65 / 102
第七章
6
しおりを挟む
出会ったばかりの人を、数日会えないだけで恋しく思うようになるとは、ジゼルは自分の変化に驚いていた。
「ジゼル様?」
「あ、何でもないわ」
「私、ケーラさんやサイモンさんたちにも、ジゼル様のことで悪い噂が流れていること、話しておきます。もうご存知かもしれませんが」
「私についての噂程度で、忙しい人達を煩わせる必要はないわ。あちらから何か言ってくるまで、放っておきましょう」
「でも……」
「心配してくれてありがとう。でも、根も葉もない噂ならそのうち消えるでしょう。噂話をしただけでその人達に罪はないのですから。一過性のものだと思うわ」
「ジゼル様はお優し過ぎます。私なら大切な人が誤解されて悪く言われるのは嫌です」
「私にはメアリーという心強い味方がいて、ここの人たちも親切で、ミア様やリロイ様は可愛いわ。大人になってから、こんなに満たされた気持ちになることはなかった。だから余計な波風は立てたくないの」
噂話をされたからと、それだけで憤慨していては、狭量な人間だと思われてしまう。
「あなた達が聞いた噂は嘘だと言い回ったところで、すぐには信用してくれないでしょう。噂がなぜ広まったのかはわからないけど、まずは足元から取り組みましょう」
面識のない人たちに噂は真実とは違うと言っても、信用はされないだろう。
それよりはジゼルと直に接する機会の多い、この邸で働く人たちと交流を深め、噂が落ち着くか、消えるのを待つほうが得策だろう。
「え、食べたくない?」
ユリウスが不在の今、ジゼルは子供たちと一緒に食事をしている。
マナーの練習も兼ね、三人で食卓を囲んでいたのだが、その日のリロイは夕食はいらないと言って部屋に引きこもっていた。
「どこか具合が悪いなら、ファーガス先生をお呼びしましょうか?」
まさか熱でも出たのだろうか。
「あなたは彼の容態について何か知っている?」
「知らない」
ミアに聞くと、彼女はきっぱり頭を左右に振った。
生まれたときから一緒に、育ってきた二人でも知らないこともあるのかとジゼルは思った。
「体が悪いわけじゃない」
「え、どういうこと?」
「わかんない。お昼寝から起きたら、泣いていたの」
「怖い夢で見たのかしら」
繊細なリロイならあり得るとは思う。
「少し様子を見てくるわ。ミア様は一人で食べててください」
「やだ! ミアも行く、王女様についていく!」
食事の時間を遅らせたら、食べる前に寝てしまうかもしれない。そうなると食事を抜くことになるので、食べるように伝えたが、一人で食べるのがいやなのか、ミアは譲らなかった。
「じゃあ、食事はリロイ様のお部屋に運んでもらって、そこで食べましょう」
「うん!」
仕方なくジゼルは折れた。
「メアリー、後でリロイ様の部屋に三人分の食事を持ってきてくれるかしら?」
「はい、わかりました」
メアリーに食事の手配を頼み、ジゼルはミアと共にリロイの部屋に向かった。
子供部屋は二階にあるので、階段を上がって行く。
「あら、王女様、ミアも。どうされたんですか?」
階段を昇る途中で、二階から降りてこようとするオリビアに出会った。
「オリビアさん」
先程の一方的な言いがかりが思い出され、ジゼルは身を固くした。
「リロイのところへ行くの」
ミアが代わりに答えた。
「リロイ?」
「ええ、そうなのです。夕食を食べたくないと言っていると聞いて、具合が悪いのかと心配になって様子を」
「それなら、私が今見てきました。熱はなさそうでした」
「それは良かった」
「リロイは私が見ますから、大丈夫です」
「でも、少し様子だけでも」
「いいえ、さっき疲れたと言ってまた、眠ってしまいましたから、今はご遠慮ください」
「え…疲れたって?」
熱はないと聞いてホッとしたが、疲労とはどういうことだろう。
「五歳の子供にいきなりマナーだなんだと詰め込むから、疲れたのではないですか?」
オリビアの言い方は、ジゼルがやっていることに対しての文句だった。
「宮廷式かなんだか知りませんが、五歳の子に食べ方がどうだと難癖をつけるのは、どうかと思いますよ」
「そ、それは……」
「なによ、おばさんだっていつもこぼすなとかうるさいじゃない」
ジゼルが反論できないでいると、ミアが歯向かった。
「ミア様」
「な、なによ。それも王女様の指導なの? 生意気ね」
オリビアはそんなミアの態度もジゼルのせいにする。
「あの、すみません。ミア様、そんな言い方をしてはいけないわ」
「だって、おばさんだってちゃんとしろっていつも私達に言うのに、おかしいわ。自分はもっと怒って言うのよ。王女様のほうがもっとずっと優しいもの」
ミアが階段を駆け上がり、ジゼルとオリビアの間に立って、なおも文句を言う。
「それは、あなたたちがなかなか言うとおりにしないから……」
「でもお父様だって言うけど、怒ったりしないわ! いっつも怒っているのはおばさんだけよ。皆優しいもの」
「わ、私はあなたたちのことを思って……」
「お父様は本当に悪いことをしたらすっごく怖いけど、それは私達のためだって、それ以外は優しい。オリビアなんて遊んでくれないし、文句ばっかり」
五歳なのにミアはよく口がまわる。
「ミア様、それくらいに……」
「生意気な子ね」
オリビアは口元を歪め、ジゼルとミアを睨みつける。
「これもあなたの差金? 先に子供から懐柔するなんて、なかなかね」
「ち、違……」
「どいてちょうだい、邪魔よ」
オリビアがジゼルたちを避けて階段を降りようとして、ミアの肩先にぶつかった。
「あ!」
「あぶない!」
体の軽いミアは、軽くオリビアに当たっただけで、よろめいた。
倒れかけたミアの体をジゼルは抱きとめようとしたが、受け止めきれずに、ミアを抱えたまま、ジゼルは階段から落ちていった。
「ジゼル様?」
「あ、何でもないわ」
「私、ケーラさんやサイモンさんたちにも、ジゼル様のことで悪い噂が流れていること、話しておきます。もうご存知かもしれませんが」
「私についての噂程度で、忙しい人達を煩わせる必要はないわ。あちらから何か言ってくるまで、放っておきましょう」
「でも……」
「心配してくれてありがとう。でも、根も葉もない噂ならそのうち消えるでしょう。噂話をしただけでその人達に罪はないのですから。一過性のものだと思うわ」
「ジゼル様はお優し過ぎます。私なら大切な人が誤解されて悪く言われるのは嫌です」
「私にはメアリーという心強い味方がいて、ここの人たちも親切で、ミア様やリロイ様は可愛いわ。大人になってから、こんなに満たされた気持ちになることはなかった。だから余計な波風は立てたくないの」
噂話をされたからと、それだけで憤慨していては、狭量な人間だと思われてしまう。
「あなた達が聞いた噂は嘘だと言い回ったところで、すぐには信用してくれないでしょう。噂がなぜ広まったのかはわからないけど、まずは足元から取り組みましょう」
面識のない人たちに噂は真実とは違うと言っても、信用はされないだろう。
それよりはジゼルと直に接する機会の多い、この邸で働く人たちと交流を深め、噂が落ち着くか、消えるのを待つほうが得策だろう。
「え、食べたくない?」
ユリウスが不在の今、ジゼルは子供たちと一緒に食事をしている。
マナーの練習も兼ね、三人で食卓を囲んでいたのだが、その日のリロイは夕食はいらないと言って部屋に引きこもっていた。
「どこか具合が悪いなら、ファーガス先生をお呼びしましょうか?」
まさか熱でも出たのだろうか。
「あなたは彼の容態について何か知っている?」
「知らない」
ミアに聞くと、彼女はきっぱり頭を左右に振った。
生まれたときから一緒に、育ってきた二人でも知らないこともあるのかとジゼルは思った。
「体が悪いわけじゃない」
「え、どういうこと?」
「わかんない。お昼寝から起きたら、泣いていたの」
「怖い夢で見たのかしら」
繊細なリロイならあり得るとは思う。
「少し様子を見てくるわ。ミア様は一人で食べててください」
「やだ! ミアも行く、王女様についていく!」
食事の時間を遅らせたら、食べる前に寝てしまうかもしれない。そうなると食事を抜くことになるので、食べるように伝えたが、一人で食べるのがいやなのか、ミアは譲らなかった。
「じゃあ、食事はリロイ様のお部屋に運んでもらって、そこで食べましょう」
「うん!」
仕方なくジゼルは折れた。
「メアリー、後でリロイ様の部屋に三人分の食事を持ってきてくれるかしら?」
「はい、わかりました」
メアリーに食事の手配を頼み、ジゼルはミアと共にリロイの部屋に向かった。
子供部屋は二階にあるので、階段を上がって行く。
「あら、王女様、ミアも。どうされたんですか?」
階段を昇る途中で、二階から降りてこようとするオリビアに出会った。
「オリビアさん」
先程の一方的な言いがかりが思い出され、ジゼルは身を固くした。
「リロイのところへ行くの」
ミアが代わりに答えた。
「リロイ?」
「ええ、そうなのです。夕食を食べたくないと言っていると聞いて、具合が悪いのかと心配になって様子を」
「それなら、私が今見てきました。熱はなさそうでした」
「それは良かった」
「リロイは私が見ますから、大丈夫です」
「でも、少し様子だけでも」
「いいえ、さっき疲れたと言ってまた、眠ってしまいましたから、今はご遠慮ください」
「え…疲れたって?」
熱はないと聞いてホッとしたが、疲労とはどういうことだろう。
「五歳の子供にいきなりマナーだなんだと詰め込むから、疲れたのではないですか?」
オリビアの言い方は、ジゼルがやっていることに対しての文句だった。
「宮廷式かなんだか知りませんが、五歳の子に食べ方がどうだと難癖をつけるのは、どうかと思いますよ」
「そ、それは……」
「なによ、おばさんだっていつもこぼすなとかうるさいじゃない」
ジゼルが反論できないでいると、ミアが歯向かった。
「ミア様」
「な、なによ。それも王女様の指導なの? 生意気ね」
オリビアはそんなミアの態度もジゼルのせいにする。
「あの、すみません。ミア様、そんな言い方をしてはいけないわ」
「だって、おばさんだってちゃんとしろっていつも私達に言うのに、おかしいわ。自分はもっと怒って言うのよ。王女様のほうがもっとずっと優しいもの」
ミアが階段を駆け上がり、ジゼルとオリビアの間に立って、なおも文句を言う。
「それは、あなたたちがなかなか言うとおりにしないから……」
「でもお父様だって言うけど、怒ったりしないわ! いっつも怒っているのはおばさんだけよ。皆優しいもの」
「わ、私はあなたたちのことを思って……」
「お父様は本当に悪いことをしたらすっごく怖いけど、それは私達のためだって、それ以外は優しい。オリビアなんて遊んでくれないし、文句ばっかり」
五歳なのにミアはよく口がまわる。
「ミア様、それくらいに……」
「生意気な子ね」
オリビアは口元を歪め、ジゼルとミアを睨みつける。
「これもあなたの差金? 先に子供から懐柔するなんて、なかなかね」
「ち、違……」
「どいてちょうだい、邪魔よ」
オリビアがジゼルたちを避けて階段を降りようとして、ミアの肩先にぶつかった。
「あ!」
「あぶない!」
体の軽いミアは、軽くオリビアに当たっただけで、よろめいた。
倒れかけたミアの体をジゼルは抱きとめようとしたが、受け止めきれずに、ミアを抱えたまま、ジゼルは階段から落ちていった。
36
お気に入りに追加
397
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執着愛〜
羽村美海
恋愛
古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。
とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。
そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー
住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに触れ惹かれていく美桜の行き着く先は……?
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
✧天澤美桜•20歳✧
古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様
✧九條 尊•30歳✧
誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社会の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心会の若頭
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
*西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨
※TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。
※設定や登場する人物、団体、グループの名称等全てフィクションです。
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✧
✧連載期間22.4.29〜22.7.7 ✧
✧22.3.14 エブリスタ様にて先行公開✧
【第15回らぶドロップス恋愛小説コンテスト一次選考通過作品です。コンテストの結果が出たので再公開しました。※エブリスタ様限定でヤス視点のSS公開中】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる