呼ばれるとは思っていなかったので戸惑った。
まだ寝る用意はしていなかったので、すぐに呼びに来た使用人の女性について行き、公爵の待つ執務室へ向かった。
「ペトリ嬢をお連れしました」
「入ってくれ」
中から公爵の声が聞こえて中に入ると、公爵の他にもう一人男性がいた。
雷鳴が轟き、稲光が走る窓を背景に座る公爵の前の男性はたった今辿り着いたばかりなのか泥と雨にまみれていて、足元に水溜りができている。
普通なら公爵に会うなら身なりを整えてからのはずなのに、余程急を要していたのだろうか。
そしてこの場になぜ私が呼ばれたのか。
神妙な顔をした公爵の様子に嫌な予感がする。
「座ってくれ」
公爵が自分の座る机の前に置かれた椅子を示す。
「あの…」
机の脇に立つ人物はいいのだろうかとそちらを伺う。椅子はひとつしかない。
「座ってほしい」
もう一度、今度は命令ではなくお願いされて諦めて座った。
「落ち着いて聞いてほしい」
「あの…」
何やら嫌な予感しかしない。
雨で濡れた人物が私に軽く頭を下げた。
どこかで見たと思ったが、良く見ると先日レオポルドが私を助けた時に居た人だ。
たしかパライン卿と呼んでいた。
「スタエレンスが行方不明になった」
「え」
驚いて立ち上がりかけたのを、ルブラン公が手振りで座るように指示した。血の気が引いて体温が一気に下がる気がした。
胸にあった重苦しさはこのことを指し示していたのか。
「な、なんで…」
動揺して礼儀も忘れて質問する。
「ソフィー・クローデルに…」
ルブラン公が口にした名前を耳にして手足が痺れるような感覚がする。
「彼が尋問すると言うので彼女を幽閉している場所に向かったのだが、そこが何者かに襲撃された」
「しゅ、襲撃!」
行方不明
襲撃
公爵の口から紡ぎ出される言葉は不吉なことばかり。
「ペトリ嬢」
グラリと傾きかけた体を咄嗟に立て直す。
「だ、大丈夫です」
倒れている場合ではない。
何が起こったのか話を聞かなくては。
「だ、誰が…襲撃を…行方不明って…襲われたなら怪我とか…」
つまりは襲撃されてその場で殺されていたのでもないということだろうか。
「僭越ながら私が…」
パライン卿が申し出て、後を引き継いだ。
「先にスタエレンス卿が数人で向い、私が後から向かう予定でした。実はソフィー・クローデルが本当は病気療養ではなく罪を犯して捕らえられていると噂を流しておりましたので、彼女の仲間…我が国での協力者が動くのではないかと考えておりました。敵が油断するように最初は人数を絞って行き、挟み撃ちにするはずでした」
パライン卿の話に集中しようとするが、すぐ近くで話しているのに、水の中で聞くように声が遠い。
「それが、途中の道で荷物を大量に積んだ荷馬車の横転があり、我々の到着が遅れたのです」
彼らが辿り着いたときには、まさしく敵と交戦しているところだった。
「生き残った者の話では、襲撃されてすぐにクローデルとスタエレンス卿はそこから姿を消したとか。恐らくは危機を察して逃したのではと言うことです」
「では…」
でも外は嵐だ。ソフィーとレオポルドが一緒に襲撃者から逃れたとして、この天気ではそれも難しいのではないか。
「我々も周辺を捜索したのですが、この天候ではどうすることも出来ず…申し訳ございません」
無事に脱出したのなら、どうして姿を現さないのか。敵が追っていったかもしれないが、ここに戻ればいいだけなのに。
レオポルドは今もソフィーと一緒にいるのだろうか。
怪我をしたりしていないか、危ない目にあっていないか心配だ。
「スタエレンスなら大丈夫だとは思う。どんな状況でも彼なら無事にやり過ごすはずだ」
「でも…もし怪我をしていたりしたら…」
連絡が取りたくても取れない状況だとしたら…
悪い想像に支配された私に耳には、轟き渡る雷鳴も聞こえなかった。
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