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第三章、ギラつく千本の剣
#78 千剣のデュノワ
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1000本の剣が宙に浮いている。
だが刃先はこちらに向いていた。
「千本か。」
多分ルシファーの目でも無理だろう。
「それじゃあいっくぞー。」
デュノワがそういうと剣が一斉にこちらに飛んできた。
「うおっ!?」
最初の二十本程度は弾き返すことができたが残りは防ぐことができなかった。
そして一度飛んできた剣も再びこちらに向かってくる。
『グラトニー、融合だ!!』
「わかった!!」
俺はベルゼブブと融合し、極悪な蝿の鎧を纏った。
「くそっ、普通の融合じゃあ防ぎきれない!!」
『しゃーねー。グラトニー、体貸せ。』
「了解だ。」
俺がベルゼブブに体を渡すと鎧は光り輝く王の鎧となった。
「よし、これなら防げるぜ。さすが俺様。」
『ふざけてないでまじめにやってくれ。』
「わーってるよ。いくぜ!!!」
ベルゼブブはそう叫ぶと暴風を起こし、剣をはじき返した。
「わーお、すごいね~。」
「調子のんじゃねぇぞ!!!」
ベルゼブブの暴風はそのままデュノワに直撃する。
だが暴風は一瞬で消しとんだ。
「ふー、これ使うと動きにくくて嫌なんだけどな。」
暴風をかき消したデュノワの身には無数の剣がまとわりついていた。
「さて、どうするのかな?」
「グラトニー、俺が時間を稼ぐからその隙にルシファーと契約してくれ。」
『何で?』
「俺の能力じゃ相性が悪いがルシファーの能力なら勝てる!!」
『わかった。じゃあとりあえず契約結ぼうぜ。』
『ふむ、別にいいがそれ相応の対価はもらうぞ。』
対価か。
そういえばベルゼブブの時も契約時に対価としてうまいもんをたらふく食わせる約束をした。
だがあいつは暴食だからあの対価なわけで傲慢ならもっと高くつく対価なのだろう。
『俺が求める対価、それは《無敗》だ。』
『無敗?』
『あぁ。俺は悪魔の中、いや世界で一番偉いのだ。その俺を使う以上は敗北は許さん。』
『誓えるぜ。俺は絶対にお前を使って負けない。』
『いいだろう、契約成立だ。我が力を使うがいい!!』
「うわっ!!」
ルシファーがそういうとベルゼブブとの融合が解除されてしまった。
しかし、俺の体はみるみるうちに漆黒の鎧を着た姿になっていた。
背中には純黒の翼が生えている。
そして俺の魔剣は大きな大剣へと姿が変わっていった。
「我が名は〈堕天使〉ルシファー!!!この世で最も気高き堕天使である!!!!」
だが刃先はこちらに向いていた。
「千本か。」
多分ルシファーの目でも無理だろう。
「それじゃあいっくぞー。」
デュノワがそういうと剣が一斉にこちらに飛んできた。
「うおっ!?」
最初の二十本程度は弾き返すことができたが残りは防ぐことができなかった。
そして一度飛んできた剣も再びこちらに向かってくる。
『グラトニー、融合だ!!』
「わかった!!」
俺はベルゼブブと融合し、極悪な蝿の鎧を纏った。
「くそっ、普通の融合じゃあ防ぎきれない!!」
『しゃーねー。グラトニー、体貸せ。』
「了解だ。」
俺がベルゼブブに体を渡すと鎧は光り輝く王の鎧となった。
「よし、これなら防げるぜ。さすが俺様。」
『ふざけてないでまじめにやってくれ。』
「わーってるよ。いくぜ!!!」
ベルゼブブはそう叫ぶと暴風を起こし、剣をはじき返した。
「わーお、すごいね~。」
「調子のんじゃねぇぞ!!!」
ベルゼブブの暴風はそのままデュノワに直撃する。
だが暴風は一瞬で消しとんだ。
「ふー、これ使うと動きにくくて嫌なんだけどな。」
暴風をかき消したデュノワの身には無数の剣がまとわりついていた。
「さて、どうするのかな?」
「グラトニー、俺が時間を稼ぐからその隙にルシファーと契約してくれ。」
『何で?』
「俺の能力じゃ相性が悪いがルシファーの能力なら勝てる!!」
『わかった。じゃあとりあえず契約結ぼうぜ。』
『ふむ、別にいいがそれ相応の対価はもらうぞ。』
対価か。
そういえばベルゼブブの時も契約時に対価としてうまいもんをたらふく食わせる約束をした。
だがあいつは暴食だからあの対価なわけで傲慢ならもっと高くつく対価なのだろう。
『俺が求める対価、それは《無敗》だ。』
『無敗?』
『あぁ。俺は悪魔の中、いや世界で一番偉いのだ。その俺を使う以上は敗北は許さん。』
『誓えるぜ。俺は絶対にお前を使って負けない。』
『いいだろう、契約成立だ。我が力を使うがいい!!』
「うわっ!!」
ルシファーがそういうとベルゼブブとの融合が解除されてしまった。
しかし、俺の体はみるみるうちに漆黒の鎧を着た姿になっていた。
背中には純黒の翼が生えている。
そして俺の魔剣は大きな大剣へと姿が変わっていった。
「我が名は〈堕天使〉ルシファー!!!この世で最も気高き堕天使である!!!!」
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