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第5話:コンビ解散?(その11)
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「バウバウバウ!」
犬の鳴き声が聞こえる・・・。
それも自分の近くで・・・。
「ん・・」
太陽が目を開けると、
夜空に輝く満月が見えた。
「あれ・・?おれ・・」
辺りを見回すと、森のような林のような
木々がたくさん生えている場所で、
仰向けになって倒れている自分に気づいた。
一体何がどうしたのか、
よく分からなくて
しばらくポケ~ッとしていると、
「バウバウ!」
と鳴きながら1匹の犬が近づいてきた。
「この犬・・」
犬を見て「あっ」と、ようやく思い出した。
迷い犬が見つかったということで、
保護先のお寺にやって来て、
連れて帰ろうとした時に、
急に犬が走り出したため、
寺の裏側の急斜面に足を踏み入れてしまい、
そのまま一気に下まで滑り落ちてしまったのだ。
太陽は痛む体を起こし上げ、
ポケットからスマホを取り出す。
「おれ・・どれぐらいここで
気を失っていたんだろう?
ばあちゃん達、心配してるよな・・・」
が、悪いことは続く。
スマホを見ると、
充電切れで画面は真っ暗だ。
太陽は大きくため息をついた。
「はあ・・なんでこんなに最悪なんだ・・・」
犬の鳴き声が聞こえる・・・。
それも自分の近くで・・・。
「ん・・」
太陽が目を開けると、
夜空に輝く満月が見えた。
「あれ・・?おれ・・」
辺りを見回すと、森のような林のような
木々がたくさん生えている場所で、
仰向けになって倒れている自分に気づいた。
一体何がどうしたのか、
よく分からなくて
しばらくポケ~ッとしていると、
「バウバウ!」
と鳴きながら1匹の犬が近づいてきた。
「この犬・・」
犬を見て「あっ」と、ようやく思い出した。
迷い犬が見つかったということで、
保護先のお寺にやって来て、
連れて帰ろうとした時に、
急に犬が走り出したため、
寺の裏側の急斜面に足を踏み入れてしまい、
そのまま一気に下まで滑り落ちてしまったのだ。
太陽は痛む体を起こし上げ、
ポケットからスマホを取り出す。
「おれ・・どれぐらいここで
気を失っていたんだろう?
ばあちゃん達、心配してるよな・・・」
が、悪いことは続く。
スマホを見ると、
充電切れで画面は真っ暗だ。
太陽は大きくため息をついた。
「はあ・・なんでこんなに最悪なんだ・・・」
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