196 / 402
ゴリン国編2
231.待ち受けていたのは
しおりを挟む
あの後、ノムルとムダイのじゃれあいの流れ弾を受けないよう、雪乃とカイは飛竜に乗って、一足先に冒険者ギルド本部へと戻った。
だが戻ってきた雪乃とカイを待ち受けていたのは、笑顔のノムルだった。
その時の雪乃とカイの表情は、鳩が豆鉄砲を食らったよりも酷かったかもしれない。
なにせ飛竜は一頭しか連れて行っていなかったのだ。つまり、ノムルの移動速度は、
「飛竜より早く走れる脚力と持久力。いったいどのような魔法を?」
と、脚力を誇る狼獣人のカイがしきりに首を捻っていたように、飛竜を凌駕していたのだった。
呆然とするカイから、こちらも思考の処理速度が追いつかず、ショートしていた雪乃を奪ったノムルは、抱きかかえて離そうともしない。
お気に入りのぬいぐるみを持つ子供のようだ。
スリープ状態から復活した雪乃は、慌てて抵抗したのだが、いつもと違い、セクハラ魔王様は加減をしなかった。
無理矢理ほっぺをすりすりされ、もがいても抜け出せない。
何度がカイが助けようとしたのだが、笑顔で攻撃され、雪乃に触れることさえ適わなかった。
その状態が続いて五日目となった今日、雪乃は心身ともに脱力して、人形と化していた。
「依頼内容は達成したと思います」
ドインの質問に対し、カイは雪乃を気にしながらも真面目に答える。
一人掛けのソファを引っ張ってきて座っているムダイも、同意を示して頷いた。
ちなみに彼は昨夜、つまり雪乃たちから遅れること四日後に戻ってきた。カイの報告を受けて確認に向かった冒険者たちの飛竜に、同乗させてもらったらしい。
怪我だらけだったムダイは治療を受けて、ミイラ男のような、全身を包帯に包まれた姿で同席している。
治癒魔法も追い付かなかったようだ。
「確かに提出された調査書には、依頼しただけの内容は記述されていた。だがなあ、昨夜帰ってきたやつらの話によると、魔王の遺跡は跡形もなく消えていたって話だが? それについては書かれてなかったよな?」
ソファに腰を下ろしたドインは、ぎょろりとカイを睨みつけ、それからノムル、ムダイへと視線を動かした。
カイはわずかにドインの気迫に押されそうになったが、ぐっと耐えた。ムダイは後ろめたそうに視線を逸らす。
そして最大の原因であろうノムルは、でれでれでれでれと、顔が緩んで溶けかけていた。
ドインは頭痛を覚えて額を押さえる。
「そうだな。説明されなくても原因は想像が付く。きつい任務に付かせちまったな」
「いえ、大丈夫です。俺は……」
同情の眼差しを向けられたカイは答えたが、彼も結構な被害を受けていた。しかし自分よりも、現在進行形でダメージを受けている、小さな樹人のほうが心配である。
カイの視線が向かった先を見て、ドインも苦く顔をゆがめた。
「おい、ノムル。いい加減に解放してやれ」
「は? 何言ってんのさ? ユキノちゃんはおとーさんのことが大好きなんだよ? おとーさんと一緒が幸せなんだよ? ね? ユキノちゃん」
問われて雪乃は、ぐぐぐっと顔を上げる。そして、
「いえ、も、限界、です……」
がくりと力尽きた。
「雪乃!」
「おいおい」
カイとドインが手を伸ばすが、障壁に阻まれて救い出すことができない。
小さな樹人の衰弱に、浮かれた親ばか魔王はいつ気付くのか。カイとドインは気の毒そうに雪乃を見つめることしかできない。
と、その時、
「わー?」
カイのフードから、マンドラゴラが出てきた。
魔王の遺跡でダルクから回収したマンドラゴラは、そのままカイに懐いて彼と行動を共にしていた。
「なんだ、そいつは? マンドラゴラか?」
ドインは眉をひそめてマンドラゴラを見る。
マンドラゴラは雪乃をじいっと見つめ、それからカイと雪乃を交互に見た。それから一度ノムルを見て、
「わー?」
と、カイに向かって根を傾げる。
「雪乃を助けてくれるのか?」
「わー!」
「頼む。そろそろ本当に限界が近そうだ」
「わー」
マンドラゴラはカイの襟元からぴょんっと飛び降りると、雪乃に上りだす。なぜかマンドラゴラは、ノムルの障壁に弾かれなかった。
雪乃の頭の上まで登頂を果たすと、
「わわわわ~」
と、エコーの掛かった声を、ノムルに向かって発した。
「ん? マンドラ……ん? ユキノちゃん?」
ノムルの双眸が、じーっとマンドラゴラを見つめる。手が雪乃から離れ、マンドラゴラを包み込んだ。
ちらりとカイに視線だけを向けたマンドラゴラは、『今だ!』とばかりに根を輝かせた。
マンドラゴラの合図を受けたカイは、ノムルに気付かれないよう、素早く雪乃を回収する。
どうやら障壁は解除されていたようだ。
「んにゅ?」
「しっ」
寝ぼけ声を出す雪乃に、静かにするように声を掛けると、まぶたで頷いたドインに目礼して、カイはそのまま部屋から出た。
気配を消して足音も立てず、カイは森へと急ぐ。
冒険者ギルドの敷地内にある森へと入り、人気の無い奥まで移動したカイは、雪乃を下ろす。
「さ、雪乃。根を張って少し休め」
「ふあい」
もこもこと、雪乃の足元の土が膨らんだ。
カイは雪乃の隣に腰を下ろすと、頭を優しく撫でてやる。
「よく頑張ったな、雪乃」
疲れて眠ってしまったのか、雪乃は答えない。
カイは少しためらったが、雪乃のローブも脱がせてやる。樹人の疲れを取るには、日光浴も欠かせない。
小さな樹人の子供は、狼獣人に見守られながらまどろんだ。
「まさか俺が、ユキノちゃんとマンドラゴラを間違えるなんて……。娘の偽者に気付かないなんて、おとーさん失格だ……」
この世の終わりとばかりに、四つん這いになっている、情けない魔法使いが一人。どんよりと重い空気をまとう彼は、顔を土気色に脱色していた。
その背中には、やり遂げたとばかりに胸を張る、マンドラゴラが一匹。
「わー」
ドインとヒツジーと紅の包帯男は、その光景を何とも言えない複雑な感情で眺めていた。
「ノムルに慰めの言葉を掛けてやれば良いのか、マンドラゴラを褒めるべきか……。そもそもマンドラゴラって、こんなに知能が有ったのか?」
困惑する視線は、マンドラゴラへと注がれていく。
「わー?」
可愛らしく小根を傾げるマンドラゴラ。
「わー!」
何かに気付いたようで、ぴょんっと飛び跳ねると、机の上に移動した。それから後ろを向き、根を捻って上半身だけ向ける、見返りポーズを披露する。
「「「……」」」
次はじっと上目遣いに見つめた後、葉をふるふると振るわせる。と思ったら、切なげに斜め下を向き出した。
だが戻ってきた雪乃とカイを待ち受けていたのは、笑顔のノムルだった。
その時の雪乃とカイの表情は、鳩が豆鉄砲を食らったよりも酷かったかもしれない。
なにせ飛竜は一頭しか連れて行っていなかったのだ。つまり、ノムルの移動速度は、
「飛竜より早く走れる脚力と持久力。いったいどのような魔法を?」
と、脚力を誇る狼獣人のカイがしきりに首を捻っていたように、飛竜を凌駕していたのだった。
呆然とするカイから、こちらも思考の処理速度が追いつかず、ショートしていた雪乃を奪ったノムルは、抱きかかえて離そうともしない。
お気に入りのぬいぐるみを持つ子供のようだ。
スリープ状態から復活した雪乃は、慌てて抵抗したのだが、いつもと違い、セクハラ魔王様は加減をしなかった。
無理矢理ほっぺをすりすりされ、もがいても抜け出せない。
何度がカイが助けようとしたのだが、笑顔で攻撃され、雪乃に触れることさえ適わなかった。
その状態が続いて五日目となった今日、雪乃は心身ともに脱力して、人形と化していた。
「依頼内容は達成したと思います」
ドインの質問に対し、カイは雪乃を気にしながらも真面目に答える。
一人掛けのソファを引っ張ってきて座っているムダイも、同意を示して頷いた。
ちなみに彼は昨夜、つまり雪乃たちから遅れること四日後に戻ってきた。カイの報告を受けて確認に向かった冒険者たちの飛竜に、同乗させてもらったらしい。
怪我だらけだったムダイは治療を受けて、ミイラ男のような、全身を包帯に包まれた姿で同席している。
治癒魔法も追い付かなかったようだ。
「確かに提出された調査書には、依頼しただけの内容は記述されていた。だがなあ、昨夜帰ってきたやつらの話によると、魔王の遺跡は跡形もなく消えていたって話だが? それについては書かれてなかったよな?」
ソファに腰を下ろしたドインは、ぎょろりとカイを睨みつけ、それからノムル、ムダイへと視線を動かした。
カイはわずかにドインの気迫に押されそうになったが、ぐっと耐えた。ムダイは後ろめたそうに視線を逸らす。
そして最大の原因であろうノムルは、でれでれでれでれと、顔が緩んで溶けかけていた。
ドインは頭痛を覚えて額を押さえる。
「そうだな。説明されなくても原因は想像が付く。きつい任務に付かせちまったな」
「いえ、大丈夫です。俺は……」
同情の眼差しを向けられたカイは答えたが、彼も結構な被害を受けていた。しかし自分よりも、現在進行形でダメージを受けている、小さな樹人のほうが心配である。
カイの視線が向かった先を見て、ドインも苦く顔をゆがめた。
「おい、ノムル。いい加減に解放してやれ」
「は? 何言ってんのさ? ユキノちゃんはおとーさんのことが大好きなんだよ? おとーさんと一緒が幸せなんだよ? ね? ユキノちゃん」
問われて雪乃は、ぐぐぐっと顔を上げる。そして、
「いえ、も、限界、です……」
がくりと力尽きた。
「雪乃!」
「おいおい」
カイとドインが手を伸ばすが、障壁に阻まれて救い出すことができない。
小さな樹人の衰弱に、浮かれた親ばか魔王はいつ気付くのか。カイとドインは気の毒そうに雪乃を見つめることしかできない。
と、その時、
「わー?」
カイのフードから、マンドラゴラが出てきた。
魔王の遺跡でダルクから回収したマンドラゴラは、そのままカイに懐いて彼と行動を共にしていた。
「なんだ、そいつは? マンドラゴラか?」
ドインは眉をひそめてマンドラゴラを見る。
マンドラゴラは雪乃をじいっと見つめ、それからカイと雪乃を交互に見た。それから一度ノムルを見て、
「わー?」
と、カイに向かって根を傾げる。
「雪乃を助けてくれるのか?」
「わー!」
「頼む。そろそろ本当に限界が近そうだ」
「わー」
マンドラゴラはカイの襟元からぴょんっと飛び降りると、雪乃に上りだす。なぜかマンドラゴラは、ノムルの障壁に弾かれなかった。
雪乃の頭の上まで登頂を果たすと、
「わわわわ~」
と、エコーの掛かった声を、ノムルに向かって発した。
「ん? マンドラ……ん? ユキノちゃん?」
ノムルの双眸が、じーっとマンドラゴラを見つめる。手が雪乃から離れ、マンドラゴラを包み込んだ。
ちらりとカイに視線だけを向けたマンドラゴラは、『今だ!』とばかりに根を輝かせた。
マンドラゴラの合図を受けたカイは、ノムルに気付かれないよう、素早く雪乃を回収する。
どうやら障壁は解除されていたようだ。
「んにゅ?」
「しっ」
寝ぼけ声を出す雪乃に、静かにするように声を掛けると、まぶたで頷いたドインに目礼して、カイはそのまま部屋から出た。
気配を消して足音も立てず、カイは森へと急ぐ。
冒険者ギルドの敷地内にある森へと入り、人気の無い奥まで移動したカイは、雪乃を下ろす。
「さ、雪乃。根を張って少し休め」
「ふあい」
もこもこと、雪乃の足元の土が膨らんだ。
カイは雪乃の隣に腰を下ろすと、頭を優しく撫でてやる。
「よく頑張ったな、雪乃」
疲れて眠ってしまったのか、雪乃は答えない。
カイは少しためらったが、雪乃のローブも脱がせてやる。樹人の疲れを取るには、日光浴も欠かせない。
小さな樹人の子供は、狼獣人に見守られながらまどろんだ。
「まさか俺が、ユキノちゃんとマンドラゴラを間違えるなんて……。娘の偽者に気付かないなんて、おとーさん失格だ……」
この世の終わりとばかりに、四つん這いになっている、情けない魔法使いが一人。どんよりと重い空気をまとう彼は、顔を土気色に脱色していた。
その背中には、やり遂げたとばかりに胸を張る、マンドラゴラが一匹。
「わー」
ドインとヒツジーと紅の包帯男は、その光景を何とも言えない複雑な感情で眺めていた。
「ノムルに慰めの言葉を掛けてやれば良いのか、マンドラゴラを褒めるべきか……。そもそもマンドラゴラって、こんなに知能が有ったのか?」
困惑する視線は、マンドラゴラへと注がれていく。
「わー?」
可愛らしく小根を傾げるマンドラゴラ。
「わー!」
何かに気付いたようで、ぴょんっと飛び跳ねると、机の上に移動した。それから後ろを向き、根を捻って上半身だけ向ける、見返りポーズを披露する。
「「「……」」」
次はじっと上目遣いに見つめた後、葉をふるふると振るわせる。と思ったら、切なげに斜め下を向き出した。
0
お気に入りに追加
3,547
あなたにおすすめの小説
神の種《レイズアレイク》 〜 剣聖と5人の超人 〜
南祥太郎
ファンタジー
生まれながらに2つの特性を備え、幼少の頃に出会った「神さま」から2つの能力を授かり、努力に努力を重ねて、剣と魔法の超絶技能『修羅剣技』を習得し、『剣聖』の称号を得た、ちょっと女好きな青年マッツ・オーウェン。
ランディア王国の守備隊長である彼は、片田舎のラシカ地区で起きた『モンスター発生』という小さな事件に取り組んでいた。
やがてその事件をきっかけに、彼を密かに慕う高位魔術師リディア・ベルネット、彼を公に慕う大弓使いアデリナ・ズーハーなどの仲間達と共に数多の国を旅する事になる。
ランディア国王直々の任務を遂行するため、個人、家族、集団、時には国家レベルの問題を解決し、更に心身共に強く成長していく。
何故か老化が止まった美女や美少年、東方の凄腕暗殺者達、未知のモンスター、伝説の魔神、そして全ての次元を超越する『超人』達と出会い、助け合い、戦い、笑い、そして、鼻の下を伸ばしながら ―――
※「小説家になろう」で掲載したものを全話加筆、修正、時々《おまけ》話を追加していきます。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【7話完結】婚約破棄?妹の方が優秀?あぁそうですか・・・。じゃあ、もう教えなくていいですよね?
西東友一
恋愛
昔、昔。氷河期の頃、人々が魔法を使えた時のお話。魔法教師をしていた私はファンゼル王子と婚約していたのだけれど、妹の方が優秀だからそちらと結婚したいということ。妹もそう思っているみたいだし、もう教えなくてもいいよね?
7話完結のショートストーリー。
1日1話。1週間で完結する予定です。
私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。