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21.マリクの笑顔
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夕食の後いつものようにみんなでくつろぐ
「でね、その時にマリクが初めて笑顔を見せてくれたのよ」
ナターシャさんが興奮しながら今日の事を説明するとカルムさんはマリクを抱き上げた
それだけでマリクは笑顔を見せる
「マリクの笑顔がみれてパパも嬉しいぞ」
カルムさんの顔はデレデレになっている
でも帰ってくるなりマリクの笑顔を見たカルムさんは泣いていた
いつも『ゆっくりでいいさ』とナターシャさんを窘めていただけに驚いた
「でしょう?天使みたいでしょう?」
「天使って…」
レイが苦笑する
「俺はその言葉以上にカルムの顔が怖い」
「いてっ!何すんだよ?」
ボソっと呟いたレイの頭にカルムさんの拳骨が落ちてきた
「お前もその子が産まれたら同じ道をたどる」
「いーや。俺はお前みたいにはならない」
レイは噛みつくように反論し、2人はくだらない言い合いをしばらくしていた
「パパ」
「ん?」
「喧嘩はメッ」
「…!」
マリクのあまりにも可愛らしい仲裁にカルムさんは脱力し、レイは苦笑する
「まぁ、何にしても、マリクに笑顔が戻ってきたってことはいいことだよね?」
そう言う私もかなり必死で笑いをこらえている
「そうだな。少しずつ子供らしさが戻ればあいつらも安心するだろ」
レイはそう言いながらマリクを猫かわいがりするカルムさんとナターシャさんを眺める
「今はまだ飲み物だけだけど欲しいもの伝えてくれるようになってきたし…そのうちわがまま言えるようになる時が楽しみ」
「…」
レイが突然黙り込む
「どうかした?」
「いや、今の、以前俺がお前に対して望んでたことだと思ってな」
「あ…」
些細なことから気まずくなった時期を思い出す
一緒にいたいと望む私に悲しそうな顔をしたレイ
ここに来てからマリクに対しての私の気持ちが、レイの私に対する気持ちと似たようなものなのだと簡単に理解することができた
「…ずっとこんな不安な気持ちだった…?」
少し胸が軋む
「子どもって関係と違って…他人だったからな」
確かなつながりのない関係
価値観の違いとは言えやりきれない思いはどれだけのものだったのだろうか
「でも今は違う。マリクもそのうち辛いこともあったと一つの思い出として話せるようになるさ」
額にレイの口づけが落ちてくる
本当にそうなればいいと思う
目の前で両親に挟まれ笑うマリクを見ながら心からそう思った
「お姉ちゃんこれ何?」
「玩具?」
マリクとナターシャさんがカーペットの上に置いたいろんな色や形の木に首をかしげている
「これは積み木っていうの」
「「つみき?」」
見事にそろっている
「こんな風に…」
言いながらいくつかの木を重ねていく
「組み合わせて形を作っていくの」
目の前には家ができていた
「すごい!!」
マリクが食いついた
「マリクもやってみる?こうして上に積み上げてもいいし…こんな風に横に広げていってもいいの」
「やる」
さっそくマリクはあーでもないこーでもないとぶつぶつ言いながら色々組み合わせていく
「これも前の世界に?」
ナターシャさんの言葉に頷く
「こういうのは正解があるわけじゃないからちょうどいいと思って」
目の前ではすでにマリクが夢中になっている
「これカルムもはまりそうなんだけど…」
「…かもしれないですね。きっとレイもはまる」
「2人がマリクと取り合いしないことを祈るわ」
2人顔を見合わせ苦笑する
「サラサちゃんのいた世界には本当に驚かされるわね」
「ふふ…この世界は娯楽がないから私も驚きました」
当たり前のように魔物と共にある暮らしゆえのものなのかもしれない
いつからか私はそう思うようになった
死があまりにも身近にある世界では生きることが最優先される
そのなかでは遊び心や娯楽などは後回しになっても仕方がないのかもしれない
「身近にある物でも結構色んな玩具が作れるんですよ?もちろん魔法なんか使わなくても」
「確かにこのつみきは切ればいいだけよね。色はついてなくても遊べるし」
「ですね。色は遊びながら色の名前も覚えられればいいかなって感じかな」
あくまでついでである
「そんなので覚えられる?」
「ん~赤いイチゴとか黄色いバナナとか…そういう言葉と実際に目にする色で自然と覚えることも多いですよね?」
「…確かに」
ナターシャさんは頷きながら聞いている
「赤い屋根とか黄色い月とかそういう情報が集まれば、自然と赤って言うのがこの色の名前って理解できるんじゃないかなって思うんですよね」
実際のところは知らないが…
「あとは単純に色がついてた方が可愛い感じ?」
「あはは…それは言えてる」
ナターシャさんは笑い出す
「ママ」
「ん?」
「うま」
マリクが平面上で作り出した動物は確かに馬のように見える
中々のクオリティである
「上手ね~?」
「すごいマリク」
思わずほめるとそれに気を良くしたのか次々に色んなものを作る
結局それからしばらくの間、マリクはつみきに夢中になっていた
予想通り、カルムさんとレイ、マリクの3人で時々奪い合いを繰り広げながらではあるが…
慣れてきたころに新しい玩具を用意したり、みんなで作ったりしながら少しずつ玩具が増えていく
それをマリクを中心にアランさんやトータさん、メリッサさんも含めみんなで楽しんでいた
「でね、その時にマリクが初めて笑顔を見せてくれたのよ」
ナターシャさんが興奮しながら今日の事を説明するとカルムさんはマリクを抱き上げた
それだけでマリクは笑顔を見せる
「マリクの笑顔がみれてパパも嬉しいぞ」
カルムさんの顔はデレデレになっている
でも帰ってくるなりマリクの笑顔を見たカルムさんは泣いていた
いつも『ゆっくりでいいさ』とナターシャさんを窘めていただけに驚いた
「でしょう?天使みたいでしょう?」
「天使って…」
レイが苦笑する
「俺はその言葉以上にカルムの顔が怖い」
「いてっ!何すんだよ?」
ボソっと呟いたレイの頭にカルムさんの拳骨が落ちてきた
「お前もその子が産まれたら同じ道をたどる」
「いーや。俺はお前みたいにはならない」
レイは噛みつくように反論し、2人はくだらない言い合いをしばらくしていた
「パパ」
「ん?」
「喧嘩はメッ」
「…!」
マリクのあまりにも可愛らしい仲裁にカルムさんは脱力し、レイは苦笑する
「まぁ、何にしても、マリクに笑顔が戻ってきたってことはいいことだよね?」
そう言う私もかなり必死で笑いをこらえている
「そうだな。少しずつ子供らしさが戻ればあいつらも安心するだろ」
レイはそう言いながらマリクを猫かわいがりするカルムさんとナターシャさんを眺める
「今はまだ飲み物だけだけど欲しいもの伝えてくれるようになってきたし…そのうちわがまま言えるようになる時が楽しみ」
「…」
レイが突然黙り込む
「どうかした?」
「いや、今の、以前俺がお前に対して望んでたことだと思ってな」
「あ…」
些細なことから気まずくなった時期を思い出す
一緒にいたいと望む私に悲しそうな顔をしたレイ
ここに来てからマリクに対しての私の気持ちが、レイの私に対する気持ちと似たようなものなのだと簡単に理解することができた
「…ずっとこんな不安な気持ちだった…?」
少し胸が軋む
「子どもって関係と違って…他人だったからな」
確かなつながりのない関係
価値観の違いとは言えやりきれない思いはどれだけのものだったのだろうか
「でも今は違う。マリクもそのうち辛いこともあったと一つの思い出として話せるようになるさ」
額にレイの口づけが落ちてくる
本当にそうなればいいと思う
目の前で両親に挟まれ笑うマリクを見ながら心からそう思った
「お姉ちゃんこれ何?」
「玩具?」
マリクとナターシャさんがカーペットの上に置いたいろんな色や形の木に首をかしげている
「これは積み木っていうの」
「「つみき?」」
見事にそろっている
「こんな風に…」
言いながらいくつかの木を重ねていく
「組み合わせて形を作っていくの」
目の前には家ができていた
「すごい!!」
マリクが食いついた
「マリクもやってみる?こうして上に積み上げてもいいし…こんな風に横に広げていってもいいの」
「やる」
さっそくマリクはあーでもないこーでもないとぶつぶつ言いながら色々組み合わせていく
「これも前の世界に?」
ナターシャさんの言葉に頷く
「こういうのは正解があるわけじゃないからちょうどいいと思って」
目の前ではすでにマリクが夢中になっている
「これカルムもはまりそうなんだけど…」
「…かもしれないですね。きっとレイもはまる」
「2人がマリクと取り合いしないことを祈るわ」
2人顔を見合わせ苦笑する
「サラサちゃんのいた世界には本当に驚かされるわね」
「ふふ…この世界は娯楽がないから私も驚きました」
当たり前のように魔物と共にある暮らしゆえのものなのかもしれない
いつからか私はそう思うようになった
死があまりにも身近にある世界では生きることが最優先される
そのなかでは遊び心や娯楽などは後回しになっても仕方がないのかもしれない
「身近にある物でも結構色んな玩具が作れるんですよ?もちろん魔法なんか使わなくても」
「確かにこのつみきは切ればいいだけよね。色はついてなくても遊べるし」
「ですね。色は遊びながら色の名前も覚えられればいいかなって感じかな」
あくまでついでである
「そんなので覚えられる?」
「ん~赤いイチゴとか黄色いバナナとか…そういう言葉と実際に目にする色で自然と覚えることも多いですよね?」
「…確かに」
ナターシャさんは頷きながら聞いている
「赤い屋根とか黄色い月とかそういう情報が集まれば、自然と赤って言うのがこの色の名前って理解できるんじゃないかなって思うんですよね」
実際のところは知らないが…
「あとは単純に色がついてた方が可愛い感じ?」
「あはは…それは言えてる」
ナターシャさんは笑い出す
「ママ」
「ん?」
「うま」
マリクが平面上で作り出した動物は確かに馬のように見える
中々のクオリティである
「上手ね~?」
「すごいマリク」
思わずほめるとそれに気を良くしたのか次々に色んなものを作る
結局それからしばらくの間、マリクはつみきに夢中になっていた
予想通り、カルムさんとレイ、マリクの3人で時々奪い合いを繰り広げながらではあるが…
慣れてきたころに新しい玩具を用意したり、みんなで作ったりしながら少しずつ玩具が増えていく
それをマリクを中心にアランさんやトータさん、メリッサさんも含めみんなで楽しんでいた
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