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第118話 ホラーボルケーノ
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その後も部屋の物全てをイベントリへ入れて、レギールさんのスケルトン・・・どうしよう・・・ここに置いておけばいいのかな・・・
また使用者に会いたいと言っていたから・・・炉の横に簡易ベッドを置き、そこにバラバラになった骨を並べて持っていた槌を置きベッド型のお墓が出来た
これで次会いに来た時もコンタクトで出てくることを祈るばかりだ
炎熱結晶は手に入らなかったが、それよりもいい物が手に入ったおかげでアルも満足してくれるだろう。
作業場を通りすぎ、来た道を戻って行くが・・・・ん?動いてる?
来た時はゴーレムはマグマに浸かっている様な感じだったが、今は腰かけているようになっていた。
レビテーションを使い来た時と同じようにこっそりと、歩いて横を通り抜けようとした時だ!
「うぉおおおおーーーーーー」
突然、ゴーレムから唸り声が聞こえた
喋るの!?とビックリしたが、ゴーレムは溶岩の中をプールの中を歩くようにのっそりのっそりと近づいてきた。
(ブリンク!)
「もう今日は十分戦ったからね、さようなら」
逃げに徹するように、一度ブリンクを使い小走りで通路を掛けていく
階段前に到着し、後ろを一度振り返るとゴーレムの姿はなかった。
「ほっ」
安堵したら本当にほっという言葉の様なため息がでるも、危険がなくなったとわかり階段をかけることなく歩きながら登っていく
コツンコツン
この階段の音は好きだった、わざわざレビテーションをきるぐらいだ
短い階段を上り終えて広間でみた光景、それは!
「え!?」
広間の脇の溶岩でたたずんでいるゴーレム
僕からしたらホラーに似た感覚だ、思わず声がでた
その僕の声にきずいたゴーレムは、ギジジジジと顔のない頭をこちらに向けてまた、のっそりのっそりと近づいてくるのだ
「うわぁ!?ブリンク!ブリンク!」
何エリア移動してるんだよ!と心の中ではゴーレムを罵倒しているが、なんとも言えない恐怖にかられブリンクと敏捷値をいかした俊足で広間を突っ切る。
広間を過ぎて細い通路を進めば徐々に熱を感じ始め、前方はマグマの明るさで覆われている。
「おっマグマカーテン!」
マグマの先を想像し、いっきにブリンクで飛ぶ。僕の中での仕切りのようなマグマカーテンにここさえ抜ければ安心だという気持ちがあった。だが・・・
「ふー、ここまでくる・・・うわぁぁぁぁ!!!」
ブリンクの先、すぐ隣にゴーレムがいたのだ!
僕の叫び声を聞いて、ゴーレムはこちらに顔を向けると、そののっぺらぼうな顔なのに僕をあざ笑っているかのように見えた。
(ブリンク!)
もう出し惜しみなんてしていられなかった、一刻も早くこの火山から脱出したかったのだ
ブリンクを重ね、入口へ急ぐ。道中ファイアエレメントも何匹かいたが、今となっては可愛いものだ。
「あいつ・・・階段とか滝とかそういうのくぐったら普通追ってこないでしょ・・・」
入口近くの道に戻ってくる頃には、落ち着きを取り戻しかけてまたゴーレムに悪態をついていたが、止めとけばよかったと後悔する羽目に。
僕の気持ちを綺麗に裏切るゴーレム。そいつは出口のすぐ横でまた佇んでいるのだ。
「・・・もう、逆にどうやってるんだよ・・・」
ブリンクと俊足の僕が撒けないって、こいつ溶岩の中ならワープっぽいこと出来るってことかな?
恐怖心とゴーレムに対して瞬間移動が出来る事に対して、少し興味が湧いてしまっていた。
(ブリンク!)
興味が湧いたからと言って戦うつもりはサラサラなかった、逃げることこそ一番の優先事項だ
連続でのブリンクでいっきにゴーレムの横をつっきろうとした時、一瞬、ブリンクとブリンクの間でゴーレムの腕がかすった感じがしたが・・・特に外傷はなくローブに少し当たったかな?と思う事もあった。
入口前までくると流石に安堵して、少し距離を取りカラカラの喉に水を流し込んでいく。
「ゴクゴクゴク、ぷはぁ・・・なんだったんだあいつ。もうここ入りたくないな・・・あっシスレーともあの天然湯これなくなっちゃった・・・」
僕はまだ、1年たった今もゲーム脳だった。
入口からのっそりのっそりと出てくるゴーレムを見つけてしまい、手に持つコップを落としそうになっていた。
「いやいや!出てくるなよ!」
思わずそう叫んでしまったが、本来ならエリア移動とかは関係ないのだ。魔物も好きな様に生きている、行きたい場所に行くのがあたりまえだ
「うぉーーーー」
そんな叫び声と共に、ゴーレムから炎の塊がとんできた
(ブリンク!)
ブリンクがある以上、避けるのはたやすいがそれも回数制限がある。マジックポーションをゴクッと一飲みすると、もうあいつから逃げるのを諦め倒すことに専念することに。
火山内だとマグマにも気を張らなければいけなかったが、今はこっちがホームだ。開けた空間なら負けるつもりはないと、少し自信もあった。
レイで倒せるか分からないが、マジックミサイルなどを連発するよりもいいと思い、ゴーレムの攻撃後にブリンクで近づいてレイを確実に打ち込むいつもの作戦だ。
「うぉーーーー」
ゴーレムから右手勢いよく、炎の柱が伸びてくる火炎放射のような攻撃。
(今だ!ゴーレムの・・・あの頭の付近へ、ブリンク!)
ゴーレムの後ろへと周り、ブリンク後にレイを撃つ体制になる前に、僕は炎に包まれていた。
「うわ!?」
熱耐性に身を包んでいたとしても、燃える物は燃える。
僕がその火山灰のような砂の上を服の火を消すよう逃げ回った。
(ブ、ブリンク!)
転げまわりながらも、ゴーレムがその堅い拳を振り上げたのを感じてブリンクで避けると火山灰の土ぼこりがまう。
素早く燃えているローブを脱ぎ捨て、ファーストエイドをかける
「はぁ・・・はぁ・・・」
ファーストエイドでは完全回復は望めない様だが、2回かけるとヒリヒリするぐらいまでには回復した
ゴーレムはまたこちらに炎の柱を飛ばしてくる為にすぐに回避行動を行う。
(ブリンク)
だがゴーレムは、ブリンクで移動した先を知っているかのように、すぐに腕の向きを変え、ブリンク先を目視よりも早く追うように火炎放射をこちらに向けてくるのだ。
「なんで!?な、なにか!イベントリ!」
巨石を出して、盾を作ると一時の避難場所ができる。一瞬の判断で巨石を出した僕、偉い偉いとバクバクする心臓を抑えるように自分を褒める。
それでも岩越からでも、ゴーレムが炎を出し続けているのがゴーーーーっとバーナーで炙られているような音で分かる。
「あいつも、あの時の・・・僕のブリンクの癖みたいなのを呼んでいる?」
ゴブリンリーダーと戦っていた時のことを思い出し、逃げる時にブリンク先を読まれていた事があった
「いや・・・こっちは3次元に動いてるんだ、そんな簡単に読める物じゃないはず。だとしたら・・・読んでいるのでなく、分かっているといった方が正解なのかも」
炎に焼かれたことにより、僕の思考は逆にさえわたっていた。
恐らく上位種みたいなやつらは、魔力の流れのような物が分かっているはずだ。ブリンクも移動する場所と僕とで何かしらの繋がりが出来ているのだろうと、それをやつらは見えているのだと決め打ちのようだが、これしか今は考えられなかった。
(ミラージュ、いけ!)
1体の分身を岩陰から飛び出させると、炎の柱はその分身を焼き払い一気に蒸発させた
「ふんふん・・・流石中級魔法、これは判別できないのか。いや逆につながっているからこそ分からないとかかも」
防戦一方だった戦いに、新しく覚えたミラージュのおかげで勝機が見え始めていた。
2体の分身を左右に走らせる
ゴーレムは右の分身を焼き払うと、すぐさま左の分身を焼きにかかるが
この瞬間にブリンクでゴーレムの左後ろに飛ぼうとしたとき、一瞬ゴーレムが止まり何を狙えばいいのか迷った様子だ。
だが、ゴーレムは迷いをすて後方左へと炎を向けたのだ!
だが僕もその一瞬の隙を見逃さない!
「残念!レイ!」
ゴーレムの頭、レイを右後ろから差し込むと、ゴーレムはバラバラと崩れ落ちて行った。
「反応速度勝負なら負けないからね。おぉ!レベルアップだ」
どのタイミングで、ブリンク先と自分が繋がっているのか分からなかった為一発勝負となったが、ミラージュのおかげでこちらに一瞬の猶予が出来たのが大きかった。
飛ぶ場所を決ようとしている時には、ゴーレムは僕の移動先がわかっていたような感じだった。
その後はゴーレムが左へ動くのを見てから、移動先を修正しレイを打ち込んだ。
今回の戦いは、僕に大きな経験値を与えてくれたようだ。レベルアップもそうだが、次に強敵を戦う時はブリンクをする時は迷わず場所を決めないといけないという事が分かった。それにハッタリにも使える事が分かったのだ。
別個体でもいいから、ゴブリンリーダーへ少しリベンジしたいなという気持ちになる。
ゴーレムを回収し、お気に入りの焼け焦げた青のローブはリコールをかけても燃えてしまった箇所が多数で穴だらけだった。
今だ熱い巨石も何かに使えるだろうと思い、その熱を帯びた状態でイベントリへ収納した
自分にファーストエイドとリコールをかけるが、ローブの下もかなり燃やされていたようで服は至る所に穴が出来ていた
「結構こっちもやられちゃったな・・・もうさっさと帰ってお風呂入りたい・・・」
ホーク火山を背に日が沈もうとしていた。レベルアップにオリハルコンの剣はいい収穫だったが、その分かなり疲れた。それにローブやスカーフも失った為に今の火山の暑さが疲れた僕へと追い打ちをかけてきている。
レビテーションを使いながら、フラフラとみんなが泊っている宿へと帰るのだった
また使用者に会いたいと言っていたから・・・炉の横に簡易ベッドを置き、そこにバラバラになった骨を並べて持っていた槌を置きベッド型のお墓が出来た
これで次会いに来た時もコンタクトで出てくることを祈るばかりだ
炎熱結晶は手に入らなかったが、それよりもいい物が手に入ったおかげでアルも満足してくれるだろう。
作業場を通りすぎ、来た道を戻って行くが・・・・ん?動いてる?
来た時はゴーレムはマグマに浸かっている様な感じだったが、今は腰かけているようになっていた。
レビテーションを使い来た時と同じようにこっそりと、歩いて横を通り抜けようとした時だ!
「うぉおおおおーーーーーー」
突然、ゴーレムから唸り声が聞こえた
喋るの!?とビックリしたが、ゴーレムは溶岩の中をプールの中を歩くようにのっそりのっそりと近づいてきた。
(ブリンク!)
「もう今日は十分戦ったからね、さようなら」
逃げに徹するように、一度ブリンクを使い小走りで通路を掛けていく
階段前に到着し、後ろを一度振り返るとゴーレムの姿はなかった。
「ほっ」
安堵したら本当にほっという言葉の様なため息がでるも、危険がなくなったとわかり階段をかけることなく歩きながら登っていく
コツンコツン
この階段の音は好きだった、わざわざレビテーションをきるぐらいだ
短い階段を上り終えて広間でみた光景、それは!
「え!?」
広間の脇の溶岩でたたずんでいるゴーレム
僕からしたらホラーに似た感覚だ、思わず声がでた
その僕の声にきずいたゴーレムは、ギジジジジと顔のない頭をこちらに向けてまた、のっそりのっそりと近づいてくるのだ
「うわぁ!?ブリンク!ブリンク!」
何エリア移動してるんだよ!と心の中ではゴーレムを罵倒しているが、なんとも言えない恐怖にかられブリンクと敏捷値をいかした俊足で広間を突っ切る。
広間を過ぎて細い通路を進めば徐々に熱を感じ始め、前方はマグマの明るさで覆われている。
「おっマグマカーテン!」
マグマの先を想像し、いっきにブリンクで飛ぶ。僕の中での仕切りのようなマグマカーテンにここさえ抜ければ安心だという気持ちがあった。だが・・・
「ふー、ここまでくる・・・うわぁぁぁぁ!!!」
ブリンクの先、すぐ隣にゴーレムがいたのだ!
僕の叫び声を聞いて、ゴーレムはこちらに顔を向けると、そののっぺらぼうな顔なのに僕をあざ笑っているかのように見えた。
(ブリンク!)
もう出し惜しみなんてしていられなかった、一刻も早くこの火山から脱出したかったのだ
ブリンクを重ね、入口へ急ぐ。道中ファイアエレメントも何匹かいたが、今となっては可愛いものだ。
「あいつ・・・階段とか滝とかそういうのくぐったら普通追ってこないでしょ・・・」
入口近くの道に戻ってくる頃には、落ち着きを取り戻しかけてまたゴーレムに悪態をついていたが、止めとけばよかったと後悔する羽目に。
僕の気持ちを綺麗に裏切るゴーレム。そいつは出口のすぐ横でまた佇んでいるのだ。
「・・・もう、逆にどうやってるんだよ・・・」
ブリンクと俊足の僕が撒けないって、こいつ溶岩の中ならワープっぽいこと出来るってことかな?
恐怖心とゴーレムに対して瞬間移動が出来る事に対して、少し興味が湧いてしまっていた。
(ブリンク!)
興味が湧いたからと言って戦うつもりはサラサラなかった、逃げることこそ一番の優先事項だ
連続でのブリンクでいっきにゴーレムの横をつっきろうとした時、一瞬、ブリンクとブリンクの間でゴーレムの腕がかすった感じがしたが・・・特に外傷はなくローブに少し当たったかな?と思う事もあった。
入口前までくると流石に安堵して、少し距離を取りカラカラの喉に水を流し込んでいく。
「ゴクゴクゴク、ぷはぁ・・・なんだったんだあいつ。もうここ入りたくないな・・・あっシスレーともあの天然湯これなくなっちゃった・・・」
僕はまだ、1年たった今もゲーム脳だった。
入口からのっそりのっそりと出てくるゴーレムを見つけてしまい、手に持つコップを落としそうになっていた。
「いやいや!出てくるなよ!」
思わずそう叫んでしまったが、本来ならエリア移動とかは関係ないのだ。魔物も好きな様に生きている、行きたい場所に行くのがあたりまえだ
「うぉーーーー」
そんな叫び声と共に、ゴーレムから炎の塊がとんできた
(ブリンク!)
ブリンクがある以上、避けるのはたやすいがそれも回数制限がある。マジックポーションをゴクッと一飲みすると、もうあいつから逃げるのを諦め倒すことに専念することに。
火山内だとマグマにも気を張らなければいけなかったが、今はこっちがホームだ。開けた空間なら負けるつもりはないと、少し自信もあった。
レイで倒せるか分からないが、マジックミサイルなどを連発するよりもいいと思い、ゴーレムの攻撃後にブリンクで近づいてレイを確実に打ち込むいつもの作戦だ。
「うぉーーーー」
ゴーレムから右手勢いよく、炎の柱が伸びてくる火炎放射のような攻撃。
(今だ!ゴーレムの・・・あの頭の付近へ、ブリンク!)
ゴーレムの後ろへと周り、ブリンク後にレイを撃つ体制になる前に、僕は炎に包まれていた。
「うわ!?」
熱耐性に身を包んでいたとしても、燃える物は燃える。
僕がその火山灰のような砂の上を服の火を消すよう逃げ回った。
(ブ、ブリンク!)
転げまわりながらも、ゴーレムがその堅い拳を振り上げたのを感じてブリンクで避けると火山灰の土ぼこりがまう。
素早く燃えているローブを脱ぎ捨て、ファーストエイドをかける
「はぁ・・・はぁ・・・」
ファーストエイドでは完全回復は望めない様だが、2回かけるとヒリヒリするぐらいまでには回復した
ゴーレムはまたこちらに炎の柱を飛ばしてくる為にすぐに回避行動を行う。
(ブリンク)
だがゴーレムは、ブリンクで移動した先を知っているかのように、すぐに腕の向きを変え、ブリンク先を目視よりも早く追うように火炎放射をこちらに向けてくるのだ。
「なんで!?な、なにか!イベントリ!」
巨石を出して、盾を作ると一時の避難場所ができる。一瞬の判断で巨石を出した僕、偉い偉いとバクバクする心臓を抑えるように自分を褒める。
それでも岩越からでも、ゴーレムが炎を出し続けているのがゴーーーーっとバーナーで炙られているような音で分かる。
「あいつも、あの時の・・・僕のブリンクの癖みたいなのを呼んでいる?」
ゴブリンリーダーと戦っていた時のことを思い出し、逃げる時にブリンク先を読まれていた事があった
「いや・・・こっちは3次元に動いてるんだ、そんな簡単に読める物じゃないはず。だとしたら・・・読んでいるのでなく、分かっているといった方が正解なのかも」
炎に焼かれたことにより、僕の思考は逆にさえわたっていた。
恐らく上位種みたいなやつらは、魔力の流れのような物が分かっているはずだ。ブリンクも移動する場所と僕とで何かしらの繋がりが出来ているのだろうと、それをやつらは見えているのだと決め打ちのようだが、これしか今は考えられなかった。
(ミラージュ、いけ!)
1体の分身を岩陰から飛び出させると、炎の柱はその分身を焼き払い一気に蒸発させた
「ふんふん・・・流石中級魔法、これは判別できないのか。いや逆につながっているからこそ分からないとかかも」
防戦一方だった戦いに、新しく覚えたミラージュのおかげで勝機が見え始めていた。
2体の分身を左右に走らせる
ゴーレムは右の分身を焼き払うと、すぐさま左の分身を焼きにかかるが
この瞬間にブリンクでゴーレムの左後ろに飛ぼうとしたとき、一瞬ゴーレムが止まり何を狙えばいいのか迷った様子だ。
だが、ゴーレムは迷いをすて後方左へと炎を向けたのだ!
だが僕もその一瞬の隙を見逃さない!
「残念!レイ!」
ゴーレムの頭、レイを右後ろから差し込むと、ゴーレムはバラバラと崩れ落ちて行った。
「反応速度勝負なら負けないからね。おぉ!レベルアップだ」
どのタイミングで、ブリンク先と自分が繋がっているのか分からなかった為一発勝負となったが、ミラージュのおかげでこちらに一瞬の猶予が出来たのが大きかった。
飛ぶ場所を決ようとしている時には、ゴーレムは僕の移動先がわかっていたような感じだった。
その後はゴーレムが左へ動くのを見てから、移動先を修正しレイを打ち込んだ。
今回の戦いは、僕に大きな経験値を与えてくれたようだ。レベルアップもそうだが、次に強敵を戦う時はブリンクをする時は迷わず場所を決めないといけないという事が分かった。それにハッタリにも使える事が分かったのだ。
別個体でもいいから、ゴブリンリーダーへ少しリベンジしたいなという気持ちになる。
ゴーレムを回収し、お気に入りの焼け焦げた青のローブはリコールをかけても燃えてしまった箇所が多数で穴だらけだった。
今だ熱い巨石も何かに使えるだろうと思い、その熱を帯びた状態でイベントリへ収納した
自分にファーストエイドとリコールをかけるが、ローブの下もかなり燃やされていたようで服は至る所に穴が出来ていた
「結構こっちもやられちゃったな・・・もうさっさと帰ってお風呂入りたい・・・」
ホーク火山を背に日が沈もうとしていた。レベルアップにオリハルコンの剣はいい収穫だったが、その分かなり疲れた。それにローブやスカーフも失った為に今の火山の暑さが疲れた僕へと追い打ちをかけてきている。
レビテーションを使いながら、フラフラとみんなが泊っている宿へと帰るのだった
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