3 / 4
プロローグ
名前
しおりを挟む
「え!?何で『僕』、こんな所に…?」
?あれ?『僕』…って!昔の自分の一人称…だね。
「いや、何で今更!?」
この口調だと、お父さんに叩かれるし、皆に馬鹿にされるもん。
(折角直したのに…)
その時、
「あ、目が覚めたのか?」
「ぷぇぁっ!?」
あっ…またやっちゃった。びっくりすると、ついつい…癖というか、自然に声が出ちゃうんだよね…
「おーい。大丈夫か?」
「あぁっ!?ひゃい!だいじょぶです!」
あぁぁぁ…そしてかんだ…めっちゃかんだ…
「あうぅぅ…」
恐らく今の僕…じゃない、私は、頭から湯気が出そうなほど真っ赤になっていると思う。そんな私の心情を知っているのか、彼女…カズラさん?でいいのだろうか。そう思っていると、
「ふーむ…少し魔法が効きすぎたか?」
「何か言いましたか?」
「いや何も言ってないぞ?まあとりあえず聞くが、お主…名をなんと言う?」
「?名前…私の名前は、・・・あれ?」
そこまで言って言葉に詰まる。思い出したいのに、何で…?!
「思い出せ…ないです…。ごめんなさい…。」
小刻みに震えながらそう言うと、
「やはりか。」
そう言って、カズラさんは何か考え始めた。
# # # #
カズラside
彼女が気絶している間に魂を少し調べてみたら、面白いことがわかった。どうやら彼女は、『二重人格』というものらしい。そのため、魂の善悪の部分がはっきりと分かれているのだ。それが、私の悪戯心に火をつけた。
(二つの人格をそれぞれ別の身体に入れたら…いったい、どうなるのだろう?)
その衝動のままに行動したことを、数時間後に私は後悔することになる。
# # # #
(やって・・・しまった・・・)
実験は成功だった。今、私の目の前には、ものすごい美幼女がいる。それだけならいい。むしろ撫でたい。てか羨ましいくらい胸が大きい。幼女なのに。・・・ゴホン。問題は、その美幼女が、神の私ですら恐怖するような、異常な程のどす黒いオーラを出しているということだ。しかも、それを大量に。
(え、どうしよう。私の死因この幼女?)
軽いパニックになっていた、その時。
「だれ・・・ですか・・・?」
「!?」
彼女が言葉を発した。
???Side
此処は何処?・・・私は誰?どうしてこんな所にいるの・・・?
覚えているのは、
『あははっ・・・あはははははは!なぁんだ。私、結局1人なんだ。もういいや・・・もうやめた』
『じゃあね皆、大嫌いだったよ。バイバイ』
一瞬の静寂の後、目の前に広がる赤赤赤あかアカ赤あか赤赤アカ赤ーー・・・そして、『黒』の私には眩し過ぎるほどの・・・『白』。
そして、今。見知らぬ景色、見知らぬ人。私はその人に問いかける。
「だれ・・・ですか・・・?」
その人は、凄く驚いた後、とても喜んでくれた。いつの間にかそこにあった椅子に座らされ、たくさん質問された。でも、私が「わからない」と言うと、少し悲しそうな顔をされた。・・・ごめんなさい。
その人は、「自己紹介がまだだった」そう言って、名前を教えてくれた。「カズラ」という名前だそう。素敵な名前だな。でも、私は名前が思い出せないから・・・自己紹介は出来ないね。
しょんぼりしていたら、カズラさんが・・・?女の子を連れてきた。
# # # #
読んで下さってありがとうございます!!字間違いしていたらごめんなさい・・・。できればこれからもよろしくお願いします!!
?あれ?『僕』…って!昔の自分の一人称…だね。
「いや、何で今更!?」
この口調だと、お父さんに叩かれるし、皆に馬鹿にされるもん。
(折角直したのに…)
その時、
「あ、目が覚めたのか?」
「ぷぇぁっ!?」
あっ…またやっちゃった。びっくりすると、ついつい…癖というか、自然に声が出ちゃうんだよね…
「おーい。大丈夫か?」
「あぁっ!?ひゃい!だいじょぶです!」
あぁぁぁ…そしてかんだ…めっちゃかんだ…
「あうぅぅ…」
恐らく今の僕…じゃない、私は、頭から湯気が出そうなほど真っ赤になっていると思う。そんな私の心情を知っているのか、彼女…カズラさん?でいいのだろうか。そう思っていると、
「ふーむ…少し魔法が効きすぎたか?」
「何か言いましたか?」
「いや何も言ってないぞ?まあとりあえず聞くが、お主…名をなんと言う?」
「?名前…私の名前は、・・・あれ?」
そこまで言って言葉に詰まる。思い出したいのに、何で…?!
「思い出せ…ないです…。ごめんなさい…。」
小刻みに震えながらそう言うと、
「やはりか。」
そう言って、カズラさんは何か考え始めた。
# # # #
カズラside
彼女が気絶している間に魂を少し調べてみたら、面白いことがわかった。どうやら彼女は、『二重人格』というものらしい。そのため、魂の善悪の部分がはっきりと分かれているのだ。それが、私の悪戯心に火をつけた。
(二つの人格をそれぞれ別の身体に入れたら…いったい、どうなるのだろう?)
その衝動のままに行動したことを、数時間後に私は後悔することになる。
# # # #
(やって・・・しまった・・・)
実験は成功だった。今、私の目の前には、ものすごい美幼女がいる。それだけならいい。むしろ撫でたい。てか羨ましいくらい胸が大きい。幼女なのに。・・・ゴホン。問題は、その美幼女が、神の私ですら恐怖するような、異常な程のどす黒いオーラを出しているということだ。しかも、それを大量に。
(え、どうしよう。私の死因この幼女?)
軽いパニックになっていた、その時。
「だれ・・・ですか・・・?」
「!?」
彼女が言葉を発した。
???Side
此処は何処?・・・私は誰?どうしてこんな所にいるの・・・?
覚えているのは、
『あははっ・・・あはははははは!なぁんだ。私、結局1人なんだ。もういいや・・・もうやめた』
『じゃあね皆、大嫌いだったよ。バイバイ』
一瞬の静寂の後、目の前に広がる赤赤赤あかアカ赤あか赤赤アカ赤ーー・・・そして、『黒』の私には眩し過ぎるほどの・・・『白』。
そして、今。見知らぬ景色、見知らぬ人。私はその人に問いかける。
「だれ・・・ですか・・・?」
その人は、凄く驚いた後、とても喜んでくれた。いつの間にかそこにあった椅子に座らされ、たくさん質問された。でも、私が「わからない」と言うと、少し悲しそうな顔をされた。・・・ごめんなさい。
その人は、「自己紹介がまだだった」そう言って、名前を教えてくれた。「カズラ」という名前だそう。素敵な名前だな。でも、私は名前が思い出せないから・・・自己紹介は出来ないね。
しょんぼりしていたら、カズラさんが・・・?女の子を連れてきた。
# # # #
読んで下さってありがとうございます!!字間違いしていたらごめんなさい・・・。できればこれからもよろしくお願いします!!
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
おっさん、勇者召喚されるがつま弾き...だから、のんびりと冒険する事にした
あおアンドあお
ファンタジー
ギガン城と呼ばれる城の第一王女であるリコット王女が、他の世界に住む四人の男女を
自分の世界へと召喚した。
召喚された四人の事をリコット王女は勇者と呼び、この世界を魔王の手から救ってくれと
願いを託す。
しかしよく見ると、皆の希望の目線は、この俺...城川練矢(しろかわれんや)には、
全く向けられていなかった。
何故ならば、他の三人は若くてハリもある、十代半ばの少年と少女達であり、
将来性も期待性もバッチリであったが...
この城川練矢はどう見ても、しがないただの『おっさん』だったからである。
でもさ、いくらおっさんだからっていって、これはひどくないか?
だって、俺を召喚したリコット王女様、全く俺に目線を合わせてこないし...
周りの兵士や神官達も蔑視の目線は勿論のこと、隠しもしない罵詈雑言な言葉を
俺に投げてくる始末。
そして挙げ句の果てには、ニヤニヤと下卑た顔をして俺の事を『ニセ勇者』と
罵って蔑ろにしてきやがる...。
元の世界に帰りたくても、ある一定の魔力が必要らしく、その魔力が貯まるまで
最低、一年はかかるとの事だ。
こんな城に一年間も居たくない俺は、町の方でのんびり待とうと決め、この城から
出ようとした瞬間...
「ぐふふふ...残念だが、そういう訳にはいかないんだよ、おっさんっ!」
...と、蔑視し嘲笑ってくる兵士達から止められてしまうのだった。
※小説家になろう様でも掲載しています。
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
まさか転生?
花菱
ファンタジー
気付いたら異世界? しかも身体が?
一体どうなってるの…
あれ?でも……
滑舌かなり悪く、ご都合主義のお話。
初めてなので作者にも今後どうなっていくのか分からない……
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる