242 / 281
第四章、【審判役】
D-51 第六の王天使は……、
しおりを挟む
『……なぜ貴様が終焉を知っている、まさかリャペィアンめ終焉竜のことをしゃべったな………。』
急に頭を抱えだす審判役。
だがすぐに元に戻り話しだす。
『……知ってしまっている以上仕方がない、いいだろう。世界の終焉について、もとい【終焉竜】についての詳しい情報を教えてやろう。』
「よろしく頼む。」
『終焉竜は数百年に一度目を覚まし、星を殺してまた別の星へと移る最悪の生物だ。自我はあるのか不明、なぜ星を殺すのかも分かっていない。一つわかることはこの世でこの竜に勝てる生物はいないということだけだ。』
「…………初代神王でもか?」
『王は一度その竜に戦いを挑んだ、そして負けた。平然としているが片目と嗅覚を奪われている。』
「……そんなに強いのか。」
『故に最強と呼ばれているのだ。』
聖夜はブルっと身を震わせる。
「じゃあそいつを倒せば俺が銀河一ってことだな。」
『話を聞いていなかったのか?我が王でさえ勝てなかった生物に子孫が勝てるわけなかろう。』
「たしかに俺だけじゃ勝てないよ、でも心強い味方がそばにいてくれるからいけそうな気がするんだ。」
『……そうか。』
するとナニモナイセカイが光を放ち始める。
『王の御子息よ、私は貴方に期待をしている。我が王が成しえなかったことを遂行してくれ。』
「そのつもりだ。」
光が収まるとそこは元の世界だった。
そして目の前にはご大満足の緑髪の男、アレイスターが立っていた。
「あ、あれ?私王天使との戦いで死んだんじゃ……。」
聖夜は戸惑っているアレイスターと肩を組む。
「よろしく頼むぜ、心強い味方達。」
そう言われたアレイスターはひどく混乱していた。
「なるほど、私が死んでいた間にそんなことが……。」
「あぁ、これで残る王天使は三柱だけだ。」
「いえ、後ニ柱ですよ。」
「え?」
「実は私死んだ時に天界にいましてね、その時ちょうど第八の王天使と出会ったので倒したんですよ。」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?おい作者、手抜きしてんじゃねぇぞ!!!」
「これで私も少しは役に立てたんじゃないですか?」
「ちなみにどうやって倒したんだ?」
「麻雀で。」
「お前も麻雀してたんかい!!」
急に頭を抱えだす審判役。
だがすぐに元に戻り話しだす。
『……知ってしまっている以上仕方がない、いいだろう。世界の終焉について、もとい【終焉竜】についての詳しい情報を教えてやろう。』
「よろしく頼む。」
『終焉竜は数百年に一度目を覚まし、星を殺してまた別の星へと移る最悪の生物だ。自我はあるのか不明、なぜ星を殺すのかも分かっていない。一つわかることはこの世でこの竜に勝てる生物はいないということだけだ。』
「…………初代神王でもか?」
『王は一度その竜に戦いを挑んだ、そして負けた。平然としているが片目と嗅覚を奪われている。』
「……そんなに強いのか。」
『故に最強と呼ばれているのだ。』
聖夜はブルっと身を震わせる。
「じゃあそいつを倒せば俺が銀河一ってことだな。」
『話を聞いていなかったのか?我が王でさえ勝てなかった生物に子孫が勝てるわけなかろう。』
「たしかに俺だけじゃ勝てないよ、でも心強い味方がそばにいてくれるからいけそうな気がするんだ。」
『……そうか。』
するとナニモナイセカイが光を放ち始める。
『王の御子息よ、私は貴方に期待をしている。我が王が成しえなかったことを遂行してくれ。』
「そのつもりだ。」
光が収まるとそこは元の世界だった。
そして目の前にはご大満足の緑髪の男、アレイスターが立っていた。
「あ、あれ?私王天使との戦いで死んだんじゃ……。」
聖夜は戸惑っているアレイスターと肩を組む。
「よろしく頼むぜ、心強い味方達。」
そう言われたアレイスターはひどく混乱していた。
「なるほど、私が死んでいた間にそんなことが……。」
「あぁ、これで残る王天使は三柱だけだ。」
「いえ、後ニ柱ですよ。」
「え?」
「実は私死んだ時に天界にいましてね、その時ちょうど第八の王天使と出会ったので倒したんですよ。」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?おい作者、手抜きしてんじゃねぇぞ!!!」
「これで私も少しは役に立てたんじゃないですか?」
「ちなみにどうやって倒したんだ?」
「麻雀で。」
「お前も麻雀してたんかい!!」
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
前回は断頭台で首を落とされましたが、今回はお父様と協力して貴方達を断頭台に招待します。
夢見 歩
ファンタジー
長年、義母と義弟に虐げられた末に無実の罪で断頭台に立たされたステラ。
陛下は父親に「同じ子を持つ親としての最後の温情だ」と断頭台の刃を落とす合図を出すように命令を下した。
「お父様!助けてください!
私は決してネヴィルの名に恥じるような事はしておりません!
お父様ッ!!!!!」
ステラが断頭台の上でいくら泣き叫び、手を必死で伸ばしながら助けを求めても父親がステラを見ることは無かった。
ステラは断頭台の窪みに首を押さえつけられ、ステラの父親の上げた手が勢いよく振り下ろされると同時に頭上から鋭い刃によって首がはねられた。
しかし死んだはずのステラが目を開けると十歳まで時間が巻き戻っていて…?
娘と父親による人生のやり直しという名の復讐劇が今ここに始まる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
全力で執筆中です!お気に入り登録して頂けるとやる気に繋がりますのでぜひよろしくお願いします( * ॑꒳ ॑*)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる