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番外編 公開模擬試合

9【*】

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出かける時は別だったが、帰りはルイスレーンと二人で馬車で戻った。

途中ギオーヴさんたち護衛は先に帰ってもらい、二人で馬車の中で抱き合った。

「ル……ルイスレーン……だめ……ああ……」

馬車はルイスレーンの指示で真っ直ぐ邸には戻らず、わざと遠回りしている。

馬車に乗り込むとすぐにルイスレーンに口を塞がれ、熱い口づけを交わした。膝の上に座らされ、服の上から胸を揉みし抱かれ、匠な彼の指が胸の頂を探り当てると、きゅっときつく摘ままれ、それだけで私のあそこはあっと言う間に濡れそぼる。

スカートの裾から彼の手が入り込み、ガーターベルトをなぞり濡れた中心に触れる。その間も執拗に口づけをされ続ける。

下着の上から割れ目に沿って彼の指が押し付けられ、蕾の部分を摘ままれると、喘ぎ声が洩れた。

「もう……こんなに濡らして……素直だな」

「お、お願い……はあ……」

下着の上からでなく直接触れて欲しくて、彼の手に股間を擦り付けると、下着を引き下げられた。

ぐちゅりと、彼の指が差し込まれただけで、私のあそこは震えた。

彼が指を動かさなくても馬車の走る振動で刺激が変わる。彼が三本目の指を入れた時、車輪が石を踏んだのか馬車が少し跳ね上がり、ぐいっと奥まで彼の指が入り込んだ。

「あああ……んん……」

指先が気持ちの良いところを擦り、私の中が痙攣する。

「アイリ……また溢れてきた」

どくどくと身のうちから愛液が溢れる。

「少し腰を浮かして……裾を持って」

座席に膝を突かされ、たくしあげたスカートの裾を腕に抱える。彼がズボンの前を開けると、彼の猛った男根が現れた。

「そのまま……腰を下ろして」

入り口に彼の先が当たった瞬間、また馬車が跳ね、彼のものが一気に押し入ってきた。

「はあ……あ………」

一番奥まで彼のものを飲み込み、それだけで達した。走り続ける馬車の中で、転ばないよう彼の力強い腕に支えられながら、振動に翻弄されいつもと違う場所に刺激が伝わる。

馬車の車輪の音や馬の蹄の音があるとは言え、すぐ外には御者のトムがいるため、洩れそうになる声を必死で押し殺すが、それでも彼の手と口と熱く穿つものに与えられる刺激で頭の芯からくらくらとする。

そのせいか、彼に突かれるうちに体の奥からいつもと違う何かが湧いてきて、彼の肩に必死に掴まり耐えていたが、彼がぷくりと膨らんだ愛芽を摘まんだ瞬間、何かが勢いよく吹き出した。

「はあ……ああ……」

ガクガクと膝が笑い、脱力して彼の肩に寄りかかる。

「な、何が……私……何を……」

何かが吹き出た。まさか、漏らしたの?

「どうやら……潮を吹いたようだ」

スカートの下から彼が手を抜くと、その手はぐっしょりと粘りけのあるもので濡れていた。

「し、潮……?わ、私……そんな……」

話には聞いたことがある。初めてのことに気が動転してしまったが、まだルイスレーンと繋がったままなので、彼のものが膣いっぱいに張りつめている。

「アイリ……まだ私はけていない。もう少し付き合ってくれ」

そう言うが早いか、ルイスレーンが腰を持ち上げた。

「は……あ………ああ……ん」

唇を塞がれ、両方の腕で腰を支えながら、次第に彼の抽送が激しくなる。

やがて彼がぐっと抜けきる直前まで引くと、ぐんと子宮の入り口に先端が触れるまで押し込み、そこで熱い精液を吐き出した。

それは一度ではなく、複数回続き、私も彼から全てを絞り出すように締め付けた。

「アイリ……私の子種を全て受け止めてくれ……私と君が本当にひとつになり実を結び、新しい命を産み出すのだ」

気持ち良さに酔いながら、彼のそんな囁きが優しく耳に届いた。




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