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第6話:魔法のランプで大騒動(その12)
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パカパカパカ・・
馬は砂漠の中をひたすら走っていく。
砂漠なのに馬が走れるのか不思議にも思ったが、ここは魔力で作られた世界。
何でも有りなのであろう。
太陽の前に座らされたひまわりは、ちらっと後ろをうかがいながら、
「桐島君って馬に乗れるんですか?」
と聞いてみた。
「ああ、小さいころに乗馬やったことがあるからな」
「せ・・セレブですね・・」
太陽はひまわりの耳元でささやく。
「しっかりつかまってろよ」
耳に太陽の息がフワッとかかり、ドキッとしてしまうひまわり。
『な・・なんか・・桐島君が近すぎて、心臓のドキドキが止まらないです・・。
こんなのまるで映画のワンシーンみたいなシチュエーションのようで・・。
悪者から王子様が馬でかけつけて、助けてくれるみたいな・・・。
本当に、こんな状況だと桐島君が王子様に見えてしまいます・・・』
揺れるたびに太陽の体が背中に触れ、ひまわりのドキドキもどんどん膨らんでいく。
馬を走らせている太陽の表情は真剣で、本当にどこかの国の王子様のようだ。
そんなロマンチックなことを考えてしまったひまわりだったが、突然背後から聞こえてきた声で一気に目が覚めた。
馬は砂漠の中をひたすら走っていく。
砂漠なのに馬が走れるのか不思議にも思ったが、ここは魔力で作られた世界。
何でも有りなのであろう。
太陽の前に座らされたひまわりは、ちらっと後ろをうかがいながら、
「桐島君って馬に乗れるんですか?」
と聞いてみた。
「ああ、小さいころに乗馬やったことがあるからな」
「せ・・セレブですね・・」
太陽はひまわりの耳元でささやく。
「しっかりつかまってろよ」
耳に太陽の息がフワッとかかり、ドキッとしてしまうひまわり。
『な・・なんか・・桐島君が近すぎて、心臓のドキドキが止まらないです・・。
こんなのまるで映画のワンシーンみたいなシチュエーションのようで・・。
悪者から王子様が馬でかけつけて、助けてくれるみたいな・・・。
本当に、こんな状況だと桐島君が王子様に見えてしまいます・・・』
揺れるたびに太陽の体が背中に触れ、ひまわりのドキドキもどんどん膨らんでいく。
馬を走らせている太陽の表情は真剣で、本当にどこかの国の王子様のようだ。
そんなロマンチックなことを考えてしまったひまわりだったが、突然背後から聞こえてきた声で一気に目が覚めた。
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