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二章
82.再会
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「それで、こちらの『アリス』ですが、兄が近くに住んでいるのに寮に入るのも変なので、そちらに引き取ってほしいのですが」
「わかった」
シャルにとっても、そのほうが良いだろうとハンスは即断する。身許を疑われる問題よりも、シャルの眠ると樹木に包まれるという体質は、様々な石能を知る神官から見ても、異様だろう。
それにハンスが住まう将軍寮には、彼女の最愛の人であるゼノが住んでいるのだから。
「それともう一つ」
「ああ」
シドの視線に、ハンスも自身の手を見る。
指が治ってからも人前では動かない指を演じていたが、実の妹が治癒能力者として神官宮に入る以上、動かないままのほうが不自然だ。
「そろそろ料理人に戻っては如何ですか? 年頃の妹と暮らすのに、壊れかけた小屋はどうかと思いますよ?」
「料理人じゃなくて、菓子職人です」
「ゼノは甘い物は食べません」
「知ってますよ」
あまり長く神官長の部屋にいては妙な疑いをかけられかねないので、ハンスは部屋を出て将軍寮へ戻った。
その途中、幾つもの視線を感じた。
薄汚れた使用人への軽蔑、又は射るように観察する視線。
セスの片腕と噂されていても、実際はまだセスの疑いは晴れていないのだろう。シャルをハンスに預けるのは、そういった監視の目からシャルを護るためでもあるのだろう。ハンスならば、大概の呪術は破れる。
「ずいぶんと買われたものだ」
ハンスはうそぶくが、国一の神官に認められたのだ。悪い気はしなかった。
「そうか。では早速、シャルの部屋を用意させよう」
「シャルじゃなくて『アリス』ですよ、殿下。それと将軍寮に住むのではなくて、俺の所に住むんですからね」
予想通りの主の言動に、呆れながらも訂正を忘れないハンスを、ゼノは睨む。
「お前の部屋に住まわすことは許さぬ。そもそも神官長から預かるのだ。客人として部屋を用意することに問題はない」
「それもそうですね」
思わず頷いたが、それでもやはり、ただの神官に将軍自ら一室を設けさせるなど聞いたことがない。
「シャルの能力の恩恵を最も受けるのは、我々軍人だ。礼を持って接するのは当然であろう?」
「まあ、たしかにそうなんですが」
ゼノだけに、素直に受け取れない。
「それより、お前こそ良い加減に腹を決めたらどうだ?」
痛い所を突かれたと、ハンスは苦笑する。
「そうですね。殿下が俺の菓子を召し上がってくださるならば」
「甘くなければな」
「菓子は甘いからこそ菓子なのですよ」
とは言ったが、庶民の口にする菓子は、必ずしも甘いとは限らないことを、ハンスは知っている。
「とはいえ、そろそろ腹を決めますか」
「そうしろ」
冷たい風が吹き、木の葉を巻き上げた。
秋も終わりに近付いている。
次の正月はゼノとシャル、それにライ大将に、飛び切り美味い料理を振る舞うのも悪くはないと、ハンスは落ちる木の葉を二本の指で摘まんだ。
菓子職人として、ハンスが将軍寮の厨房に復帰したのは、その三日後のことだった。
昨日まで雑用係として、小汚い格好で庭園を管理していた男が厨房に入ることに、料理人達は露骨に嫌な顔をした。
しかしハンスが元は王宮の厨房で腕を奮っており、腕が落ちたわけでも、後進に追い落とされわけでもなく、怪我でその職を退いたのだと知ると、嫌悪感は薄れる。ハンスに同情を寄せ、気安く接してくれる者まで現れたのは、ハンスも予想していなかったが。
王城の厨房に比べて、生き残りに気張らなくて良いことと、菓子を専門としている者が居なかったこともあったが、何よりの理由はゼノにある。
「しかし折角怪我が治っても、気の毒だな。うちの将軍様は、甘い物は食べないぜ?」
「そうみたいですね。まあ、客人が来ることもあるでしょう」
笑顔を浮かべるハンスを、料理人達は気の毒そうに見つめる。
将軍寮に客が来ないわけではないが、菓子まで行き着くほどの正式な料理を出すことは、滅多になかった。
けれど彼等の予想に反して、ハンスは毎日、菓子を作っていた。
神官宮から将軍寮に、一人の神官が派遣されたからだ。軍に神官が属することは珍しくないが、将軍の住む寮に居を構えるのは異色だった。
「ハンス兄さん」
「小鳥ちゃん、これから出仕かい?」
厨房の裏口から声が掛かり、ハンスは洗い物をする手を休めて裏口へと回る。
「ええ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
照れながら微笑むシャルの頭を撫でてやり、ハンスは手を振った。
家族というものに縁が薄かった二人は、それを埋めるように『家族』を堪能していた。
「妹の食事を作るために、ここに呼ばれたのか?」
料理人達は唖然として兄妹を見つめる。
「そういう訳じゃないんですけどね。成り行きというか、俺も正直、戸惑っています」
同僚たちから向けられた眼差しに、ハンスは苦笑を返す。
「『小鳥』っていうのか?」
「いいえ、『アリス』です」
「なんで小鳥ちゃんなんだ?」
問われてハンスは瞬き、笑みを溢す。
「俺の大切な、小鳥ちゃんですから」
やっと会えた、大切な小鳥。
「お前、嫁さん取れよ」
「なんですか、それ?」
「年の離れた妹を、娘みたいに見てるんだろ? 老けるぞ」
「ああ、なるほど」
巧い説明にハンスは素直に感心するが、料理人達は呆れた顔でハンスを眺めていた。
「一生独身だな」
「ひどいですね。でもまあ、もうしばらくはこのままで充分ですよ」
「王宮にいたやつから聞いたが、ずっと仕送りしたんだって?」
「ええ、生まれつき病弱でしたから」
「そりゃあ、溺愛するわ」
男達の乾いた笑い声が、厨房に広がる。
外に視線を向ければ、シャルは立ち止まり、木の枝を見上げて笑っていた。その先に誰がいるのか、姿は見えずともハンスにはすぐに分かる。
願わくば、この穏やかな日々が続きますように。
ハンスは祈った。
===========================================
気が向いたら番外編や三章を追記するかもしれませんが、とりあえずここまでで終了とさせていただきます。
読んでいただきありがとうございました。
「わかった」
シャルにとっても、そのほうが良いだろうとハンスは即断する。身許を疑われる問題よりも、シャルの眠ると樹木に包まれるという体質は、様々な石能を知る神官から見ても、異様だろう。
それにハンスが住まう将軍寮には、彼女の最愛の人であるゼノが住んでいるのだから。
「それともう一つ」
「ああ」
シドの視線に、ハンスも自身の手を見る。
指が治ってからも人前では動かない指を演じていたが、実の妹が治癒能力者として神官宮に入る以上、動かないままのほうが不自然だ。
「そろそろ料理人に戻っては如何ですか? 年頃の妹と暮らすのに、壊れかけた小屋はどうかと思いますよ?」
「料理人じゃなくて、菓子職人です」
「ゼノは甘い物は食べません」
「知ってますよ」
あまり長く神官長の部屋にいては妙な疑いをかけられかねないので、ハンスは部屋を出て将軍寮へ戻った。
その途中、幾つもの視線を感じた。
薄汚れた使用人への軽蔑、又は射るように観察する視線。
セスの片腕と噂されていても、実際はまだセスの疑いは晴れていないのだろう。シャルをハンスに預けるのは、そういった監視の目からシャルを護るためでもあるのだろう。ハンスならば、大概の呪術は破れる。
「ずいぶんと買われたものだ」
ハンスはうそぶくが、国一の神官に認められたのだ。悪い気はしなかった。
「そうか。では早速、シャルの部屋を用意させよう」
「シャルじゃなくて『アリス』ですよ、殿下。それと将軍寮に住むのではなくて、俺の所に住むんですからね」
予想通りの主の言動に、呆れながらも訂正を忘れないハンスを、ゼノは睨む。
「お前の部屋に住まわすことは許さぬ。そもそも神官長から預かるのだ。客人として部屋を用意することに問題はない」
「それもそうですね」
思わず頷いたが、それでもやはり、ただの神官に将軍自ら一室を設けさせるなど聞いたことがない。
「シャルの能力の恩恵を最も受けるのは、我々軍人だ。礼を持って接するのは当然であろう?」
「まあ、たしかにそうなんですが」
ゼノだけに、素直に受け取れない。
「それより、お前こそ良い加減に腹を決めたらどうだ?」
痛い所を突かれたと、ハンスは苦笑する。
「そうですね。殿下が俺の菓子を召し上がってくださるならば」
「甘くなければな」
「菓子は甘いからこそ菓子なのですよ」
とは言ったが、庶民の口にする菓子は、必ずしも甘いとは限らないことを、ハンスは知っている。
「とはいえ、そろそろ腹を決めますか」
「そうしろ」
冷たい風が吹き、木の葉を巻き上げた。
秋も終わりに近付いている。
次の正月はゼノとシャル、それにライ大将に、飛び切り美味い料理を振る舞うのも悪くはないと、ハンスは落ちる木の葉を二本の指で摘まんだ。
菓子職人として、ハンスが将軍寮の厨房に復帰したのは、その三日後のことだった。
昨日まで雑用係として、小汚い格好で庭園を管理していた男が厨房に入ることに、料理人達は露骨に嫌な顔をした。
しかしハンスが元は王宮の厨房で腕を奮っており、腕が落ちたわけでも、後進に追い落とされわけでもなく、怪我でその職を退いたのだと知ると、嫌悪感は薄れる。ハンスに同情を寄せ、気安く接してくれる者まで現れたのは、ハンスも予想していなかったが。
王城の厨房に比べて、生き残りに気張らなくて良いことと、菓子を専門としている者が居なかったこともあったが、何よりの理由はゼノにある。
「しかし折角怪我が治っても、気の毒だな。うちの将軍様は、甘い物は食べないぜ?」
「そうみたいですね。まあ、客人が来ることもあるでしょう」
笑顔を浮かべるハンスを、料理人達は気の毒そうに見つめる。
将軍寮に客が来ないわけではないが、菓子まで行き着くほどの正式な料理を出すことは、滅多になかった。
けれど彼等の予想に反して、ハンスは毎日、菓子を作っていた。
神官宮から将軍寮に、一人の神官が派遣されたからだ。軍に神官が属することは珍しくないが、将軍の住む寮に居を構えるのは異色だった。
「ハンス兄さん」
「小鳥ちゃん、これから出仕かい?」
厨房の裏口から声が掛かり、ハンスは洗い物をする手を休めて裏口へと回る。
「ええ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
照れながら微笑むシャルの頭を撫でてやり、ハンスは手を振った。
家族というものに縁が薄かった二人は、それを埋めるように『家族』を堪能していた。
「妹の食事を作るために、ここに呼ばれたのか?」
料理人達は唖然として兄妹を見つめる。
「そういう訳じゃないんですけどね。成り行きというか、俺も正直、戸惑っています」
同僚たちから向けられた眼差しに、ハンスは苦笑を返す。
「『小鳥』っていうのか?」
「いいえ、『アリス』です」
「なんで小鳥ちゃんなんだ?」
問われてハンスは瞬き、笑みを溢す。
「俺の大切な、小鳥ちゃんですから」
やっと会えた、大切な小鳥。
「お前、嫁さん取れよ」
「なんですか、それ?」
「年の離れた妹を、娘みたいに見てるんだろ? 老けるぞ」
「ああ、なるほど」
巧い説明にハンスは素直に感心するが、料理人達は呆れた顔でハンスを眺めていた。
「一生独身だな」
「ひどいですね。でもまあ、もうしばらくはこのままで充分ですよ」
「王宮にいたやつから聞いたが、ずっと仕送りしたんだって?」
「ええ、生まれつき病弱でしたから」
「そりゃあ、溺愛するわ」
男達の乾いた笑い声が、厨房に広がる。
外に視線を向ければ、シャルは立ち止まり、木の枝を見上げて笑っていた。その先に誰がいるのか、姿は見えずともハンスにはすぐに分かる。
願わくば、この穏やかな日々が続きますように。
ハンスは祈った。
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気が向いたら番外編や三章を追記するかもしれませんが、とりあえずここまでで終了とさせていただきます。
読んでいただきありがとうございました。
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※筆者注※
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勢いで書き始めて、駆け足で終わってます(汗
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