BL短歌1～100

BL短歌 45~50

46 こんな服 似合わないって分かってる 鏡に映る 無骨なからだ

こんなひらひらとした服、似合わないって最初から分かっている。鏡に無骨なからだの自分が映っている。

47 厚化粧 レースの下着 フリルスカート 女になりたい わけじゃないのに

厚化粧して、レースの下着をつけて、フリルスカートを着て、君に言われたから着てみたけど、僕は女の子になりたいわけじゃないのに。

48 プレゼント 言われるままに 着てみれば 女の代わりか 虚しくなった

君からもらった女性物のプレゼントを着てみれば、喜んでもらえても、女の代わりなのかなあ、と虚しくなった。

49 いつの間に 大きくなった この気持ち 隠しきれない どうすればいい

いつの間にか大きくなったこのあなたへの気持ちは、もう隠しきれないだろう。一体僕はどうすればいいのだろうか。

50 眠ってる 君の表情 覗き込み 引き寄せられて キスで塞いだ

眠っている君の表情を覗き込んだら、気付いたら引き寄せられて、キスで塞いでしまっていた。