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1年生1学期
4月16日(金)曇り ???との再会
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月火が宿泊研修だったせいか、高校生活二週目の週末は案外早くやって来たように感じた。でも、そんな風に思っていたら、4月自体があっという間に終わってしまうのかもしれない。
それで焦ったわけではないけれど、この日の僕は部活について考えていた。先週参加した文芸部のミーティングは雰囲気だけで言えば良かったけど、それ以外の情報が少なくて入部するかどうか悩んでいたのである。
必ず部活に入る必要はないけれど、なんとなく入部しておきたい気持ちもあるし、入部するなら早めにしておいた方が部に馴染むという意味で良いはずだ。
だから、僕は情報を確かなものにするため、今日のミーティングにも参加してみることにした。火曜日は宿泊研修で行けなかったし、来週まで延ばすと4月も残り少なくなってしまう。行動するなら今日が一番だ。
そう思って再び2階にある部室に行くと、そこには見覚えのある人物がいた。
「…………」
部室の前に棒立ちになっている女子は、先週僕と一緒に見学していた子だった。最も直接的に顔を見るのは今日が初めてになる。肩まである髪を何度も弄りながら佇むその子の表情は、少々強張っている感じがした。
「あのー……」
「……っ!?」
僕の呼びかけに驚いた女子は扉から一歩下がって、体を引き気味にして僕と向かい合う。あからさまに警戒されてしまった。
「ごめん、驚かすつもりじゃなかったんだ」
「……そ、そう」
「もしかして、今日も見学しようと思ってる……?」
「……う、うん」
「じゃあ……僕が先に入ろうか」
「あっ……」
なかなか入らなかった理由は、何となくわかる。先週見に来たのに今週も見に来るのかと先輩方に思われるのは、なんとなく恥ずかしいものだ。
もちろん、これから一緒に活動するかもしれない人たちなのだから、そんなことを考えなくてもいいんだろう。
だけど、僕もこの子と話していなければ、一度扉の前で立ち止まってそんなことを考えていたと思う。
「失礼します」
僕が扉を開けて先に入ると、僕は驚いてすぐに立ち止まってしまった。後ろから入って来た女子も同じように立ち止まっているから同じ感想に違いない。
「おー 今週も来たんだー 熱心だねー」
「は、はい。あの……今日ってミーティングの日で合ってますよね?」
部室にいたのは黒板前の長机にあるちょっと良さそうな椅子に座って、リラックスしている部長一人だけだったのだ。確か先週は五人いたはずなのに。
「あー それはねー うちのミーティングって連絡することそんなにないから、がっつりやる方が珍しくてねー 今日は他の人同じで来たい人が来るって感じの日になったのー」
「なるほど。でも、それだと新入生が……」
「おおー、そこに気付くとはなかなかやるねー そのミスマッチが起こらぬよう、私が待機しているわけだよー まー、そうじゃなくても私はここにいること多いけどー」
先週以上の緩さを見せつけられた僕は、ちょっとだけ心配になってしまった。文芸同好会ではなく、きちんと文芸部というのだから、活動はできているのだろうけど。
「私は2年の森本でーす。部長なので、以後よろしくー」
「あっ、はい。1年の産賀良助です。よろしくお願いし――」
「って、そうかー まだ入部決めたわけじゃないかー」
「えっとですね……」
「この前渡した紙にも書いているけど、うちが本格稼働するのは文化祭近くだからねー もちろん、それ以外にもいろいろやるけど、基本文化祭近く以外は来たい時にどうぞって感じー それもあるからほぼ幽霊部員とか兼部の人もちらほらいるよー」
マイペースに話を進める森本先輩に僕は少し気圧されるけど、話の内容はちゃんと僕たちに向けられたものだ。確かに用紙には文化祭の冊子作成が中心と書いてあったし、今の状況を見ると普段の集まり具合はそれほどでもないのだろう。
「それでー、お二人さんは入部どうする感じ?」
森本先輩からすれば一番気になるところだろうけど、ずばり聞かれるとは思わなかった。本当は今日のミーティングで判断するつもりで……なんて言い出せる状況ではない。それなら一旦持ち帰って考えても良かったけど……
「……僕は入部しようと思っています」
そう答えることにした。これで引き延ばしたところで、来週ミーティングに来ても同じようなことを言われるだけだろう。それに、この緩い感じは幽霊部員を経験した僕にはちょうど良さそうだった。
「わたしも……入部したいと考えています」
僕が答えてから続く形で、女子もそう答える。
それを聞いた森本先輩は深く頷いた後こう言った。
「まー、入部届は顧問の先生に出すから、私が聞いても仕方ないんだけどねー」
思わず女子の方を見てしまうと、僕と同じように少し困惑していた。
「とりあえず今度来た時はちゃんと歓迎するからー」
ただ、一つだけ言っておきたいのは、こういう感じでも森本先輩はいい人そうだということだ。
それからまだ部員でもないのに長居するわけにはいかなかったので、僕と女子は部室から出る。先週と合計しても部室の滞在時間は30分にも満たない気がする。
「あのっ……」
僕がそんなことを思いながら、そのまま帰ろうとした時だ。今度は引かれることなく、適切な距離間で女子に話しかけられる。
「さっきはありがとう……本当は入りづらくて悩んでたから」
「ああ、部室なら僕も入る予定だったし……」
「そっちもだけれど……文芸部に入部する方も。1年生がわたし一人だけだと、ちょっとどうかなって思ってたから……」
考えることはみんな同じようだ。結局、今日も僕とこの子の二人しか見学に来なかったから、新入生がこれ以上増える可能性は低いのかもしれない。
「わたし、岸本路子」
「僕は……」
「産賀良助、だったよね。今日はこれで……これからよろしく」
「うん、よろしく」
だけど、ひとまず岸本さんが入部することになるなら、同じように抱いていた不安な点も解消された。
こうして、僕の文芸部への入部が決定したのだった。
それで焦ったわけではないけれど、この日の僕は部活について考えていた。先週参加した文芸部のミーティングは雰囲気だけで言えば良かったけど、それ以外の情報が少なくて入部するかどうか悩んでいたのである。
必ず部活に入る必要はないけれど、なんとなく入部しておきたい気持ちもあるし、入部するなら早めにしておいた方が部に馴染むという意味で良いはずだ。
だから、僕は情報を確かなものにするため、今日のミーティングにも参加してみることにした。火曜日は宿泊研修で行けなかったし、来週まで延ばすと4月も残り少なくなってしまう。行動するなら今日が一番だ。
そう思って再び2階にある部室に行くと、そこには見覚えのある人物がいた。
「…………」
部室の前に棒立ちになっている女子は、先週僕と一緒に見学していた子だった。最も直接的に顔を見るのは今日が初めてになる。肩まである髪を何度も弄りながら佇むその子の表情は、少々強張っている感じがした。
「あのー……」
「……っ!?」
僕の呼びかけに驚いた女子は扉から一歩下がって、体を引き気味にして僕と向かい合う。あからさまに警戒されてしまった。
「ごめん、驚かすつもりじゃなかったんだ」
「……そ、そう」
「もしかして、今日も見学しようと思ってる……?」
「……う、うん」
「じゃあ……僕が先に入ろうか」
「あっ……」
なかなか入らなかった理由は、何となくわかる。先週見に来たのに今週も見に来るのかと先輩方に思われるのは、なんとなく恥ずかしいものだ。
もちろん、これから一緒に活動するかもしれない人たちなのだから、そんなことを考えなくてもいいんだろう。
だけど、僕もこの子と話していなければ、一度扉の前で立ち止まってそんなことを考えていたと思う。
「失礼します」
僕が扉を開けて先に入ると、僕は驚いてすぐに立ち止まってしまった。後ろから入って来た女子も同じように立ち止まっているから同じ感想に違いない。
「おー 今週も来たんだー 熱心だねー」
「は、はい。あの……今日ってミーティングの日で合ってますよね?」
部室にいたのは黒板前の長机にあるちょっと良さそうな椅子に座って、リラックスしている部長一人だけだったのだ。確か先週は五人いたはずなのに。
「あー それはねー うちのミーティングって連絡することそんなにないから、がっつりやる方が珍しくてねー 今日は他の人同じで来たい人が来るって感じの日になったのー」
「なるほど。でも、それだと新入生が……」
「おおー、そこに気付くとはなかなかやるねー そのミスマッチが起こらぬよう、私が待機しているわけだよー まー、そうじゃなくても私はここにいること多いけどー」
先週以上の緩さを見せつけられた僕は、ちょっとだけ心配になってしまった。文芸同好会ではなく、きちんと文芸部というのだから、活動はできているのだろうけど。
「私は2年の森本でーす。部長なので、以後よろしくー」
「あっ、はい。1年の産賀良助です。よろしくお願いし――」
「って、そうかー まだ入部決めたわけじゃないかー」
「えっとですね……」
「この前渡した紙にも書いているけど、うちが本格稼働するのは文化祭近くだからねー もちろん、それ以外にもいろいろやるけど、基本文化祭近く以外は来たい時にどうぞって感じー それもあるからほぼ幽霊部員とか兼部の人もちらほらいるよー」
マイペースに話を進める森本先輩に僕は少し気圧されるけど、話の内容はちゃんと僕たちに向けられたものだ。確かに用紙には文化祭の冊子作成が中心と書いてあったし、今の状況を見ると普段の集まり具合はそれほどでもないのだろう。
「それでー、お二人さんは入部どうする感じ?」
森本先輩からすれば一番気になるところだろうけど、ずばり聞かれるとは思わなかった。本当は今日のミーティングで判断するつもりで……なんて言い出せる状況ではない。それなら一旦持ち帰って考えても良かったけど……
「……僕は入部しようと思っています」
そう答えることにした。これで引き延ばしたところで、来週ミーティングに来ても同じようなことを言われるだけだろう。それに、この緩い感じは幽霊部員を経験した僕にはちょうど良さそうだった。
「わたしも……入部したいと考えています」
僕が答えてから続く形で、女子もそう答える。
それを聞いた森本先輩は深く頷いた後こう言った。
「まー、入部届は顧問の先生に出すから、私が聞いても仕方ないんだけどねー」
思わず女子の方を見てしまうと、僕と同じように少し困惑していた。
「とりあえず今度来た時はちゃんと歓迎するからー」
ただ、一つだけ言っておきたいのは、こういう感じでも森本先輩はいい人そうだということだ。
それからまだ部員でもないのに長居するわけにはいかなかったので、僕と女子は部室から出る。先週と合計しても部室の滞在時間は30分にも満たない気がする。
「あのっ……」
僕がそんなことを思いながら、そのまま帰ろうとした時だ。今度は引かれることなく、適切な距離間で女子に話しかけられる。
「さっきはありがとう……本当は入りづらくて悩んでたから」
「ああ、部室なら僕も入る予定だったし……」
「そっちもだけれど……文芸部に入部する方も。1年生がわたし一人だけだと、ちょっとどうかなって思ってたから……」
考えることはみんな同じようだ。結局、今日も僕とこの子の二人しか見学に来なかったから、新入生がこれ以上増える可能性は低いのかもしれない。
「わたし、岸本路子」
「僕は……」
「産賀良助、だったよね。今日はこれで……これからよろしく」
「うん、よろしく」
だけど、ひとまず岸本さんが入部することになるなら、同じように抱いていた不安な点も解消された。
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