心の支え

半年前に日本から連れてこられた飛雄馬(ひゅうま)は五人の個性的な異星人たちのパーティーに加わって、新人ながら一〇五ミリ砲搭載の八輪装甲車を任された主力としてモンスターが出没する地下施設の調査を行っていた。モンスターとの戦闘にまだ緊張してしまいながらも、飛雄馬は仲間たちとの会話を心の支えに今の生活を受け入れ、なじんでいこうとする。


数年ぶりに書いた作品です。
二次創作といえるほど元ネタは残っていませんが、ゲーム『メタルマックス』シリーズの世界観に強い影響を受けています。
荒廃した世界で戦車に乗って戦うという設定を楽しんでもらえたらと思います。

なお、本当はもっと長い作品のプロローグにするつもりでした。でも、書き切れるか自信がなかったので独立した作品としています。書き続けられる場合は別の作品名で改めて公開しますので、あらかじめご了承ください。
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半年前に日本から連れてこられた自動車整備士の飛雄馬(ひゅうま)は、五人の個性的な異星人たちのパーティーに迎えられ、戦車に乗ってモンスターと戦うことが日常になっている世界で「自分の戦車を持つ」という目標を胸にモンスターが出没する地下施設の調査を行っていた。その地下施設には戦車を含む莫大な物資が眠っていたため飛雄馬の目標は一気に現実に近付くが……。 前作『心の支え』(N1405HV)をプロローグにして、最初に考えていた中編です。 ゲーム『メタルマックス』シリーズの世界観に強い影響を受けて「荒廃した世界で戦車に乗って戦う」話になっていますが、異世界転移、超越的存在、ダイソン球、多種多様な異星人と、オリジナル要素も盛り込みました。 楽しんでもらえたらと思います。 「小説家になろう」「カクヨム」にも公開しています。

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