261 / 265
第261話 コロッセオ
しおりを挟む
僕はホルンとクラリアに半ば無理矢理な状態で、ウィンターダンジョン南側にあるコロッセオのような遺跡へと到着していた。
その前世でテレビや雑誌でみたようなコロッセオは間違いなく、転生者のかけるさん作だと思わせられる。
その遺跡の前には人がたむろして順番待ちをしているかのようだ。
「ついたっす、気合入れていこうっす」
「思ったよりかは人は少ないですね」
盛り上がっていると聞いていた為にイベントのような、そうあの時のウェールズ湖のマウンテンフロッグ狩りの時の人数を思い浮かべていたがPTとしては5PTほどの15人前後。
その中にギルドの職員が数名取り仕切っていると言った、寂しい様子だった。
「いやこれだけ集まってるなら十分っすよ。だって下手したら死ぬっすから生半可なやつらは参加しないっす」
「言われてみればそうですね、倒せる前提が間違ってました・・・というか死者も出ているんですか?」
「そこまで詳しくは知らないっすけど・・・怪我人は出ている事は確かっす」
まぁギルドの職員がいるぐらいだし、大丈夫なのかなそこは・・・?
コカトリスの時がそうだったように、このボスみたいなイクサスが出した魔物は持ち場を離れない。その為に逃げれば一応助かるのだ。
それをギルドも周知しているのだろう、だから下位ランクのものが上位ランクの魔物討伐に参加できるというものだ。
「じゃあ受付にいくっす」
「はい」
この即席PTのリーダーは以外にもホルン。張りきっているホルンに僕とクラリアは続いた。
「ガーディアンエレメント討伐の依頼を受けたいっす」
ホルンがギルドの職員へ声をかける。
「分かりました、依頼の内容は知ってますか?制限なども」
「もちろんっす、コアへの攻撃を禁止っすよね。コアを傷付けた場合は罰金に金貨50枚」
罰金に金貨50枚!?なにをホルンは平然と答えているんだ?
「ご存じなら大丈夫そうですね、後ろにいる2名も同じ参加者で間違いないですか?」
「そうっす、全員Dランク以下っす。あと使い魔が1匹いるっす」
罰則などが気になるがホルンはドンドンと慣れたように受け答えを進めていく。
スイサンも登録の為か瓶から出てくると、ウンディーネとして登録を終わらせる。ギルドの職員はスイサンを見てもさほど驚く様子はない為にウンディーネはそこまで珍しい魔物では無さそうだ。
ギルドカードを見せて、依頼報酬のランクアップはホルンが受けるという事を伝えたりで事務的な事はホルンが全て終わらせた。
以外にもホルンがそういう事をサラっとこなす姿はギャップもありカッコいいなと思ってしまう。
依頼の手続きを終わらせ、コロッセオの観客席へ。
流石かけるさんだ、ボロボロになっているようで、座れる場所はしっかりとしている。
「よし私達は今戦っているPTから4番目っす!私達の前のPTが倒さない事を後は祈るだけっす!」
「ホルン、思っても口に出しては今戦っている方達に失礼よ」
クラリアがホルンを注意すると、スイサンも×印を作る。
「あっ、そうっすね。反省しました」
そしてスイサンはホルンの頭を撫でる。こいつ僕よりもコミュニケーションとってるな。
とりあえず僕らは観客席に座り、今戦っている人達の光景を見ながら作戦会議にと入った。
「あの、分かっているとは思いますが一応言っておきますね。僕はこの状況では空間魔法は使わないので実質戦力にならないと思ってくださいね」
「えぇ!?そんな事ありっすか!?兄貴から空間魔法とったら何が残るっすか!?」
こいつ、何を失礼な事を・・・
「ホルン、それは仕方ないわよ」
「えぇ、だって兄貴の空間魔法ありきで考えて居たっすのに・・・私が兄貴のブリンクと一緒にマーシャルアーツで四肢をもぐ簡単な作戦だったっすのに・・・」
ホルンはCランクに上がる事をどう思っているのだろうか・・・帝国では5等級という自信が王国でもそのぐらいの実力を認められて当然とか思っているのかな。
「それは残念ですね。他の作戦を考えてください」
「・・・くぅこうなったら兄貴が役に立たない以上、自分で何とかするしかないっすか」
女じゃなければホルンの事殴ってるだろうなと僕は黙ってホルンを見た。
「何すか?ちょっと今は駄目っスよ?流石に私からの報酬は依頼が達成した時っす!」
何を言ってるんだホルンは、高いところから落とすぞ。
そんなちぐはぐな作戦会議も、目の前で実際戦っている冒険者の姿を見ながら進んでいく。
「結構コアを傷つけないっていう縛りがきつそうですね」
「そうね・・・ガーディアンエレメントの基本的な倒し方はコアを破壊する方法ですからね。それ以外だと、体に埋まった魔石を破壊しかないですね」
今戦っているPTも四肢を砕き、頭の中に埋まる魔石を取り出そうとしているが・・・それをする前に破壊した四肢が復活してまた動き始めてしまったのだ。
ガーディアンエレメントのその体は水晶のような体で作られたゴーレムのような物。体を作る水晶に手足の水晶と頭が引っ付いているその見た目。
コアは胸部あたりにあり紫色に光ってる為にそれが体の水晶に反射し、ガーディアンエレメントの全身は薄く紫色に輝いていた。
むき出しになっているコアは通常ならこれ見よがしの弱点なのだが、今の依頼の間では腫物に触るような扱いをしなければいけないのだ。
それにガーディアンエレメントがCランクという魔物だとされる由縁は、全属性魔法を放ってくる所らしい。
今も目の前で、火属性と土属性の魔法を一人で融合させ小さな爆発を起こしたのだ。
戦っている光景を見ると、ブリンクありでも倒せる気がしないのだが・・・・とCランクの魔物の実力を見ると弱気になってしまう。
「でも結局魔石を砕くしかないっすから、兄貴の空間魔法は諦めたとしてもやることは変わらないっすよね」
「そうね、私が動きを止めるからその隙に2人で四肢を破壊してもらうわ」
すかさずスイサンも、俺もいるぜとサムズアップの姿をやや斜めにしてアピール。
「そう?上手くいきそうと思ってくれているならよかったわ、ありがとうスイサン」
だがそれはクラリア達には伝わらない。グッドとただのサムズアップに思われている様だ。
とりあえず、僕はクラリアとホルンが進める作戦会議を黙ってきくのだった。
「―――――――こんな感じでどうっすか?」
「いいわね、だとするとその時用にMPは残していく必要があるわね」
「っすね、なるべく回復にMPを割かないように立ちまわる必要がありそうっすね」
「だとしたら、ガーディアンの魔法を・・・タイミングで誘発させられるように立ち回れるかしら」
ホルンとクラリアの作戦は僕がいなくても大丈夫なのではないかというぐらいしっかりとした物を話している。
やはり帝国では中堅的なランクなんだと思い知らされた。
「う~ん、私一人では無理っすけど兄貴も一緒なら出来ると思うっす。どう思うっすか兄貴?」
「・・・えっあぁ僕ですか、大丈夫ですよ」
「え?ちゃんと話きいてるっすか?」
「聞いてますよ、でもホルンもクラリアさんもやっぱり僕よりも経験が上なんだなと改めて思わせられて、少し帝国から連れてきたことに罪悪感を感じてました」
4等級と5等級。それは王国ではCランクやBランクに足を突っ込んでいる階級。
彼女たちは戦争なんてなければ帝国で栄光を掴んでいた可能性のある人物たちなんだと、僕やアル、祝福には勿体無いのではないかと思える。ましてやクリスの所にクラリアさんなんて・・・無駄使いだ。うん、帰ったらクラリアさんは木漏れ日に入れて貰えるようにサーヤさんに報告しよう。
「いえ、私はこれも冒険者なのだと受け入れてますわ。それに・・・4等級という位を捨てるとプレッシャーのような物から解放された気分になりましたから」
「私も気にしてないっすよ。それにここで飛び級でCになったらカッコいいっすから。だから兄貴も罪悪感があるならここで真面目に作戦を聞くっす、話がそれたっすよ」
「分かりました、空間魔法を封じた僕でも役に立つ事を証明する為にもここは頑張りましょう」
ホルンに注意されるとは思わなかったがその通りだ。
ここは彼女らの話を冒険者の先輩として真摯に話を聞き、ホルンリーダーの作戦を信じる事にしたのだ。
その前世でテレビや雑誌でみたようなコロッセオは間違いなく、転生者のかけるさん作だと思わせられる。
その遺跡の前には人がたむろして順番待ちをしているかのようだ。
「ついたっす、気合入れていこうっす」
「思ったよりかは人は少ないですね」
盛り上がっていると聞いていた為にイベントのような、そうあの時のウェールズ湖のマウンテンフロッグ狩りの時の人数を思い浮かべていたがPTとしては5PTほどの15人前後。
その中にギルドの職員が数名取り仕切っていると言った、寂しい様子だった。
「いやこれだけ集まってるなら十分っすよ。だって下手したら死ぬっすから生半可なやつらは参加しないっす」
「言われてみればそうですね、倒せる前提が間違ってました・・・というか死者も出ているんですか?」
「そこまで詳しくは知らないっすけど・・・怪我人は出ている事は確かっす」
まぁギルドの職員がいるぐらいだし、大丈夫なのかなそこは・・・?
コカトリスの時がそうだったように、このボスみたいなイクサスが出した魔物は持ち場を離れない。その為に逃げれば一応助かるのだ。
それをギルドも周知しているのだろう、だから下位ランクのものが上位ランクの魔物討伐に参加できるというものだ。
「じゃあ受付にいくっす」
「はい」
この即席PTのリーダーは以外にもホルン。張りきっているホルンに僕とクラリアは続いた。
「ガーディアンエレメント討伐の依頼を受けたいっす」
ホルンがギルドの職員へ声をかける。
「分かりました、依頼の内容は知ってますか?制限なども」
「もちろんっす、コアへの攻撃を禁止っすよね。コアを傷付けた場合は罰金に金貨50枚」
罰金に金貨50枚!?なにをホルンは平然と答えているんだ?
「ご存じなら大丈夫そうですね、後ろにいる2名も同じ参加者で間違いないですか?」
「そうっす、全員Dランク以下っす。あと使い魔が1匹いるっす」
罰則などが気になるがホルンはドンドンと慣れたように受け答えを進めていく。
スイサンも登録の為か瓶から出てくると、ウンディーネとして登録を終わらせる。ギルドの職員はスイサンを見てもさほど驚く様子はない為にウンディーネはそこまで珍しい魔物では無さそうだ。
ギルドカードを見せて、依頼報酬のランクアップはホルンが受けるという事を伝えたりで事務的な事はホルンが全て終わらせた。
以外にもホルンがそういう事をサラっとこなす姿はギャップもありカッコいいなと思ってしまう。
依頼の手続きを終わらせ、コロッセオの観客席へ。
流石かけるさんだ、ボロボロになっているようで、座れる場所はしっかりとしている。
「よし私達は今戦っているPTから4番目っす!私達の前のPTが倒さない事を後は祈るだけっす!」
「ホルン、思っても口に出しては今戦っている方達に失礼よ」
クラリアがホルンを注意すると、スイサンも×印を作る。
「あっ、そうっすね。反省しました」
そしてスイサンはホルンの頭を撫でる。こいつ僕よりもコミュニケーションとってるな。
とりあえず僕らは観客席に座り、今戦っている人達の光景を見ながら作戦会議にと入った。
「あの、分かっているとは思いますが一応言っておきますね。僕はこの状況では空間魔法は使わないので実質戦力にならないと思ってくださいね」
「えぇ!?そんな事ありっすか!?兄貴から空間魔法とったら何が残るっすか!?」
こいつ、何を失礼な事を・・・
「ホルン、それは仕方ないわよ」
「えぇ、だって兄貴の空間魔法ありきで考えて居たっすのに・・・私が兄貴のブリンクと一緒にマーシャルアーツで四肢をもぐ簡単な作戦だったっすのに・・・」
ホルンはCランクに上がる事をどう思っているのだろうか・・・帝国では5等級という自信が王国でもそのぐらいの実力を認められて当然とか思っているのかな。
「それは残念ですね。他の作戦を考えてください」
「・・・くぅこうなったら兄貴が役に立たない以上、自分で何とかするしかないっすか」
女じゃなければホルンの事殴ってるだろうなと僕は黙ってホルンを見た。
「何すか?ちょっと今は駄目っスよ?流石に私からの報酬は依頼が達成した時っす!」
何を言ってるんだホルンは、高いところから落とすぞ。
そんなちぐはぐな作戦会議も、目の前で実際戦っている冒険者の姿を見ながら進んでいく。
「結構コアを傷つけないっていう縛りがきつそうですね」
「そうね・・・ガーディアンエレメントの基本的な倒し方はコアを破壊する方法ですからね。それ以外だと、体に埋まった魔石を破壊しかないですね」
今戦っているPTも四肢を砕き、頭の中に埋まる魔石を取り出そうとしているが・・・それをする前に破壊した四肢が復活してまた動き始めてしまったのだ。
ガーディアンエレメントのその体は水晶のような体で作られたゴーレムのような物。体を作る水晶に手足の水晶と頭が引っ付いているその見た目。
コアは胸部あたりにあり紫色に光ってる為にそれが体の水晶に反射し、ガーディアンエレメントの全身は薄く紫色に輝いていた。
むき出しになっているコアは通常ならこれ見よがしの弱点なのだが、今の依頼の間では腫物に触るような扱いをしなければいけないのだ。
それにガーディアンエレメントがCランクという魔物だとされる由縁は、全属性魔法を放ってくる所らしい。
今も目の前で、火属性と土属性の魔法を一人で融合させ小さな爆発を起こしたのだ。
戦っている光景を見ると、ブリンクありでも倒せる気がしないのだが・・・・とCランクの魔物の実力を見ると弱気になってしまう。
「でも結局魔石を砕くしかないっすから、兄貴の空間魔法は諦めたとしてもやることは変わらないっすよね」
「そうね、私が動きを止めるからその隙に2人で四肢を破壊してもらうわ」
すかさずスイサンも、俺もいるぜとサムズアップの姿をやや斜めにしてアピール。
「そう?上手くいきそうと思ってくれているならよかったわ、ありがとうスイサン」
だがそれはクラリア達には伝わらない。グッドとただのサムズアップに思われている様だ。
とりあえず、僕はクラリアとホルンが進める作戦会議を黙ってきくのだった。
「―――――――こんな感じでどうっすか?」
「いいわね、だとするとその時用にMPは残していく必要があるわね」
「っすね、なるべく回復にMPを割かないように立ちまわる必要がありそうっすね」
「だとしたら、ガーディアンの魔法を・・・タイミングで誘発させられるように立ち回れるかしら」
ホルンとクラリアの作戦は僕がいなくても大丈夫なのではないかというぐらいしっかりとした物を話している。
やはり帝国では中堅的なランクなんだと思い知らされた。
「う~ん、私一人では無理っすけど兄貴も一緒なら出来ると思うっす。どう思うっすか兄貴?」
「・・・えっあぁ僕ですか、大丈夫ですよ」
「え?ちゃんと話きいてるっすか?」
「聞いてますよ、でもホルンもクラリアさんもやっぱり僕よりも経験が上なんだなと改めて思わせられて、少し帝国から連れてきたことに罪悪感を感じてました」
4等級と5等級。それは王国ではCランクやBランクに足を突っ込んでいる階級。
彼女たちは戦争なんてなければ帝国で栄光を掴んでいた可能性のある人物たちなんだと、僕やアル、祝福には勿体無いのではないかと思える。ましてやクリスの所にクラリアさんなんて・・・無駄使いだ。うん、帰ったらクラリアさんは木漏れ日に入れて貰えるようにサーヤさんに報告しよう。
「いえ、私はこれも冒険者なのだと受け入れてますわ。それに・・・4等級という位を捨てるとプレッシャーのような物から解放された気分になりましたから」
「私も気にしてないっすよ。それにここで飛び級でCになったらカッコいいっすから。だから兄貴も罪悪感があるならここで真面目に作戦を聞くっす、話がそれたっすよ」
「分かりました、空間魔法を封じた僕でも役に立つ事を証明する為にもここは頑張りましょう」
ホルンに注意されるとは思わなかったがその通りだ。
ここは彼女らの話を冒険者の先輩として真摯に話を聞き、ホルンリーダーの作戦を信じる事にしたのだ。
48
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる