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第一章、長い長い英雄譚のはじまりはじまり
#6 はじめてのおしょくじ
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「さてさて、この世界に来てはじめてのお食事ターイム!」
俺は鼻歌を歌いながら食事の準備をする。
「まず、落ちていた石を叩いたり削ったりして作った打製石器(仮)を使って肉を削……削ぐ……あれ?ちょっ……削げない!」
クマの肉はとても硬かった。
俺は本気で力を入れてゴリゴリと肉を切っていく。
「フゥ、こんくらいかな?」
そして切った肉を火炎魔術で軽く焼きます。
現在火炎魔術で使えるのは〈バーニング〉と〈プロミネンス〉のみ。
〈バーニング〉は小さい炎を操ることができる魔術で、肉を焼くのに向いているが殺傷能力は極めて低い。
逆に〈プロミネンス〉は超火力広範囲の正真正銘の攻撃魔術だ。
ただ、消費魔力が膨大というとこが欠点だ。
なので〈プロミネンス〉は、あまり使わないようにしている。
魔術はたくさん使うことで熟練度があがり、その分使える魔術が増える仕組みらしい。
そうこうしている間に肉は焼け、いい匂いをただよわせている。
「それでは、いただきます!」
最初の一口は、口を思いっきり開けて、かぶりつく。
ガブリ
うん、ただ焼いただけだけど結構美味しいな。
ただ、ちょっと臭みがあるのが欠点だな。
塩でも有ればマシになるんだけど。
そういえば狼から逃げている時に豚の魔物も見かけたな。
魔物は普通の家畜より肉がうまいって鑑定した時書いてあったから楽しみだな。
「フゥ~ご馳走さまでした。」
俺は食べ始めて10分足らずでクマを完食していた。
よっぽどお腹が空いていたのか、俺。
暴食のおかげもあっていつもよりたくさんだべれた気がした。
「さて、次の獲物を探しにい……」
そう言おうとした瞬間、悪寒がした。
びっくりして後ろを振り返るとそこには
「ガルルルルルルル」
虎の魔物がいた
「は?」
気がついた時には俺はダッシュで逃げていた。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」
「グルルルルルルルルルァ!」
全速力で逃げる俺と猛ダッシュで襲ってくる虎。
「ん?」
俺は虎との追いかけっこ中にあることに気がついた。
「俺足早くなってないか?」
気のせいか狼の時より足が速くなった気がする。
それに体がとても軽く感じて全然疲れない。
まさかと思い、走りながら自分を鑑定すると、
名、グラトニー
種、人間
レベル、31
スキル、鑑定10、暴食・思考加速3
魔術、火炎魔術2
称号、暴食の罪・策略家
俺はいつのまにか新たなスキルと称号を手に入れていた。
そして何より
「レベル上がりすぎじゃね?」
俺は鼻歌を歌いながら食事の準備をする。
「まず、落ちていた石を叩いたり削ったりして作った打製石器(仮)を使って肉を削……削ぐ……あれ?ちょっ……削げない!」
クマの肉はとても硬かった。
俺は本気で力を入れてゴリゴリと肉を切っていく。
「フゥ、こんくらいかな?」
そして切った肉を火炎魔術で軽く焼きます。
現在火炎魔術で使えるのは〈バーニング〉と〈プロミネンス〉のみ。
〈バーニング〉は小さい炎を操ることができる魔術で、肉を焼くのに向いているが殺傷能力は極めて低い。
逆に〈プロミネンス〉は超火力広範囲の正真正銘の攻撃魔術だ。
ただ、消費魔力が膨大というとこが欠点だ。
なので〈プロミネンス〉は、あまり使わないようにしている。
魔術はたくさん使うことで熟練度があがり、その分使える魔術が増える仕組みらしい。
そうこうしている間に肉は焼け、いい匂いをただよわせている。
「それでは、いただきます!」
最初の一口は、口を思いっきり開けて、かぶりつく。
ガブリ
うん、ただ焼いただけだけど結構美味しいな。
ただ、ちょっと臭みがあるのが欠点だな。
塩でも有ればマシになるんだけど。
そういえば狼から逃げている時に豚の魔物も見かけたな。
魔物は普通の家畜より肉がうまいって鑑定した時書いてあったから楽しみだな。
「フゥ~ご馳走さまでした。」
俺は食べ始めて10分足らずでクマを完食していた。
よっぽどお腹が空いていたのか、俺。
暴食のおかげもあっていつもよりたくさんだべれた気がした。
「さて、次の獲物を探しにい……」
そう言おうとした瞬間、悪寒がした。
びっくりして後ろを振り返るとそこには
「ガルルルルルルル」
虎の魔物がいた
「は?」
気がついた時には俺はダッシュで逃げていた。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!」
「グルルルルルルルルルァ!」
全速力で逃げる俺と猛ダッシュで襲ってくる虎。
「ん?」
俺は虎との追いかけっこ中にあることに気がついた。
「俺足早くなってないか?」
気のせいか狼の時より足が速くなった気がする。
それに体がとても軽く感じて全然疲れない。
まさかと思い、走りながら自分を鑑定すると、
名、グラトニー
種、人間
レベル、31
スキル、鑑定10、暴食・思考加速3
魔術、火炎魔術2
称号、暴食の罪・策略家
俺はいつのまにか新たなスキルと称号を手に入れていた。
そして何より
「レベル上がりすぎじゃね?」
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