61 / 100
難しい仕事ほど・・・断れないしがらみがあるもんですよね? 61
しおりを挟む
第一章 五七話
謁見の間にいた人々は・・・帝国人・王国人を問わずフリーズしている。
まあ気持ちは分かる。“伝説の神獣”と呼ばれ、それこそ“神”の一柱として認識されている“三首の神獣”の頭蓋骨が、何もない空間に突然現れたのだ。勿論、効果を狙ってやった訳だが・・・
「・・・そろそろ宜しいでしょうか? 陛下? 」
僕の呼び掛けに“ピクリ”と反応した皇帝が、討伐証明部位から無理やり視線を剥がし、改めてこちらに向き直る。実際に証拠を確認した皇帝は、この短い時間で事態を把握したのか、不機嫌そうに言葉を紡いだ・・・
「・・・幾つか聞きたい事がある。」
ーーーーーーーーーー
カナタが皇帝フリードリヒとの謁見に臨でいた丁度その頃・・・遥か数千キロ離れた地で・・・・
pi!
Booo,,Titi,,・・・・
頭の中にビープ音が響く・・・・
〈ファーストステージのクリアを確認。〉
〈規定時間経過内の復活不能を確認。〉
〈設定条件の履行を確認・・・“原初の守護者”を解凍します。〉
(うん? )
意識が朦朧として良く聞き取れなかったが、抑揚のない声で何かが告げられた様だ・・・いまいち状況を把握出来ないが・・・どうも眠っていたらしい。今も体が横たわっている事だけは感覚的に理解できた。
反射的に目を開けると、視界は乳白色に染まって何も見えない。とりあえず起き上がる為に体を動かそうとするが、四肢を何かの装具で固定されているらしく動かす事ができない。
“バシューーーーッ!!”
不意に視界が開く。状況を鑑みるに・・・何か棺桶の様な形の物に閉じ込められていたらしい・・・その蓋が、内部に充満していた“煙状の何か”を溢れさせながらせり上がっていく。
蓋が完全に開くと同時に、四肢を拘束していた装具が外れ、手足が動かせる様になる。四肢の自由を確かめながら、ゆっくりと身体を起こして周りを見渡す。
そこは、ざっと5m四方の小部屋で家具の類は何もない。照明も見当たらないが・・・天井全体が鈍く発光して部屋を照らしている。そして・・・不思議な事に家具だけではなく、窓や扉も見当たらなかった。
「なんだー? ここ何処なのよ? って私どこから入ったんだろう?」
暫くは部屋の奇妙さに気を取られていたが・・・もう一度見回してみると、背後の壁面に“約1m四方の金属の板”が、埋め込まれている事に気付いた。他に何も無いので、とりあえずその金属板に近づこうとすると・・・
〈擬似エネルギー体の起動を確認。〉
「ひゃっ!」
どうやら・・・さっきから聞こえる“抑揚のない声”は眼前の金属板から聞こえている様だ。そこではたと気付いた。
「私、素っ裸じゃん。何なのよコレ?」
〈ファーストステージクリアをもってプレイヤーを脅威度Sと認識。これよりシステムファイル“大地の守護者”より“原初の守護者”へダウンロ.:@/.ga,,,!xxm:/・・・〉
金属板が喋るのも驚いたが、何やら最後の方は上手く聞き取れなかった。とりあえず棺から這い出ると、恐る恐る金属板に近づく。
「ねぇ、聞こえる? そっちに誰かいるんでしょ? ここ開けてくれない? 」
声を掛けながら、金属板にそっと触れてみる。大きさは大体1m四方、表面に複雑な彫刻がびっしりと施されている。中央より少し上には、直径約3cm程の赤い球体が埋め込まれている。
この部屋の様子はどうも尋常ではないが、他に入り口らしき物も見当たらない以上、これが稼働するのではないか? とあたりを付けたが・・・呼び掛けに対する返答はない。
「よし、落ち着け私! えーと・・・」
〈.:@/.?,*.-,-- システムエラーを確認。長期に渡る保管で硬質金属記録媒体に損傷を負ったものと推定。保全用サブシステム“生態拡張保持機構”を起動・・・〉
「ひゃっ! もう! 急に喋り出さないでよ!」
急に喋りだした金属板にぎょっとする。さっきから“システム”とか“エラー”とか言ってる所をみると、これはコンピューターなんだろうか?
「よし、確認よ。私は久坂一生、19歳、平成XX年4月12日生まれ、A型、昨日の晩御飯は吉○家の特盛りつゆだく・・・よしここまでは問題ない。それで・・・昨日はご飯を食べた後まっすぐアパートに帰って、すぐにシャワーを浴びて寝たわよね・・・・・・・やっぱり分かんない。ここって何処なのよ!」
「ここは、惑星保全システム “最後の砦” 内にある施設の一室だよ。」
?????!!!!!
「うおー! って誰? 何回脅かせば気が済むのよ! 」
またしても突然の声・・・しかも今度は後ろからだ・・・先程までの電子的な音声とは違う肉声、しかもすぐ後ろで聞こえた様に感じて、反射的に振り向く。が、そこには誰もいない。
「こっちだよ! 下を見てくれ。」
反射的に下を見て・・・さっき這い出て来た棺桶の様な箱の足元辺りに、もう一つ似た形の箱があるのを見つける。蓋は既に開き、・・・・一匹の黒猫が座ってこちらを見ていた。
「え? 猫? でも今の声は・・・」
「驚くのは解るが・・・ まずは落ち着いて俺の話を聞いて欲しい。」
「!!!猫が喋った??? そんなばかな・・・」
ーーーーーーーーーーー
三首の神獣の首を確認した皇帝フリードリヒは、その場に居合わせた自国民に厳重な箝口令を言い渡し、トライセン王国の特使の一団と僅かな供周りのみを連れて別室に移動していた。
「色々と聞きたい事もあるが・・・まずはお互いに関わる件から片付けようか・・・」
随分と疲れて見える。少しやりすぎたか? とは言え・・・今回、交渉の主体はカナタではない。ここはビットナー伯爵の手腕に期待しよう。
「結構で御座いますな。して陛下、返答は如何に?」
「・・・・アレ程見事に証拠を出されてはな・・・我等も乗るしかあるまいよ。ただし無条件とはいかん。」
「なる程・・・至極当然ですな。条件を伺えますでしょうか? 」
「ふむ。今度の提案、我が国にも利がある事は承知しておる。まぁグラム神聖国は“いい面の皮”だがな。」
「それは否定出来ませんな・・・」
「ならば条件は一つ、彼の国は決してアルバの地が“自らの手を離れる事”を良しはとせんだろう。条件は問わん!帝国の力無しに彼の地が“グラムを離れる事”を認めさせい。その義が成れば・・・我が国は他の全てに優先してアルバの地に約を成そう!」
・・・なる程、トライセンやギルムガンとは違い、アルバ地方は元々帝国の領地だった。ここでアルバ地方の独立を帝国が後押しすればグラム神聖国との間に新たな火種を産む結果になるかも知れない。
「・・・なる程仰る通りですな。さてこれは如何に判断するべきか・・・」
ここでのビットナー伯爵の立場は・・・あくまでもトライセンが“好意で”請け負った交渉代理に過ぎない。チラリとこちらに視線を寄越す。心なし笑顔なのは後日問い質すとして・・・僕は静かに頷いてみせた。
謁見の間にいた人々は・・・帝国人・王国人を問わずフリーズしている。
まあ気持ちは分かる。“伝説の神獣”と呼ばれ、それこそ“神”の一柱として認識されている“三首の神獣”の頭蓋骨が、何もない空間に突然現れたのだ。勿論、効果を狙ってやった訳だが・・・
「・・・そろそろ宜しいでしょうか? 陛下? 」
僕の呼び掛けに“ピクリ”と反応した皇帝が、討伐証明部位から無理やり視線を剥がし、改めてこちらに向き直る。実際に証拠を確認した皇帝は、この短い時間で事態を把握したのか、不機嫌そうに言葉を紡いだ・・・
「・・・幾つか聞きたい事がある。」
ーーーーーーーーーー
カナタが皇帝フリードリヒとの謁見に臨でいた丁度その頃・・・遥か数千キロ離れた地で・・・・
pi!
Booo,,Titi,,・・・・
頭の中にビープ音が響く・・・・
〈ファーストステージのクリアを確認。〉
〈規定時間経過内の復活不能を確認。〉
〈設定条件の履行を確認・・・“原初の守護者”を解凍します。〉
(うん? )
意識が朦朧として良く聞き取れなかったが、抑揚のない声で何かが告げられた様だ・・・いまいち状況を把握出来ないが・・・どうも眠っていたらしい。今も体が横たわっている事だけは感覚的に理解できた。
反射的に目を開けると、視界は乳白色に染まって何も見えない。とりあえず起き上がる為に体を動かそうとするが、四肢を何かの装具で固定されているらしく動かす事ができない。
“バシューーーーッ!!”
不意に視界が開く。状況を鑑みるに・・・何か棺桶の様な形の物に閉じ込められていたらしい・・・その蓋が、内部に充満していた“煙状の何か”を溢れさせながらせり上がっていく。
蓋が完全に開くと同時に、四肢を拘束していた装具が外れ、手足が動かせる様になる。四肢の自由を確かめながら、ゆっくりと身体を起こして周りを見渡す。
そこは、ざっと5m四方の小部屋で家具の類は何もない。照明も見当たらないが・・・天井全体が鈍く発光して部屋を照らしている。そして・・・不思議な事に家具だけではなく、窓や扉も見当たらなかった。
「なんだー? ここ何処なのよ? って私どこから入ったんだろう?」
暫くは部屋の奇妙さに気を取られていたが・・・もう一度見回してみると、背後の壁面に“約1m四方の金属の板”が、埋め込まれている事に気付いた。他に何も無いので、とりあえずその金属板に近づこうとすると・・・
〈擬似エネルギー体の起動を確認。〉
「ひゃっ!」
どうやら・・・さっきから聞こえる“抑揚のない声”は眼前の金属板から聞こえている様だ。そこではたと気付いた。
「私、素っ裸じゃん。何なのよコレ?」
〈ファーストステージクリアをもってプレイヤーを脅威度Sと認識。これよりシステムファイル“大地の守護者”より“原初の守護者”へダウンロ.:@/.ga,,,!xxm:/・・・〉
金属板が喋るのも驚いたが、何やら最後の方は上手く聞き取れなかった。とりあえず棺から這い出ると、恐る恐る金属板に近づく。
「ねぇ、聞こえる? そっちに誰かいるんでしょ? ここ開けてくれない? 」
声を掛けながら、金属板にそっと触れてみる。大きさは大体1m四方、表面に複雑な彫刻がびっしりと施されている。中央より少し上には、直径約3cm程の赤い球体が埋め込まれている。
この部屋の様子はどうも尋常ではないが、他に入り口らしき物も見当たらない以上、これが稼働するのではないか? とあたりを付けたが・・・呼び掛けに対する返答はない。
「よし、落ち着け私! えーと・・・」
〈.:@/.?,*.-,-- システムエラーを確認。長期に渡る保管で硬質金属記録媒体に損傷を負ったものと推定。保全用サブシステム“生態拡張保持機構”を起動・・・〉
「ひゃっ! もう! 急に喋り出さないでよ!」
急に喋りだした金属板にぎょっとする。さっきから“システム”とか“エラー”とか言ってる所をみると、これはコンピューターなんだろうか?
「よし、確認よ。私は久坂一生、19歳、平成XX年4月12日生まれ、A型、昨日の晩御飯は吉○家の特盛りつゆだく・・・よしここまでは問題ない。それで・・・昨日はご飯を食べた後まっすぐアパートに帰って、すぐにシャワーを浴びて寝たわよね・・・・・・・やっぱり分かんない。ここって何処なのよ!」
「ここは、惑星保全システム “最後の砦” 内にある施設の一室だよ。」
?????!!!!!
「うおー! って誰? 何回脅かせば気が済むのよ! 」
またしても突然の声・・・しかも今度は後ろからだ・・・先程までの電子的な音声とは違う肉声、しかもすぐ後ろで聞こえた様に感じて、反射的に振り向く。が、そこには誰もいない。
「こっちだよ! 下を見てくれ。」
反射的に下を見て・・・さっき這い出て来た棺桶の様な箱の足元辺りに、もう一つ似た形の箱があるのを見つける。蓋は既に開き、・・・・一匹の黒猫が座ってこちらを見ていた。
「え? 猫? でも今の声は・・・」
「驚くのは解るが・・・ まずは落ち着いて俺の話を聞いて欲しい。」
「!!!猫が喋った??? そんなばかな・・・」
ーーーーーーーーーーー
三首の神獣の首を確認した皇帝フリードリヒは、その場に居合わせた自国民に厳重な箝口令を言い渡し、トライセン王国の特使の一団と僅かな供周りのみを連れて別室に移動していた。
「色々と聞きたい事もあるが・・・まずはお互いに関わる件から片付けようか・・・」
随分と疲れて見える。少しやりすぎたか? とは言え・・・今回、交渉の主体はカナタではない。ここはビットナー伯爵の手腕に期待しよう。
「結構で御座いますな。して陛下、返答は如何に?」
「・・・・アレ程見事に証拠を出されてはな・・・我等も乗るしかあるまいよ。ただし無条件とはいかん。」
「なる程・・・至極当然ですな。条件を伺えますでしょうか? 」
「ふむ。今度の提案、我が国にも利がある事は承知しておる。まぁグラム神聖国は“いい面の皮”だがな。」
「それは否定出来ませんな・・・」
「ならば条件は一つ、彼の国は決してアルバの地が“自らの手を離れる事”を良しはとせんだろう。条件は問わん!帝国の力無しに彼の地が“グラムを離れる事”を認めさせい。その義が成れば・・・我が国は他の全てに優先してアルバの地に約を成そう!」
・・・なる程、トライセンやギルムガンとは違い、アルバ地方は元々帝国の領地だった。ここでアルバ地方の独立を帝国が後押しすればグラム神聖国との間に新たな火種を産む結果になるかも知れない。
「・・・なる程仰る通りですな。さてこれは如何に判断するべきか・・・」
ここでのビットナー伯爵の立場は・・・あくまでもトライセンが“好意で”請け負った交渉代理に過ぎない。チラリとこちらに視線を寄越す。心なし笑顔なのは後日問い質すとして・・・僕は静かに頷いてみせた。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる