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第2章・まるで夢のような日々(リュディ視点)

13・侍女の誤認識と、愛しい彼を想うこと②

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 国にいる時には、ユセアナより更に小さい母様より、少しだけ僕は小さいままだった。
 母様も多分小柄なのだと思う。父様とは随分と体格差がおありだったから。
 父様も、周りの騎士とかの方と比べると背も低くて細身でいらしたのだけれど。
 そしてルナス様は父様よりも少しだけ大きくて逞しかった。勿論、物凄く逞しいわけじゃないけど、しっかりと男らしくてかっこいい。
 否、13年ぶりにお会いして、かっこよすぎて心臓が破れるかと思うほどだった。
 胸板も、腕や指の太さも何もかも僕とは違っていて、そしてそれは股間だと特に顕著だった。
 ルナス様から見ると、僕なんて子供にしか見えなかったことだろう。
 だけどルナス様はちゃんと僕に触れて下さるのだ。
 それをどうして嬉しく思わないでいられるというのだろう。
 だから、とにかく大きいから、たくさんたくさんぐちゃぐちゃにしてもらっても、僕のお尻はどうしても傷つかずにいられないようなのだった。
 その上、指が届かない奥の方は湿り気も足りないので、やっぱりルナス様ご自身が其処に至ると痛みを感じてしまって。
 でも僕は毎晩、そうしてルナス様が触れて下さるのが嬉しいから、ぎゅっとルナス様にしがみつく。
 そうしたらルナス様は躊躇いながら、結局は毎晩、僕のお腹の中をぐちゃぐちゃにした。
 ああ、ルナス様。
 そうしてもたらされる痛みさえも、幸せで堪らない。その上、何度も何度もお腹の中に、魔力も注いでくださるのだから、どうしてユセアナが少しばかり嫌そうな顔をするのか、僕はやっぱりわからないままだった。

「そうはおっしゃいましても、泣いているリュディ様に欲情して、結構な長時間行為に耽っておられる時点で、褒められた性嗜好はしていませんからね」

 僕がしゃくり上げながら一生懸命話した言葉を聞いてた上で、ユセアナはそう吐き捨てた。
 ユセアナの言うことはたまによくわからない。
 それは何か問題があるのだろうか? 僕の泣き顔に興奮してもらえるのなら、それに越したことはないのだけれど。
 何せ僕の涙腺はおかしくて、泣き止もうとしても泣き止めないし。

「ええ、ええ、わかっていますよ、わかっていますとも。それでもリュディ様は喜んでいらっしゃるのでしょう。だからこそ私もリュディ様のご意思を汲んで、陛下をたきつけまでしているのです。そうでなければ誰がこのような状況を受け入れるものですか」

 これまで大切にお育てしてきたというのに。
 よくわからないけれども、でもユセアナは、僕をとても大切にしてくれているのだろうことだけは僕にもわかっていた。
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