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真相編
429.人間に与えられた祝福を
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「そういえば、緑ムダイさんは人間に与えられた祝福を取り除いてほしいのでしたね」
人間が交わって生まれた子供は、人間の姿で生まれてくる。となると、先に思い浮かべた蟻人たちは、いずれ人間に変わっていくのかもしれない。
祝福を与えて人の姿に近づけるよりも、むしろ種族が滅ぶことを気にするべきだろう。
雪乃の言葉に、緑ムダイは目を輝かせて口を開きかけたのだが、
「僕は雪乃に祝福の権利を与えるって言ったんだよ?」
と樹人の王に睨まれて、しょんぼりと小さくなった。
「ですが私もそれで良いと思います。必ず人間以外の子供が生まれるようにする必要はありませんが、両親のどちらかの種族を引き継ぐように。今のままだと、いずれ人間以外の人族が滅びてしまいます」
獣人たちは人間と交わることを避けるために、獣人たちはヒイヅルに移り住んでいる。しかし種族の壁が消え、交流が広まっていけば、いずれ人間と想いあう獣人も出てくるだろう。
今のままでは種族を滅ぼすか、子を生すことを諦めるかの選択を強いられることになる。
そう判断した雪乃を、ノムルとカイが心配そうに見つめていた。
「ユキノちゃん、本当にそれで良いの?」
「何か問題があるのでしょうか?」
気付いていない様子の雪乃に、ノムルはためらいながらも続ける。
「樹人の寿命は数千年に及ぶこともあるんだよ? 僕ら人間は、せいぜい百ほどしか生きないのに」
つまり雪乃は、ノムルたちと共に生きて命を終えることはできないのだ。
不老長寿どころか不老不死を願う人間もいるが、雪乃にそんな願望はない。大切な人が次々といなくなっていくことは、きっと苦しく悲しいことだろう。
できれば彼らと同じ時間を生き、命を終えたい。そうなるのだと、疑っていなかった。――選んだ種族は樹人なのに。
思いに沈む雪乃は、一つの視線に気付いて顔を上げる。樹人の王が、彼に似合わぬ深刻な表情で雪乃を見つめていた。彼もまた、これから千年の時を生きなければならないのだ。
雪乃は決断する。
「かつての樹人の王が人間たちに与えた祝福を、解いてください」
人間と他の種族の間に塞がる壁を取り除くには、それが先決だろう。雪乃の望みを、樹人の王は叶えた。
そのことに人々が気付くのは、もっと先の話になるが。
◇
その日、ルモン大帝国帝都ネーデルの教会は、一斉に鐘を打ち鳴らした。皇族の結婚式にしか行われないはずの祝典の主役はしかし、新郎新婦共に皇族ではなかった。
一人は魔王を打ち滅ぼし人類を救った勇者。そして今一人は、聖女と呼ばれる異国の令嬢。身分の違いを超えて真実の愛で結ばれた二人を、国中が、いや世界中が祝福した。
「……娘を頼む」
「必ず幸せにします」
教会から城の中庭へと移って行われた披露宴で、ゴーリー公爵は口を富士山のように尖らせ、滂沱の涙に顔を濡らしている。
「くうっ。私に見る目があれば! すぐに認めていれば! 娘に嫌われることも、こんな遠くの地に送ることもなく手元に置いておけたのに!」
今さらである。
「お父様、私はお父様を嫌ってはいませんわ。今まで育ててくださったこと、感謝しております。ありがとうございました」
白いドレスとヴェールに包まれたローズマリナの笑顔に、ゴーリー公爵はついに顔を覆って俯いてしまった。支える夫人の手がなければ、今にも崩れ落ちることだろう。
小柄で線も細い公爵夫人に、どうしてあのような屈強な男を支えるだけの力があるのかと、周囲はこっそり首を傾げる。
「幸せになりなさい。この人のことは気にしなくていいから」
「ありがとうございます、お母様」
ローズマリナの胸にも届かぬ母に、ローズマリナは感謝を述べた。
父母や要人たちへの挨拶が終わると、新婚夫妻は一人の子供の前に立った。
「おめでとうございます、ローズマリナさん、ナルツさん」
「ありがとう、ユキノちゃん」
葉をきらめかせる雪乃に、ローズマリナとナルツも微笑む。
この世界に戻ってから身を隠す意味もあって、ノムルと共にヒイヅルで世話になっていた雪乃だが、二人の結婚式のために、ネーデルを訪れていた。
雪乃と共にいるのは、カイと樹人の王である。魔王となって世界を騒がせてしまったノムルは、ヒイヅルから出ることを許されていない。
「うんうん、めでたいね。じゃあ僕からも祝いをあげるよ」
樹人の王が満面に笑みを咲かせる。雪乃とカイが止めるまもなく、ティンクルベルとスターベルが顔を出し、
「「わわわわ~」」
と、歌うや否や、ドーンと大砲のような音が空から響いた。驚いた人々が空を見上げると、そこには昼の明るさにも負けない、大輪の花火が咲き誇っていた。
人々は絶え間なく打ちあがる花火に、歓声を上げ、吐息を漏らす。
雪乃とカイも、ほっと息をこぼして苦く笑い合う。今日はさすがに悪戯はせず、純粋に祝ってくれるようだ。
「ありがとうございます、樹人の王」
「たいしたことじゃないさ。それより、早く兄上の器を作ってよ。急かされて面倒なんだから」
ダルクは雪乃をこの世界に戻すために、樹人の王が生まれるときと枯れ落ちるときにのみ使える力を使用し、枯れてしまった。
だが本来ならばもう少し生きることができたはずの彼の魂は、消えることなく当代樹人の王の本体で預かっているらしい。
頬を染めるローズマリナだが、やっと結ばれる幸せと、そして将来の子供を想い嬉しそうだ。
蛇足になるが、二人の純愛物語が広まるにつれて、双子石を求める者が続出したという。特に身分違いの恋に熱を上げている者や、親に反対されている若者などは伝手を頼って入手しようとし、中には自らコダイ国まで出向く者までいたという。
しかしこの騒動は、すぐに鎮火された。
双子石が青く染まることはなく、赤く染まったという話も一つか二つ、あったとかなかったとかいう頼りないものだった。
別名『別れの石』。その名の通り、双子石を手に入れた恋人たちは、ことごとく別れた。
実は双子石は、ただ愛し合っているかどうかを計るものではない。二人の未来を見る魔石なのだ。生涯お互いだけを愛し続けることができなければ、赤くは染まらない。
はっきり言ってしまえば、子供ができようと、おじいちゃんおばあちゃんになろうと、イチャラブな夫婦だけが赤く染められる。
家族として互いを支えあって生きていけるのならば橙色となるため、コダイ国では橙色を喜ぶ風潮がある。
それ以下の色となった場合は、『気をつけるように』という戒めとなる。
コダイ国では常識だったのだが、他国の人間はただ『その時の愛情』を計るものだと思い、赤く染まらないことで相手の心を疑い、恋愛感情が冷めていったのだ。
次々と破局するカップルを見て、手を出すものは次第にいなくなった。代わりに始めから青か赤の魔石を嵌めたペアの指輪が、よく売れたとかなんとか。
「久しぶりだな、ユキノ」
声を掛けられ雪乃が振り向くと、アルフレッド、フランソワ、マグレーン、フレックが立っていた。
「お久しぶりです。その節は色々とお世話になりましてありがとうございました。御礼に来るのが遅くなってしまい申し訳ありません」
ぺこりとお辞儀する雪乃に、四人は困ったような笑みを浮かべる。
「礼は不要だ。友を助けるのは当然だろう?」
「そうよ。またフワンポ茶を一緒に飲みましょう」
「また薬草談義をしようね」
「最後まで一緒に通いたかったな」
一瞬だけ意味が分からずきょとりと動きを止めた雪乃だったが、すぐに気付いて嬉しそうに葉をきらめかせる。
この世界とは違う『ルモン味』の世界で、四人と雪乃は友人になったのだ。
披露宴も終え、知人たちに会ったり、お店を覗いたりして数日を過ごしてから、雪乃たちはぴー助に乗ってヒイヅルに戻った。
「ヒイヅルとルモンの間で、少しずつ国交を開始していくことになった。大陸に残っている獣人たちに関しても、保護に動いてくれるということだ」
雪乃が大陸で知り合った人たちと過ごしていた間に、カイは樹人の王と共に、ルモン大帝国や各国の要人たちと親睦を深めていたようだ。
すぐに全てが改善するわけではないだろうが、少しずつ変わっていくのだろう。
「お帰り、ユキノちゃん」
狼獣人たちが暮らす集落から少し離れた場所に建つ小さな家の前で、帰ってきた雪乃を迎えてくれたのは、草色の水干と小袴を付けた人間だった。
「ただいま、おとーさん」
この世界には、雪乃の帰りを待ってくれる人がいる。雪乃はノムルと手をつないで、温かな家の中へと帰っていった。
<了>
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日からは番外編を少し掲載させて頂きます。
人間が交わって生まれた子供は、人間の姿で生まれてくる。となると、先に思い浮かべた蟻人たちは、いずれ人間に変わっていくのかもしれない。
祝福を与えて人の姿に近づけるよりも、むしろ種族が滅ぶことを気にするべきだろう。
雪乃の言葉に、緑ムダイは目を輝かせて口を開きかけたのだが、
「僕は雪乃に祝福の権利を与えるって言ったんだよ?」
と樹人の王に睨まれて、しょんぼりと小さくなった。
「ですが私もそれで良いと思います。必ず人間以外の子供が生まれるようにする必要はありませんが、両親のどちらかの種族を引き継ぐように。今のままだと、いずれ人間以外の人族が滅びてしまいます」
獣人たちは人間と交わることを避けるために、獣人たちはヒイヅルに移り住んでいる。しかし種族の壁が消え、交流が広まっていけば、いずれ人間と想いあう獣人も出てくるだろう。
今のままでは種族を滅ぼすか、子を生すことを諦めるかの選択を強いられることになる。
そう判断した雪乃を、ノムルとカイが心配そうに見つめていた。
「ユキノちゃん、本当にそれで良いの?」
「何か問題があるのでしょうか?」
気付いていない様子の雪乃に、ノムルはためらいながらも続ける。
「樹人の寿命は数千年に及ぶこともあるんだよ? 僕ら人間は、せいぜい百ほどしか生きないのに」
つまり雪乃は、ノムルたちと共に生きて命を終えることはできないのだ。
不老長寿どころか不老不死を願う人間もいるが、雪乃にそんな願望はない。大切な人が次々といなくなっていくことは、きっと苦しく悲しいことだろう。
できれば彼らと同じ時間を生き、命を終えたい。そうなるのだと、疑っていなかった。――選んだ種族は樹人なのに。
思いに沈む雪乃は、一つの視線に気付いて顔を上げる。樹人の王が、彼に似合わぬ深刻な表情で雪乃を見つめていた。彼もまた、これから千年の時を生きなければならないのだ。
雪乃は決断する。
「かつての樹人の王が人間たちに与えた祝福を、解いてください」
人間と他の種族の間に塞がる壁を取り除くには、それが先決だろう。雪乃の望みを、樹人の王は叶えた。
そのことに人々が気付くのは、もっと先の話になるが。
◇
その日、ルモン大帝国帝都ネーデルの教会は、一斉に鐘を打ち鳴らした。皇族の結婚式にしか行われないはずの祝典の主役はしかし、新郎新婦共に皇族ではなかった。
一人は魔王を打ち滅ぼし人類を救った勇者。そして今一人は、聖女と呼ばれる異国の令嬢。身分の違いを超えて真実の愛で結ばれた二人を、国中が、いや世界中が祝福した。
「……娘を頼む」
「必ず幸せにします」
教会から城の中庭へと移って行われた披露宴で、ゴーリー公爵は口を富士山のように尖らせ、滂沱の涙に顔を濡らしている。
「くうっ。私に見る目があれば! すぐに認めていれば! 娘に嫌われることも、こんな遠くの地に送ることもなく手元に置いておけたのに!」
今さらである。
「お父様、私はお父様を嫌ってはいませんわ。今まで育ててくださったこと、感謝しております。ありがとうございました」
白いドレスとヴェールに包まれたローズマリナの笑顔に、ゴーリー公爵はついに顔を覆って俯いてしまった。支える夫人の手がなければ、今にも崩れ落ちることだろう。
小柄で線も細い公爵夫人に、どうしてあのような屈強な男を支えるだけの力があるのかと、周囲はこっそり首を傾げる。
「幸せになりなさい。この人のことは気にしなくていいから」
「ありがとうございます、お母様」
ローズマリナの胸にも届かぬ母に、ローズマリナは感謝を述べた。
父母や要人たちへの挨拶が終わると、新婚夫妻は一人の子供の前に立った。
「おめでとうございます、ローズマリナさん、ナルツさん」
「ありがとう、ユキノちゃん」
葉をきらめかせる雪乃に、ローズマリナとナルツも微笑む。
この世界に戻ってから身を隠す意味もあって、ノムルと共にヒイヅルで世話になっていた雪乃だが、二人の結婚式のために、ネーデルを訪れていた。
雪乃と共にいるのは、カイと樹人の王である。魔王となって世界を騒がせてしまったノムルは、ヒイヅルから出ることを許されていない。
「うんうん、めでたいね。じゃあ僕からも祝いをあげるよ」
樹人の王が満面に笑みを咲かせる。雪乃とカイが止めるまもなく、ティンクルベルとスターベルが顔を出し、
「「わわわわ~」」
と、歌うや否や、ドーンと大砲のような音が空から響いた。驚いた人々が空を見上げると、そこには昼の明るさにも負けない、大輪の花火が咲き誇っていた。
人々は絶え間なく打ちあがる花火に、歓声を上げ、吐息を漏らす。
雪乃とカイも、ほっと息をこぼして苦く笑い合う。今日はさすがに悪戯はせず、純粋に祝ってくれるようだ。
「ありがとうございます、樹人の王」
「たいしたことじゃないさ。それより、早く兄上の器を作ってよ。急かされて面倒なんだから」
ダルクは雪乃をこの世界に戻すために、樹人の王が生まれるときと枯れ落ちるときにのみ使える力を使用し、枯れてしまった。
だが本来ならばもう少し生きることができたはずの彼の魂は、消えることなく当代樹人の王の本体で預かっているらしい。
頬を染めるローズマリナだが、やっと結ばれる幸せと、そして将来の子供を想い嬉しそうだ。
蛇足になるが、二人の純愛物語が広まるにつれて、双子石を求める者が続出したという。特に身分違いの恋に熱を上げている者や、親に反対されている若者などは伝手を頼って入手しようとし、中には自らコダイ国まで出向く者までいたという。
しかしこの騒動は、すぐに鎮火された。
双子石が青く染まることはなく、赤く染まったという話も一つか二つ、あったとかなかったとかいう頼りないものだった。
別名『別れの石』。その名の通り、双子石を手に入れた恋人たちは、ことごとく別れた。
実は双子石は、ただ愛し合っているかどうかを計るものではない。二人の未来を見る魔石なのだ。生涯お互いだけを愛し続けることができなければ、赤くは染まらない。
はっきり言ってしまえば、子供ができようと、おじいちゃんおばあちゃんになろうと、イチャラブな夫婦だけが赤く染められる。
家族として互いを支えあって生きていけるのならば橙色となるため、コダイ国では橙色を喜ぶ風潮がある。
それ以下の色となった場合は、『気をつけるように』という戒めとなる。
コダイ国では常識だったのだが、他国の人間はただ『その時の愛情』を計るものだと思い、赤く染まらないことで相手の心を疑い、恋愛感情が冷めていったのだ。
次々と破局するカップルを見て、手を出すものは次第にいなくなった。代わりに始めから青か赤の魔石を嵌めたペアの指輪が、よく売れたとかなんとか。
「久しぶりだな、ユキノ」
声を掛けられ雪乃が振り向くと、アルフレッド、フランソワ、マグレーン、フレックが立っていた。
「お久しぶりです。その節は色々とお世話になりましてありがとうございました。御礼に来るのが遅くなってしまい申し訳ありません」
ぺこりとお辞儀する雪乃に、四人は困ったような笑みを浮かべる。
「礼は不要だ。友を助けるのは当然だろう?」
「そうよ。またフワンポ茶を一緒に飲みましょう」
「また薬草談義をしようね」
「最後まで一緒に通いたかったな」
一瞬だけ意味が分からずきょとりと動きを止めた雪乃だったが、すぐに気付いて嬉しそうに葉をきらめかせる。
この世界とは違う『ルモン味』の世界で、四人と雪乃は友人になったのだ。
披露宴も終え、知人たちに会ったり、お店を覗いたりして数日を過ごしてから、雪乃たちはぴー助に乗ってヒイヅルに戻った。
「ヒイヅルとルモンの間で、少しずつ国交を開始していくことになった。大陸に残っている獣人たちに関しても、保護に動いてくれるということだ」
雪乃が大陸で知り合った人たちと過ごしていた間に、カイは樹人の王と共に、ルモン大帝国や各国の要人たちと親睦を深めていたようだ。
すぐに全てが改善するわけではないだろうが、少しずつ変わっていくのだろう。
「お帰り、ユキノちゃん」
狼獣人たちが暮らす集落から少し離れた場所に建つ小さな家の前で、帰ってきた雪乃を迎えてくれたのは、草色の水干と小袴を付けた人間だった。
「ただいま、おとーさん」
この世界には、雪乃の帰りを待ってくれる人がいる。雪乃はノムルと手をつないで、温かな家の中へと帰っていった。
<了>
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日からは番外編を少し掲載させて頂きます。
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