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第6話:二人きりの夜(その8)
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「先生とこうやって二人でお話しできる時間はできましたね」
西森にそう言われ、思わず、
「えっ!?」
と言ってしまった。
だって、驚いてしまうでしょう、こんなの!!
西森から「二人きりで話をしたかった」なんて言われたら!
でも、一体どういう意味で「二人きりになりたい」と言っているのかは不明なので、
「話って、星の話のこと?」
と無難な質問を投げかけてしまった。
すると西森は一瞬ポカンとしたような顔をしたが、
「そ、そうですね。
別荘での天体観測の授業、あまり先生から聞けなかったので・・・」
と答えたので、『やっぱりそっち系の話だったか』と納得した。
そうだよな、西森が『恋人同士』がするような甘い会話を求めているわけないじゃないか。
やはり確認してよかった。
一人アホみたいに舞い上がっていたら、恥ずかしすぎただろう。
なのでホッとしながら、
「いいよ、何でも聞いて。
他の教科だったら、たぶん西森の方がおれより詳しいと思うけど、星に関することだったら、大丈夫だと思うから。」
と言ってソファに座ると、西森もおれの隣にチョコンと座る。
しかも、おれとの距離が20㎝ぐらいの場所に座ってきたので、思わずドキッとした。
ええっ!?
何なの!?
「何もしないように」と命令してきているくせに、なんでこんな手を伸ばせば届くぐらいの距離で座るの!?
もう少し離れたところにも別のソファがあるから、そっちに座ればいいのに、なんでこんな近くに!!
こ・・・これは、何か試されているのだろうか・・・。
と一人悶々としていると、
「星の話も聞きたいんですけど・・・
その・・・別のことも相談したくて・・・」
と西森が小さな声で言った。
西森にそう言われ、思わず、
「えっ!?」
と言ってしまった。
だって、驚いてしまうでしょう、こんなの!!
西森から「二人きりで話をしたかった」なんて言われたら!
でも、一体どういう意味で「二人きりになりたい」と言っているのかは不明なので、
「話って、星の話のこと?」
と無難な質問を投げかけてしまった。
すると西森は一瞬ポカンとしたような顔をしたが、
「そ、そうですね。
別荘での天体観測の授業、あまり先生から聞けなかったので・・・」
と答えたので、『やっぱりそっち系の話だったか』と納得した。
そうだよな、西森が『恋人同士』がするような甘い会話を求めているわけないじゃないか。
やはり確認してよかった。
一人アホみたいに舞い上がっていたら、恥ずかしすぎただろう。
なのでホッとしながら、
「いいよ、何でも聞いて。
他の教科だったら、たぶん西森の方がおれより詳しいと思うけど、星に関することだったら、大丈夫だと思うから。」
と言ってソファに座ると、西森もおれの隣にチョコンと座る。
しかも、おれとの距離が20㎝ぐらいの場所に座ってきたので、思わずドキッとした。
ええっ!?
何なの!?
「何もしないように」と命令してきているくせに、なんでこんな手を伸ばせば届くぐらいの距離で座るの!?
もう少し離れたところにも別のソファがあるから、そっちに座ればいいのに、なんでこんな近くに!!
こ・・・これは、何か試されているのだろうか・・・。
と一人悶々としていると、
「星の話も聞きたいんですけど・・・
その・・・別のことも相談したくて・・・」
と西森が小さな声で言った。
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