638 / 841
第四十話 破壊の神
1
しおりを挟む
第四十話 破壊の神
(ここは⋯⋯⋯⋯⋯、どこ⋯⋯⋯?)
目覚めた少女、九条華夜《くじょうかや》が見たものは、縄で手足を拘束されて地面に横たわる、自身の姉、九条真夜《くじょうまや》と、腰に剣を差して武装した数人の男達であった。
辺りを見回すと、そこは白い天幕の中である。天幕の入り口を見るに、どうやら日が暮れているらしく、夜の闇のせいで暗いため、ここからでは外の様子が分からない。華夜がいる天幕内は、火の灯るランプの明かりが照らしているお陰で、彼女は自分の周りだけは確認できた。
「ひっ⋯⋯⋯⋯!」
恐怖した華夜は、思わず声を上げてしまう。天幕内で彼女が見たものは、鉄や木で作られた道具類だった。ただしその道具は、人間を拘束し、痛め付ける為の道具の数々だった。
鉄や木の枷、鉄製の金槌、木製の棍棒、針、鋸、鋏、言い挙げたらきりがない。道具はどれも、誰のものかも分からない血で汚れている。華夜が見てしまったものは、拷問道具だったのだ。
「おい、見ろよ。聖書の勇者が目を覚ましたぞ」
「心配する事はない。こいつらの秘宝は取り上げてある」
「秘宝が無けりゃただの餓鬼さ。恐がる事ないぜ」
「まさか勇者を捕まえられるなんてな。これで教祖様も御喜びになるだろう」
目を覚まし、自分の置かれている状況に怯える華夜を、武装した男達が笑みを浮かべて眺めている。彼らの笑みが、自分達がこの後どうなってしまうのか悟った彼女を、益々恐怖させていく。
(華夜達⋯⋯⋯⋯、敵に捕まったんだ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯!)
戦場で真夜を抱え、二人で逃げようとした事までは覚えている。逃げようとした瞬間、突然殴られたような痛みを感じ、そこで気を失ってしまった。気を失った後の事は、何も分からない。
目覚めた華夜は、拘束されているものの無事な真夜を見て、最初は少し安心した。だがその安心は、自分達の状況を察した、一瞬の内に消え失せている。今はただ、恐怖だけしか感じない。
(お願い⋯⋯⋯⋯、誰か助けて⋯⋯⋯⋯⋯⋯!)
このままでは二人共、死ぬより辛い地獄を味わう事になる。それが分かっている華夜は、心の中で必死に助けを求めた。しかし、助けなど現れるはずもない。
何故ならここは、ボーゼアス義勇軍が構築した後方陣地内。
彼女達のいる天幕は、ボーゼアス義勇軍本隊が集結した、敵軍陣地内の中心にあるからだ。
「はあ、はあ、はあ、はあ⋯⋯⋯⋯⋯⋯!」
グラーフ同盟軍とボーゼアス義勇軍が激突した地、クレイセル大平原。
昼間、敵味方の喧騒や悲鳴が飛び交い、激しい戦闘が行なわれた戦場は、今は暗闇と静寂が支配していた。日が落ち、代わりに月と星々が空に上がって、時刻は夜を迎えている。
戦場となったクレイセル大平原もまた、深い夜の闇に覆われていた。驚くべきは、右も左も分からなくなる大平原の暗闇の中を、ある一点を目指し、走り続ける人影があった事だ。
昼間は両軍の激戦が繰り広げられた。地面は兵士達の流した血が染み込み、両軍の兵士の亡骸や武器や防具の数々も、多くが回収されずに残っている。暗闇で足元はよく見えないが、戦場となった大地は今、言葉では言い表せない地獄絵図となっていた。
平原を走るこの人影は、足元の死体に何度も躓いて転んでいる。その度に、敵味方双方の死体の顔を目にしてしまう。最初に転んだ時は、恐怖と不快感に襲われその場で吐いてしまった。それでもこの人物は、夜の闇によって隠れる地獄絵図の中を、必死に走り続けている。
「はあ、はあ、はあ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯!うわっ⋯⋯⋯!?」
また死体に躓いて、顔から地面に倒れ込みそうになる。何とか堪え、再び走り出そうとしたが、目指していた目的地が近付いたため、一旦立ち止まり、腰を落として姿勢を低めた。
(あそこに先輩と華夜ちゃんが⋯⋯⋯⋯⋯!)
たった一人で、暗闇の大平原を走り続けていた人物の名は、有馬櫂斗《ありまかいと》。伝説の秘宝に選ばれた、異世界からやってきた勇者である。
彼が目指していたのは、ボーゼアス義勇軍が集結している陣地だった。その目的は、敵に連れ去られた二人の仲間の救出である。二人の仲間と言うのは、同じ勇者の真夜と華夜の事だ。
(早く助けないと⋯⋯⋯⋯。王子様達が動かないなら、俺一人でやってやる)
暗闇に覆われた大平原の先には、沢山の明かりが灯った丘がある。櫂斗が目指している陣地は、大平原の丘の上に構築されているのだ。丘を照らす明りは、陣地内の松明の火なのである。丘の周辺に広がる松明の明かりが、構築された陣地の大きさを物語っていた。
陣地から見える明りのお陰で、ここまで迷わず向かって来れた。だが近付くにつれ、目的の陣地の規模がはっきり見えてくると、櫂斗は自分の無茶を今更ながら思い知る。これからは彼は、一人で敵の陣地に乗り込んで、捕らわれた二人を助け出すつもりなのだ。
何故彼が、一人でこんな無茶をしようとしているのか。理由は、真夜と華夜の二人を直ぐに救出する事が、現状のグラーフ同盟軍には難しかったからだ。
二人の勇者が攫われた事は、直ぐに同盟軍の指揮者達に伝わった。同盟軍の正義の象徴とも言える勇者が、敵の捕虜になるなど大問題である。全軍の士気にも関わる事であるため、この件はすぐさま対応策が話し合われた。
会議の結果、二人の勇者の救出は行なわれない事が決まった。正確には、救出のために武力を行使するのではなく、救出のための交渉を行なう事が決まったのである。
現在グラーフ同盟軍は、昼間の激戦で大きく消耗しており、軍の再編成と回復が急務である。対してボーゼアス義勇軍は、十万にも及ぶ本隊が到着した事で、戦力が非常に充実した状態であった。それでも彼らが攻撃を仕掛けないのは、到着したばかりというのもあるが、恐ろしい強さを見せた三国を警戒しての事だ。
今の状態では、武力による救出作戦を行なうにしても、敵の規模的に成功の可能性は限りなく低い。幸い攫われた二人は、ホーリスローネ王国が異世界より召喚した勇者である。その戦略的かつ、政治的価値は高い。攫った相手からすれば、利用しない手はない存在なのである。暫くは、少なくとも殺されるような事はないだろうと、同盟軍の指揮者達は予想していた。
こちらから、もしくは向こうからの交渉の申し入れを待ち、その交渉で勇者二人を取り戻す。これ以外に、今の同盟軍には手段がなかった。得体の知れないヴァスティナ帝国や、危険な存在と言えるゼロリアス帝国とジエーデル国に、借りをつくるわけにはいかない以上、救出は交渉以外に道はない。
この結果は、彼らを召喚した張本人である、ホーリスローネ王国第一王子アリオンにとって、苦渋の決断でもあった。会議の場で誰よりも二人の救出を訴えたのは、アリオン自身だったのである。
同盟軍の象徴だから。異世界から選ばれた勇者だから。そんな事は関係なかった。アリオンは誰よりも攫われた二人の身を案じ、直ぐに救出を行なおうとした。だがそれは、他の者達の猛反論で叶わず、交渉を決断するしかなかったのである。
一刻も早い二人の救出を願っていた、残りの勇者二人。つまり櫂斗と、もう一人の勇者の早水悠紀《はやみゆき》は、この決定を聞いて我が耳を疑った。攫われた二人を助けられるようになるまで、黙って指を咥えて見ている事しかできないのである。櫂斗も悠紀も、同盟軍の決定に絶望を覚えた。
決定内容を伝えたのはアリオン自身である。悠紀は絶望のあまり泣き出して、伝えに来たアリオンに掴みかかり、泣き叫んでこう言った。「二人になにかあったら、全部お前のせいだ!」と⋯⋯⋯。
絶望した悠紀の叫びを、彼女の涙を、櫂斗は見ている事しかできなかった。その時の彼には、絶望する彼女を救おうとする勇気がなかったのだ。
「待ってろよ悠紀。必ず、二人を助けるからな⋯⋯⋯!」
だからこそ今、櫂斗はここにいる。真夜と華夜のため、そして大切な幼馴染の悠紀のために、勇気を出して助けにやって来た。
皆に黙って密かに陣地を抜け出し、敵陣地までの長い距離を、馬に乗って夜の平原を駆け抜けた。敵の見張りに見つからないよう、途中で馬は乗り捨て、見つからないよう走って接近したのである。
一人でも助けに行く。無謀だと分かっていても、やるしかない。
正面から突撃しても、当然敵の大軍に阻まれる。そのため櫂斗は、敵陣地の警備の手薄なところを探し、そこから侵入を図ろうとしていた。誰にも見つからずに潜入し、誰にも見つからずに二人を助け、三人揃って陣地から脱出する以外に手段はない。
捕らわれた二人の仲間を救出する、単独の潜入任務《スニーキングミッション》。櫂斗の無謀な救出作戦は、これから始まる。
(ここは⋯⋯⋯⋯⋯、どこ⋯⋯⋯?)
目覚めた少女、九条華夜《くじょうかや》が見たものは、縄で手足を拘束されて地面に横たわる、自身の姉、九条真夜《くじょうまや》と、腰に剣を差して武装した数人の男達であった。
辺りを見回すと、そこは白い天幕の中である。天幕の入り口を見るに、どうやら日が暮れているらしく、夜の闇のせいで暗いため、ここからでは外の様子が分からない。華夜がいる天幕内は、火の灯るランプの明かりが照らしているお陰で、彼女は自分の周りだけは確認できた。
「ひっ⋯⋯⋯⋯!」
恐怖した華夜は、思わず声を上げてしまう。天幕内で彼女が見たものは、鉄や木で作られた道具類だった。ただしその道具は、人間を拘束し、痛め付ける為の道具の数々だった。
鉄や木の枷、鉄製の金槌、木製の棍棒、針、鋸、鋏、言い挙げたらきりがない。道具はどれも、誰のものかも分からない血で汚れている。華夜が見てしまったものは、拷問道具だったのだ。
「おい、見ろよ。聖書の勇者が目を覚ましたぞ」
「心配する事はない。こいつらの秘宝は取り上げてある」
「秘宝が無けりゃただの餓鬼さ。恐がる事ないぜ」
「まさか勇者を捕まえられるなんてな。これで教祖様も御喜びになるだろう」
目を覚まし、自分の置かれている状況に怯える華夜を、武装した男達が笑みを浮かべて眺めている。彼らの笑みが、自分達がこの後どうなってしまうのか悟った彼女を、益々恐怖させていく。
(華夜達⋯⋯⋯⋯、敵に捕まったんだ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯!)
戦場で真夜を抱え、二人で逃げようとした事までは覚えている。逃げようとした瞬間、突然殴られたような痛みを感じ、そこで気を失ってしまった。気を失った後の事は、何も分からない。
目覚めた華夜は、拘束されているものの無事な真夜を見て、最初は少し安心した。だがその安心は、自分達の状況を察した、一瞬の内に消え失せている。今はただ、恐怖だけしか感じない。
(お願い⋯⋯⋯⋯、誰か助けて⋯⋯⋯⋯⋯⋯!)
このままでは二人共、死ぬより辛い地獄を味わう事になる。それが分かっている華夜は、心の中で必死に助けを求めた。しかし、助けなど現れるはずもない。
何故ならここは、ボーゼアス義勇軍が構築した後方陣地内。
彼女達のいる天幕は、ボーゼアス義勇軍本隊が集結した、敵軍陣地内の中心にあるからだ。
「はあ、はあ、はあ、はあ⋯⋯⋯⋯⋯⋯!」
グラーフ同盟軍とボーゼアス義勇軍が激突した地、クレイセル大平原。
昼間、敵味方の喧騒や悲鳴が飛び交い、激しい戦闘が行なわれた戦場は、今は暗闇と静寂が支配していた。日が落ち、代わりに月と星々が空に上がって、時刻は夜を迎えている。
戦場となったクレイセル大平原もまた、深い夜の闇に覆われていた。驚くべきは、右も左も分からなくなる大平原の暗闇の中を、ある一点を目指し、走り続ける人影があった事だ。
昼間は両軍の激戦が繰り広げられた。地面は兵士達の流した血が染み込み、両軍の兵士の亡骸や武器や防具の数々も、多くが回収されずに残っている。暗闇で足元はよく見えないが、戦場となった大地は今、言葉では言い表せない地獄絵図となっていた。
平原を走るこの人影は、足元の死体に何度も躓いて転んでいる。その度に、敵味方双方の死体の顔を目にしてしまう。最初に転んだ時は、恐怖と不快感に襲われその場で吐いてしまった。それでもこの人物は、夜の闇によって隠れる地獄絵図の中を、必死に走り続けている。
「はあ、はあ、はあ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯!うわっ⋯⋯⋯!?」
また死体に躓いて、顔から地面に倒れ込みそうになる。何とか堪え、再び走り出そうとしたが、目指していた目的地が近付いたため、一旦立ち止まり、腰を落として姿勢を低めた。
(あそこに先輩と華夜ちゃんが⋯⋯⋯⋯⋯!)
たった一人で、暗闇の大平原を走り続けていた人物の名は、有馬櫂斗《ありまかいと》。伝説の秘宝に選ばれた、異世界からやってきた勇者である。
彼が目指していたのは、ボーゼアス義勇軍が集結している陣地だった。その目的は、敵に連れ去られた二人の仲間の救出である。二人の仲間と言うのは、同じ勇者の真夜と華夜の事だ。
(早く助けないと⋯⋯⋯⋯。王子様達が動かないなら、俺一人でやってやる)
暗闇に覆われた大平原の先には、沢山の明かりが灯った丘がある。櫂斗が目指している陣地は、大平原の丘の上に構築されているのだ。丘を照らす明りは、陣地内の松明の火なのである。丘の周辺に広がる松明の明かりが、構築された陣地の大きさを物語っていた。
陣地から見える明りのお陰で、ここまで迷わず向かって来れた。だが近付くにつれ、目的の陣地の規模がはっきり見えてくると、櫂斗は自分の無茶を今更ながら思い知る。これからは彼は、一人で敵の陣地に乗り込んで、捕らわれた二人を助け出すつもりなのだ。
何故彼が、一人でこんな無茶をしようとしているのか。理由は、真夜と華夜の二人を直ぐに救出する事が、現状のグラーフ同盟軍には難しかったからだ。
二人の勇者が攫われた事は、直ぐに同盟軍の指揮者達に伝わった。同盟軍の正義の象徴とも言える勇者が、敵の捕虜になるなど大問題である。全軍の士気にも関わる事であるため、この件はすぐさま対応策が話し合われた。
会議の結果、二人の勇者の救出は行なわれない事が決まった。正確には、救出のために武力を行使するのではなく、救出のための交渉を行なう事が決まったのである。
現在グラーフ同盟軍は、昼間の激戦で大きく消耗しており、軍の再編成と回復が急務である。対してボーゼアス義勇軍は、十万にも及ぶ本隊が到着した事で、戦力が非常に充実した状態であった。それでも彼らが攻撃を仕掛けないのは、到着したばかりというのもあるが、恐ろしい強さを見せた三国を警戒しての事だ。
今の状態では、武力による救出作戦を行なうにしても、敵の規模的に成功の可能性は限りなく低い。幸い攫われた二人は、ホーリスローネ王国が異世界より召喚した勇者である。その戦略的かつ、政治的価値は高い。攫った相手からすれば、利用しない手はない存在なのである。暫くは、少なくとも殺されるような事はないだろうと、同盟軍の指揮者達は予想していた。
こちらから、もしくは向こうからの交渉の申し入れを待ち、その交渉で勇者二人を取り戻す。これ以外に、今の同盟軍には手段がなかった。得体の知れないヴァスティナ帝国や、危険な存在と言えるゼロリアス帝国とジエーデル国に、借りをつくるわけにはいかない以上、救出は交渉以外に道はない。
この結果は、彼らを召喚した張本人である、ホーリスローネ王国第一王子アリオンにとって、苦渋の決断でもあった。会議の場で誰よりも二人の救出を訴えたのは、アリオン自身だったのである。
同盟軍の象徴だから。異世界から選ばれた勇者だから。そんな事は関係なかった。アリオンは誰よりも攫われた二人の身を案じ、直ぐに救出を行なおうとした。だがそれは、他の者達の猛反論で叶わず、交渉を決断するしかなかったのである。
一刻も早い二人の救出を願っていた、残りの勇者二人。つまり櫂斗と、もう一人の勇者の早水悠紀《はやみゆき》は、この決定を聞いて我が耳を疑った。攫われた二人を助けられるようになるまで、黙って指を咥えて見ている事しかできないのである。櫂斗も悠紀も、同盟軍の決定に絶望を覚えた。
決定内容を伝えたのはアリオン自身である。悠紀は絶望のあまり泣き出して、伝えに来たアリオンに掴みかかり、泣き叫んでこう言った。「二人になにかあったら、全部お前のせいだ!」と⋯⋯⋯。
絶望した悠紀の叫びを、彼女の涙を、櫂斗は見ている事しかできなかった。その時の彼には、絶望する彼女を救おうとする勇気がなかったのだ。
「待ってろよ悠紀。必ず、二人を助けるからな⋯⋯⋯!」
だからこそ今、櫂斗はここにいる。真夜と華夜のため、そして大切な幼馴染の悠紀のために、勇気を出して助けにやって来た。
皆に黙って密かに陣地を抜け出し、敵陣地までの長い距離を、馬に乗って夜の平原を駆け抜けた。敵の見張りに見つからないよう、途中で馬は乗り捨て、見つからないよう走って接近したのである。
一人でも助けに行く。無謀だと分かっていても、やるしかない。
正面から突撃しても、当然敵の大軍に阻まれる。そのため櫂斗は、敵陣地の警備の手薄なところを探し、そこから侵入を図ろうとしていた。誰にも見つからずに潜入し、誰にも見つからずに二人を助け、三人揃って陣地から脱出する以外に手段はない。
捕らわれた二人の仲間を救出する、単独の潜入任務《スニーキングミッション》。櫂斗の無謀な救出作戦は、これから始まる。
0
お気に入りに追加
277
あなたにおすすめの小説
魔物をお手入れしたら懐かれました -もふプニ大好き異世界スローライフ-
うっちー(羽智 遊紀)
ファンタジー
3巻で完結となっております!
息子から「お父さん。散髪する主人公を書いて」との提案(無茶ぶり)から始まった本作品が書籍化されて嬉しい限りです!
あらすじ:
宝生和也(ほうしょうかずや)はペットショップに居た犬を助けて死んでしまう。そして、創造神であるエイネに特殊能力を与えられ、異世界へと旅立った。
彼に与えられたのは生き物に合わせて性能を変える「万能グルーミング」だった。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
転生したら死にそうな孤児だった
佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。
保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。
やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。
悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。
世界は、意外と優しいのです。
13番目の神様
きついマン
ファンタジー
主人公、彩人は23歳の男性。
彩人は会社から帰る途中で、通り魔に刺され死亡。
なぜか意識がある彩人は、目を開けると異世界だった!!
彩人を待ち受ける物語。それは、修羅か、悪鬼か、、、
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる