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137.念願のスライム
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「これ何種類くらいいるんだろ?」
「60種類。それぞれの餌を書いたリストもコーラルさんが付けてくれてる」
契約してしまえば餌は問題ないんだけどな
説明しながらもひたすら魔法を使い続ける
レティもひたすら闇魔法を使ってるところを見るとスキル上げ一択か
「見つけた!」
レティの歓喜の声がした
レティを見るとブルーサファイヤ、俺の目の色とそっくりな個体を抱えていた
しかもステータスの高い個体だ
「後で絶対契約する!」
嬉々としてそう言いながらバッグに入れてる姿を見ると自然と顔がにやけて来る
こんなことで嬉しくなる自分が単純だと思うけど嫌いじゃない
結局俺達は3時間近くかけてスライムを駆除した
それだけかかった理由は数よりも増殖するスピードのせいだった
突然20体近くに分裂する個体がさらに分裂する連鎖
そりゃ研究所の人間が駆除しても追いつかないはずだ
その個体と一瞬契約しようと思ったけどどんな結果が待ってるか想像できないからやめた
研究所の人たちから感謝されつつ俺達は家に戻ってきたわけだけど…
「すごーい!」
母さんが結界を張っている庭で確保してきたスライムを出すと結構な数だった
父さんたちが一目で餌が分かる種類をかなり持って帰ってきていたからだ
「見てシア!アズよ」
レティが透明度の高いサファイヤブルーの色を持つスライムを俺の目の前に突き出してくる
「こっちはルビーだ」
すまん
ネーミングセンスがない俺はそのまま色の名前を付けた
「…私の目の色?」
「ああ。レティが探してるの見てたらほしくなった」
そう言うとレティの顔が真っ赤に染まる
「レティシアナが照れてるー」
スカイがすかさず指摘する
「そんなんじゃ…」
「だって真っ赤だもん」
「!」
無邪気な子供の言葉は強いな
「スカイそんなにからかうもんじゃない」
「だってー」
「お前の目の色のスライムも連れてきたけどいらないか?」
「!」
スカイは分かりやすく固まった
「いる!レティシアナごめんなさい!」
「気にしないで」
レティは苦笑しながらそう返していた
「母さん!」
「何?」
「こいつらに名前決めさすから契約して」
「こいつらってスカイたち?」
「ああ。チビ達の目の色揃えてきた」
俺はそう言いながらまだ出していなかったスライムを取り出して同じ目の色のチビ達に渡していく
俺が契約してもいいけど俺はそのうちレティと出て行くから母さんの方がいいだろう
「ついでにこんなのもいるけど」
タンザナイトと碧色のスライムを取り出した
「まぁ~」
その2体を母さんは嬉々として奪う様に手にした
「レイ!これ見て」
「なんだ?」
母さんに呼ばれた父さんがその2体を見せられて笑い出す
「シアがくれたのよー」
「お前いつの間に…」
父さんは半ば呆れながらもタンザナイトのスライムとすぐ契約していた
「チビ達のは今出したけどカルムさんやマリクたちのも全部いるんだ」
「全部ってこの家皆か?」
「ああ。目の色だから揃うか分かんなかったけど、近い色は被る形で一応揃ったかな」
そう言いながらどんどん父さんに渡していく
「マリクとリアム、シャノンのはルークに契約させる。シャノンについて孤児院行くことも結構あるみたいだから」
その時に魔力補充するだけで問題ないだろう
あいつらのことだから孤児院のチビ達の遊び相手にずっとそこにおいてそうだしな
「てことで他は父さんと母さんでよろしく」
「あんたは本当に…」
母さんがため息交じりに言う
「まぁでもその方がいいだろうな。どうせシアはまた旅に出たりするだろうし」
「確かにね。分かったわ。大人の分はレイが、子供の分は私が契約しましょう」
「家の中で放してりゃ勝手に魔力補充もするだろうしな」
父さん達はそう言いながら皆に名前を決めてもらって契約していた
「60種類。それぞれの餌を書いたリストもコーラルさんが付けてくれてる」
契約してしまえば餌は問題ないんだけどな
説明しながらもひたすら魔法を使い続ける
レティもひたすら闇魔法を使ってるところを見るとスキル上げ一択か
「見つけた!」
レティの歓喜の声がした
レティを見るとブルーサファイヤ、俺の目の色とそっくりな個体を抱えていた
しかもステータスの高い個体だ
「後で絶対契約する!」
嬉々としてそう言いながらバッグに入れてる姿を見ると自然と顔がにやけて来る
こんなことで嬉しくなる自分が単純だと思うけど嫌いじゃない
結局俺達は3時間近くかけてスライムを駆除した
それだけかかった理由は数よりも増殖するスピードのせいだった
突然20体近くに分裂する個体がさらに分裂する連鎖
そりゃ研究所の人間が駆除しても追いつかないはずだ
その個体と一瞬契約しようと思ったけどどんな結果が待ってるか想像できないからやめた
研究所の人たちから感謝されつつ俺達は家に戻ってきたわけだけど…
「すごーい!」
母さんが結界を張っている庭で確保してきたスライムを出すと結構な数だった
父さんたちが一目で餌が分かる種類をかなり持って帰ってきていたからだ
「見てシア!アズよ」
レティが透明度の高いサファイヤブルーの色を持つスライムを俺の目の前に突き出してくる
「こっちはルビーだ」
すまん
ネーミングセンスがない俺はそのまま色の名前を付けた
「…私の目の色?」
「ああ。レティが探してるの見てたらほしくなった」
そう言うとレティの顔が真っ赤に染まる
「レティシアナが照れてるー」
スカイがすかさず指摘する
「そんなんじゃ…」
「だって真っ赤だもん」
「!」
無邪気な子供の言葉は強いな
「スカイそんなにからかうもんじゃない」
「だってー」
「お前の目の色のスライムも連れてきたけどいらないか?」
「!」
スカイは分かりやすく固まった
「いる!レティシアナごめんなさい!」
「気にしないで」
レティは苦笑しながらそう返していた
「母さん!」
「何?」
「こいつらに名前決めさすから契約して」
「こいつらってスカイたち?」
「ああ。チビ達の目の色揃えてきた」
俺はそう言いながらまだ出していなかったスライムを取り出して同じ目の色のチビ達に渡していく
俺が契約してもいいけど俺はそのうちレティと出て行くから母さんの方がいいだろう
「ついでにこんなのもいるけど」
タンザナイトと碧色のスライムを取り出した
「まぁ~」
その2体を母さんは嬉々として奪う様に手にした
「レイ!これ見て」
「なんだ?」
母さんに呼ばれた父さんがその2体を見せられて笑い出す
「シアがくれたのよー」
「お前いつの間に…」
父さんは半ば呆れながらもタンザナイトのスライムとすぐ契約していた
「チビ達のは今出したけどカルムさんやマリクたちのも全部いるんだ」
「全部ってこの家皆か?」
「ああ。目の色だから揃うか分かんなかったけど、近い色は被る形で一応揃ったかな」
そう言いながらどんどん父さんに渡していく
「マリクとリアム、シャノンのはルークに契約させる。シャノンについて孤児院行くことも結構あるみたいだから」
その時に魔力補充するだけで問題ないだろう
あいつらのことだから孤児院のチビ達の遊び相手にずっとそこにおいてそうだしな
「てことで他は父さんと母さんでよろしく」
「あんたは本当に…」
母さんがため息交じりに言う
「まぁでもその方がいいだろうな。どうせシアはまた旅に出たりするだろうし」
「確かにね。分かったわ。大人の分はレイが、子供の分は私が契約しましょう」
「家の中で放してりゃ勝手に魔力補充もするだろうしな」
父さん達はそう言いながら皆に名前を決めてもらって契約していた
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