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2年生2学期
9月5日(月)曇り時々晴れ 塾前のプチ悩み
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2学期の本格的な始まりと言える月曜日。
うちの地域では台風が来ているとは思えないくらいの天気だったけど、明日は大荒れになる可能性が高いらしい。
明日は久しぶりに親に送って貰うことになるかもしれない。
そんな今日は塾の初日でもあった。
時間帯は19時から21時で、月曜日の授業が終わるのはだいたい16時前であることから、僕は一旦家に帰ってから自転車で30分ほどかけて向かうことにした。
しかし、家に帰って自分の制服に手をかけ時、僕は気付いた。
塾に行く時の服装はどうするべきか問題に。
いや、放課後なんだから私服で構わないのだろうけど、そうなるとどんな私服が相応しいか判断を付けづらい。
塾生の中には部活からそのまま来る人もいるのだから、制服のままで行っても問題ないような気もするけど、それでもし少数派だった時は何となく居心地が悪そうだ。
そこで僕は着替える前に路ちゃんに連絡を入れる。
以前に通っていた路ちゃんなら的確な答えをくれるはずだ……と思っていた。
――そう言われると……どっちが正解なのかわたしもわからないわ
――前の時は制服のまま行っていたのだけれど、周りは結構私服が多かったし……
――もしかして、それもわたしが……
まさかの答えが返ってきたので僕は路ちゃんにフォローを入れる。
どうやら余計なことを言ってしまったようだ。
僕の気にしがちなところが悪い方向に出てしまった。
そもそも塾の説明会の時に私服で行っているのだから、それを着て行けば何も問題ない。
――良助くん、どうしよう
――わたし、そんなに着ていく服のバリエーションないかも……
だけど、僕の余計な一言は路ちゃんの方に新たな悩みを生じさせてしまった。
同じ服でも気にしないと言ってしまいそうになるけど、路ちゃん的にはそういうわけにもいかないのだろう。
ならば、やはり制服で行くのが正解な可能性が……
――でも、良助くんに合わせて貰うのは忍びないし……
――2日分の服装はあるし、一週間すればみんな忘れてるだろうし、そもそも気にするのは自意識過剰だし……
そう言われてしまうと僕の方が自意識過剰だった。
僕が制服だろうが、私服だろうが他の塾生が気にすることはないだろうに。
――それで……どっちにする?
結局、選択権を握らされてしまった僕は……最初だから様子見の制服を着ていくことにした。
そして、実際に塾に行くと制服もしくはジャージと私服が半々だったので、僕の悩んだ時間は無駄だった。
それはさておき、塾での勉強は何事もなく進んでいった。
ただ、学校で稼働した分、帰って来た後の疲れはなかなかのものだった。
その疲れの中には無駄に悩んだ時間も入っているような気がするから……もしも路ちゃんも同じようになっているなら大変申し訳ないことをした。
うちの地域では台風が来ているとは思えないくらいの天気だったけど、明日は大荒れになる可能性が高いらしい。
明日は久しぶりに親に送って貰うことになるかもしれない。
そんな今日は塾の初日でもあった。
時間帯は19時から21時で、月曜日の授業が終わるのはだいたい16時前であることから、僕は一旦家に帰ってから自転車で30分ほどかけて向かうことにした。
しかし、家に帰って自分の制服に手をかけ時、僕は気付いた。
塾に行く時の服装はどうするべきか問題に。
いや、放課後なんだから私服で構わないのだろうけど、そうなるとどんな私服が相応しいか判断を付けづらい。
塾生の中には部活からそのまま来る人もいるのだから、制服のままで行っても問題ないような気もするけど、それでもし少数派だった時は何となく居心地が悪そうだ。
そこで僕は着替える前に路ちゃんに連絡を入れる。
以前に通っていた路ちゃんなら的確な答えをくれるはずだ……と思っていた。
――そう言われると……どっちが正解なのかわたしもわからないわ
――前の時は制服のまま行っていたのだけれど、周りは結構私服が多かったし……
――もしかして、それもわたしが……
まさかの答えが返ってきたので僕は路ちゃんにフォローを入れる。
どうやら余計なことを言ってしまったようだ。
僕の気にしがちなところが悪い方向に出てしまった。
そもそも塾の説明会の時に私服で行っているのだから、それを着て行けば何も問題ない。
――良助くん、どうしよう
――わたし、そんなに着ていく服のバリエーションないかも……
だけど、僕の余計な一言は路ちゃんの方に新たな悩みを生じさせてしまった。
同じ服でも気にしないと言ってしまいそうになるけど、路ちゃん的にはそういうわけにもいかないのだろう。
ならば、やはり制服で行くのが正解な可能性が……
――でも、良助くんに合わせて貰うのは忍びないし……
――2日分の服装はあるし、一週間すればみんな忘れてるだろうし、そもそも気にするのは自意識過剰だし……
そう言われてしまうと僕の方が自意識過剰だった。
僕が制服だろうが、私服だろうが他の塾生が気にすることはないだろうに。
――それで……どっちにする?
結局、選択権を握らされてしまった僕は……最初だから様子見の制服を着ていくことにした。
そして、実際に塾に行くと制服もしくはジャージと私服が半々だったので、僕の悩んだ時間は無駄だった。
それはさておき、塾での勉強は何事もなく進んでいった。
ただ、学校で稼働した分、帰って来た後の疲れはなかなかのものだった。
その疲れの中には無駄に悩んだ時間も入っているような気がするから……もしも路ちゃんも同じようになっているなら大変申し訳ないことをした。
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