1 / 77
人物紹介
しおりを挟む
ゼノ
セントーン国第二王子。風属性の石能を持ち、人並みはずれた石力を持つ。
前王妃の子でありながら、現王妃(前側妃)を優遇する王からその死を望まれ、国軍の左軍将軍として戦場に送られ続けている。
幼い頃に出会った平民の少女・シャルを一途に想い続け、一度は引き裂かれたものの再会を果たした。
シャル
神官見習いの『アリス』として神官宮で働く少女。幼い頃にゼノと出会い想いを寄せるが、セス王子の勘気に触れ深い傷を負わされた。柘榴と融合して命をつないでいる。
触れた有機物の形を変えるという稀有な石能を持ち、その能力を活用した治癒を得意とする。
ハンス
元王宮の菓子職人。ゼノと関わったことでセス王子の勘気に触れ失職。現在は左軍将軍の寮で働いている。ゼノの良き理解者であり、『アリス』の『兄』。かつて盗賊として活躍していた過去を持ち、風の民とも懇意である、謎の多い人物。シャルのことは「小鳥ちゃん」と呼んでいる。
ライ
左軍大将を務めるゼノの部下。犯罪者や人以下とされる身分の者たちが送られた不毛の地・キルグスの出身。その出自ゆえに差別されていたが、ゼノに実力を認められ取り立てられた。恩は感じているが態度は変わらない。亡き父は風の民。
常人の目には映らぬほどの速度で動けるという石能を持つ。すぐ下の妹・ユイと共に暮らしているが、他にも弟妹がいる。
セス
セントーン国第一王子。元側妃である現王妃の息子で、次期国王と目される。剣よりも花を好む、一見すると天使のような王子だが、残虐な嗜好を持つという一面も。ゼノを愛するあまり、暴走することも多い。
エリザ
左軍大将を務めるゼノの部下。公爵家の令嬢であり、ゼノに想いを寄せる。ゼノの近くにありたいと思うあまり、軍に入隊した。出自ゆえの待遇であるが、本人はそのことに気付いていない。
緋凰
緋龍の皇帝。ゼノの従兄弟であり、幼い頃から交流がある。
シド
セントーン国の神官長。ゼノの乳兄弟。セスの怒りを買い左遷させられた先でシャルと知り合い、彼女に知識を与える。ゼノとシャルが引き裂かれた後は、密かにシャルを見守っていた。兄の影響で風の民や古の伝説にも明るい。
ジル
風の民の長。シャルを主と呼び、彼女を守るためには手段を選ばない。
<単語>
聖石
人間が生まれたときから胸に宿す宝石。聖石が傷付くと持ち主も損なわれ、酷いと命に関わる。また持ち主が命を終えると色が枯れ、ただの石と化し風化する。それらの理由から『魂の欠片』とも呼ばれる。
石力の多い人間は、聖石を媒介にして石能を使うこともできる。
取り外すことが可能で、かつては永遠の愛を誓った夫婦が交換するという風習もあった。
石心
人間の胸部にある、聖石が埋まっている穴。基本的に大きさに差はないため、他者の聖石を埋める事も可能。
石能
聖石によってもたらされる能力。魔法みたいなもの。発動することなく生涯を終える者のほうが多い。
石力
石能を発動させるための力。人によって持っている量は違うが、王族や貴族など、地位の高い者ほど多い傾向にある。
聖玉
古の王が宿していたと言われる、伝説の聖石。王の死後も輝きを失うことはなかったと伝えられている。
風の民
『外』で暮らすといわれる伝説の民。表に出ることは無いが、彼らの怒りに触れると凪ぎに見舞われ、国が滅ぶとされる。シャルを主と呼ぶ。
セントーン国第二王子。風属性の石能を持ち、人並みはずれた石力を持つ。
前王妃の子でありながら、現王妃(前側妃)を優遇する王からその死を望まれ、国軍の左軍将軍として戦場に送られ続けている。
幼い頃に出会った平民の少女・シャルを一途に想い続け、一度は引き裂かれたものの再会を果たした。
シャル
神官見習いの『アリス』として神官宮で働く少女。幼い頃にゼノと出会い想いを寄せるが、セス王子の勘気に触れ深い傷を負わされた。柘榴と融合して命をつないでいる。
触れた有機物の形を変えるという稀有な石能を持ち、その能力を活用した治癒を得意とする。
ハンス
元王宮の菓子職人。ゼノと関わったことでセス王子の勘気に触れ失職。現在は左軍将軍の寮で働いている。ゼノの良き理解者であり、『アリス』の『兄』。かつて盗賊として活躍していた過去を持ち、風の民とも懇意である、謎の多い人物。シャルのことは「小鳥ちゃん」と呼んでいる。
ライ
左軍大将を務めるゼノの部下。犯罪者や人以下とされる身分の者たちが送られた不毛の地・キルグスの出身。その出自ゆえに差別されていたが、ゼノに実力を認められ取り立てられた。恩は感じているが態度は変わらない。亡き父は風の民。
常人の目には映らぬほどの速度で動けるという石能を持つ。すぐ下の妹・ユイと共に暮らしているが、他にも弟妹がいる。
セス
セントーン国第一王子。元側妃である現王妃の息子で、次期国王と目される。剣よりも花を好む、一見すると天使のような王子だが、残虐な嗜好を持つという一面も。ゼノを愛するあまり、暴走することも多い。
エリザ
左軍大将を務めるゼノの部下。公爵家の令嬢であり、ゼノに想いを寄せる。ゼノの近くにありたいと思うあまり、軍に入隊した。出自ゆえの待遇であるが、本人はそのことに気付いていない。
緋凰
緋龍の皇帝。ゼノの従兄弟であり、幼い頃から交流がある。
シド
セントーン国の神官長。ゼノの乳兄弟。セスの怒りを買い左遷させられた先でシャルと知り合い、彼女に知識を与える。ゼノとシャルが引き裂かれた後は、密かにシャルを見守っていた。兄の影響で風の民や古の伝説にも明るい。
ジル
風の民の長。シャルを主と呼び、彼女を守るためには手段を選ばない。
<単語>
聖石
人間が生まれたときから胸に宿す宝石。聖石が傷付くと持ち主も損なわれ、酷いと命に関わる。また持ち主が命を終えると色が枯れ、ただの石と化し風化する。それらの理由から『魂の欠片』とも呼ばれる。
石力の多い人間は、聖石を媒介にして石能を使うこともできる。
取り外すことが可能で、かつては永遠の愛を誓った夫婦が交換するという風習もあった。
石心
人間の胸部にある、聖石が埋まっている穴。基本的に大きさに差はないため、他者の聖石を埋める事も可能。
石能
聖石によってもたらされる能力。魔法みたいなもの。発動することなく生涯を終える者のほうが多い。
石力
石能を発動させるための力。人によって持っている量は違うが、王族や貴族など、地位の高い者ほど多い傾向にある。
聖玉
古の王が宿していたと言われる、伝説の聖石。王の死後も輝きを失うことはなかったと伝えられている。
風の民
『外』で暮らすといわれる伝説の民。表に出ることは無いが、彼らの怒りに触れると凪ぎに見舞われ、国が滅ぶとされる。シャルを主と呼ぶ。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
子ども扱いしないでください! 幼女化しちゃった完璧淑女は、騎士団長に甘やかされる
佐崎咲
恋愛
旧題:完璧すぎる君は一人でも生きていけると婚約破棄されたけど、騎士団長が即日プロポーズに来た上に甘やかしてきます
「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」
なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。
彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。
私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。
それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。
そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。
ただ。
婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。
切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。
彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。
「どうか、私と結婚してください」
「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」
私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。
彼のことはよく知っている。
彼もまた、私のことをよく知っている。
でも彼は『それ』が私だとは知らない。
まったくの別人に見えているはずなのだから。
なのに、何故私にプロポーズを?
しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。
どういうこと?
============
番外編は思いついたら追加していく予定です。
<レジーナ公式サイト番外編>
「番外編 相変わらずな日常」
レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。
いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。
※転載・複写はお断りいたします。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
果たされなかった約束
家紋武範
恋愛
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させられてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
変態婚約者を無事妹に奪わせて婚約破棄されたので気ままな城下町ライフを送っていたらなぜだか王太子に溺愛されることになってしまいました?!
utsugi
恋愛
私、こんなにも婚約者として貴方に尽くしてまいりましたのにひどすぎますわ!(笑)
妹に婚約者を奪われ婚約破棄された令嬢マリアベルは悲しみのあまり(?)生家を抜け出し城下町で庶民として気ままな生活を送ることになった。身分を隠して自由に生きようと思っていたのにひょんなことから光魔法の能力が開花し半強制的に魔法学校に入学させられることに。そのうちなぜか王太子から溺愛されるようになったけれど王太子にはなにやら秘密がありそうで……?!
※適宜内容を修正する場合があります
雪解けの白い結婚 〜触れることもないし触れないでほしい……からの純愛!?〜
川奈あさ
恋愛
セレンは前世で夫と友人から酷い裏切りを受けたレスられ・不倫サレ妻だった。
前世の深い傷は、転生先の心にも残ったまま。
恋人も友人も一人もいないけれど、大好きな魔法具の開発をしながらそれなりに楽しい仕事人生を送っていたセレンは、祖父のために結婚相手を探すことになる。
だけど凍り付いた表情は、舞踏会で恐れられるだけで……。
そんな時に出会った壁の花仲間かつ高嶺の花でもあるレインに契約結婚を持ちかけられる。
「私は貴女に触れることもないし、私にも触れないでほしい」
レインの条件はひとつ、触らないこと、触ることを求めないこと。
実はレインは女性に触れられると、身体にひどいアレルギー症状が出てしまうのだった。
女性アレルギーのスノープリンス侯爵 × 誰かを愛することが怖いブリザード令嬢。
過去に深い傷を抱えて、人を愛することが怖い。
二人がゆっくり夫婦になっていくお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる