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第87話 年末、大一番の勝負

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13月の最後の日、今年も終わろうとしていた

夜の日が続いた13月も今日は少し日が昇り薄暗くなっていた

異世界は今日パーティーを盛大に行うらしく、シスレーは9時頃には目を覚ましていたのだ

「おはようございます、早いですね」

「おはよ・・・だって今日は白夜だから」

白夜か・・・じゃあこの薄暗いのは今日一日続くってことなのかな

「おはようのチューして」

チュっと軽くするとシスレーも上半身を起こすので、隣に座る

「白夜だからって何もおきませんよね?」

「そうだけど、なんか特別に感じるじゃん」

「ふ~ん、でもシスレーが早起きならその分沢山一緒にいれるので嬉しいですね」

「朝からこのこのー」

突っつかれるので僕も突っつき返す

「あーいまどさくさに紛れて胸さわったー」

「バレましたか」

今年最後の日もいつも通り、シスレーとイチャイチャしながら始まり

リビングにはアルも流石に起きていた

白夜だからといっても寒さは変わらないが外が少し明るいだけで、気分も変わる

「ノエル君、ケーキ作ってほしいなー」

「いいですよ、みんなの食べたいものあります?」

ティアがケーキの提案をするので、他のみんなにも聞いてみる

「俺はステーキ」

「うちはー、魚料理ー」

「じゃあ後は適当に作りますね」

ケーキだけ生クリームがめんどくさいので先に作って置くことに、一度要領が分かったので一人でつくっている最中、3人はこそこそ集まって話をしている

大きいのを作ったので、半分孤児院に上げればいいかと思い今回は1個だけだったので、1時間もかからずに出来上がった

イベントリがあるので、先にステーキも焼いておこうと思ったが

「ノエル作り終わったかー?」

「え、はい、ケーキは作りましたけど、ステーキや魚も焼いておこうかと思いまして」

「ふ~ん、それは後でいいだろ?こっちこいよ」

アルがよびかけ、ティアとシスレーはニヤニヤしながら

「今年最後の賭け勝負だ!俺たちがどれか一勝でもしたら俺たちの勝ちでいいな!」

「どれか一勝?」

「俺がウォーハンマー、シスレーが裏切り、ティアがBW、ナタリーと月下だ」

呼び方は違えどチェスに将棋に、リバーシに花札の勝負を持ち込まれた

「いやもう勝負は3日前にしたばっかりですよ?その時みんな賭ける物なくて今後賭け勝負は挑みませんって正座していいましたよね」

「あれは裸になるより屈辱だった」

「うちもまさか年下にあそこまでへりくだるとは思わなかった」

「俺の金かえせ!」

「それにナタリーを巻き込むのやめてくださいよ、ナタリーはそこまで熱くなってませんよね」

「いや昨日話したらぜひ参加するといってたぞ」

孤児院に行くと待ってましたとばかりやる気になっているナタリー

「・・・」

「僕が勝ったらどうするんですか?」

「私は今度こそ裸になるし少しなら触ってもいいよ」

チラっとシスレーをみるとすっごい睨んでた

「シスレーはどうします?」

「うちもティアちゃんと同じで!」

「ナタリーは?」

「わたくしも同じで」

無理しないでよナタリー・・・ナタリーがとめないと誰がこのPTをとめるんだよ・・・

「アルは?」

「つけで頼む、来年の報酬金から金貨5枚分を払う」

「いいんですね?もういつものように寸度しませんよ?ティア、シスレー?ナタリー?」

これはティアやナタリーでなくシスレーに強要している、シスレーならここで駄目なら引き下がるとおもうからだ

「・・・一回だけならいい」

どんだけ勝ちたいの・・・

「私もそう、でも今回は負けるつもりないから!」

「わたくしもですわ、最近寝ざめがずっと悪いのですわ」

「ふ~ん・・・何でそこまでこだわるのか分かりませんが・・・分かりました。僕が負けたら今までの勝ち分金貨38枚分をお返ししますね」

「私は裸で正座してティア様ごめんなさいの一言を希望します」

「あっうちは一生言う事聞きます、裏切りませんで!」

「わたくしは二度と見捨てませんと」

「俺はアルフレッド様には今後逆らいませんだ」

「えぇ~・・・僕が負けた時のリスク高すぎ・・・」

それにナタリーずっと根に持ってるんだなと心がづきっとした

「当たり前だろ、お前の方が勝ってんだからハンデだと思え」

「「そうだそうだー」」

これが勝負を挑む人の態度なのだろうか・・・

「本当に寸度しませんからね!勇者どもけちらしてくれるわ!」

それでも僕はみんなと遊ぶことは好きだったので、のりのりで勝負を受けるのだった

まずはナタリーと花札だったが、これは運要素が絡むために・・・

「ま、まけましたわ・・・」

「まずは一勝ですね」

「大丈夫だよナタリー!次は私が敵討ちするから!」

なんか向こう側の方が楽しそうなんだよな・・・

2戦目はティアとリバーシだ、もとからリバーシは結構やっていて攻め方をある程度知っていたので

「ティアいけるぞ!このままいけば勝てるじゃねーか」

「ノエル覚悟!」

盤面を素人が見れば白の多いティアの優勢に見えるが・・・

徐々にティアがうてるとこが少なくなり、パスを繰り返すようになってくると

「ふふ僕のかちです!」

「うそ・・・あそこから逆転なんて・・・」

「ノエルー!次はうちが勝負よ!」

シスレーとは将棋だ、将棋もチェス同様にあまり詳しくないが、恐らくディティマールの地頭の良さで30手先ほど読めてしまう

「参りました・・・えーん・・・」

「ふふ、最後は勇者だけですか。お仲間はみんなやられちゃいましたよ」

「俺が勝てばいいからな!」

「アル絶対かってよ!」

「アル!わたくしの貞操がかかってますの!」

「アル君ここで決めなきゃ英雄になれないからね!」

「ティア、シスレー、ナタリー、今ここで寝返ったらみんな負けた分はチャラにしますよ」

ここで悪魔のささやきだ、のりのりで魔王のロールプレイを堪能する

「えっほんと?」

「よろしいのですか?」

「いいの?」

「いいですよ、一回のゲームで気まずくなるの嫌ですし、僕はみんなとずっと仲良くしたいので。そのかわり正座で僕に言ってほしかった言葉をいって貰うのが寝返る条件です」

結局僕は女性には甘いが、これはこれでいい

「おい!騙されるな!魔王の言葉に耳を貸すな!」

アルも勇者のロールプレイが様になっていた

「くっ・・・私は勇者を信じるわ!」

「わたくしもです!」

「アル君、絶対魔王を倒して!」

「えぇ・・・3人は乗らなくてもいいのに・・・仕方ない。クックック!無能な勇者の仲間になったことを後悔するのだな!」

結局僕はアルと3人も後ろで考えながら、4対1でチェスをして

「勇者よ討ち取ったり!」

「ぐ・・・」

「やっぱり勝てないか・・・」

「なぜあんな手を思いつくのでしょう・・・」

「えーん、ノエル君がー」

「ふふ、なんか今年最後っぽい感じで楽しかったですね」

理不尽な条件を突きつけられても、楽しかったのが感想だ

4人は焦燥感でうなだれているが、いい時間になりかけているので

「ナタリーそろそろ孤児院に戻った方がいいんじゃないですか?」

「ですわね・・・ですがその前に約束を・・・」

シスレーも今回は睨みはしないが悲し気な目で見てくる

「言ったじゃないですか、僕は気まずくなりたくないって。戻りますよ」

ナタリーを連れて、孤児院に戻る

「あとでケーキまた作ったので、今回は1個のおおきいの半分持ってきますね」

「あっまってください」

ナタリーはブリンクの為に握っていた僕の手を自分の胸に押し付けた

「これで許してください・・・」

「いいって言ったのに・・・はい、また遊んでくださいね。じゃまた後で」

家に戻ると、3人は燃え尽きていた。結局今年は一度も1対1では勝てていないからだ

そんな3人は無視して、料理を作り始めなければ夕食はパーティーするといっていたので急いで準備を始める

ケーキを作っておいて本当に良かったと思う

ステーキを焼いて、付け合わせの野菜と、マッシュポテトや、サラダ、作り置きのシチューとシスレーの魚を焼く・・・これで完成かな?

「ご飯できましたよー」

「くっそー・・・こいつは勝つことがさも当たり前のようにふるまって、約束なんてどうでもいいって感じが一きずつくんだよな」

「私そんな魅力ないのかな・・・自信なくすよ」

「こっちは真剣なのにお遊びだもんね・・・」

「あれ?いりません?じゃあ僕孤児院いって子供達とたべてこようかな」

「「「いる!」」」

出来た食事を並べていくと、みんなの表情は明るくなっていく。この人達遊びにどれだけ真剣なの

「これが勝ちで終わってたらどれだけ楽しかったことやら」

「あっアル?シスレーやティアは反故にしますけど、アルからはちゃんと金貨5枚もらいますからね。ではかんぱーい」

「いえーい、かんぱーい」

「かんぱーい」

「は?お前は結局女にだけ!」

食事も進み、勝負の戦略やどうやったら勝てるかなど話していて

「そういえばナタリーも反故にしたのか?さっき言ってなかったけど」

「いいって言ったのにナタリーはちゃんと約束を守りましたよ」

ぶーーと勢いよくお酒を飛ばすシスレー、掛かる僕

「ちょっとシスレー・・・」
顔を拭きながら

「ナタリー・・・以外に大胆だね」

「いえ、ブリンクした後の手握った状態でぼくの手を胸に持って行ってそっと添えられました。ナタリーは借りを作りたくなかったのでしょう」

「へー」

「なんだ、そのぐらいか、焦った焦った」

「ふ~ん、そっか」

ティアは何か考えている様に見えたが、僕はシスレーが怒らなくて良かったと思った

「僕が一番強いのは分かったのですが、2番目はだれですかね」

「悔しいがそれは認める、2番目は俺だろうな」

「え?私だよ、ノエル君いなかったらウェルスは一番だよ」

「うちだから!うちが次に運いいもん」

あっ不用意な発言だったかも

「ノエル!後でナタリーも呼んで来い!2番手決めるぞ!」

「・・・今日ぐらい楽しく過ごしましょうよ」

食事も終わると、ケーキを切り分けて僕は孤児院へケーキを持っていき

「ありがとうございますわ」

「ナタリー、僕が一番強いのは決まったのですが、2番手とかきになりませんよね?」

「それはわたくしですわね、神に奉仕しておりますもの」

「はぁ・・・みんな自分が2番目だと言い張るのですが、後で決めるそうです。呼びに来ますね」

「なるほど・・・いいでしょう!子供達は9時就寝ですわ」

「分かりました、じゃあその頃にまた迎えに来ます」

家に戻ると、みんなは僕を待たずにケーキを食べていた

「ナタリーも自分が2番目だと思っているそうです、9時ぐらいに来ますよ」

「ほんと身の程知らずだらけだな」

「ノエル君に手も足も出なかったくせに」

「はい、あーん」

「あーん、あっ美味しい。今回果物少な目にしてみましたが丁度いいですね」

ナタリーが来るまで少し暇になり、僕は久しぶりにお風呂へ行くことに

前世では年末に銭湯へいく風習とかあったから、寒くても入りたかったのだ

「僕お風呂行きますね、片付け後でするので置いておいてください」

「あっ私も一緒にいくー、さっきの約束返すから」

「えっ・・・いいですよ。もう許しました」

「だってナタリーは守ったんでしょ?なんかフェアーじゃないし」

「ならうちも!」

う~ん・・・正直一人でゆっくり入りたかった・・・

「・・・ティア、シスレー水着持ってます?持ってるならそれ着てでいいですよ」

「あるよ、じゃあそうしよっか」

「持ってるよ」

シスレーは一緒にスパにいったから知っていたが、聞かないのは不自然なので聞いてみるとシスレーも合わせてくれた

「アルは・・・別にいいですね。これは僕が勝った権利ですし」

「は?別にいきたくないが?」

シスレーとティアが水着になるっていうのにそれをサラっと返すこの男は何者なんだ?

先に着替えて浴槽でまっていると、美女二人がはいってきた

ティアの水着姿に、一瞬心を奪われたが、シスレーがジトっと隣で見ているので直ぐに現実に戻れた

一瞬ティアは水着をずらして、胸をみせてくれた時は僕はシスレーが美の女神といったわけが分かった気がした

でも後からシスレーのご機嫌を伺うのが大変そうだなと思う方が強くて、凝視は出来なかった

シスレーとティアが先に出るとやっとゆっくり出来る時間となる

窓から見える景色はずっと薄暗く、どこか神秘的だった

出ると寒いがリコールを使いすぐに乾かして、リビングに戻ると2番手決定戦の準備をしていた

「あっノエル君遅かったね、一緒に入るのたのしかったねーまた一緒にはいろうね」

「外の白夜みながらゆっくりしてました、はいおねがいします。シスレーも一緒にはいりましょうね」

「うん!」

シスレーへのフォローも忘れずに

片付けをしていると9時近くになり、ナタリーを迎えに行き。2番手決定戦が始まった

やるのはウェルス、麻雀のようだった

「ノエル君ここおいで、ここに座ってて」

シスレーに呼ばれ、隣に座る

「シスレーずりーぞ!」

「そうだよ、こっちのほうがいいよ」

「わたくしの隣が広いですわよ」

恐らく今日が一番のモテ期だと思う

「シスレーが一番最初に声を掛けてくれたのでここいますよ、今回はシスレーを応援します」

ティアの胸を見たことやナタリーを触った件があるので、今からでもご機嫌をとっておく必要があった

「よしよし、いい子いい子」

シスレーはご機嫌な様子だ

「ノエル!絶対シスレーの代わりに牌をとるなよ!」

「そうだよ!駄目だからね!」

「分かってますよ、触りませんよ。あっそうだ、このウェルスに勝った人に金貨1枚あげますよ」

元からみんなから巻き上げたお金なので、還元しようと思い金貨を取り出した

「やる気が出てきましたわ」




局は進み、僕はみんなの給仕をしながら見守っていた。確かに僕がいなければ普通にみんないい勝負をしているようだったのだ。

「ツモ!うちの勝ち!」

今回はシスレーが勝ったが、接戦だったようだ

「シスレー、おめでとうどうぞ」

「へへーん2番手はうちだね!」

「くっそー・・・ノエルあっちいってろよ!」

「うぇ・・・僕ですか!?」

「そうだよ接戦だったのにー!」

「僕から見ても接戦だったので一回では判断できませんよね」

「えーなんでそんな事いうのー?うちが勝ったのに」

「だってカードだって勝負できますし、ほらこんなに賞金だせますよ?それに今日もですが、冬はまだ続きますよね」

みんなから巻き上げたお金がジャラジャラと音を立てている

「そうだな勝負は時の運だもんな!カードもやるぞ!」

「今回はノエル君がそっちいたからだよ、次は私のとこおいで」

「ティア!それは駄目ですわ!」

「ノエル君はずっとうちの隣だよねー」

こうして年が明けたのもきずかないまま、遊びつくしているのが僕ららしい

その後、カードも色んなルールをし夜が更けていくとお酒も入っていた為にウトウトしだしている

一度糸がきれてしまったら、いっきにみんな寝てしまい。毛布を掛けていく

さっきまであんなに騒がしかったのに、今はパチパチパチと暖炉の火だけの音となっていた

「みなさん今年もよろしくお願いしますね」

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