368 / 402
魔王復活編
403.マンドラゴラ一匹によって
しおりを挟む
「俺、魔法適正はなかったはずなんだけど。それなのにこんな威力、いいのかな?」
すでにマグレーンやカイの魔法を見ていたとはいえ、二人は以前から魔法が使えた。まったく魔法を使えなかった自分が初めて放った魔法の威力に、ナルツは困惑している。
「ま、まあ、強くなれたんだから、いいんじゃないの?」
ためらいつつも、ムダイは前向きな意見を述べた。
先ほどナルツが放った風魔法に匹敵する魔法を使える魔法使いは、世界でも数えるほどだ。多くの魔力と才能、努力によって得たであろう力を、マンドラゴラ一匹によってナルツは手に入れてしまった。
その事の重大さに誰よりも気付いているマグレーンは、顔を引きつらせて未だ言葉を取り戻せずにいる。
けれどこれで問題の一つは解決したのだ。
水蒸気が晴れて視界が戻ってくる。その先には、蹲る一人の人影。
カイは雪乃の向きを変え、彼女の視界を自分のローブで埋めた。最悪の状況を、彼女の視界に入れないために。
意味を理解した雪乃は、きゅっとカイのローブを握り締め、震えそうになる体を必死に押さえつける。
鋭く観察していたカイから、力が抜ける。ディランは生きているのだと気付き、雪乃もまた力を抜いた。
障壁の外が安全か確かめるため、まずはムダイを追い出すことにする。
「なんだか最近、僕の扱いひどくない?」
「あなたが一番丈夫なんですから、行ってきてください」
不満を垂れているが、ナルツに押し出されていく。
雪乃は清涼作用のあるマオーケウキナを二枚生やすと、カイの腕から離れてムダイに託す。
「一枚はディランさんに食べさせてあげてください」
「分かった」
受け取ったムダイはさっそく一枚を口にしようとしたのだが、カイに奪われた。眉間に皺を寄せて睨むムダイに、カイは小さく息を吐く。
「外の状況を探りに行くのに、出る前に口に入れてどうする?」
熱に強くなった状態で外に出れば、安全かどうかを確かめることはできない。渋々ながらも納得したムダイは肩を落としながら障壁をすり抜けようとして、
「熱っ?!」
熱湯の壁に足を止めた。
「走って突き破れませんか?」
「いやいや、沸騰風呂って何の罰ゲーム? 本当に僕の扱いひどすぎない?」
文句を言いながら、顔の前を腕で覆って突破した。何だかんだ言いながら、やはり大丈夫らしい。
外に出たムダイは一息吐こうとして、顔をしかめる。
「暑っ! 空気薄っ!」
悪態を吐きながらも、ムダイは周囲を見回した。
炎によって減っていた酸素が更に熱と共に天井の穴から排出されていったわけだが、減少分を補うだけの新しい空気が入ってきていない。生物が生きるには過酷な環境ができあがっていた。
剣の柄に手をかけたムダイの重心が下がり、目に鋭い光を宿す。きんと高く鍔鳴りが小さな振動を立てると、窓に亀裂が入った。すでにムダイは何事もなかったかのように直立している。
剣筋も見せぬほどの抜き打ちは、窓に掛けられた魔法さえ打ち破ったのだった。
「……凄い」
「見事だ」
剣に心得のあるナルツとカイは、その見事な太刀筋に息を飲む。
だがそれも一瞬のこと。空気が抜けて真空に近くなっている空間の壁に亀裂が入れば、どうなるか。
ダムの決壊よろしく、廊下は空気を吸い込もうとガラスを破って風を呼び込んだ。つまり、爆風と共に大量のガラスの破片がムダイを襲ったわけだ。
「――っ?!」
鳩が豆鉄砲どころか爆竹を投げ込まれたように目を見開いた後、破片が届く前に左腕で目を庇い、剣を振るう――ことなく逃げた。
「ふう」
マグレーンの水壁の中に避難したムダイは、大きく息を吸ってから吐き出す。身体にはすでに幾らかのガラス片が刺さっている。
ぽてぽてと近寄った雪乃は、すぐに治癒魔法を掛けようとしたが、ガラス片が邪魔をして傷を治せない。
困っている雪乃を見て、カイも近付いてきた。じっとガラス片を観察すように見つめ、指先で触れると、ふむと頷く。
「雪乃、離れていろ」
充分に雪乃が距離を置くと、カイは掌をムダイにかざした。
「わー」
「熱っ!」
マンドラゴラの声を、ムダイの悲鳴が掻き消す。
ムダイの身体は炎に飲まれた。
「カイ君? 何をするの?」
困惑するムダイの声が聞こえるが、カイは気にせず雪乃を手招き、治癒魔法を使わせた。焦げたムダイが赤い美丈夫に戻る。
「小さな欠片もあったからな。一つずつ抜くと時間が掛かる。高温で溶かしたほうが早いかと」
なんでもないことのように答えられ、ムダイは顎を落としながらカイを目に映す。ガラスを溶かすほどの高温を加えられれば、人間だって溶けてしまうだろう。
そんなムダイの疑問を感じ取って、カイは付け加える。
「大丈夫だ。ムダイ殿ならば耐えられると判断した」
怒るべきか、絶大な信頼を寄せられていると誇るべきか、苦悩するムダイは言い返す言葉を見つけられない。しかし彼が声にするより先に、小さな樹人がカイに不機嫌そうな顔を向ける。
「駄目ですよ、カイさん。危ないです」
わずかに眉を跳ね、意外だとばかりにカイは雪乃を見た。ムダイの方は雪乃だけは自分を心配してくれたのだと、表情を緩める。
「あんな炎で包んで、戦闘狂を呼び覚ましたらどうするんですか?」
「確かに。今度からは気をつけよう」
心配されたのはムダイの身体ではなく、彼のもう一つの顔の出現だった。
「えー? 少しは心配しようよ?」
不満を垂れるムダイだが、誰も彼を慰めようとはしなかった。彼の人とは思えぬ不死身の身体を、ここにいる全員がよく知っていたのだから。
改めて、ムダイは水の壁から出ていく。すでに熱はほとんど抜け、わずかに壁や床から熱気を感じる程度に温度は下がっていた。
床に散らばるガラスを踏みながら、ムダイはディランに近付く。白いローブをまとったディランは、ラップに包んだように透明な膜に覆われいた。彼が身を守るために作り出していた、氷の障壁だ。
解けてほとんどが消失し、窓ガラスほどの厚さしか残っていないとはいえ、よくあの熱を耐えられたものだとムダイは内心で賞賛する。
「大丈夫ですか?」
安否確認のための常套句を口にするが、返事は無い。意識を失っているのかと、ムダイは突然の攻撃にも反応できるよう警戒しながらも、腰を落とす。
すでにマグレーンやカイの魔法を見ていたとはいえ、二人は以前から魔法が使えた。まったく魔法を使えなかった自分が初めて放った魔法の威力に、ナルツは困惑している。
「ま、まあ、強くなれたんだから、いいんじゃないの?」
ためらいつつも、ムダイは前向きな意見を述べた。
先ほどナルツが放った風魔法に匹敵する魔法を使える魔法使いは、世界でも数えるほどだ。多くの魔力と才能、努力によって得たであろう力を、マンドラゴラ一匹によってナルツは手に入れてしまった。
その事の重大さに誰よりも気付いているマグレーンは、顔を引きつらせて未だ言葉を取り戻せずにいる。
けれどこれで問題の一つは解決したのだ。
水蒸気が晴れて視界が戻ってくる。その先には、蹲る一人の人影。
カイは雪乃の向きを変え、彼女の視界を自分のローブで埋めた。最悪の状況を、彼女の視界に入れないために。
意味を理解した雪乃は、きゅっとカイのローブを握り締め、震えそうになる体を必死に押さえつける。
鋭く観察していたカイから、力が抜ける。ディランは生きているのだと気付き、雪乃もまた力を抜いた。
障壁の外が安全か確かめるため、まずはムダイを追い出すことにする。
「なんだか最近、僕の扱いひどくない?」
「あなたが一番丈夫なんですから、行ってきてください」
不満を垂れているが、ナルツに押し出されていく。
雪乃は清涼作用のあるマオーケウキナを二枚生やすと、カイの腕から離れてムダイに託す。
「一枚はディランさんに食べさせてあげてください」
「分かった」
受け取ったムダイはさっそく一枚を口にしようとしたのだが、カイに奪われた。眉間に皺を寄せて睨むムダイに、カイは小さく息を吐く。
「外の状況を探りに行くのに、出る前に口に入れてどうする?」
熱に強くなった状態で外に出れば、安全かどうかを確かめることはできない。渋々ながらも納得したムダイは肩を落としながら障壁をすり抜けようとして、
「熱っ?!」
熱湯の壁に足を止めた。
「走って突き破れませんか?」
「いやいや、沸騰風呂って何の罰ゲーム? 本当に僕の扱いひどすぎない?」
文句を言いながら、顔の前を腕で覆って突破した。何だかんだ言いながら、やはり大丈夫らしい。
外に出たムダイは一息吐こうとして、顔をしかめる。
「暑っ! 空気薄っ!」
悪態を吐きながらも、ムダイは周囲を見回した。
炎によって減っていた酸素が更に熱と共に天井の穴から排出されていったわけだが、減少分を補うだけの新しい空気が入ってきていない。生物が生きるには過酷な環境ができあがっていた。
剣の柄に手をかけたムダイの重心が下がり、目に鋭い光を宿す。きんと高く鍔鳴りが小さな振動を立てると、窓に亀裂が入った。すでにムダイは何事もなかったかのように直立している。
剣筋も見せぬほどの抜き打ちは、窓に掛けられた魔法さえ打ち破ったのだった。
「……凄い」
「見事だ」
剣に心得のあるナルツとカイは、その見事な太刀筋に息を飲む。
だがそれも一瞬のこと。空気が抜けて真空に近くなっている空間の壁に亀裂が入れば、どうなるか。
ダムの決壊よろしく、廊下は空気を吸い込もうとガラスを破って風を呼び込んだ。つまり、爆風と共に大量のガラスの破片がムダイを襲ったわけだ。
「――っ?!」
鳩が豆鉄砲どころか爆竹を投げ込まれたように目を見開いた後、破片が届く前に左腕で目を庇い、剣を振るう――ことなく逃げた。
「ふう」
マグレーンの水壁の中に避難したムダイは、大きく息を吸ってから吐き出す。身体にはすでに幾らかのガラス片が刺さっている。
ぽてぽてと近寄った雪乃は、すぐに治癒魔法を掛けようとしたが、ガラス片が邪魔をして傷を治せない。
困っている雪乃を見て、カイも近付いてきた。じっとガラス片を観察すように見つめ、指先で触れると、ふむと頷く。
「雪乃、離れていろ」
充分に雪乃が距離を置くと、カイは掌をムダイにかざした。
「わー」
「熱っ!」
マンドラゴラの声を、ムダイの悲鳴が掻き消す。
ムダイの身体は炎に飲まれた。
「カイ君? 何をするの?」
困惑するムダイの声が聞こえるが、カイは気にせず雪乃を手招き、治癒魔法を使わせた。焦げたムダイが赤い美丈夫に戻る。
「小さな欠片もあったからな。一つずつ抜くと時間が掛かる。高温で溶かしたほうが早いかと」
なんでもないことのように答えられ、ムダイは顎を落としながらカイを目に映す。ガラスを溶かすほどの高温を加えられれば、人間だって溶けてしまうだろう。
そんなムダイの疑問を感じ取って、カイは付け加える。
「大丈夫だ。ムダイ殿ならば耐えられると判断した」
怒るべきか、絶大な信頼を寄せられていると誇るべきか、苦悩するムダイは言い返す言葉を見つけられない。しかし彼が声にするより先に、小さな樹人がカイに不機嫌そうな顔を向ける。
「駄目ですよ、カイさん。危ないです」
わずかに眉を跳ね、意外だとばかりにカイは雪乃を見た。ムダイの方は雪乃だけは自分を心配してくれたのだと、表情を緩める。
「あんな炎で包んで、戦闘狂を呼び覚ましたらどうするんですか?」
「確かに。今度からは気をつけよう」
心配されたのはムダイの身体ではなく、彼のもう一つの顔の出現だった。
「えー? 少しは心配しようよ?」
不満を垂れるムダイだが、誰も彼を慰めようとはしなかった。彼の人とは思えぬ不死身の身体を、ここにいる全員がよく知っていたのだから。
改めて、ムダイは水の壁から出ていく。すでに熱はほとんど抜け、わずかに壁や床から熱気を感じる程度に温度は下がっていた。
床に散らばるガラスを踏みながら、ムダイはディランに近付く。白いローブをまとったディランは、ラップに包んだように透明な膜に覆われいた。彼が身を守るために作り出していた、氷の障壁だ。
解けてほとんどが消失し、窓ガラスほどの厚さしか残っていないとはいえ、よくあの熱を耐えられたものだとムダイは内心で賞賛する。
「大丈夫ですか?」
安否確認のための常套句を口にするが、返事は無い。意識を失っているのかと、ムダイは突然の攻撃にも反応できるよう警戒しながらも、腰を落とす。
0
お気に入りに追加
3,551
あなたにおすすめの小説
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、 私は妹として生きる事になりました
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
*レンタル配信されました。
レンタルだけの番外編ssもあるので、お読み頂けたら嬉しいです。
【伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?】
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。