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3年生1学期
5月28日(日)晴れのち曇り 社会人の森本先輩その2
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季節的にはまだ早い花火の日。
今日はテスト明けのリフレッシュも兼ねて路ちゃんと一緒に森本先輩が働く本屋へ立ち寄った。
梅雨の季節になることから店頭の特集コーナーも梅雨向けの本が並んでいる。
「おー ウーブくんに路子ちゃんいらっしゃーい」
すると、店内を歩いていた森本先輩が声をかけてくれる。
「いやー てっきり飽きられたと思っちゃったわー」
「す、すみません。テストがあったりして忙しかったので……」
「もー 路子ちゃん、冗談だよー ちょっと遠いしこのくらいの頻度で来るのがちょうどいいと思うー」
「森本先輩もお元気そうで何よりです」
「そんなことないんだなー、これがー ここのところ働きづめで……」
「おおっと、森本店員。仕事中にお客様とお話とはいいご身分だねぇ」
森本先輩が何か言いかけたところに、店長さんがやって来る。
「いらっしゃいませ。彼氏さんの方はだいぶお久しぶりだね」
「はい……って、僕だけ?」
「岸本ちゃんの方は1人でも何回来てくれたから」
「えっ、そうだったの!?」
「う、うん。どうせ本を買うならここで買った方がいいと思って。毎回森本先輩に会うわけでもないから話さなくてもいいと思ってたのだけれど……」
「そうなんだよねー 今日はウーブくんと来てたからすぐに見つけられたけど、路子ちゃん1人だと全然気付かない時が……」
「ご、ごめんなさい……影が薄くて……」
「こら、森本店員。お客様かつ後輩をいじめるんじゃない」
「いや、これはどっちかという仕事が忙しいから気付かない方でー」
路ちゃんは微妙にダメージを受けているようだけど、僕の知らないうちに店長さんを含めた関係性が出来上がっていた。
近くの本屋でいいと思っていた僕とは大違いだ。
「それはともかく、ウーブくんも来たからには何か一冊買っていってよ~」
「は、はい。それはもちろん」
「森本店員……それはいい声かけだ。おすすめはぜひ検討して欲しい」
「は、はい。ありがとうございます」
その後、僕と路ちゃんは暫く本屋での買い物を楽しんだ。
アドバイス通りおすすめの本を購入したので、梅雨の時期に読書のお供にしたいと思う。
今日はテスト明けのリフレッシュも兼ねて路ちゃんと一緒に森本先輩が働く本屋へ立ち寄った。
梅雨の季節になることから店頭の特集コーナーも梅雨向けの本が並んでいる。
「おー ウーブくんに路子ちゃんいらっしゃーい」
すると、店内を歩いていた森本先輩が声をかけてくれる。
「いやー てっきり飽きられたと思っちゃったわー」
「す、すみません。テストがあったりして忙しかったので……」
「もー 路子ちゃん、冗談だよー ちょっと遠いしこのくらいの頻度で来るのがちょうどいいと思うー」
「森本先輩もお元気そうで何よりです」
「そんなことないんだなー、これがー ここのところ働きづめで……」
「おおっと、森本店員。仕事中にお客様とお話とはいいご身分だねぇ」
森本先輩が何か言いかけたところに、店長さんがやって来る。
「いらっしゃいませ。彼氏さんの方はだいぶお久しぶりだね」
「はい……って、僕だけ?」
「岸本ちゃんの方は1人でも何回来てくれたから」
「えっ、そうだったの!?」
「う、うん。どうせ本を買うならここで買った方がいいと思って。毎回森本先輩に会うわけでもないから話さなくてもいいと思ってたのだけれど……」
「そうなんだよねー 今日はウーブくんと来てたからすぐに見つけられたけど、路子ちゃん1人だと全然気付かない時が……」
「ご、ごめんなさい……影が薄くて……」
「こら、森本店員。お客様かつ後輩をいじめるんじゃない」
「いや、これはどっちかという仕事が忙しいから気付かない方でー」
路ちゃんは微妙にダメージを受けているようだけど、僕の知らないうちに店長さんを含めた関係性が出来上がっていた。
近くの本屋でいいと思っていた僕とは大違いだ。
「それはともかく、ウーブくんも来たからには何か一冊買っていってよ~」
「は、はい。それはもちろん」
「森本店員……それはいい声かけだ。おすすめはぜひ検討して欲しい」
「は、はい。ありがとうございます」
その後、僕と路ちゃんは暫く本屋での買い物を楽しんだ。
アドバイス通りおすすめの本を購入したので、梅雨の時期に読書のお供にしたいと思う。
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