124 / 266
123 孔雀集団
しおりを挟む
庭に出ると、マリリンさんがいたのを見つけ、慌てて駆け寄った。
「モリーはどうですか?」
「心配かけてごめんなさい。それが、意識は戻るには戻ったのだけど、何があったのかまるで上の空で何も言わないの。無理に聞こうとするとポロポロと泣き出すし……それで、まだ体調が良くないみたいで、今日ここに来るのは遠慮するそうよ」
困った子だわ、とマリリンさんが愚痴る。
警羅のことはまだ彼女も知らないみたいだ。でもそんな状態なら警羅が来たというだけで萎縮してしまうかもしれない。
昼前には招待客がやってくるということで、それからは最後の準備に追われた。
ネヴィルさんも今日、落馬以降初めて公の場に出席するらしく、フィリアさんも張り切っている。
まだ当分外出は難しいが、敷地の中なら少しずつ短い散歩をしてもいいと、少し前に医師から許可をもらっていた。
今は庭に出て、最終確認を行っている。
長テーブルに座るのはキルヒライル様をはじめ、二日前にデリヒ邸での会食に参加した方々とほぼ同じだ。それ以外の者……長テーブルに座る方々の従者だったり、農場の雇われ人や警羅隊の人たちも自由に参加できる。領主、しかも王族で公爵が主催の宴にしては身分を問わず参加できるのは珍しい。
顔役たちが自分達の娘とダンスをと申し出、殿下がそれを承諾したことにより、急遽全体の進行が見直され、食事終了が三十分繰り上げられた。
王都に行けば有力貴族のご令嬢などがゴロゴロいて、平民の彼らでは到底太刀打ちできない。ここに殿下がいらっしゃるうちに少しでもお近づきに、ということなのだろう。
庭でグラスやお皿、ナイフなどの数を確認しているうちに、招待客がちらほらと到着しだした。
彼らは庭を散策したり、互いに雑談したり、すでに始まっている楽団の演奏に聞き入ったりと思い思いに時間を潰している。
私たちはその間を縫って、軽い飲み物を彼らにいかがですか?と勧めていく。
ひときわ賑やかで艶やか(派手)な一団がやってきたのは招待客の殆どが集まった頃、開始ギリギリの時刻だった。
一見するとそれは雄の孔雀の集まり。
髪の色ももちろんだが、着ている衣装や着けている装飾品も派手なものばかり、化粧も舞台女優ばりだ。
彼女たちが口々に話ながら近づいてくると自然と会話が耳に入ってくる。
「アネットさん、こちらですわ」
「あらぁ、まぁ外でお食事なんてぇピクニックみたいですわねぇ」
「アネットさん、今日のお召し物素敵ですね」
「王都で作りましたのよぉ」
「さすがですね。私たちではとても無理ですわ」
集団の中心にいるのはブルネットの女性。ひときわ目立つこぼれそうな胸。寄せて上げすぎでは?
他の女性は金魚のふんのように彼女に付き従う。
あれが噂のアネット嬢か。
「ぷっ、何あれ?」
フレアとルルが聞こえないように小さく笑う。
「こら!」
すぐ側でシリアさんが嗜めたが、彼女の口許もプルプル震えている。
確かに嘘くさい。祭り上げられているアネット嬢は気がついているのかどうかわからないが、会話のレベルが低すぎる。
「そうねぇ、この場で私以外に殿下に相応しい女性はおりませんわぁ」
しかし、調子に乗ったアネット嬢の言葉に他の令嬢たちからひきつった笑みが浮かんだ。
「ずいぶん、自信がおありになりますね」
一人の令嬢が嫌味を込めて言うが、彼女はそうとは気づかす微笑む。
「私を誰だと思っているのですぅ。あなたたちが束になってもぉ、私には、敵いませんわぁ。それにぃ、私にはぁ、秘策がありますぅ」
その語尾を伸ばす話し方に明らかに彼女たちは苛ついている。さっきまでの擬似仲良しムードはどこかへ吹き飛んでしまった。同性の友達はできなさそう。
「さあ、私たちは私たちの仕事をするだけよ。ほら、そろそろ皆さんお揃いよ。先に配ったグラスを片付けて」
もう少し見ていたい気もするが、私たちには仕事がある。
「は~い」
ミーシャさんの掛け声でみんなが動き、すべてのグラスを揃えて招待客が着席すると、殿下が後ろに顔役たちを伴って庭に現れた。
金ボタンをあしらった白い燕尾服に腰には金色のサッシュを巻いている。
足元は横に金色のラインが入っている黒のズボンに黒のブーツを履いていた殿下が集まった招待客に声をかけながら歩いてくる。
「殿下」「キルヒライル様」
口々に孔雀集団が奇声をあげて殿下に駆け寄る。
ああいうのをどう表現すればいいのか。投げ込まれた餌に食いつく魚?発情期の動物?
「……ああ、皆、よく来てくれた……」
対する殿下は少し引きぎみに答える。
殿下の腕は二本なのにそこに巻き付く腕は六本。
一人一本ずつの六人が互いに睨み合う。
「すまないが…前に進ませてもらえるとありがたい……」
進路を塞ぐように立ちはだかる彼女たちに遠慮がちだ。
「殿下、是非私を席までエスコートしてください」
「いいえ私を」
「あなた、私を差し置いてよく言えるわね」
さっきはアネット嬢を立てていた令嬢も、いざ殿下を前にすると途端に遠慮がなくなる。
そのかしましさに殿下も周りの人も唖然とする。後ろにいる親たちも恥ずかしさに顔を赤らめている。
皆が同じとは言わないが、相手に負けじと張り合っている。
「ご令嬢がた!」
少し大きめの声で殿下が彼女たちを呼ぶ。
司令官が部下に命令を下すような力強さだ。
その声に彼女たちもはっとしてピタリと動きを止め、口も閉じる。
「ここで立ち話をしていてはいつまでも始まらない。一旦席に着きましょう」
険しい口調に彼女たちも自分達の状況を理解し、殿下の後ろにいるそれぞれの身内の怒りの形相を見て口ごもる。
殆どの令嬢が一旦殿下に絡めていた腕をほどくが、アネット嬢だけは最後まで離さない。
他の令嬢が無言で見つめるなか、彼女は勝ち誇ったように殿下を見上げる。
「アネット嬢……」
「アネットですぅ、キルヒライルさまぁ」
一昨日と同じやり取りを繰り返す。
力尽きて殿下も諦めて彼女をエスコートする。唯一の抵抗は彼女の名前を、彼女の望み通り呼ばないこと。
「……では、まいりましょうか、アネット嬢」
「アネットですってばぁ」
絡めていない方の人差し指で殿下の腕をつつく。
着席する方々からも嘲笑が漏れる。
殿下がテーブルに近づくと座っていた方々がさっとその場で立ち上がる。
「さあ、アネット嬢」
彼女の座る椅子を引く。
アネット嬢は「ありがとうございますぅ」と言いながら殿下に精一杯の流し目を送るが、殿下は彼女には目もくれずスタスタと自分の席に向かった。
周りの令嬢たちからクスリと笑いが漏れ、アネット嬢の顔が羞恥で赤くなる。いかに鈍感な彼女でも、殿下が自分の胸や流し目にまったく興味を示さず、下に見ていた他の令嬢から蔑むように侮蔑されたことに気づいたようだ。
ぎらりと笑った令嬢を睨み付け、唇をギリリと血が出るくらいに噛み締めた。
「モリーはどうですか?」
「心配かけてごめんなさい。それが、意識は戻るには戻ったのだけど、何があったのかまるで上の空で何も言わないの。無理に聞こうとするとポロポロと泣き出すし……それで、まだ体調が良くないみたいで、今日ここに来るのは遠慮するそうよ」
困った子だわ、とマリリンさんが愚痴る。
警羅のことはまだ彼女も知らないみたいだ。でもそんな状態なら警羅が来たというだけで萎縮してしまうかもしれない。
昼前には招待客がやってくるということで、それからは最後の準備に追われた。
ネヴィルさんも今日、落馬以降初めて公の場に出席するらしく、フィリアさんも張り切っている。
まだ当分外出は難しいが、敷地の中なら少しずつ短い散歩をしてもいいと、少し前に医師から許可をもらっていた。
今は庭に出て、最終確認を行っている。
長テーブルに座るのはキルヒライル様をはじめ、二日前にデリヒ邸での会食に参加した方々とほぼ同じだ。それ以外の者……長テーブルに座る方々の従者だったり、農場の雇われ人や警羅隊の人たちも自由に参加できる。領主、しかも王族で公爵が主催の宴にしては身分を問わず参加できるのは珍しい。
顔役たちが自分達の娘とダンスをと申し出、殿下がそれを承諾したことにより、急遽全体の進行が見直され、食事終了が三十分繰り上げられた。
王都に行けば有力貴族のご令嬢などがゴロゴロいて、平民の彼らでは到底太刀打ちできない。ここに殿下がいらっしゃるうちに少しでもお近づきに、ということなのだろう。
庭でグラスやお皿、ナイフなどの数を確認しているうちに、招待客がちらほらと到着しだした。
彼らは庭を散策したり、互いに雑談したり、すでに始まっている楽団の演奏に聞き入ったりと思い思いに時間を潰している。
私たちはその間を縫って、軽い飲み物を彼らにいかがですか?と勧めていく。
ひときわ賑やかで艶やか(派手)な一団がやってきたのは招待客の殆どが集まった頃、開始ギリギリの時刻だった。
一見するとそれは雄の孔雀の集まり。
髪の色ももちろんだが、着ている衣装や着けている装飾品も派手なものばかり、化粧も舞台女優ばりだ。
彼女たちが口々に話ながら近づいてくると自然と会話が耳に入ってくる。
「アネットさん、こちらですわ」
「あらぁ、まぁ外でお食事なんてぇピクニックみたいですわねぇ」
「アネットさん、今日のお召し物素敵ですね」
「王都で作りましたのよぉ」
「さすがですね。私たちではとても無理ですわ」
集団の中心にいるのはブルネットの女性。ひときわ目立つこぼれそうな胸。寄せて上げすぎでは?
他の女性は金魚のふんのように彼女に付き従う。
あれが噂のアネット嬢か。
「ぷっ、何あれ?」
フレアとルルが聞こえないように小さく笑う。
「こら!」
すぐ側でシリアさんが嗜めたが、彼女の口許もプルプル震えている。
確かに嘘くさい。祭り上げられているアネット嬢は気がついているのかどうかわからないが、会話のレベルが低すぎる。
「そうねぇ、この場で私以外に殿下に相応しい女性はおりませんわぁ」
しかし、調子に乗ったアネット嬢の言葉に他の令嬢たちからひきつった笑みが浮かんだ。
「ずいぶん、自信がおありになりますね」
一人の令嬢が嫌味を込めて言うが、彼女はそうとは気づかす微笑む。
「私を誰だと思っているのですぅ。あなたたちが束になってもぉ、私には、敵いませんわぁ。それにぃ、私にはぁ、秘策がありますぅ」
その語尾を伸ばす話し方に明らかに彼女たちは苛ついている。さっきまでの擬似仲良しムードはどこかへ吹き飛んでしまった。同性の友達はできなさそう。
「さあ、私たちは私たちの仕事をするだけよ。ほら、そろそろ皆さんお揃いよ。先に配ったグラスを片付けて」
もう少し見ていたい気もするが、私たちには仕事がある。
「は~い」
ミーシャさんの掛け声でみんなが動き、すべてのグラスを揃えて招待客が着席すると、殿下が後ろに顔役たちを伴って庭に現れた。
金ボタンをあしらった白い燕尾服に腰には金色のサッシュを巻いている。
足元は横に金色のラインが入っている黒のズボンに黒のブーツを履いていた殿下が集まった招待客に声をかけながら歩いてくる。
「殿下」「キルヒライル様」
口々に孔雀集団が奇声をあげて殿下に駆け寄る。
ああいうのをどう表現すればいいのか。投げ込まれた餌に食いつく魚?発情期の動物?
「……ああ、皆、よく来てくれた……」
対する殿下は少し引きぎみに答える。
殿下の腕は二本なのにそこに巻き付く腕は六本。
一人一本ずつの六人が互いに睨み合う。
「すまないが…前に進ませてもらえるとありがたい……」
進路を塞ぐように立ちはだかる彼女たちに遠慮がちだ。
「殿下、是非私を席までエスコートしてください」
「いいえ私を」
「あなた、私を差し置いてよく言えるわね」
さっきはアネット嬢を立てていた令嬢も、いざ殿下を前にすると途端に遠慮がなくなる。
そのかしましさに殿下も周りの人も唖然とする。後ろにいる親たちも恥ずかしさに顔を赤らめている。
皆が同じとは言わないが、相手に負けじと張り合っている。
「ご令嬢がた!」
少し大きめの声で殿下が彼女たちを呼ぶ。
司令官が部下に命令を下すような力強さだ。
その声に彼女たちもはっとしてピタリと動きを止め、口も閉じる。
「ここで立ち話をしていてはいつまでも始まらない。一旦席に着きましょう」
険しい口調に彼女たちも自分達の状況を理解し、殿下の後ろにいるそれぞれの身内の怒りの形相を見て口ごもる。
殆どの令嬢が一旦殿下に絡めていた腕をほどくが、アネット嬢だけは最後まで離さない。
他の令嬢が無言で見つめるなか、彼女は勝ち誇ったように殿下を見上げる。
「アネット嬢……」
「アネットですぅ、キルヒライルさまぁ」
一昨日と同じやり取りを繰り返す。
力尽きて殿下も諦めて彼女をエスコートする。唯一の抵抗は彼女の名前を、彼女の望み通り呼ばないこと。
「……では、まいりましょうか、アネット嬢」
「アネットですってばぁ」
絡めていない方の人差し指で殿下の腕をつつく。
着席する方々からも嘲笑が漏れる。
殿下がテーブルに近づくと座っていた方々がさっとその場で立ち上がる。
「さあ、アネット嬢」
彼女の座る椅子を引く。
アネット嬢は「ありがとうございますぅ」と言いながら殿下に精一杯の流し目を送るが、殿下は彼女には目もくれずスタスタと自分の席に向かった。
周りの令嬢たちからクスリと笑いが漏れ、アネット嬢の顔が羞恥で赤くなる。いかに鈍感な彼女でも、殿下が自分の胸や流し目にまったく興味を示さず、下に見ていた他の令嬢から蔑むように侮蔑されたことに気づいたようだ。
ぎらりと笑った令嬢を睨み付け、唇をギリリと血が出るくらいに噛み締めた。
1
お気に入りに追加
1,935
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
かわいがっているネズミが王子様だと知ったとたんに可愛くなくなりました
ねむ太朗
恋愛
伯爵令嬢のアネモネは金色のネズミを見つけ、飼う事にした。
しかし、金色のネズミは第三王子のロイアン殿下だった。
「頼む! 俺にキスをしてくれ」
「えっ、無理です」
真実の愛のキスで人間に戻れるらしい……
そんなおとぎ話みたいな事ある訳ないわよね……?
作者おばかの為、設定ゆるめです。
『えっ! 私が貴方の番?! そんなの無理ですっ! 私、動物アレルギーなんですっ!』
伊織愁
恋愛
人族であるリジィーは、幼い頃、狼獣人の国であるシェラン国へ両親に連れられて来た。 家が没落したため、リジィーを育てられなくなった両親は、泣いてすがるリジィーを修道院へ預ける事にしたのだ。
実は動物アレルギーのあるリジィ―には、シェラン国で暮らす事が日に日に辛くなって来ていた。 子供だった頃とは違い、成人すれば自由に国を出ていける。 15になり成人を迎える年、リジィーはシェラン国から出ていく事を決心する。 しかし、シェラン国から出ていく矢先に事件に巻き込まれ、シェラン国の近衛騎士に助けられる。
二人が出会った瞬間、頭上から光の粒が降り注ぎ、番の刻印が刻まれた。 狼獣人の近衛騎士に『私の番っ』と熱い眼差しを受け、リジィ―は内心で叫んだ。 『私、動物アレルギーなんですけどっ! そんなのありーっ?!』
転生したら攻略対象者の母親(王妃)でした
黒木寿々
恋愛
我儘な公爵令嬢リザベル・フォリス、7歳。弟が産まれたことで前世の記憶を思い出したけど、この世界って前世でハマっていた乙女ゲームの世界!?私の未来って物凄く性悪な王妃様じゃん!
しかもゲーム本編が始まる時点ですでに亡くなってるし・・・。
ゲームの中ではことごとく酷いことをしていたみたいだけど、私はそんなことしない!
清く正しい心で、未来の息子(攻略対象者)を愛でまくるぞ!!!
*R15は保険です。小説家になろう様でも掲載しています。
婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~
tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!!
壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは???
一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
乙女ゲーのモブデブ令嬢に転生したので平和に過ごしたい
ゆの
恋愛
私は日比谷夏那、18歳。特に優れた所もなく平々凡々で、波風立てずに過ごしたかった私は、特に興味のない乙女ゲームを友人に強引に薦められるがままにプレイした。
だが、その乙女ゲームの各ルートをクリアした翌日に事故にあって亡くなってしまった。
気がつくと、乙女ゲームに1度だけ登場したモブデブ令嬢に転生していた!!特にゲームの影響がない人に転生したことに安堵した私は、ヒロインや攻略対象に関わらず平和に過ごしたいと思います。
だけど、肉やお菓子より断然大好きなフルーツばっかりを食べていたらいつの間にか痩せて、絶世の美女に…?!
平和に過ごしたい令嬢とそれを放って置かない攻略対象達の平和だったり平和じゃなかったりする日々が始まる。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる