277 / 402
ヒイヅル編
312.巨大チンアーゴ
しおりを挟む
いつまでも気にしていても仕方のない相手なので、雪乃とカイは、マンドラゴラのことは置いておく。
気にしなくてはいけない相手は、マンドラゴラではないのだ。目の前にいる、
「大きくなりましたねー。いったい何百年生きれば、これほど大きくなるのでしょうか?」
巨大チンアナゴであろう。
海面から首を出した真っ白なチンアナゴは、二階建ての屋根を越える高さだ。滑らかな鱗のつるりとした肌は、日の光を受けて、てらてらと輝いている。
その頭には、ぴー助が乗っていた。
「雪乃、あれはチンアーゴではないからな?」
「なんと!」
先ほどの白いチンアナゴは、チンアーゴというらしい。
雪乃はじいっと、巨大チンアーゴを見上げた。
「立派なチンアーゴです」
「……。あれは水竜だ」
疲れを見せながら、カイは訂正する。
二秒ほど硬直した雪乃だが、すぐに再起動を果たす。
「つまり、彼女はシッシーなのですね?」
「知り合いなのか?」
「いいえ。水辺に棲む竜種は、その場所の名前の頭文字を取り、ッシーと呼ぶようなので」
そういう決まりがあるわけではないはずなのだが、雪乃の中では固定していたようだ。この世界では、まったく通じないだろうが。
ちなみにシーマー国の海だから、シッシーである。
カイはそこは指摘せず、代わりに、
「二頭以上いたらどうするんだ?」
と、疑問を投げかけた。
思わぬツッコミを受け、雪乃は幹を傾げる。二頭以上など、聞いたことがない。
「シッシー二号?」
カイは表情を引きつらせたが、何も言わなかった。これ以上は踏み込まないほうが良いと、賢明に判断したようだ。
「そのシッシーは、何と言っているのだ?」
通訳を頼まれた雪乃は、シッシーの頭上にいるぴー助に視線を向け、それからマンドラゴラたちを見た。
いつの間にか砂浜に戻ってきていたサーファーたちは、それぞれに砂の椅子を作ってくつろいでいる。
「えーっと、竜種の子供の声が聞こえたので、出てきたそうです。竜種は子煩悩ですから。ただ、今はぴー助よりも、マンドラゴラたちに夢中になっているようですが」
「わー」
「わー」
「わー?」
雪乃の言葉どおり、頭にぴー助を乗せたシッシーは、首をもたげて頭を低くし、じいっとマンドラゴラたちを観察していた。
見られていることに気付いたマンドラゴラたちは、慌てて身を寄せ合い、ふるふると震えだす。
そんなマンドラゴラたちを、じいっと見つめ続けるシッシー。ちらりと視線を上げたマンドラゴラたちは、葉を左右に振ると、興味を無くして椅子に寝転んでいく。
まるで、
「ノリ悪いなー。つまんねー」
とでも言いたげだ。
「どうしてあの子たちは、あんなふうに育ってしまったのでしょう? 私の育て方に問題があったのでしょうか?」
地味に落ち込む雪乃の頭を、カイは慰めるように優しくぽんぽんと叩いた。
マンドラゴラ観賞を終えたシッシーの首が、雪乃へと動く。
「お騒がせして申し訳ありません。ヒイヅル国を目指していまして、ルグ国行きの船に乗るため、この島に滞在していたのです」
雪乃はシッシーに、この島にいた理由を答えた。
「きゅおー」
「お気持ちは嬉しいのですが、私は夜は土に根を張らなければ眠れないのです。ここからルグ国までは、途中で上陸できる島もないと聞きましたので、船で行こうと考えています」
意外と高い声で鳴くシッシーは、どうやら雪乃たちをルグ国まで送ってくれるつもりらしい。
しかし人魚たちの誘いも断った雪乃たちは、シッシーの誘いも断らなければならない。
「きゅおー」
「なんと! 凄いですね」
シッシーと雪乃の会話は続いていくが、魔物の言葉が分からないカイは、無言で見つめている。
「シッシーさんならば、ルグ国まで半日あれば着くそうです」
雪乃の通訳に、カイは少し目を丸くした後、陸側に視線を向けた。
決定権を持つ魔法使いは、まだ出てこない。勝手に決めて暴れられても面倒だと、カイは困ったように眉をひそめる。
カイの考えに気付いた雪乃も、困ったように葉を揺らした。
シッシーはぴー助を砂浜に下ろすと、何度も頭を摺り寄せて堪能している。力加減は苦手なのか、時折こてりとぴー助が倒れているが、お構い無しだ。
ぴー助が逃げようとすれば、すぐに咥えて引き戻している。
ようやく目覚めたノムルが欠伸を噛み殺しながら出てくると、足を止めた。眠そうに半分しか開いていない目が、シッシーに向かっている。
「またユキノちゃんのおとーさんの座を狙う不届き者か?! ユキノちゃんはやらんっ!」
寝ぼけているのか、突然の親ばか発言をかましてきた。雪乃もカイも、半眼でノムルを眺める。
「あー……。ルグ国まで送ってくださるそうです。ちなみに狙っているのは私ではなく、ぴー助のお母さんの座だと思います」
呆れながらも、暴れられる前に雪乃は訂正しておいた。
「ピースケ? そんな食い意地張った飛竜の親になりたいなんて、変わったやつだな」
樹人の親になろうとする人間よりも、飛竜の親になりたがる水竜のほうが、常識に沿っているだろうと思った雪乃だが、そっとしておくことにした。
「日が暮れる前に着くなら、良いんじゃないのか?」
あっさりと許可が下りたところで、遅くならないうちに出発することになった。
シッシーが砂浜に上陸し、その姿が顕わになる。
長い首の下には、海に住んでいたといわれる恐竜に似た体がついていた。ウミガメのような大きな足には、一見すると爪もない。よく見れば、小さな爪が皮膚に埋まるように付いているのが見える。
大きな体の動きに合わせるように、高波が起き、マンドラゴラたちがさらわれていった。
雪乃はカイに抱き上げられて避難し、小さなサーファーたちは、小さな渦に飲まれて回っている。
傍から見ると救助が必要な状態だが、マンドラゴラたちから送られてくる感情は、歓喜に満ちていた。絶叫マシーンで遊んでいる感覚なのかもしれない。
シッシーの頭の上に乗っていたぴー助は、滑り台のように首を滑り降り、背中へと移動した。
「きゅおー」
首を曲げて背中を示すシッシーに誘われて、雪乃たちは彼女の背中に乗る。準備ができると、シッシーは向きを変えて海へと戻っていった。
気にしなくてはいけない相手は、マンドラゴラではないのだ。目の前にいる、
「大きくなりましたねー。いったい何百年生きれば、これほど大きくなるのでしょうか?」
巨大チンアナゴであろう。
海面から首を出した真っ白なチンアナゴは、二階建ての屋根を越える高さだ。滑らかな鱗のつるりとした肌は、日の光を受けて、てらてらと輝いている。
その頭には、ぴー助が乗っていた。
「雪乃、あれはチンアーゴではないからな?」
「なんと!」
先ほどの白いチンアナゴは、チンアーゴというらしい。
雪乃はじいっと、巨大チンアーゴを見上げた。
「立派なチンアーゴです」
「……。あれは水竜だ」
疲れを見せながら、カイは訂正する。
二秒ほど硬直した雪乃だが、すぐに再起動を果たす。
「つまり、彼女はシッシーなのですね?」
「知り合いなのか?」
「いいえ。水辺に棲む竜種は、その場所の名前の頭文字を取り、ッシーと呼ぶようなので」
そういう決まりがあるわけではないはずなのだが、雪乃の中では固定していたようだ。この世界では、まったく通じないだろうが。
ちなみにシーマー国の海だから、シッシーである。
カイはそこは指摘せず、代わりに、
「二頭以上いたらどうするんだ?」
と、疑問を投げかけた。
思わぬツッコミを受け、雪乃は幹を傾げる。二頭以上など、聞いたことがない。
「シッシー二号?」
カイは表情を引きつらせたが、何も言わなかった。これ以上は踏み込まないほうが良いと、賢明に判断したようだ。
「そのシッシーは、何と言っているのだ?」
通訳を頼まれた雪乃は、シッシーの頭上にいるぴー助に視線を向け、それからマンドラゴラたちを見た。
いつの間にか砂浜に戻ってきていたサーファーたちは、それぞれに砂の椅子を作ってくつろいでいる。
「えーっと、竜種の子供の声が聞こえたので、出てきたそうです。竜種は子煩悩ですから。ただ、今はぴー助よりも、マンドラゴラたちに夢中になっているようですが」
「わー」
「わー」
「わー?」
雪乃の言葉どおり、頭にぴー助を乗せたシッシーは、首をもたげて頭を低くし、じいっとマンドラゴラたちを観察していた。
見られていることに気付いたマンドラゴラたちは、慌てて身を寄せ合い、ふるふると震えだす。
そんなマンドラゴラたちを、じいっと見つめ続けるシッシー。ちらりと視線を上げたマンドラゴラたちは、葉を左右に振ると、興味を無くして椅子に寝転んでいく。
まるで、
「ノリ悪いなー。つまんねー」
とでも言いたげだ。
「どうしてあの子たちは、あんなふうに育ってしまったのでしょう? 私の育て方に問題があったのでしょうか?」
地味に落ち込む雪乃の頭を、カイは慰めるように優しくぽんぽんと叩いた。
マンドラゴラ観賞を終えたシッシーの首が、雪乃へと動く。
「お騒がせして申し訳ありません。ヒイヅル国を目指していまして、ルグ国行きの船に乗るため、この島に滞在していたのです」
雪乃はシッシーに、この島にいた理由を答えた。
「きゅおー」
「お気持ちは嬉しいのですが、私は夜は土に根を張らなければ眠れないのです。ここからルグ国までは、途中で上陸できる島もないと聞きましたので、船で行こうと考えています」
意外と高い声で鳴くシッシーは、どうやら雪乃たちをルグ国まで送ってくれるつもりらしい。
しかし人魚たちの誘いも断った雪乃たちは、シッシーの誘いも断らなければならない。
「きゅおー」
「なんと! 凄いですね」
シッシーと雪乃の会話は続いていくが、魔物の言葉が分からないカイは、無言で見つめている。
「シッシーさんならば、ルグ国まで半日あれば着くそうです」
雪乃の通訳に、カイは少し目を丸くした後、陸側に視線を向けた。
決定権を持つ魔法使いは、まだ出てこない。勝手に決めて暴れられても面倒だと、カイは困ったように眉をひそめる。
カイの考えに気付いた雪乃も、困ったように葉を揺らした。
シッシーはぴー助を砂浜に下ろすと、何度も頭を摺り寄せて堪能している。力加減は苦手なのか、時折こてりとぴー助が倒れているが、お構い無しだ。
ぴー助が逃げようとすれば、すぐに咥えて引き戻している。
ようやく目覚めたノムルが欠伸を噛み殺しながら出てくると、足を止めた。眠そうに半分しか開いていない目が、シッシーに向かっている。
「またユキノちゃんのおとーさんの座を狙う不届き者か?! ユキノちゃんはやらんっ!」
寝ぼけているのか、突然の親ばか発言をかましてきた。雪乃もカイも、半眼でノムルを眺める。
「あー……。ルグ国まで送ってくださるそうです。ちなみに狙っているのは私ではなく、ぴー助のお母さんの座だと思います」
呆れながらも、暴れられる前に雪乃は訂正しておいた。
「ピースケ? そんな食い意地張った飛竜の親になりたいなんて、変わったやつだな」
樹人の親になろうとする人間よりも、飛竜の親になりたがる水竜のほうが、常識に沿っているだろうと思った雪乃だが、そっとしておくことにした。
「日が暮れる前に着くなら、良いんじゃないのか?」
あっさりと許可が下りたところで、遅くならないうちに出発することになった。
シッシーが砂浜に上陸し、その姿が顕わになる。
長い首の下には、海に住んでいたといわれる恐竜に似た体がついていた。ウミガメのような大きな足には、一見すると爪もない。よく見れば、小さな爪が皮膚に埋まるように付いているのが見える。
大きな体の動きに合わせるように、高波が起き、マンドラゴラたちがさらわれていった。
雪乃はカイに抱き上げられて避難し、小さなサーファーたちは、小さな渦に飲まれて回っている。
傍から見ると救助が必要な状態だが、マンドラゴラたちから送られてくる感情は、歓喜に満ちていた。絶叫マシーンで遊んでいる感覚なのかもしれない。
シッシーの頭の上に乗っていたぴー助は、滑り台のように首を滑り降り、背中へと移動した。
「きゅおー」
首を曲げて背中を示すシッシーに誘われて、雪乃たちは彼女の背中に乗る。準備ができると、シッシーは向きを変えて海へと戻っていった。
0
お気に入りに追加
3,547
あなたにおすすめの小説
神の種《レイズアレイク》 〜 剣聖と5人の超人 〜
南祥太郎
ファンタジー
生まれながらに2つの特性を備え、幼少の頃に出会った「神さま」から2つの能力を授かり、努力に努力を重ねて、剣と魔法の超絶技能『修羅剣技』を習得し、『剣聖』の称号を得た、ちょっと女好きな青年マッツ・オーウェン。
ランディア王国の守備隊長である彼は、片田舎のラシカ地区で起きた『モンスター発生』という小さな事件に取り組んでいた。
やがてその事件をきっかけに、彼を密かに慕う高位魔術師リディア・ベルネット、彼を公に慕う大弓使いアデリナ・ズーハーなどの仲間達と共に数多の国を旅する事になる。
ランディア国王直々の任務を遂行するため、個人、家族、集団、時には国家レベルの問題を解決し、更に心身共に強く成長していく。
何故か老化が止まった美女や美少年、東方の凄腕暗殺者達、未知のモンスター、伝説の魔神、そして全ての次元を超越する『超人』達と出会い、助け合い、戦い、笑い、そして、鼻の下を伸ばしながら ―――
※「小説家になろう」で掲載したものを全話加筆、修正、時々《おまけ》話を追加していきます。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【7話完結】婚約破棄?妹の方が優秀?あぁそうですか・・・。じゃあ、もう教えなくていいですよね?
西東友一
恋愛
昔、昔。氷河期の頃、人々が魔法を使えた時のお話。魔法教師をしていた私はファンゼル王子と婚約していたのだけれど、妹の方が優秀だからそちらと結婚したいということ。妹もそう思っているみたいだし、もう教えなくてもいいよね?
7話完結のショートストーリー。
1日1話。1週間で完結する予定です。
私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。