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徒然しらふ日記24

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コロナウイルスが猛威をふるう中、様々なイベントが中止になり、週末の外出自粛などもあたり前のようになっている。

安倍首相が「ギリギリのところで踏みとどまっている」と緊急事態宣言を出さずにいたが、ようやく今日(4/7)にも発令されるようである。

そして、一般人である僕も普通の生活ができなくなってきている。仕事などはまだできている状態だが、週末、趣味でやっている音楽のライブや草野球などの中止が相次いでいる。大阪のライブハウスは感染拡大された場所として世間に知れ渡ってしまったので、ライブなどの音楽イベントはすぐに中止となった。

そして、野外である草野球も練習試合を含め中止となっている。

僕は、ライブはわかるにしても、野球に関しては

「草野球だし、お客さんもこないし、野外だし、野球くらい別にええんやないかな」

という思いを正直持っていた。

しかし先週、練習試合を予定していた対戦相手の方から

「外出自粛要請が出ていますし、当チームにも熱が続いているメンバーがいるため試合を中止とさせてください」

と連絡があり、中止となった。

この時、自分の意識の低さに気づかされた。もし僕なら、例えばチームに熱のあるメンバーがいても、その人に休んでもらって試合をしていたかもしれない。外出自粛と言われても、「野外だし大丈夫」と安易な判断をしていたかもしれない。

連絡をくれた相手チームの方は20代の若者である。世間では「若者の意識が低い」などと言われているが、人によりけりだ。僕はこの若者のおかげで、自身の意識の低さに気づくことができた。

緊急事態宣言も発令される。コロナが終息するまで、要請通り不要不急の外出を控えようと思う。
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