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第三章、禁忌と捕食者
#15 バジ砂漠の脅威
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俺は爆発魔であるエンヴィーを倒した功績として、30万ルピアとクルシュ村での買い物の割引券をもらった。
ルピアというのはこの世界のお金で、150ルピアで菓子パン一個買えるくらいの価値があるらしい。
そして、1ルピア=銅貨1枚・100ルピア=銀貨1枚・10000ルピア=金貨一枚・1000000ルピア=白金貨一枚
で換算するそうだ。
(叡智の書に書かれていた情報)
そして、俺は次の大罪人を見つけるために村長から人間の国への地図をもらい、今まさに人間の国に向かっている最中だった。
村長から教えてもらった砂漠を通る近道を通って向かっているのだが、
「キシャーーーーーーー!!」
「しつけぇ!」
この砂漠には魔獣が多くて誰も通りたくないらしく、あたりを見渡しても人が一人もいない。
魔獣は魔物の上位互換みたいなもので、ほとんどの魔獣が特殊なスキルを持っており、魔物よりもレベルが高いらしい。(魔物の森の魔物は例外)
今俺が戦っているのはバジリスクというトカゲに似た魔獣だ。
〈石化の目〉という自分よりレベルが低いものを見るとそれを石にするというスキル。
ちなみにこいつらのレベルは10程度。
クルシュ村の村人たちよりは強いが、俺からしたらゴミみたいなものだ。
俺は村長にもらったロングソードをバジリスクに突き立てる。
もうかれこれ20体目だ。
俺の〈暴食〉は、食べたもののスキルやステータスを奪えるものじゃなかったから残念だった。
「はぁ、まぁ小説みたいにはならないか。」
そうブツブツ言っていると、突如地面が揺れた。
こういう揺れは小説では大体巨大なボスが出る揺れだ。
ズズズズズズズズズズズズズズズ
俺の予感は的中。
砂漠から出てきたのはさっきのバジリスクをゴツくした後巨大化させたような魔獣。
「え~、こういうところは小説みたいにしなくてもいいのに……。」
俺は呆然と巨大バジリスクを見上げる。
バジリスクは大体犬程度の大きさだが、この巨大バジリスクは明らかに高さだけでも10メートルはあった。
「デカすぎんだろ。」
「ギジャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
巨大バジリスクはとてつもなくでかい声で咆哮をあげる。
俺は急いでそいつを鑑定した。
名、〈砂漠の主〉エンペラーバジリスク
種族、龍族
レベル、100
ランク、Sランク魔獣
説明、〈バジ砂漠〉の王。多数のバジリスクを支配し、ナワバリにいる仲間を殺されると怒り、地面に上がり、相手が死ぬまで攻撃を加える。
遭遇したら死ぬと思え。
「お、オワタ……。」
巨大なバジリスクはこっちを怒りの目で見ている。
俺の周りには無数のバジリスクの死体。
そして俺の手にはバジリスクの血がついたロングソードが握られている。
「………………………………………。」
エンペラーバジリスクは仲間の死体をちらりと見た後、俺の血まみれのロングソードを見る。
だんだんエンペラーバジリスクの表情が怒りの顔になる。
「ギジャァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!!!!!!!」
エンペラーバジリスクは俺に分け目もふらず突進してきた。
「……やるしかないのか。」
俺はヤケクソ気味に剣を構えた。
ルピアというのはこの世界のお金で、150ルピアで菓子パン一個買えるくらいの価値があるらしい。
そして、1ルピア=銅貨1枚・100ルピア=銀貨1枚・10000ルピア=金貨一枚・1000000ルピア=白金貨一枚
で換算するそうだ。
(叡智の書に書かれていた情報)
そして、俺は次の大罪人を見つけるために村長から人間の国への地図をもらい、今まさに人間の国に向かっている最中だった。
村長から教えてもらった砂漠を通る近道を通って向かっているのだが、
「キシャーーーーーーー!!」
「しつけぇ!」
この砂漠には魔獣が多くて誰も通りたくないらしく、あたりを見渡しても人が一人もいない。
魔獣は魔物の上位互換みたいなもので、ほとんどの魔獣が特殊なスキルを持っており、魔物よりもレベルが高いらしい。(魔物の森の魔物は例外)
今俺が戦っているのはバジリスクというトカゲに似た魔獣だ。
〈石化の目〉という自分よりレベルが低いものを見るとそれを石にするというスキル。
ちなみにこいつらのレベルは10程度。
クルシュ村の村人たちよりは強いが、俺からしたらゴミみたいなものだ。
俺は村長にもらったロングソードをバジリスクに突き立てる。
もうかれこれ20体目だ。
俺の〈暴食〉は、食べたもののスキルやステータスを奪えるものじゃなかったから残念だった。
「はぁ、まぁ小説みたいにはならないか。」
そうブツブツ言っていると、突如地面が揺れた。
こういう揺れは小説では大体巨大なボスが出る揺れだ。
ズズズズズズズズズズズズズズズ
俺の予感は的中。
砂漠から出てきたのはさっきのバジリスクをゴツくした後巨大化させたような魔獣。
「え~、こういうところは小説みたいにしなくてもいいのに……。」
俺は呆然と巨大バジリスクを見上げる。
バジリスクは大体犬程度の大きさだが、この巨大バジリスクは明らかに高さだけでも10メートルはあった。
「デカすぎんだろ。」
「ギジャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
巨大バジリスクはとてつもなくでかい声で咆哮をあげる。
俺は急いでそいつを鑑定した。
名、〈砂漠の主〉エンペラーバジリスク
種族、龍族
レベル、100
ランク、Sランク魔獣
説明、〈バジ砂漠〉の王。多数のバジリスクを支配し、ナワバリにいる仲間を殺されると怒り、地面に上がり、相手が死ぬまで攻撃を加える。
遭遇したら死ぬと思え。
「お、オワタ……。」
巨大なバジリスクはこっちを怒りの目で見ている。
俺の周りには無数のバジリスクの死体。
そして俺の手にはバジリスクの血がついたロングソードが握られている。
「………………………………………。」
エンペラーバジリスクは仲間の死体をちらりと見た後、俺の血まみれのロングソードを見る。
だんだんエンペラーバジリスクの表情が怒りの顔になる。
「ギジャァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!!!!!!!」
エンペラーバジリスクは俺に分け目もふらず突進してきた。
「……やるしかないのか。」
俺はヤケクソ気味に剣を構えた。
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